【世界卓球2016】決勝戦の王者・中国戦展望 男子は丹羽孝希と3番手がポイント 女子は中国キラーの福原愛の奮闘に期待

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いよいよ明日6日に最終日を迎える世界卓球2016マレーシア。

日本は男女ともに決勝進出を果たして銀メダル以上を確定させました。

そしていよいよ注目の決勝戦ですが、男子も女子も相手はもちろん「絶対王者」中国。

男女とも、その圧倒的な強さゆえに誰もが超える事の出来ない中国の牙城を果たして崩す事が出来るのか?

まさしく最大最強のラスボス戦に挑む日本の若き戦士たちの奮闘に声援を送りましょう。

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【男子】中国の選手予想と紹介、日本チームのオーダーは?

男子中国チームはここまでもちろん全勝。

さらに全て3-0で勝利しています。誰一人として負けた選手がいないのです。エースの馬龍などは、1ゲームたりとも落としていません。

決勝戦のオーダーは恐らく、世界ランク1位の世界一のパワードライバー・馬龍(マロン)、同3位のペンホルダーからの強烈なフォアハンドを誇る許昕(シュシン)、同2位の中国期待の若手有望株のドライブ型・樊振東(ファンジェンドン)、さらに同4位の強烈なサーブとバックハンドが持ち味の張継科(チャン・ジィカ)辺りの中から誰か3人という感じでしょうか。とにかく誰が出ても無敵の強さを誇ります。中国人選手を倒せるのは中国人選手のみ、というのが現在の卓球界の現状です。

中国選手が油断してくれればいいのですが、それも期待薄です。というのも、リオ五輪に向けての代表選考がまだ決まっていないからです。代表当確と言われている馬龍以外の3人は横一線の状態で、非常にモチベーションも高いです。少しでもいいところを見せてアピールしようと必死になって臨んでくるでしょう。

とはいえ、優勝して当たり前というプレッシャーの上に、過酷な五輪代表争いのプレッシャーが加わった中国選手にはとてつもない重圧がのしかかるのも事実です。この辺りに付け入る隙があるのかもしれません。

日本がこんな最強中国に勝つためには、自分たちのMAXの力を出し切るという事が奇跡への最低条件です。その前提でのみ勝利への扉は開かれると言っていいでしょう。

エース水谷準の2点起用は確実でしょう。彼の奮起なくして日本の勝利はあり得ません。ポイントは王者・馬龍を寄せ付けずに完勝した事もある丹羽孝希。速い攻めを得意とする選手が多い中国選手に速さで対抗できる丹羽の存在も、打倒中国を果たすうえで欠かせません。今大会は好不調の波が激しい丹羽ですが、ここで思い切って2点起用してくる可能性も十分あると見ます。

3番手は今大会絶好調の吉村真晴か、大島祐哉か。どちらにしても勢いでは中国に負けていません。大島のラリーの強さと吉村のサービス時の安定感は中国にも引けを取りません。意表をついて、中国キラーの松平健太の3番手起用も考えれるかもしれません。もうはっきり言います。倉嶋監督のさじ加減です(笑)。

とにかく思い切っていくのみです。誰が出ても中国に一泡吹かせられるメンツなのは間違いないですし、ドイツ以外に中国を倒せる可能性のあるチームはこの日本以外に考えられないのですから・・

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【女子】中国の選手予想と紹介、日本チームのオーダーは?

女子中国チームもここまで無敗できています。

さらに、男子と同じく全て3-0勝利。しかし、男子に比べると個々の対戦内容では苦戦が目立っているのも事実です。準々決勝オランダ戦では、世界ランク2位の丁寧(ディンニン)がフルセットまでもつれる大苦戦を強いられ、グループリーグでも世界ランク7位の李暁霞(リシャオシア)がセットを落としまくるなど、らしくない戦いが目立つのが今大会の中国女子です。

とはいえ、圧倒的な底力があるのは紛れもない事実。ピークを終盤に持ってくるのもいつもの中国です。実際、準決勝の台湾戦は3人が1ゲームも落とすことなく勝ちあがりました。

そんな中国の日本戦のオーダーですが、世界ランク1位の前陣速攻でミスの少ない女王・劉詩雯(リウシウェン)、同2位の女子選手離れしたパワードライブ型・丁寧(ディンニン)はほぼ確実。もう一人は不調気味の李暁霞(リシャオシア)ではなく、攻守にバランスの取れたドライブ型の世界ランク3位・朱雨玲(ジュユリン)で来るのではないかと予想します。

対する日本はどう来るのか。

エース石川佳純の2点起用は確実でしょう。福原愛と伊藤美誠のどちらを2点起用してくるのかが焦点となります。伊藤は若さゆえに勢いがあり、中国に対する苦手意識がほとんどありません。これは魅力です。

しかし、福原愛は中国選手に強い。これも捨てがたいですね。

恐らく村上監督はオーソドックスに福原の経験と中国選手への実績を買って、福原愛を2点起用してくると予想します。伊藤美誠が3番手を担うというオーダーです。

日本チームは開き直っていくだけです。プレッシャーは遥かに中国の方が大きいはずです。6年前にシンガポールに敗れて団体優勝を逃したときには中国国内で恐ろしいほどのバッシングを受けました。絶対に付け入るスキはあると断言します。

カギはエースの石川。抜群の安定感を誇りながらも、中国選手と相性が悪いというこれまでの自分をここで乗り越えて欲しいと願っています。

ここまでの中国の戦いぶりから見て、これまでのどの対戦よりも日本と中国の差が詰まっている事は間違いないです。固定メンバーゆえに安定感はあってもあまり伸びしろの無い中国に比べて、若い日本には勢いと爆発力、そして失うものが無い故の気楽さもあります。

歴代最強チームである日本女子が、ここで歴史を塗り替える可能性は低くないと思っています。

世界卓球決勝戦の放送予定

女子決勝 日本 対 中国
3/6 テレビ東京系 15:10より生中継

女子決勝 日本 対 中国
3/6 テレビ東京系 19:54より生中継

これは現時点での予定です。念のため、番組表などでご確認下さい。

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