3月6日の韓国での第1次ラウンドプールA、イスラエル対韓国戦で開幕を迎える2017年の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。
ここでは2大会ぶり3度目のWBC優勝を目指す野球日本代表「侍ジャパン」の試合を中心とした、第4回ワールド・ベースボール・クラシックの日程についてご紹介していきたいと思います。
日本の1次ラウンド対戦国とそれぞれの最新世界ランキング
ワールドベースボールクラシック2017の参加チームは全16か国。この16か国をプールAからDの4つのグループに分けて、それぞれのプールごとに総当たりのリーグ戦を行い、それぞれのプールで上位2位以内に入ったチームが次のラウンドに進むこととなります。これが第1次ラウンドです。
ちなみに日本が入ったグループはプールB。プールBの国は以下の4か国となっています。
日本 世界ランキング1位
キューバ 世界ランキング5位
オーストラリア 世界ランキング13位
中国 世界ランキング19位
日本は堂々の世界ランキングトップなのですが、厄介なのは何といってもキューバでしょう。日本やアメリカなどと並んで野球が盛んな国として有名な超強豪国です。
地味で世界ランキングも低いですが、オーストラリアも当然侮れません。メジャーリーグにも多くの選手を輩出している国であり、その底力は世界ランキング13位よりも上だと個人的には考えます。
中国は進境著しい野球新興国です。年々レベルアップはしていますが、力は一枚も二枚も劣るのは否めませんね。
この4チームが総当たりのリーグ戦を行い、次へと進める2チームを決めます。2勝1敗が通過ラインでしょうが、確実に抜けるためにも3戦全勝が求められるところですね。
プールB侍ジャパンのキューバ戦、オーストラリア戦、中国戦の各日程
ではこの1次ラウンドプールBの日程をご紹介しましょう。
3月 7日(火)19:00 日本 対 キューバ
3月 8日(水)12:00 中国 対 キューバ
3月 8日(水)19:00 日本 対 オーストラリア
3月 9日(木)19:00 中国 対 オーストラリア
3月10日(金)12:00 キューバ 対 オーストラリア
3月10日(金)19:00 日本 対 中国
3月11日(土)19:00 プレーオフ
会場:東京ドーム(日本)
以上がワールド・ベースボール・クラシックの予選1次ラウンドプールBの全日程となっています。日本が試合を行うのは3月7日、8日、10日という事ですね(プレーオフとなった場合は3月11日も)。
日本代表「侍ジャパン」の試合は全て夜の19:00開始となっていますね。もし万が一2勝1敗か1勝2敗で4チーム中3チームが横並びとなった場合でもプレーオフ日程は19:00開始となっています。これはまあ開催国特権といったところでしょうか(苦笑)。
日本以外の1次ラウンド組合せ 死の組プールD、米・加・ドミニカの強豪が揃ったプールCなど
ついでといっては何ですが(笑)、日本以外のグループもご紹介しておきましょう。
プールA
世界ランク 3位 韓国
世界ランク 4位 チャイニーズ・タイペイ
世界ランク10位 オランダ
世界ランク42位 イスラエル
開催日程:3月6日~10日
会 場:高尺スカイドーム(韓国)
プールC
世界ランク 2位 アメリカ
世界ランク 6位 カナダ
世界ランク12位 ドミニカ
世界ランク17位 コロンビア
開催日程:3月9日~13日
会 場:マーリンズパーク(アメリカ)
プールD
世界ランク 7位 ベネズエラ
世界ランク 8位 メキシコ
世界ランク 9位 イタリア
世界ランク11位 プエルトリコ
開催日程:3月9日~13日
会 場:エスタディオ・チャロス(メキシコ)
個人的に言わせてもらえれば、プールDが最も死の組といった感じですね。ベネズエラとメキシコ、プエルトリコのうち1チームは確実に1次ラウンドで敗退するという厳しさ。さらにプールCもなかなかの激戦区ですね。アメリカ、カナダ、ドミニカのうち一つは確実に落ちます。下手したらアメリカの1次敗退も十分に考えられる強豪揃いです。
これらに比べるとプールBはレベル的に少し落ちるといった印象でしょうか。プールAは韓国とオランダが有力でしょうが、チャイニーズ・タイペイは東アジアの強豪ですし、イスラエルはメジャー組が揃っているダークホースです。どこが出てきてもおかしくないですが、日本がとりあえず気にしなければならないのは次の二次ラウンドで直接戦う事となるプールAの動向ですね。
1次ラウンドを通過したら韓国、台湾等がいるプールAの上位2チームとの2次ラウンドへ
日本が予選プールBで2位以内に入って第1次ラウンドを突破したと仮定すると、次は第二次ラウンドへと突入します。
第2次ラウンドは、第1次ラウンドを勝ち抜いた8チームをそれぞれ2つのグループ、プールEとプールFに分けてそれぞれ4チームで総当たりのリーグ戦を行い、プールEとFの上位2チームづつが決勝ラウンドに進むこととなります。
プールEとプールFの組分けは以下の通りとなります。
プールE
プールA1位通過チーム
プールA2位通過チーム
プールB1位通過チーム
プールB2位通過チーム
プールF
プールC1位通過チーム
プールC2位通過チーム
プールD1位通過チーム
プールD2位通過チーム
プールBに所属する日本が1次ラウンドを通過した場合、日本が所属する2次ラウンドのグループはプールEという事となります。プールAの上位2チームとプールBの上位2チームが混在するグループという事です。
東京ドームでの2次Rは日本が1次Rを何位通過するかで日程が若干変わる?
続いて、日本が所属する(予定の)二次ラウンド・プールEの日程についてご説明します。
少しややこしいのですが、二次ラウンドの日程は日本代表侍ジャパンの一次ラウンドの結果によって変わる事となっています。従って2次ラウンドプールEの日程は2種類をシミュレートしておかなければなりません。
日本がプールBを1位通過した場合
3月12日(日)12:00 プールB2位 対 プールA1位
3月12日(日)19:00 日本 対 プールA2位
3月13日(月)19:00 プールA1位 対 プールA2位
3月14日(火)19:00 日本 対 プールB2位
3月15日(水)12:00 プールA2位 対 プールB2位
3月15日(水)19:00 日本 対 プールA1位
3月16日(木)19:00 プレーオフ
日本がプールBを2位通過した場合
3月12日(日)12:00 プールB1位 対 プールA1位
3月12日(日)19:00 日本 対 プールA2位
3月13日(月)19:00 プールA1位 対 プールA2位
3月14日(火)19:00 日本 対 プールB1位
3月15日(水)12:00 プールA2位 対 プールB1位
3月15日(水)19:00 日本 対 プールA1位
3月16日(木)19:00 プレーオフ
会場:東京ドーム(どちらの場合でも)
となっています。まあつまるところ、日本が1位通過であろうが2位通過であろうがどちらにしても日本の試合は全て夜19時からの試合になるという事です。まあこれも開催国特権という事で(苦笑)。日本が試合を行うのは、3月12日(日)、14日(火)、15日(水)という事になります(プレーオフの場合は16日も)。
ちなみに考えたくはありませんが、万が一日本が第1次ラウンドで敗退した場合には、日本がプールBを2位通過した場合の日程が採用されます。日本の所にプールB2位通過チームが入って試合をするという事です。
アメリカで行われる決勝・準決勝は日本時間の平日午前試合開始予定
日本が第2次ラウンドプールEを通過した場合、いよいよ決勝ラウンドへと進むこととなります。舞台もアメリカ本土へと上陸。プールC上位2チームとプールD上位2チームで編成された2次ラウンドプールFを勝ち抜いた2チームと、プールE上位2チームの合わせて4チームがベスト4となり、準決勝に挑むこととなります。泣いても笑っても世界一まであと2勝(準決勝と決勝)という事です。
日本がプールEを2位通過した場合の準決勝はこうなります。
2017WBC決勝ラウンド準決勝
3月21日(火)10:00 日本 対 プールF1位チーム(日時は日本時間)
日本がプールE1位通過の場合はこちらです。
3月22日(水)10:00 日本 対 プールF2位チーム(日時は日本時間)
そして準決勝を勝ち上がった場合、決勝戦の日程が以下の通りです。
2017WBC決勝ラウンド決勝戦
3月23日(木)10:00 日本 対 準決勝勝者チーム
会場:準決勝・決勝ともドジャースタジアム(アメリカ)
日本が決勝ラウンドに進んだ場合、時差の関係もあって日本での試合開始は午前10時からという事になってしまいます。しかも準決勝も決勝も平日・・(涙)。
しかしここまで勝ち進むことができたのであれば、なるべく時間を見つけて“仕事に影響が出ない程度で”応援したいと思います。昼休憩もありますしね(笑)。
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