サッカーアジア最終予選順位表(星取表) 日本やサウジ・豪州、A組韓国・イラン・中国等の成績・結果、展望

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全10試合中5試合を終えたところで2017年に入り、今年初めて迎えたアジア最終予選で6試合目の日程を終えた日本代表他アジア最終予選に駒を進めた各チーム。

遂に後半戦を迎えたロシアワールドカップへの切符をかけた死闘とその結果の順位表、さらにはこの後の戦いの展望などを見ていきましょう。

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5試合を終えて後半戦突入のアジア最終予選 グループB第6節の結果

まずは日本が所属しているグループBのワールドカップアジア最終予選の第6節結果をご紹介しましょう。

試合月日  ホームチーム     アウェーチーム

3月23日 イラク    1対1 オーストラリア
3月23日 タイ     0対3 サウジアラビア
3月24日 日本     2対0 UAE

第5節終了時点まで勝ち点10で得失点差により日本を抑えて首位に立っていたサウジアラビアは、酷暑の敵地タイで余裕の3-0勝ちとして首位をキープしました。これで完全にタイはワールドカップ出場争いから脱落、プレーオフ圏内の3位もほぼ絶望という状態となったといっていいでしょう。

もう1試合、勝ち点9で3位につけていたオーストラリアは、アウェーでのイラク戦で痛恨の引き分け。相手は5位のイラク、アウェイ戦とはいえ下位に沈む相手に勝ち点3は必須とみられていたオーストラリアにとっては痛い痛いドローゲームといえるでしょう。

この結果を受けて、4時間半遅れのキックオフとなった日本にとっては敵地のUAEで行われたUAEと日本の試合、これは詳しく内容を見てみましょう。

今野泰幸をIH、久保裕也をWG、川島永嗣をGKでスタメンで使ったハリルの神がかり的な選手起用

ワントップを大迫勇也(ケルン)、両WGに原口元気(ヘルタ)と久保裕也(ヘント)、インサイドハーフに今野泰幸(ガンバ大阪)と香川真司(ドルトムント)、アンカーに山口蛍(セレッソ大阪)、左サイドバックに長友佑都(インテル)、右サイドバックに酒井宏樹(マルセイユ)、センターバックに吉田麻也(サウサンプトン)と森重真人(FC東京)、ゴールキーパーには久々のスタメンとなる川島永嗣(メス)というスタメンで臨んだ日本。フォーメーションは中盤逆三角形の4-3-3に近いシステムでした。

結果的には前後半に1点づつ取って(久保と今野)、2-0で勝利したのですが、スコア程の完勝劇ではありませんでした。インサイドハーフに守備的な今野泰幸を配して山口蛍をアンカーに置くというシステムで分かる通り、狙いはポゼッションに拘らない守備重視の布陣でした。

いい時間帯に決定力を披露した日本でしたが、相手の決定力不足に助けられた側面、さらに絶体絶命の場面での川島永嗣のスーパーセーブに救われた部分もありましたね。

途中は最終ラインがダダ下がりになって間延びして一方的に攻め込まれる場面もあったように、守備的に戦う意味でも課題となったシーンもいくつかありました。

しかし結果的に見れば、久保裕也と今野泰幸、川島永嗣のスタメン起用は完全に当たりましたし、守備的布陣も結果的には相手を0点に抑えたのでハリルホジッチの采配は大成功といえるでしょう。まさに神がかり的な選手起用でしたね。

個人的には日本とUAEの全ての差は、全員がさぼることなく前線からチェイスしていた日本と、ボールを奪い取られても取り返しに行くどころかチンタラ歩いていた前線選手がいたUAEとの守備への意識の差であったと思いますね。

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サウジと日本が一歩抜けたが、ホーム戦を多く残すオーストラリアもまだ横一線か

さあ、この結果を受けての最新のアジア最終予選グループBの結果はこうなっています。

1位から4位まで勝ち点1差にひしめいていた上位陣の差は一気に広がりました。

1・2位のサウジアラビアと日本は勝ち点13で並び、3位には10の豪州、4位には勝ち点9で足踏みのUAEとなっています。

勝ち点4のイラクはとりあえず可能性を残すもののやはり厳しい状況は変わらず、タイは事実上脱落といっていいでしょう。

これで全チームとも残り試合は4試合。ホームとアウェーの内訳は、日本、サウジアラビア、イラクがホーム2試合、アウェー2試合。オーストラリアはホーム3試合、アウェー1試合。UAEはホーム1試合、アウェー3試合となっています。

オーストラリアは首位との勝ち点差を広げられましたが、得意のホーム戦を3試合残しているのは有利で、まだまだ予断を許さない上位争いが続きそうです。逆にホームで日本に負けたUAEは少し厳しくなったかもしれません。

とはいえ、残り4試合で全勝すれば勝ち点は12もらえるのですから、まだまだ熾烈な争いが続くのは間違いありませんね。

順位 チーム 勝点 試合数 勝数 引分数 敗数 得点 失点 得失差
1 サウジ 13 6 4 1 1 12 5 7
2 日本 13 6 4 1 1 10 5 5
3 豪州 10 6 2 4 0 9 6 3
4 UAE 9 6 3 0 3 7 8 -1
5 イラク 4 6 1 1 4 7 9 -2
6 タイ 1 6 0 1 5 3 15 -12

イランが独走態勢のグループA 韓国、ウズベク、シリア、中国、カタールは全部の国にチャンスあり

さて、ここで日本の入っていないもう一つのグループAの方もご紹介しておきましょう。もしも日本がグループBの3位になってしまったら、このグループAの3位チームとアジア5位チームの座をかけてプレーオフ進出権をかけて戦わなければならないという事で、全く無関係というわけでもないのです。

以下が第6節終了時点での順位表となっています。

順位 チーム名 勝点 試合数 勝数 引分数 敗数 得点 失点 得失差
1 イラン 14 6 4 2 0 5 0 5
2 韓国 10 6 3 1 2 8 7 1
3 ウズベキスタン 9 6 3 0 3 5 4 1
4 シリア 8 6 2 2 2 2 2 0
5 中国 5 6 1 2 3 3 6 -3
6 カタール 4 6 1 1 4 3 7 -4

ハッキリ言って1位のイランが独走態勢に入ろうかという状態となっています。そのあとの2位争いが非常に激しく厳しい戦いとなっているという、1強状態といってもいいかもしれません。

2位の韓国が勝ち点10でとどまっているという団子状態のため、勝ち点5の5位・中国と勝ち点4で6位のカタールにもまだまだチャンスが残されているという戦国時代さながらの大激戦となっていますね。

残りホームゲーム数は首位のイランが3試合残しで韓国、中国、カタールが2試合残し、シリアが1試合残しとなっています。イランの予選突破はかなり濃厚な状態といってもいいかもしれません。ホームでは圧倒的な強さを誇りますしね。

日本が2次予選でホームアンドアウェー2試合合計8-0で圧倒したシリアがいい意味での台風の目となっていますね。ここの2位争い、3位争いは最終戦まで予断を許さない状況となりそうですね。

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