【リオ水泳】男子競泳のメダル獲得有力種目と日程・テレビ放映予定など 200背泳ぎと200平泳ぎ

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8月6日に開会式を迎えるリオデジャネイロ夏季オリンピック。

その中でも日本人のメダルラッシュが期待される水泳競技は、開会式後の8月7日からスタートします。

ここでは水泳競技の中でも日本のメダル獲得が有望な男子競泳種目をご紹介していきたいと思います。

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男子200m背泳ぎ ベテランイケメンスイマー・入江陵介が悲願の金メダルへ挑む!

前回ロンドンオリンピックでは背泳ぎの第一人者、入江陵介選手が100mで銅メダル、200mで銀メダルを獲得した男子背泳ぎ。

今回も100mと200mに入江陵介選手、200mに金子雅紀選手が出場します。

昨年の世界選手権では入江陵介選手の4位が最高位と、ここ数年は世界の舞台で苦戦が続いている200m男子背泳ぎ。

今回のリオではどうなのでしょうか。

男子200m背泳ぎ史上初の金メダルに挑む「世界一美しいフォーム」を持つ入江陵介

北京オリンピックに出場して200m背泳ぎで5位に入賞したのが18歳の時。それから8年間、日本の背泳ぎのエース、そして世界のトップ選手として君臨しているのが入江陵介選手です。

その端正なルックスと爽やかな性格、手足が長く筋肉質なその抜群のスタイル、そして頭のおでこにペットボトルを載せて泳いでも倒れないほどのバランスの取れた安定感のある世界一美しいフォーム。水泳ファンでなくても入江陵介という名はすでに日本中に轟いており、日本でもトップを争う人気アスリートとなっています。

しかしそんな入江選手も既に26歳。意外な事に、ここまでオリンピックと世界選手権での金メダルがまだないのです。

世界の水泳界でも「Ryousuke Irie」の名は世界に鳴り響いています。いうなれば、無冠の帝王という名がぴったりくる、それが入江陵介選手です。

もちろん、世界のトップに何度かついていても全然おかしくない程の実力者である事は間違いありません。今回は期するものを抱いてのリオオリンピックとなる事でしょう。

100m背泳ぎも代表に選ばれていますが、元々入江選手の最も得意な種目はこの200m。100mは世界の強豪が得意としている種目ですので正直厳しいかという気もしますが、この200では当然メダル候補です。

メダル争いをするであろう入江ですが、彼が狙うのはもちろん表彰台のど真ん中、金メダルです。実はこの男子200m背泳ぎは日本にとってまだ金メダルを取った事の無い種目。入江選手は史上初という快挙に挑戦するという意味でもあるのです。

自己ベストは2009年に記録した1分52秒51。今シーズンベストは1分55秒75と、まだ本調子には至っていないのが実情ですが、経験豊富な入江選手ですから本番までにきっちり上げてくるのは間違いないでしょう。

金メダル争いは恐らく1分53秒台の争いになるはずです。入江選手にとっては、いかに自己ベストに近づけるかという自分との戦いになるかもしれませんね。

ラーキン、マーフィーら強豪揃い 金子雅紀は自己ベスト更新で決勝進出を狙う

男子200m背泳ぎ日本人初の金メダルを狙う入江陵介選手のライバルを見てみましょう。

まず不動の大本命がオーストラリアのラーキン。昨年の世界選手権では100m、200mのダブルの金メダルに輝きました。今季も絶好調で、シーズンベストは1分53秒90。高いレベルでの安定感で金メダルに最も近い位置にいるのは間違いないでしょう。

ラーキンを追うのがアメリカのマーフィ。第一人者であるライアン・ロクテの持つ全米記録を塗り替えた新鋭です。世界選手権のこの種目こそ5位に終わりましたが、今季は好調で、シーズンベストは1分53秒96。こちらも金メダル争いに加わってくるでしょう。

その他ではドーピング問題に揺れるロシアのリロフ。18歳で迎えた昨年の世界選手権御銅メダリストであり、伸びしろを考えればラーキン、マーフィーを逆転する可能性は大いに考えられます。最も怖いダークホースでしょう。

その他では世界選手権銀メダリストのカヴェキー(ポーランド)や中国の20歳の徐嘉余あたりもメダル争いに絡んでくる実力は十分です。

入江とともに代表入りしている金子雅紀選手は、世界選手権で逃した決勝進出を果たす事が現実的な目標となるかもしれません。得意とするバサロキックでどこまで自己ベストを短縮する事が出来るかがカギになるでしょう。

男子200m背泳ぎの競技日程とテレビ放送予定

予選
LIVE
8月11日(木)
NHK総合   01:00~

決勝
LIVE
8月11日(木)
日本テレビ   09:00~
NHKBS-1 10:00~

放送予定は予告なしに変更される場合があります。念のためテレビ欄などでご確認下さい。

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男子200m平泳ぎ 身長188cmの大型スイマー小関也朱篤(こせきやすひろ)に期待

アテネオリンピック、北京オリンピックの2大会連続で100mと200mの2冠を達成した世界のレジェンド・北島康介の引退によって世代交代となったリオオリンピックの平泳ぎ男子日本代表。

残念ながら男子100m平泳ぎでは水連の設定する派遣標準記録を突破する選手がおらず、リオオリンピックへの代表派遣には至りませんでした。

男子平泳ぎのメダル獲得はこの200m一本に絞られたといってもいいのです。

北島康介に後を託された男、遅咲きの大器・小関也朱篤(こせきやすひろ)

この種目でメダルを期待されるのが、小関也朱篤選手。也朱篤とかいて「やすひろ」と読みます。

小関選手は24歳と水泳選手の中では決して若手の部類ではありませんが、遅咲きの苦労人です。

山形県の私立羽黒高校時代は全くの無名選手であり、日体大進学後は平泳ぎから自由形に変更。しかしこれは平泳ぎ選手としては上半身の筋力不足だと判断したコーチが上半身強化のために指示したのだそうです。

大学三年時に平泳ぎに再転向すると一気に才能が開花。188cmという日本人離れした恵まれた体格と、自由形で強化した筋力によって一気に頭角を現します。アジア大会や日本選手権、パンパシ(パンパシフィック水泳選手権)などで次々とタイトルを獲得。一躍日本競泳陣の平泳ぎ第一人者となったのです。

この小関選手が常に目標としていたのが、同じ平泳ぎの北島康介選手。高校時代から北島選手の泳法を研究し、高校で辞めるつもりだった水泳も、アテネでの北島選手の金メダルを見て競技の継続を決めたのだそうです。そしてリオ代表を決める日本選手権では北島選手を破って見事に代表に選ばれました。

ドラマでもなかなかないほどのサクセスストーリーですよね。

そんな小関選手ですが、リオ200m平泳ぎでは堂々のメダル候補です。自身最高タイムは2分07秒77という好タイム。今年も2分08秒14という好記録をマークしています。ただし不安なのは好不調の波が激しい事。実際に5月のジャパンオープン、6月のナーウェイル招待では2分10秒台の記録でともに3位に終わっています。

このように好不調の波を少なくすることが小関選手の大きな課題なのですが、逆にいい時には恐ろしくスケールの大きな泳ぎとなり、驚異的なタイムを記録するのは大きな魅力です。

もしもリオで好調時の小関選手の泳ぎが出来れば・・メダル圏内どころか金メダルまであるでしょう。未知の魅力に溢れた、非常に楽しみな選手です。遅咲きの選手だけに伸びしろも十分にあり、リオでとんでもない仕事をやってのけそうな雰囲気を大いに感じますね。

身長193cm・超大型スイマー渡辺一平(早稲田大学)

小関選手とともにこの種目の代表として選ばれたのが今大会最年少、早稲田大学の19歳・渡辺一平選手。

小関選手を大型スイマーと言いましたが、この渡辺選手は小関選手の身長188cmを上回る193cm。日本人スイマーとしては規格外の超大型選手です。

魅力は何といってもそのスケールの大きな泳ぎ。まだ粗削りとは言え、将来の日本平泳ぎ陣のトップに立てる選手です。

持ちタイムは2分08秒83と、この種目の参加選手の中では特別なものではありませんが、まさに今が伸び盛りの選手。本番でどれだけタイムを更新してきてもおかしくはありません。

とにかく無欲に予選から全力を出していってほしいですね。決勝に残る事が大きな目標となりますが、本番までの上積みによっては上位陣に加わる可能性も大いにあると思います。それだけの無限の可能性を秘めた大器ですね。

ドイツのコッホが一歩リード 追うギュルタと米国、日本勢

この200m男子平泳ぎでは昨年の世界選手権チャンピオン、ドイツのコッホが金メダル争いを一歩リードしています。

今年に入っても絶好調で、2分07秒台をコンスタントにたたき出しており、安定感も抜群です。リオではこの選手を中心にメダル争いが繰り広げられるのは間違いないでしょう。

コッホを追うのがハンガリーのギュルタ。アテネ五輪では15歳で銀メダルを取った天才スイマーも27歳。しかし力は衰えておらず、きっちり本番には仕上げてくるでしょう。

アメリカのコルデスは昨年の世界選手権でコッホに次ぐ銀メダリスト。当然ここも有力候補です。そしてこのコルデスを全米選手権で破ったプリノも怖い選手です。全米選手権のタイムは2分07秒17という驚異的なタイム。これを本番で出されたらこの選手に持っていかれてしまうかもしれません。

とにかく世界的に層が分厚い男子200m平泳ぎ。小関選手と渡辺選手という一発の魅力を秘めた日本勢の活躍に期待しましょう。

男子200m平泳ぎの競技日程とテレビ放送予定

予選
LIVE
8月10日(水)
NHK総合   01:00~

準決勝
LIVE
8月10日(水)
テレビ朝日   09:00~
NHKBS-1 10:00~

決勝
LIVE
8月11日(木)
日本テレビ   09:00~
NHKBS-1 10:00~

放送予定は予告なしに変更される場合があります。念のためテレビ欄などでご確認下さい。

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