ついに、ついにローマの王子様がユニフォームを脱いでしまうのか?
トッティ、引退は近い? 妻が「ほかのことを望んでいると思う」
イタリア・セリエA、ASローマのFW、フランチェスコ・トッティが今季限りでユニフォームを脱ぐ可能性のある事を元タレントの美人妻、イラリー・ブラージがメディアに語っています。
これまで彼の去就に関しては引退を含めた様々な憶測が報道されて来ましたが、奥さんが語ったという事で俄然現実味を帯びてきてしまいました。
確かにトッティも既に39歳。今シーズンはケガに泣かされ、ここまでわずか3試合の出場にとどまっている現状を見れば、その可能性も十分に考えられるといえばそうなのですが・・
しかし彼はそこいらの選手とは違います。ローマの象徴であり、イタリアの至宝です。1日でも長く現役を続けてほしいという声は、ここ日本では考えられない程イタリア、特にローマでは強いでしょう。
間違いなくイタリアサッカー界のレジェンドともいえる選手、フランチェスコ・トッティ。
わたしたちがレジェンドの勇姿を見られるのはあと数か月となってしまうのでしょうか。
ロマニスタの憧れ!“ローマの王子様”フランチェスコ・トッティの軌跡

引用:SoccerKING
フランチェスコ・トッティは1976年9月27日イタリア・ローマ生まれの39歳。
少年時代からスタジオ・オリンピコへ足繁く通うほどの熱烈なローマファンで、中でも当時「ローマの王子様」という異名を持ち、ASローマの中盤で華麗なパスワークを魅せていたジュセッペ・ジャンニーニが憧れの選手でした。
サッカー選手として有望であったジュニア時代には当時圧倒的な強さを誇っていたACミランのスカウトの目に留まり入団を打診されますが、トッティと同じく熱狂的なロマニスタ(ASローマファンの意味)であったトッティの母親がこれを拒否。1989年にASローマのユースチームへ入団します。
1993年3月にはわずか16歳でローマのトップチームへ昇格し、セリエAデビューを果たし、同年9月には初ゴールをマークします。
その後はローマの中心選手となり、2000-2001シーズンではローマ18年ぶりの優勝に貢献、スクデットを獲得し、2000年と2003年にはセリエA最優秀選手にも選ばれます。
イタリア代表としても不動のエースとして活躍し、2006年のドイツ・ワールドカップではトップ下として優勝を果たします。
今季までASローマ一筋の現役生活でリーグ優勝は1度だけですが、ASローマでの通算得点、試合出場記録は断トツの1位で現在も更新中。セリエAでも試合出場数3位、通算得点でも2位と、まさにイタリア・サッカー界の歴史に間違いなく残るであろう名選手なのです。
このトッティと言えば、日本のサッカーファンならASローマで2年間同僚であった中田英寿を思い出す人も多いかと思います。
実はこの2人は同い年の同級生であり、主なポジションもともにトップ下でした。しかし、ローマでの中田はボランチでの出場の方が多かったですね。理由は勿論、トップ下には不動のエース・トッティがいたからです。中田英寿にとっては不運としか言いようのないことですが、相手がトッティなら仕方がないと言えるでしょう。
イケメンで大金持ちなのにイタリアの皆から愛される!トッティのおバカ伝説w
ローマの人たちから本当に愛されてきたトッティ。
サッカー選手としての卓越した能力やその一途なローマ愛もさることながら、その理由は彼のパーソナリティによる部分も大きいと言われています。トッティはサッカーが天才的に上手くて若くからの大成功者として長者番付の上位者であり、その上ミケランジェロの彫刻のように美しく容姿端麗・・普通はやっかみも相当なものなのでしょうが、トッティの愛され度は我々日本人が思っている以上なのです。それはトッティのキャラクターによる部分も大きいのです。
日本ではあまり知られていないかもしれませんが、母国イタリアでは有名な「おバカ伝説」がそれです(笑)その一部を紹介させていただきます。
トッティの悩みは深い?事件
ある日、イタリア国内でベストセラーになっていた本を買ってきたトッティ。
そのタイトルは
「あなたの悩みを50%解決できる本」
そしてトッティは自慢気に友人に
「2冊買ってきたよ。これで悩みを100%解決できるからね」
www
シェイクスピアって?事件
トッティのおバカ伝説がファンやマスコミの間ではやり始めていたある日の事、当時付き合っていたトッティの彼女はトッティに対して
「あなたの事をバカにする人が最近多いわ。何か本でも読んでみたらどうかしら?そうだ、シェイクスピアなんてどう?読んだことあるでしょ?」
すると、トッティ
「ああ、もちろんさ。ただ作者名が思い出せないけどね」
シェイクスピアって作品名っすか?(笑)
国際電話事件
ある日、国際電話をかけようとしたトッティは、電話交換手から説明を受けます。
オペレーター:「それでは初めに10と押してみてください」
電話の向こうで思いっきりテンパるトッティ
「ちょ、待てよ!俺の電話9までしかボタンがないんだよ!!」www
悲運の鳩事件
クラブチームの練習中の出来事。
ランニング中にトッティの同僚がトッティに対して
「見ろよ、かわいそうに。鳩が死んでるぜ」
するとトッティは
「えっ、どこ?どこ?」
と言って空を見上げて探していたそうです(笑)
子猫事件
当時交際していた彼女がある日、子猫を拾ってきてしまいました。そして、トッティに見せるのです。
彼女 :「子猫拾ってきたんだけど、可愛いわね。でもまだちっちゃすぎてオスかメスかわからないわ」
トッティ:「オスだよ」
彼女 :「凄い、良く分かったわね」
トッティ:「バカだな、ヒゲが生えてるじゃないか」
・・・・(笑)
ジグソーパズル事件
購入してきたジグソーパズルにハマってしまったトッティは、数か月かけてようやく全てを完成させた。
達成感に浸っていたトッティが箱を見ると、そこには
「3-5years」
の文字が・・
「そうか、3年から5年もかかるような難しいパズルをわずか数か月で解いてしまうなんて、俺ってやっぱスゲーよな」
とチームメイトに自慢してまわったトッティですが、その文字の意味は
「3歳~5歳児用」
という意味でしたwww
いかがだったでしょうか?
トッティといえば、まるでミケランジェロの彫刻のような彫りの深い甘いマスクで女性からも大人気ですよね。
そんなトッティだからこそ、このようなおバカ伝説とのギャップがいいんですよねえ(笑)
他クラブへの移籍が当然なサッカー界でローマ一筋だったがゆえの光と影
なんかおバカ伝説メインの記事になってしまいましたね(苦笑)
トッティの選手としての凄さやその功績などは彼の引退が決まってから詳しく記事にまとめたいと思っています。
だって引退してほしくないですからね。
これだけの選手はそうそう出てこないですし、何といっても移籍が当たり前のトッティほどのトップクラスの選手が同じクラブで現役を終えようとしているなんて世界でも異例中の異例ですし。
これだけの選手なのにタイトル獲得が少なすぎるのは、決してメガクラブとは言えないローマにこだわったからでしょう。それは間違いないと思います。自由にチームを移籍していればバロンドールなども取れていた選手だと思います。
しかし、だからこそトッティはこれだけローマで、イタリアで愛されているんだと思います。
これだけの選手ですが、ここ日本ではサッカーファン以外の知名度も評価もイマイチなのが気に入らないところではあるのですがね・・
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