2019世界卓球選手権日本代表選手 男子&女子のシングルス・ダブルス・混合ダブルスメンバーは

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卓球

ハンガリーの首都・ブダペストで開催される2019世界卓球選手権。2019年の世界選手権は個人戦が開催される大会となります。

前回の2017世界選手権個人戦では、吉村真晴・石川佳純組の混合ダブルスでの金メダルの他、5個のメダルを獲得した日本代表選手たちの大活躍は日本中を大いに沸かせてくれました。

今回大会では、前回以上の成績を目指す日本代表。卓球王国中国を倒しての金メダルが目標となる2019世界卓球の日本代表選手たちを、男子&女子シングルス、男子&女子ダブルス、混合ダブルスと種目ごとにご紹介していきます(世界ランキングと年齢は世界卓球2019開幕時のもの)。

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男子シングルス日本代表選手
張本、水谷、丹羽のビッグ3に外国人に強い吉村和弘も

まずは男子シングルス日本代表選手からいきましょう。

世界ランク 選手名 年齢
 4位 張本智和(はりもとともかず) 15歳
 8位 丹羽孝希(にわこうき) 24歳
 13位 水谷隼(みずたにじゅん) 29歳
 45位 森薗政崇(もりぞのまさたか) 24歳
 50位 吉村和弘(よしむらかずひろ) 22歳

張本智和、丹羽孝希、水谷隼という現在の日本男子のトップ3は順当な選出といえるでしょう。世界ランキング的にも国際大会での実績的にも国内では抜きん出た存在ですね。

日本協会強化本部推薦枠での出場となった吉村和弘選手は、世界ランキングこそ50位ですが、世界ランキング30位以内の選手に対する勝利数が張本、水谷に次ぐ3位だったという、国際大会におけるトップ選手に対する強さを評価されての選出となりました。

最後の1枠、最終選考会での優勝で見事代表の座を射止めたのが森薗政孝選手。これまではダブルスでの強さが印象的な選手でしたが、シングルスでの実力も見事に証明しての世界選手権代表入りとなりました。

男子シングルスは若手・中堅・ベテランがバランスよく並んだ代表メンバーとなりましたね。前回の世界卓球デュッセルドルフ大会では5種目中唯一メダルを逃した男子シングルス。今大会で雪辱を果たしてもらいたいところです。

女子シングルス日本代表選手
石川佳純、伊藤美誠、平野美宇のビッグ3を中心に目指すは金メダル

続いて女子シングルス日本代表メンバーです。

世界ランク 選手名 年齢
 6位 石川佳純(いしかわかすみ) 26歳
 7位 伊藤美誠(いとうみま) 18歳
 9位 平野美宇(ひらのみう) 19歳
 13位 佐藤瞳(さとうひとみ) 21歳
 22位 加藤美優(かとうみゆ) 20歳

女子シングルス代表も、トップ3と呼ばれる石川、伊藤、平野の3人が選考条件をクリアしたうえで日本代表に選出されました。

世界ランキング日本人4位となる佐藤瞳選手も文句なしの選出となりました。男女シングルス日本代表の中では唯一のカットマンとしてその活躍が期待される存在です。

ラスト1枠を争う世界選手権代表最終選考会で優勝して見事出場を決めたのが加藤美優選手。守備力にも優れたオールラウンドプレーヤーで、是非世界を驚かせてほしい存在です。

1969年大会での小和田敏子選手の優勝以来、半世紀ぶりの女子シングルス優勝に向けて申し分のない布陣だと思います。それにしても女子は若い選手がいかに台頭しているかがわかりますね。石川選手が最年長なのですから…

男子ダブルス日本代表
優勝候補の大島・森薗組とジュニア時代からコンビを組む張本・木造組

続いては、2組の出場枠が与えられている男子ダブルス日本代表ペアです。

ダブルスペア名 利き手とグリップ・ラバー 世界ランキング
大島祐哉
森薗政崇
右シェーク裏裏
左シェーク裏裏
25位
45位
張本智和
木造勇人
右シェーク裏裏
左シェーク裏裏
4位
313位

まず1組目は大島祐哉・森薗政崇組。2017デュッセルドルフ大会で銀メダルを獲得した他、ITTFワールドツアーグランドファイナルを2度制した、現在世界最高レベルの男子ダブルスペアですね。今回も当然ながらバリバリのメダル候補、金メダルも十分に狙える位置にいます。

もう一組は張本智和・木造勇人組。木造選手は現在の世界ランク313位とはいえ、最高65位にもなった実力者で、何よりジュニア時代から張本選手とは息のピッタリ合ったダブルスのパートナーで、張本とのコンビで国際大会でも実績を残してきました。こちらも十分メダルを狙えるペアといえますね。

日本の最大のライバルとなるはずの中国は、世界ランキング1位・2位の樊振東と許昕が男子ダブルスには出場しません。これも日本にとっては追い風となるはずです。

女子ダブルス日本代表
前回銅メダルのみまひなペアと佐藤瞳・橋本帆乃香のカットマンペア

前回大会では伊藤美誠・早田ひな組が銅メダルを獲得した女子ダブルスもメダル有望種目ですね。以下が女子ダブルス日本代表です。

ダブルスペア名 利き手とグリップ・ラバー 世界ランキング
伊藤美誠
早田ひな
右シェーク裏表
左シェーク裏裏
7位
34位
佐藤瞳
橋本帆乃香
右シェーク裏表
右シェーク裏表
13位
26位

2大会連続の女子ダブルスでのメダル獲得を狙って満を持して出陣するのが、伊藤美誠と早田ひなの同級生コンビによる“みまひなペア”。ITTFワールドツアーグランドファイナルや全日本選手権でも優勝している卓球黄金世代の最強コンビです。狙うは前回の銅メダル以上となりますし、その期待に応えられるコンビですね。

もう1組は佐藤瞳と橋本帆乃香という、日本最強のカットマンペア。近年のカットマンは世界で通用するために攻撃力が重視されますが、攻撃力のあるこのコンビも十分に旋風を巻き起こせる可能性を秘めたペアといえるでしょう。

男子と同様、女子も最大のライバルとなる中国は女王・丁寧とダブルスで実績のある劉詩雯というリオ金メダルメンバーを混合ダブルスに回したため、日本には一層の上位進出チャンスだと思いますね。

混合ダブルス日本代表
世界卓球2連覇を狙う吉村・石川組と全日本優勝の森薗・伊藤美誠組

前回2017年大会では吉村真晴・石川佳純ペアが劇的な優勝を遂げた混合ダブルス。正式種目となった東京オリンピックの前哨戦ともいえるこの世界卓球での代表は以下の通りです。

ダブルスペア名 利き手とグリップ・ラバー 世界ランキング
吉村真晴
石川佳純
右シェーク裏裏
左シェーク裏裏
33位
6位
森薗政崇
伊藤美誠
左シェーク裏裏
右シェーク裏表
45位
7位

当初は張本智和と石川佳純でエントリーしていた混合ダブルスですが、張本選手のケガによって直前に吉村真晴・石川佳純ペアに変更となった混合ダブルス日本代表。奇しくもこれで吉村・石川組には世界卓球2連覇のチャンスが巡ってきたことになります。今回は中国も最強ペアで挑むため、前回より厳しい戦いが予想されますが、この巡ってきたチャンスを活かして頑張ってほしいですね。

混合ダブルスに出場するもう1組は森薗政崇・伊藤美誠の全日本2連覇コンビ。ダブルスを得意とする森薗選手と中国人選手に無類の強さを発揮する伊藤選手の強心臓コンビは、まさにこの大舞台でこそ真価を発揮するといってもいいでしょう。

前回大会は混合ダブルスペアを派遣しなかった中国。オリンピックの正式種目となって派遣してきた最強ペアを破って東京オリンピックに向け、日本への苦手意識を植え付けてほしいですね。

世界卓球選手権2019のシングルス・ダブルスの男女中国代表選手

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