BNLイタリア国際展望 錦織圭悲願のマスターズ制覇へ 試合日程や放送予定、展望など 準々決勝はティエムと対戦

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惜しくも準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れたとはいえ、これまで6戦全敗だったリシャール・ガスケ(フランス)に初めて勝利するなど、収穫も少なくなかったマドリードオープン。

そんなマドリードOPの余韻も冷めやらぬまま、いよいよ全仏オープン前の最後の大一番である、マスターズ1000「BNLイタリア国際」が開催されます。

この大会が終わると錦織は1週間の休養を経て、いよいよ2016年2つ目のグランドスラムである全仏オープン(通称:ローラン・ギャロス)に挑むこととなります。

昨年の錦織圭のこの大会での成績は、ベスト8でノバク・ジョコビッチにフルセットの末に敗れるという結果に終わっています。今大会は昨年の成績を上回ってポイントを上積みし、なんとか全仏に向けて勢いをつけたいところですね。

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イタリア国際錦織圭の初戦はトロイツキ

惜しくもマドリードオープンでは準決勝敗退だった錦織圭ですが、昨年から飛躍的に向上したクレーコートでの安定性はますます向上しているといっても過言ではありません。クレーコートでの戦いぶりは既にトップ4に入るほどといってもいいかもしれません。

そんな錦織圭のクレーコート、イタリア国際の初戦の相手は世界ランク24位のヴィクトル・トロイツキ(セルビア)。トロイツキと言えば、ジョコビッチと同じくセルビアのナンバー2選手ですが、1回戦を突破して錦織との2回戦にコマを進めて来ました。ここまでの錦織圭との対戦成績は、錦織の3勝1敗。サーフェスの内訳は、ハードコートで1勝1敗、クレーで2勝0敗となっています。唯一の敗戦は6年前であり、2013年からの対戦では3戦無敗と負けていません。

トロイツキはどちらかというとハードの方が得意な選手であり、その意味では今季クレーで絶好調な錦織にとってさほど怖い相手ではないかもしれません。しかし、マドリードオープンでは初戦のファビオ・フォニーニに大苦戦したように、油断は禁物です。フォニーニ戦の教訓を生かして錦織に抜かりはないと期待したいですね。

試合時間は日本時間の5月10日夜9:00の開始予定となっています。

テレビの放送予定は、NHKBS-1が夜8:30分から完全生中継の予定となっています。CSの「GAORA」は札幌ドームでの北海道日本ハムファイターズのホームゲームがあるため、夜10:00からの放送予定となっています。しかし日ハムの試合が長引くようだとさらに後へとずれ込みますのでご注意ください。BS視聴環境のある方はNHKBSの方でご覧になる方が確実かもしれませんね。

3回戦ではマドリードに続いてまたガスケと対戦か?

トロイツキと戦う2回戦を突破したとして、次の3回戦ではまたも難敵が・・

先週のマドリードオープン3回戦で戦ったリシャール・ガスケ(フランス)とまたも対戦の可能性があるのです。

錦織圭は第6シード、そしてガスケは第11シードですので、当然このベスト16で対戦しても全くおかしくはないのですが、それにしても2週連続じゃなくても、ねえ(苦笑)

ガスケは1回戦からの登場で、1回戦をストレート勝して2回戦に進出。2回戦では世界ランク42位のアンドレアス・セッピ(イタリア)と対戦し、勝った方が3回戦で錦織とトロイツキの勝者と対戦します。

セッピはイタリア人プレーヤーらしく、クレーを得意としている選手なのですが、恐らくガスケが勝ち上がってくる可能性が高いと思われます。

錦織はマドリードでガスケに勝ったとはいえ、それまでは6戦全敗と苦手にしていた相手です。フットワークがよく、守備も堅いオールラウンダーでクレーも全く苦にしません。錦織にとって厳しい戦いとなる事は間違いないでしょう。ガスケも先週の対戦によって得たデータで対策を練ってくるはずです。

非常にタフな試合になるでしょうが、昨年のベスト8のポイントを維持するためにもここで負けるわけにはいきません。自分のプレーをしてしっかり勝ち切って欲しいですね。

準々決勝は第3シードのロジャー・フェデラーか?

準々決勝ではいよいよ錦織より上位シードの選手との対戦が予想されます。

第3シードのテニス界のレジェンド、ロジャー・フェデラー(スイス)です。

今季はケガや体調不良などで満足のいかないシーズンを送っているフェデラーですが、それでも世界ランク3位にいるあたりはさすがという他ありません。恐らくフェデラーの今季の、というよりも残された現役生活最大最後の目標となるリオオリンピックの金メダルに向けてこの辺りからエンジンをかけてくるはずです。

キャリアグランドスラムを達成したフェデラーは、このオリンピックで優勝する事でゴールデンスラムとスーパーすらむを達成する事となります。モチベーションが上がらないわけがありません。

ここまでの錦織とフェデラーの対戦成績は錦織の2勝4敗。ハードで1勝3敗、グラス(芝)で0勝1敗なのですが、唯一のクレーでの対戦では錦織が勝利しています。

フェデラーはクレーでも強い選手ですが、やはり芝やハードに比べるとクレーでのプレーは多少落ちるといえるでしょう。加えて今季万全の状態ではないフェデラーであれば、大いにチャンスがあると思います。というより、ひいき目を抜きにしても錦織有利だと見ます。

恐らく残り少ないであろう伝説の王者との数少ない対戦です。見る側もしっかり目に焼き付けておきたいところですね。

準決勝はまたあの選手?はいそうです、ノバク・ジョコビッチだと思います(笑)

準決勝で対戦するのが濃厚なのが、世界ランク1位のジョコビッチです。

もう勘弁してくれよって思いますね。てかもう勝ってほしいですね。理屈云々ではなく(笑)。何度悔しい思いをさせられたことか・・

と感情的になりすぎましたが、マドリードオープンではストレート負けだったとはいえ、試合内容はほぼ互角でしたね。錦織が勝負所できっちりポイントを奪う事が出来れば勝機はあるというのはマドリードでの試合を見れば明らかです。まあその勝負所でのポイントを取らせないのがジョコビッチなわけですが(汗)。

しかしラリーに持ち込めれば錦織有利だったという前回の対戦の経験というのは、錦織にとって非常に有意義なものであったのではないでしょうか。相手より上回れる部分をいかに生かすかというのがテニスでは非常に大事だからです。マドリードでしっかりと手ごたえを得た錦織にとっては自信を持って臨める対戦なのかもしれませんね。

まあ錦織と対戦する前に不覚を取ってくれればと思いますが、それもないですからねえ、ジョコの場合は(泣)。

どちらにせよ、錦織が勝つには非常にタフな試合になる事だけは間違いありません。試合時間が深夜帯にならないことを願います。

各試合の試合開始時間や日程、テレビでの放送予定などは決まり次第随時更新していく予定です。

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5/11追記

日本時間の5月10日にイタリア国際2回戦に登場した錦織圭選手は、セルビアのビクトル・トロイツキ選手を5-7,2-6,3-6のフルセットの末に敗り、3回戦進出を決めました。

錦織選手は第1セットでイン率80%以上というトロイツキの強烈なファーストサーブに苦しみ、相手にワンチャンのブレイクポイントをものにされて落としましたが、第2セット以降は圧倒。順調に勝ち進みました。

気になったのは、途中で錦織選手が体調不良を訴えた事ですが、試合後のインタビューでは先週の激戦の疲れが出たとの事。明日(今日)の第4日目は試合がないのでしっかりと体調を整えてほしいですね。対戦相手や試合予定、放送予定などは決まり次第追記していきたいと思います。

5/12追記 錦織圭の3回戦はやはりガスケ 8度目の対戦へ

イタリア国際ローマ大会、錦織圭の三回戦の対戦相手がフランスのリシャール・ガスケに決まりました。セッピをストレートで下す危なげない内容でガスケも調子は悪くなさそうです。

錦織は二回戦で試合中に訴えた体調不良の回復が気になりますが、マドリードオープンのようなプレーが出来ればガスケにも勝てると思います。ガスケは爆発力こそありませんが、非常に安定したプレーヤーですので錦織の調子で試合展開は左右されると思います。一にも二にも錦織の状態次第だとも言えますね。

試合開始は日本時間5月12日の夜7:00から。

放送予定はNHKBS-1とCSのGAORAで生中継の予定となっています。

準々決勝で対戦予定のフェデラーと準決勝で対戦予定のジョコビッチも順調に勝ち進んでいます。錦織もここで躓くわけにはいきませんね。

マスターズ1000ローマ大会の三回戦、錦織圭対リシャール・ガスケ戦は6-1、6-4のストレートで錦織圭が勝利をおさめ、準々決勝に進出しました。これで昨年と同成績となり、ポイントの維持は決定です。

試合内容は錦織選手が圧倒した内容でしたね。第1セットはもう無双状態。ガスケが天敵?はぁ?ってな感じで(笑)。とにかく錦織の出来が素晴らしすぎましたね。第2セットは少し省エネモードに入ってましたね。明らかにスタミナを最小限に抑えて勝とうという意図が伝わってきました。NHK解説者の坂井利彰さんはギアを上げる下げるという言い方をしていましたが、さすが解説者、表現の仕方が上手いですよね(笑)。

とにかく難敵ガスケを相手にこれだけ消耗を押さえた戦いが出来たのは非常に大きいです。これはこの先も期待大ではないでしょうか。

そして次なる準々決勝の相手は、いよいよレジェンド、ロジャー・フェデラー・・ではなくて22歳のオーストリアの新星、ドミニク・ティエムです。なんとフェデラーストレート負けしてしまいました。まあ復帰明けですし、ベストではないクレーコートですしある程度致し方ないのかもしれません。

ティエムと錦織の対戦は過去に1度だけ。昨年のグラスコート(芝)のゲリー・ウェバー・オープンです。この時は錦織がストレートでティエムを降しています。クレーコートでは初対戦となりますね。

ティエムは今年絶好調の若手選手です。世界ランクこそ15位ですが、それは昨年の獲得ポイントが少ないため。2016シーズンでの獲得ポイントは1540ポイントで、何と7位につけているのです。これはワウリンカやフェデラー、フェレール、ベルディヒといったトップ選手をも凌ぐものです。ここから先のポイントロスがほとんどないため、これからどんどんランキングは上がっていくはずです。ひょっとしたらATPファイナル進出なんて可能性も十分に考えられる程です。

しかし、今日のガスケ戦で見せたテニスが出来れば勝利は自ずと見えてくるはずです。ティエムはクレーコートを最も得意とする選手です。錦織選手がいかに早い展開に持ち込めるかがカギとなるはずです。今日のガスケ戦のように相手に時間を与えないアグレッシブなプレーを出来るかどうかでしょう。

試合開始時間やテレビ放送予定は決まり次第追記します。

5/13追記 錦織圭選手準々決勝の試合時間とテレビ中継

錦織圭選手のイタリア国際準々決勝は5月14日(土)朝4:00(5月13日28:00)試合開始予定と決まりました。ガスケ戦の夜7時からという日程から時差9時間です(涙)。ナイトセッション(現地時間)での試合ですから仕方ないですね。

テレビ放送はNHK総合とCSのGAORAで生中継される予定になっています。NHKはBSではなくて地上波のNHK総合の方なのでくれぐれもお間違いの無いようお願いします。念のために新聞などの番組表でご確認ください。

5/14追記 錦織圭がティエムを撃破し準決へ 相手はまたもジョコビッチ

本日未明に行われたイタリア国際ローマ大会の準々決勝で、日本の錦織圭選手はオーストリアのドミニク・ティエム選手を6-3,7-5のストレートで降し、準決勝進出を決めました。錦織選手は常に試合の主導権を握る危なげない展開で、要所要所ではギアを上げて奪いに行くという、上位選手の王道のような試合展開でしたね。相手のアンフォースドエラーが目立っていたのは、それだけ錦織選手がストロークで優位に立って押し込んでいたという事です。力勝ち以外の何物でもない試合でしたね。

準決勝の相手はまたもノバク・ジョコビッチ(セルビア)。準々決勝ではラファエル・ナダル(スペイン)との大激闘を制して勝ち上がってきました。前回のマドリードオープンではストレート負けしたとはいえ、試合内容はほぼ互角でした。マドリードでのジョコビッチ戦後に錦織自身も言っているように、問題はここぞという時のポイントをいかに奪うか、そこが重要になってくるはずです。加えて万全ではないといわれる体調面をどれだけ回復できるかも重要でしょう。とにかく今度こそジョコビッチを破ってくれることを祈るのみです。

試合開始予定は日本時間5月15日午前3:00(5月14日27:00)です。

テレビ中継は地上波のNHK総合とCSのGAORAで生中継する予定になっています。今回もナイトセッションでの試合という事で観戦しづらい時間帯ですが(苦笑)、眠い目をこすりながら応援したいと思います(わたしは一旦仮眠をとって起きる事にしています汗)。

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