WBC野球日本代表優勝へ勝ち抜きシステムや敗退条件 韓国やアメリカ、ドミニカとはいつ対戦?

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3月7日に幕を開ける野球の世界一を決める国際大会、4年に1度のワールド・ベースボール・クラシック(通称:WBC)。

2大会ぶりの優勝を目指す小久保裕紀監督率いる野球日本代表、侍ジャパンの優勝への道のりを各ラウンド、そして決勝トーナメントごとに追ってみていきたいと思います。

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16か国を4つの予選グループへ分けてリーグ戦を行う1次ラウンドプールA~D

侍JAPAN世界制覇への第一関門はまずは東京ドームで行われる第1ラウンド。

世界中から選りすぐられた全16チームが参加するワールド・ベースボール・クラシックですが、第1次ラウンドを勝ち抜くことが出来るのは半分の8チームへとふるい落とされる事となります。

その内容はというと、全16チームをプールA、B、C、Dという4つの予選グループに分けます。日本が入ったのはプールBですが、それぞれのプールに4ヵ国づつが振り分けられるという事になるのです。

そのプール分けがこちらになります。

プールA
韓国、チャイニーズタイペイ、オランダ、イスラエル

プールB
日本、キューバオーストラリア中国

プールC
アメリカ、ドミニカ、カナダ、コロンビア

プールD
メキシコ、プエルトリコ、ベネズエラ、イタリア

このプールA~Dでそれぞれ4か国総当たりのリーグ戦を行い、各プールの1位と2位の2チームが次の第2ラウンドへと進出することとなります。つまり予選プールで3位、4位になった国は1次ラウンドで姿を消すという事となるのです。

各プールで勝敗数が並んだ場合の進出方法の決定については以下の記事をご参照ください。

WBC予選ラウンドで2勝1敗、1勝2敗の3チームが並んでしまった場合の勝ち抜けプレーオフルールを説明

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2次ラウンド日本の対戦相手は韓国、タイペイ?オランダとイスラエルも侮れない

プールA、プールB、プールC、プールDから各2チームづつが勝ち抜けを果たした後に戦う事となるのが2次ラウンドと呼ばれるステージとなります。

プールA~Dの勝ち抜きチーム計8か国をまたも4チームづつの2つの予選プールに分けるというシステムを取ります。その内訳はこうなります。

プールE
プールAの1位&2位チーム、プールBの1位&2位チーム

プールF
プールCの1位&2位チーム、プールDの1位&2位チーム

という組分けとなる事がすでに決まっています。

つまり、仮に日本がプールBで2位以内となって2次ラウンドへと進出した場合は、必然的にプールAの勝者2チームと同組となって戦うという事になるという事です。当然プールBの上位チームも同居しますので、1次ラウンドに引き続いて2試合目の対戦という事にもなるのです。

シミュレートして見ましょう。

まずはプールBからは日本。そして恐らく実力的には世界ランキング5位のキューバが有力候補となるでしょう。かなりの確率でこの2チームとなるのではないでしょうか。

そして難しいのがプールAの勝者。これまでであれば、東アジアの野球大国、韓国とチャイニーズタイペイが有力候補だと見るのが無難でしょう。しかし今年は様相が全く異なるといってもいいです。オランダとイスラエルといえば、ほんの数年前までは野球のレベル的には高くありませんでした。

ですが今回のWBCでは台風の目になる可能性がかなり高いです。というのもメジャーの大物を含めた各国で実績を積んでいるプロ選手が大挙して参加しているからです。ハッキリ言ってプールAはどこが勝ち進んできても驚けない程にレベルの高い戦いが繰り広げられる事となるでしょう。

そんな中で敢えて予想するのであれば、戦力的な層の厚さと質で言えば韓国とオランダが有利といえるでしょうか。というわけで、ずばりプールEの4か国は「日本、キューバ、韓国、オランダ」だと予想しておきましょう。

みなさんも1次ラウンドのプールAの動向には注視してみられると面白いかもしれません。日本の対戦相手がどこになるのかという意味でもですね。

ドミニカやアメリカ、プエルトリコなどメジャーのスター軍団との対戦は準決勝以降に

プールEとプールFでもそれぞれ1次ラウンドのプールA~Dと同じように各4チームが総当たりのリーグ戦を行い、各プールの上位2チームが次のラウンドとなる準決勝へ進出するという事となります。この時点で残っているチームは、プールEを勝ち抜いた2チームとプールFを勝ち抜いた2チームの合計4チームのみとなってしまいます。

そしてその4チームの激突となる準決勝の組み合わせは以下の通りとなっています。

3月21日10時試合開始

プールE2位チーム 対 プールF1位チーム

3月22日10時試合開始

プールE1位チーム 対 プールF2位チーム

日本がプールEを2位通過すれば3月21日の試合となり、1位通過すれば22日の試合になるという事です。どちらも試合開始は日本時間の午前10時からという、普通のサラリーマンにとっては実に厳しい時間帯となっています(苦笑)。

そしてこの準決勝を勝ち抜けばいよいよ決勝戦。以下が日程です。

3月23日10時試合開始

WBC決勝戦

はい、またも午前10時の試合開始です。アメリカでの試合ですから時差の関係で致し方ないとはいえ、ちょっと・・って感じですよね。本当にリーマン殺しのタイムスケジュールです(怒)。

ほとんど国民の関心も興味もひいていないといわれているアメリカなんかで準決・決勝なんかせずに、最も興味が高いといわれている東アジアのゴールデンタイムに合わせれば・・ってふつうに思いますけどね。そっちのが収益的にも運営にはオイシイんじゃないですか??って気もしますし(苦笑)。

まあ皮肉はこのくらいにしておきましょう。ともかく今年はドミニカ、ベネズエラ、プエルトリらの中南米カリブ海の強豪たちに加えて、ベースボールの母国の威信を賭けてアメリカチームもこれまでにないほどの大物選手揃いだという事で、日本国外では今までよりも盛り上がりを見せているといわれているWBC。

ドミニカやアメリカ、ベネズエラなどとの対戦ではかなりの苦戦が予想されている日本ですが、国内組だけでもメジャー選手を擁したチームを倒せるんだという意地を見せてほしいですね。そしてその気概を示すためにも、アメリカやドミニカらと対戦できる可能性のある準決勝までは是非勝ち抜いてもらいたいものです。

ちなみに、WBCの詳細な日程につきましてはこちらの記事をご参照ください。

WBC2017日本代表の全日程 東京ドームでの1次・2次ラウンド、LAドジャースタジアムでの決勝・準決勝戦など

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