[世界卓球2017]女子シングルス3回戦の平野美宇&伊藤美誠、石川佳純らの予想対戦相手と対戦成績、世界ランキング

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世界卓球選手権2017ドイツ・デュッセルドルフ大会は5月31日からいよいよシングルスの戦いが始まり、初日は男子の1回戦と女子の1・2回戦が行われました。

まずまず順調な滑り出しを見せたとおもわれる日本選手団ですが、もちろん本当の戦いはここから、どんどん世界ランキングの高い強豪選手と対戦していく事を強いられます。

ここでは女子シングルスの展望6月1日に行われる3回戦の展望や対戦相手などをご紹介しましょう。

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石川佳純は謎に包まれた伏兵、北朝鮮の世界193位、リ・ヒョンシムと

まずは日本の女子エースであり、世界ランキング6位と日本女子選手の中で世界ランク最上位につけている石川佳純選手。1・2回戦を1ゲームも落とさずに勝ち上がって流石の貫録を見せつけましたね。

そんな石川選手の三回戦の相手は北朝鮮の世界ランキング193位、リ・ヒョンシム選手です。2回戦では世界ランキング54位とはるか格上のロシア、ミハイロワ選手にフルゲームの大熱戦の上勝利して三回戦に駒を進めて来ました。

石川選手との対戦はこれまでになく、これが初対決となります。北朝鮮の選手は国際試合に参加する機会が少ないため、ランキングは総じて低いです。しかしそのランキングの低さは不当なほどであり、実際には世界のトップレベルにあるといってもいいでしょう。北朝鮮の卓球女子のレベルは世界でも五指に入るレベルの高さといってもいいでしょう。

そんな北朝鮮の選手との対戦となる石川選手。当然石川選手側にほとんどデータはなく、相手はきっちり石川選手のデータを取って対策は万全でしょう。地力で石川選手が勝るのは間違いありませんが、なんといってもリオ五輪のシングルスで初戦負けした相手が同じ北朝鮮のキム・ソンイという因縁もあり、不気味この上ない相手といえます。

1回戦2回戦のリ選手のデータをどれだけ分析できて、早くそのプレースタイルや回転の質・量になれられるかがカギとなるでしょう。見切ってしまえば石川選手に負ける要素は無いと思いますね。如何にゲームの早いうちに慣れられるかの勝負となりそうです。

平野美宇の相手はオーソドックスなドライブ攻撃型、ランク45位の陳思羽

ワールドカップ女子優勝、全日本選手権優勝、アジア選手権で中国3選手を破っての優勝・・リオ五輪後の平野美宇選手の覚醒は本物でしょう。この世界卓球でも打倒中国の筆頭といわれています。

1・2回戦をストレートで危なげなく勝ち上がった世界ランキング8位の平野美宇選手の3回戦の相手は、世界ランク45位の台湾・陳思羽(ちんしう/チェン・ズーユ)選手。シングルスでは初対戦となります。

もちろんシングルスでは初対戦となる油断のならない相手ではあるのですが、今の平野選手の充実を考えると、問題ないような気もします。

陳思羽選手のそのプレースタイルは実にオーソドックスなシェークハンドドライブ攻撃型であり、ラリー戦に持ち込む展開を得意としている選手です。打点の高いスピード勝負で翻弄する平野選手的には与しやすいタイプといってもいいでしょう。

もちろん油断は禁物ですが、打倒中国選手の大本命といわれている存在の平野選手がこんなところで敗れるわけにはいかないでしょう。ここは順当に突破できると見ます。

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初戦大苦戦の伊藤美誠は格下の香港、蘇慧音(そけいおん/ソウェイヤン)と

平野美宇選手の同学年、みうみまとして世に出た世界ランキング10位の伊藤美誠選手。初戦のブラジル人、グイ・リン選手にはフルゲームの大苦戦だったものの、2回戦はしっかり快勝して3回戦に駒を進めました。

伊藤美誠選手の3回戦の相手は、世界ランキング50位の香港・蘇慧音(そけいおん/ソウェイヤン)選手に決定しました。

16歳の伊藤美誠選手に対して、対戦相手の蘇慧音選手は19歳になったばかり。実はこの二人、ジュニア時代から世界の舞台で何度も対戦してきたライバルでもあります。

その対戦成績は伊藤美誠選手の4戦4勝。非常に相性のいい相手といえるでしょう。今年4月のアジア選手権でも3-0のストレートで勝利しています。

相性の良さと実際の世界での格的な意味において、伊藤美誠選手にとっては非常にやりやすい相手といえるかもしれません。手の内や相手の打球の質も心得ているでしょうから、純粋に力勝負となる可能性が高く、それ故に伊藤選手有利は動かないと思いますね。初戦のグイ・リン戦でのまさかの大苦戦は結果的に伊藤選手に吉と出るような気がします。こんなところで負けないと思いますね。次(4回戦)に出てくるであろう中国の世界3位の朱雨玲との対戦を熱望するわたし的にはこんなところで負けてもらっては困ります。

カットマン・佐藤瞳はルーマニアのパワードライバー、サマラと

世界ランキングで伊藤美誠選手と並ぶ10位につけている佐藤瞳選手。カットマンとしては世界ランキングでドイツのハン・インに次ぐ高ランクに位置している、今や世界でもトップクラスのカットマンです。

1・2回戦は全く危なげなく4-0のストレート勝利を収めたその卓球は安定感抜群です。

そんな佐藤選手の3回戦の対戦相手はルーマニアの世界ランキング31位・サマラ選手。1・2回戦はともに1ゲーム落としただけという完勝で3回戦に順当に勝ち進んできたヨーロッパを代表する名選手です。

ヨーロッパ選手らしいフィジカルを生かしたドライブ攻撃型選手ですが、カット打ちも粗が無く、パワーがあるのでカットマンを苦にしない強敵です。

世界一ともいわれる守備範囲の広さを誇っている、粘り強い守備が強みの佐藤選手ですが、あまり守備が固くないタイプのサマラ選手と戦うにおいては、いつもよりも攻撃を多用する必要があるかもしれません。

パワードライブ対安定感抜群のカット。卓球の醍醐味が見られる試合となる事は間違いありません。ぜひ勝ってほしいですね。

加藤美優選手の相手は世界ランキング24位の韓国、梁夏銀(ヤンハウン)

世界ランキング32位の加藤美優選手の1回戦はストレートの完勝劇、2回戦は台湾選手相手に2ゲームを落としましたが、振り切って3回戦に進出してきました。

加藤選手の3回戦の相手は世界ランキング24位の韓国・梁夏銀選手。世界ランキング的には格上の難敵です。これまでのシングルスでの対戦は2年前のチェコオープンの1度だけ。その時はフルゲームの末、3-4で加藤美優選手が敗れました。

とても激しい試合となる事は間違いないでしょう。実力的にはほとんど遜色ないといってもいい二人だと思います。それは2年前の試合でほぼ互角だったことからも明らかでしょう。

2年前の試合からの伸びしろを考えると、18歳の加藤美優選手の方が大きそうです。世界選手権という大舞台に飲まれる事なく試合出来れば勝利しても全くおかしくはないでしょう。というよりむしろ加藤有利と見ます。

大接戦になる事間違いないこの試合。しっかり応援したいですね。

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