早稲田大学野球部からドラフト1位でプロ入団した投手三羽烏 ハンカチ王子ら甲子園優勝ピッチャーも

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野球

大学野球界といえば、これまでに幾多の名選手たちを輩出してプロ野球界に送り込んできました。

中には、同じ年に同学年の名選手たちが同時にプロ野球に入団して話題となった例も多くあります。

そこでここでは、過去に東都リーグなどで実績を残し、早稲田大学で「三羽烏」と呼ばれて同じ年にプロ野球入りした選手たちをそのプロ野球実績なども含めてご紹介したいと思います。

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2011年(平成23年)にプロ野球にドラ1入団した早稲田大学野球部三羽烏(ガラス)

2010年(平成22年)のドラフト会議で早稲田大学からプロ野球入りした野球部の同級生三選手がいわゆる「早大三羽烏」と呼ばれた存在です。

彼らは大学野球で大活躍し、鳴り物入りでプロ野球に同期入団して大きな話題を振り撒きました。そんな早稲田大学三羽ガラスと呼ばれた野球選手のプロフィールや現役実績、入団時のドラフト順位などをご紹介していきます。

北海道日本ハムファイターズ入団 斎藤佑樹(さいとうゆうき)

名   前:斎藤佑樹
生年月日 :1988年(昭和63年)6月6日
出   身:群馬県太田市
身   長:176cm
体   重:74kg
投 ・ 打:右投右打
ポジション:投手
プロ入り :2011年北海道日本ハムファイターズ入団
指名順位 :2010年ドラフト1位(4球団重複)

球団履歴(現役選手時代)
北海道日本ハムファイターズ(2011年~)

通算成績(2018年までの現役実績)
77試合登板
15勝24敗
343.2イニング 197奪三振 

早稲田実業高時代に甲子園優勝投手となって「ハンカチ王子」と呼ばれ、一躍全国的スターとして早稲田大学に進学した斎藤佑樹投手。早大では通算31勝、323奪三振という圧倒的な成績を残し、1年生から4年生まで全学年で大学日本代表に選ばれたという偉業も成し遂げました。

早稲田大学4年時に迎えたドラフト会議ではソフトバンク、日ハム、ロッテ、ヤクルトの4球団からの重複1位指名を受け、抽選で交渉権を引き当てた北海道日本ハムファイターズへの入団が決定しました。

「ハンカチフィーバー」とまで呼ばれたファンからの期待を背負った斎藤選手は1年目から1軍に定着してプロ初年度は6勝を挙げるなどまずまずの成績を残しました。その後は怪我や伸び悩みもあって1年目以上の成績は残せていませんが、ぜひとも甲子園でのあの輝きを取り戻してほしいですね。

埼玉西武ライオンズ入団 大石達也(おおいしたつや)

名   前:大石達也
生年月日 :1988年(昭和63年)10月10日
出   身:福岡県太宰府市
身   長:185cm
体   重:90kg
投 ・ 打:右投左打
ポジション:投手
プロ入り :2011年埼玉西武ライオンズ入団
指名順位 :2010年ドラフト1位(6球団重複)

球団履歴(現役選手時代)
埼玉西武ライオンズ(2011年~)

通算成績(2018年までの現役実績)
130試合登板
5勝6敗 8セーブ 12ホールド
136.0イニング 131奪三振 

早大三羽烏二人目は、大学時代に抑えとして無双の活躍を見せていた大石達也投手。MAX155㎞を誇るその剛速球で打者をねじ伏せるその素質は、同僚の斎藤佑樹以上との呼び声も高く、実際に斎藤佑樹投手を上回る6球団(西武、オリックス、楽天、阪神、広島、横浜)から1位指名を受けました。

抽選で当たりくじを引き当てた埼玉西武ライオンズに入団した大石投手でしたが、プロ入り後は先発投手へと配置転換となり、スランプへと陥ります。自慢の速球は影を潜め、右肩の故障もあって1年目はまさかの1軍登板なしという悔しさを味わいました。

しかし2年目以降は先発からリリーフへと戻って徐々に本領を発揮。西武で貴重なリリーフ要因として存在感を発揮しています。コントロールに難はあるものの、奪三振率の高さはその非凡な能力を物語っていますね。

広島東洋カープ入団 福井優也(ふくいゆうや)

名   前:福井優也
生年月日 :1988年(昭和63年)2月8日
出   身:岡山県英田郡西粟倉村
身   長:178cm
体   重:85kg
投 ・ 打:右投右打
ポジション:投手
プロ入り :2011年広島東洋カープ入団
指名順位 :2010年ドラフト1位

球団履歴(現役選手時代)
広島東洋カープ(2011年~2018年)
東北楽天ゴールデンイーグルス(2019年~)

通算成績(2018年までの現役実績)
109試合登板
29勝36敗 
535.1イニング 413奪三振 

早稲田大学三羽ガラス最後の一人は、大学時代に斎藤佑樹投手とともに早稲田大学の二枚エースと呼ばれた福井優也投手。斎藤佑樹投手と同じく甲子園優勝投手(済美高校時代の2004春の選抜)でもあります。

この福井投手、高校卒業時には巨人からのドラフト4位指名を受けましたがこれを拒否して1年間浪人し、早稲田へと入学した苦労人でもあります。

2010年のドラフト会議では斎藤佑樹選手の抽選権を外した広島東洋カープからの1位指名を受けて入団します。入団後は広島で先発ローテーション入りして安定した成績を残し、2019年からは東北楽天にトレード移籍しました。

ちなみに、同一大学から3人の投手が同一年度のドラフト会議で1位指名を受けたというのは、50年以上の歴史を誇るドラフト会議でもこの早大三羽烏だけとなっています。いかにこの年の早稲田大学が凄かったかというのを2010ドラフトが物語っていますね。

なお、その他の大学野球の三羽烏については以下の記事をご覧ください。

立教大学野球部三羽烏

法政大学野球部三羽烏

駒澤大学巨人入団三羽烏

青山学院大学野球部三羽烏

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