全24ヵ国(24チーム)が参加して団体戦の世界一をかけて争われる、世界卓球選手権2018スウェーデン・ハルムスタッド大会。
1969ミュンヘン大会以来49年振りの団体世界一を目指す日本男子はグループCに入り、1位通過での決勝トーナメントを目標として世界の強豪と戦う事となりました。
ここでは、日本代表男子と同じ予選グループCに同居するライバルチームのメンバーをご紹介しましょう。
4/29対戦 ベルギー(出場国中チーム世界ランキング14位)
ベルギーチーム世界卓球2018登録メンバー
選手名 | 世界ランキング | 年齢 | 利き腕 | グリップ |
---|---|---|---|---|
ニュイティンク | 44位 | 25 | 左 | シェークハンド |
ランビエ | 109位 | 22 | 右 | シェークハンド |
デヴォ | 116位 | 24 | 左 | シェークハンド |
アレグロ | 170位 | 22 | 左 | シェークハンド |
セイヴ | ランク圏外 | 48 | 右 | シェークハンド |
エース格となる二点使いのうちの一人はチーム唯一の世界ランキング二桁台のニュイティンクで決まりでしょうが、後の選手はすべてランク100位以上であり、ハッキリ言ってどの選手が出てきても日本にとっては脅威とはなり得ないと思われます。
キッチリとストレートで降して波に乗りたい相手ですね。
4/30対戦 ベラルーシ(出場国中チーム世界ランキング19位)
ベラルーシチーム世界卓球2018登録メンバー
選手名 | 世界ランキング | 年齢 | 利き腕 | グリップ |
---|---|---|---|---|
サムソノフ | 37位 | 42 | 右 | シェークハンド |
ハニン | 125位 | 20 | 右 | シェークハンド |
プラトノフ | 136位 | 34 | 右 | シェークハンド |
シャムルク | 298位 | 22 | 右 | シェークハンド |
チームランキング的には出場24ヵ国中19位と下位に沈んでいますが、油断のならない相手がこのベラルーシです。
現在の世界ランキングは37位となっている42歳の大ベテラン・サムソノフですが、元は世界ランク1位の実力者であり、リオ五輪男子シングルスでも40歳ながらベスト4に進むなど、年齢的な衰えはありません。実力的には日本から2勝する力は十分にあります。
サムソノフの後継者と目されるハニンが2番手と予想されます。ランキングは低いですが、未知数の実力はかえって不気味といえます。ベルギーよりやりにくいチームだと思いますね。
4/30対戦 イングランド(出場国中チーム世界ランキング12位)
イングランドチーム世界卓球2018登録メンバー
選手名 | 世界ランキング | 年齢 | 利き腕 | グリップ |
---|---|---|---|---|
ドリンコール | 52位 | 28 | 右 | シェークハンド |
ピッチフォード | 65位 | 24 | 右 | シェークハンド |
ウォーカー | 96位 | 22 | 右 | シェークハンド |
マクベス | 190位 | 26 | 右 | シェークハンド |
ジャーヴィス | 270位 | 18 | 右 | シェークハンド |
前回2016世界卓球マレーシア・クアラルンプール大会でも準決勝で対戦したイングランドと今回は同組となりました。2ヵ月前に行われたチームワールドカップでも対戦しているチームですね。
このチームの二枚エースはドリンコ―ルとピッチフォードで決まりでしょう。2月のチームワールドカップで怪物・張本智和がピッチフォードに悔しいストレートでの敗戦を喫したのは記憶に新しいところです。
水谷隼と並ぶ日本のWエース・張本智和がピッチフォードに雪辱を果たせるかにも注目したいですね。もちろん油断は禁物の手ごわい相手となります。
5/1対戦 台湾(出場国中チーム世界ランキング6位)
台湾チーム世界卓球2018登録メンバー
選手名 | 世界ランキング | 年齢 | 利き腕 | グリップ |
---|---|---|---|---|
荘智淵 | 16位 | 37 | 右 | シェークハンド |
陳建安 | 30位 | 26 | 左 | シェークハンド |
廖振珽 | 40位 | 22 | 右 | シェークハンド |
林昀儒 | 80位 | 16 | 左 | シェークハンド |
李佳陞 | 409位 | 22 | 左 | シェークハンド |
間違いなくこのグループCにおける日本チームの最大最強のライバルとなるのがこの台湾チームでしょう。団体世界ランキング6位の額面通りの強さを誇ります。
長らく世界のトップ選手の座に君臨する大ベテラン37歳の“小さな巨人”、荘智淵とその後継者となる陳建安と廖振珽、さらに今回はそのさらに先の世代、16歳の林昀儒もメンバー入りしており、先の先まで見据えた3世代構成となっています。ここで勝てれば1位通過がはっきり見える事でしょう。予選リーグにおける文字通りの天王山です。
5/2対戦 シンガポール(出場国中チーム世界ランキング21位)
シンガポールチーム世界卓球2018登録メンバー
選手名 | 世界ランキング | 年齢 | 利き腕 | グリップ |
---|---|---|---|---|
ガオ・ニン | 47位 | 35 | 右 | シェークハンド |
パン・シュエジエ | 160位 | 25 | 左 | シェークハンド |
ポー・シャオフォン | 234位 | 19 | 右 | シェークハンド |
タン・ルーカス | 1073位 | 18 | 右 | シェークハンド |
ベー・クン・ティン | ランク圏外 | 16 | 右 | シェークハンド |
長年にわたってシンガポール男子のエースとして牽引しているガオ・ニンも既に35歳。全盛期の勢いは流石になくなっていますね。というわけで、ガオ・ニン以外のメンバーは若手主体となっており、次世代のチームをにらんだ編成となっています。
若手に世界の舞台を経験させるという意味合いが大きく、今回のシンガポールは日本にとってはイージーな相手といってもいいかもしれません。女子は相変わらず世界の強豪としてメダル争いをしているシンガポール卓球界ですが、男子は苦戦が続きそうですね。
以上、世界卓球2018スウェーデン・ハルムスタッド大会のグループCにおける日本チームの対戦国をご紹介しました。日本女子のグループリーグについてはこちらの記事をご覧ください。
日本の最強のライバルとなる男子中国代表についてはこちらの記事をご覧ください。
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