日に日に盛り上がりを見せるクラブワールドカップ(CWC)。
いよいよ準決勝第2戦ではヨーロッパ王者・レアル・マドリードが登場。
ジネディーヌ・ジダン監督率いるスーパースター軍団の登場によってますます盛り上がる事が予想されます。
そんな中、日本チームとして出場している鹿島アントラーズは準決勝第1試合で見事に南米王者を撃破。なんとアジア勢初のクラブW杯決勝進出を決めるという快挙を成し遂げ、世界中を驚かせています。
南米王者に3-0の圧勝でアジアチーム初の決勝進出を決めた鹿島アントラーズ
開催国枠として出場しているJリーグチャンピオンの鹿島アントラーズは、初戦のオセアニア王者、オークランド・シティに先制を許しながら2-1で逆転勝利を収めると、続く準々決勝のアフリカ王者、マメロディ・サンダウンズにも2-0で快勝し、準決勝進出を決めました。
そして準決勝では、南米王者のアトレティコ・ナシオナルズ(コロンビア)に3-0で快勝。
アトレティコ絶対有利と見られていた下馬評を見事に覆すこの勝利には、世界中でも驚きや感嘆の声が巻き起こっています。
Jリーグでは全クラブ中最多となる18ものタイトルを手中に収め、日本を代表するクラブチームであるにもかかわらず、鹿島アントラーズには国際タイトルがありません。
ACL(アジアチャンピオンズリーグ)でもアジア勢の前に苦杯をなめ続けてきた日本の名門が初めて王手をかけた国際タイトル。
日本では名門ながら、海外では知名度が高くない鹿島アントラーズのこの快進撃を、海外のサッカーファンたちはどのように見ているのでしょうか。海外の掲示板などでの鹿島に対する声をご紹介します。
ビデオ判定によるPKは外国人にどのように映ったのか?
まずは、物議をかもしている鹿島アントラーズの1点目。初となったFIFA主催でのビデオ判定によって覆されたうえでの鹿島のPK獲得。これをしっかり決めたアントラーズは試合を優位に進める事となりました。
このことに関する海外の声を見てみましょう。
・馬鹿げている。こんなものはフットボールではない。
・まさにアンチフットボール。各クラブや選手たちは声をあげるべき。
・ビデオ判定で判断するかどうかの基準は一体何なんだ?異議を唱えればビデオ判定してもらえるのか?
・こんな事を試合中に何度もするのであれば、試合の流れなどあったものではないね。
・今はまだ試行錯誤中なのだろうが、個人的には支持するね。いい形になる事を願う。
・このスタイルが浸透すれば、マリーシアというサッカー文化は根絶されるかもね。
・判定による理不尽な結果が少しでもなくなるのであれば歓迎されるべきだと思うがね。
・こんな大きな大会の、しかも準決勝の先制得点という大事な場面でこれを出すか、普通。
・しかしビデオ見る限りは言い訳できないほどに正当なPK付与だろう?
・ゴールラインテクノロジーにしてもそうだが、サッカー界の流れ的にはこうなるのは必然なのでは?
・南米のチームや選手たちのプレースタイルはこれから大きく変わらざるを得なくなるかもね。
アトレティコを完封した鹿島ディフェンダー、ゴールキーパーへの賛辞の声
次に、鹿島アントラーズに対しての外国人たちの評価をご紹介します。
ここではアトレティコ・ナシオナルを無失点に抑えた守備陣への声です。
・鹿島のスタイルは、一部のポゼッション志向の人たちから見ればアンチ・フットボールに見えるのだろうね。
・見事なカウンタースタイル。鹿島がアトレティコに勝つにはこれしかないという戦術だった。
・中2日で連戦している鹿島だったが、運動量は逆に豊富だったね。
・守備はワールドクラス。非常に組織されていたし、ヨーロッパでも通用するんじゃない?
・センターバックの昌子には今すぐオファーを出すべき。今日のヒーローは昌子だ。
・鹿島はセンターバックの二人がすごかったね。強さも早さもある。ポジショニングも素晴らしい。
・日本人は中盤の選手に優れた選手が多いというイメージは、鹿島の選手によって崩された。DFもレベル高いね。
・ゴールキーパーの曽ヶ端は凄かったね。アトレティコのキーパーも凄かったけど、今日のMOMはソガハタだよ。
・なんであんな凄いキーパーが世界的に無名なんだ?ヨーロッパのスカウトの目は節穴か?
・ソガハタは反応、判断力ともに世界レベルだ。後はフィードの精度が向上すれば間違いなく海外でも通用する。
・最終ラインとその前のブロックでの互いの選手の距離感が素晴らしいね。組織力の高さを感じた。
3得点を挙げたアントラーズ攻撃陣に対する海外の評価
続いて、中盤と前線の選手に対する評価です。
・小笠原ってメッシーナにいたオガサワラかい?まだ現役だったんだね。素晴らしい選手に成長している。
・センターハーフの二人はカウンターの起点になっていたね。彼らの活躍無くして鹿島の勝利は無かった。
・アトレティコはボールを持たされる形になって守備のバランスを欠いていた。小笠原と柴崎の存在はさらに彼らを混乱させたね、
・鹿島の背番号10は何という選手なんだ?なぜ彼はドイツに来ないんだ?
・遠藤のヒールでのゴールはエレガントだった。あそこでヒールで蹴れる冷静さが凄いね。
・終盤アトレティコが前がかりになっていたとはいえ、あそこまで精度の高いカウンターを繰り出せるのは素晴らしい。
・過密日程の中でどの選手もカウンター時にはスプリントを繰り返していた。素晴らしいガッツだ。
・金崎はタフな選手だね。ゴールを見たかったが、3点目は実質彼のゴールのようなものだ。
・金崎は近いうちにヨーロッパの舞台でプレーを見られるようになるだろうね。これでオファー続出だろう。
・鈴木のロナウドパフォーマンスは本家よりもストロングだったね(笑)。参考にするといいよ。
決勝戦はレアル・マドリー?意外に多いクラブアメリカ、鹿島の健闘を予想する海外ファン
最後に、決勝戦に向けての海外の声をご紹介して終わりとします。
・決勝は99%レアルとの戦いになるだろう。まあ99%レアルの優勝だろうがね。
・クラブアメリカは強いよ。今季のレアルの出来、更に今の怪我人続出の状況を見れば99%というのはあり得ない。
・クラブアメリカと鹿島の決勝戦になったらそれこそ歴史的だよね。
・今日の鹿島とアトレティコの試合を見るに、レアルとの決勝戦だとレアルの支配率は80%くらい行くんじゃないか(笑)
・今のレアルだと鹿島の守備には相当手こずるだろうね。なかなか先制点取れなきゃひょっとするかもよ。
・鹿島を全力で応援するよ。レアルを倒してヨーロッパの鼻をへし折って欲しいね。
・ジダンは決して油断しないだろう。レアル・マドリードがクラブアメリカや鹿島に取りこぼすとはとても思えない。
・ソガハタ、ショウジ、ウエダが今日の出来ならば、鹿島にも可能性はあるよ。今のレアルは絶対ではない。
・クリスティアーノ・ロナウドがどれほどのコンディションか注目だね。対峙するサイドバックは押さえれるかな。
・モチベーションはレアルよりも断然鹿島の方が高いだろう。レアルは勝って当たり前。プレッシャーもあるし番狂わせあるかもね。
・素晴らしい決勝戦になる事を祈ろう。鹿島アントラーズの健闘を祈る。
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