世界選手権に見る卓球日本と中国の本当の実力差 国内選考会地表最強12人の結果が物語るのは?

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卓球

連日にわたってゴールデンタイムでテレビ放映されて日本中が大きな熱狂に包まれた世界卓球2019ブダペスト大会。

女子ダブルスでメダル2つ(銀メダルと銅メダル)、混合ダブルスで銀メダルと、合計3つのメダルを獲得した卓球日本代表選手たち。

東京オリンピックの前哨戦としても注目された2019世界卓球の結果、日本にオリンピックでの悲願の金メダル獲得への光は見えたのか。ここで検証してみたいと思います。

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東京五輪金メダルへ希望は見えた?2017世界卓球から減ったメダルの数以上に…

最終日の大会のフィナーレを飾った女子ダブルス決勝戦で伊藤美誠・早田ひなの“みまひな”が2-4で中国ペアに敗れた直後、テレビ中継を担当したアナウンサーは

「惜しくも破れましたが、世界の頂点は見えました。」

と語りました。

果たして本当にそうなのか?個人的な感想を言わせてもらうのであれば、

「いやむしろ遠ざかったんじゃないか…」

前回の2017デュッセルドルフ世界卓球での日本は混合ダブルスでの金メダルをはじめ、銀1銅3と合計5つのメダルを獲得したため、数字的にも成績を落としたといえるのですが、そう感じたのはメダルの数という数字的な意味ではなく、毎度のように日本の前に立ちはだかるあの国…卓球王国・中国の存在とその中国と日本との距離です。

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混合ダブルスに最強ペア 前回大会以上の本気度・中国ナショナルチーム

前回デュッセルドルフ大会では混合ダブルス種目で吉村真晴・石川佳純組が金メダルを獲得しましたが、今回の2019世界卓球では残念ながら金メダルは獲得できませんでした。しかし前回大会の混合ダブルスには中国人同士で組んて出場したペアはいませんでした。その意味で今回混合ダブルスの最強ペア2組を派遣した中国の本気度を見れば今回の方がハードルは高かったとみることもできるでしょう。

しかし前回大会と大きく違うのは、2017世界卓球の終了後から今大会までの2年間で平野美宇選手や伊藤美誠選手、張本智和選手らが中国のトップ選手たちを撃破していたという事実です。これらの実績から日本の悲願である打倒・中国が現実的なものとして捉えられるようになったうえで迎えた大会がこの世界卓球であったということです。

日本が世界の頂点に立つためには圧倒的な選手層を誇る中国を倒さなければなりません。世界卓球やオリンピックにおけるメダル常連国となった日本にとっての目標はすでに打倒中国を果たしての世界一以外にはあり得ない状況となっているのです。

そこに注視して世界卓球を振り返ってみましょう。

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