日本プロ野球歴代最高レベルの新人王争い一覧 セパ両リーグの高校・大学・社会人出身選手達の歴史

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野球

2012年(平成24年)パ・リーグ新人王:益田直也(ますだなおや)

牧田投手と塩見投手がハイレベルな争いを繰り広げた2011年の翌年、2012年のパ新人王争いもまた、2人の投手の熾烈な賞レースとなりました。

大学卒入団1年目:益田直也(千葉ロッテマリーンズドラフト4位/投手)成績

登板 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 奪三振 防御率
72 41 75.1 57 1.67

高卒入団1年目:武田翔太(福岡ソフトバンクホークスドラフト1位/投手)成績

登板 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 奪三振 防御率
11 67.0 67 1.07
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ロッテのセットアッパーとして新人記録更新の益田を猛追する高卒新人で防御率1点台の武田

野手だった高校時代はほぼ無名の選手だったものの、セレクションを受けて入学した関西国際大学で投手に転向してメキメキと頭角を現して千葉ロッテ入りした益田直也投手は、ドラフト同期の藤岡投手(ドラフト1位)、中後投手(ドラフト2位)とともに開幕1軍入りすると、スリークォーターから繰り出すキレのある速球と変化球を武器にセットアッパーとして大活躍。プロ1年目は新人投手の最多登板記録と最多ホールド記録を更新するという記録を残して文句なしの新人王に輝きました。

この益田投手を新人王争いで猛追したのが、福岡ソフトバンクホークスのドラ1・武田翔太投手でした。

高卒新人という事で2軍スタートとなった武田投手でしたが、150㎞台の快速球と‘魔球’と形容される落差の激しいドロップカーブを武器に2軍でプロを寄せ付けないピッチングを見せつけ、7月に1軍昇格を果たします。するといきなり先発デビューし、プロ初登板初先発初勝利という快挙を成し遂げてローテーション入りし、11登板で7勝、防御率はなんと1.07という驚異的な成績で1年目を終えたのです。

正味3ヶ月程の実績だったこともあり、新人王は益田選手に譲ったものの武田投手もパ・リーグ連盟特別表彰を受けました。

2013年(平成25年)セ・リーグ新人王:小川泰弘(おがわやすひろ)

2013年のセ・リーグ新人王を争ったのは、その後それぞれのチームの大黒柱へと成長していくこととなる3人の本格派右腕でした。

大学卒入団1年目:小川泰弘(東京ヤクルトスワローズドラフト2位/投手)成績

登板 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 奪三振 防御率
26 16 178.0 135 2.93

大学卒入団1年目:菅野智之(読売ジャイアンツドラフト1位/投手)成績

登板 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 奪三振 防御率
27 13 176.0 155 3.12

高卒入団1年目:藤浪晋太郎(阪神タイガースドラフト1位/投手)成績

登板 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 奪三振 防御率
24 10 137.2 126 2.75
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16勝の“ライアン”小川にタイトルを阻まれた巨人と阪神、名門球団の超大物新人

激戦となったセントラル・リーグ2013シーズンの新人王を獲得したのが創価大学からヤクルトにドラフト2位指名されたルーキー投手、“ライアン”小川投手。

左足を高々と上げる独特のピッチングフォームから、メジャーリーグ往年の剛腕投手であるノーラン・ライアンにちなんだ‘ライアン’の愛称で人気となった小川投手は、1年目から16勝を挙げて最多勝争いに加わる規格外の活躍を見せてこの年の激烈な新人王レースを制しました。

普通の年ならば文句なしの新人王といえる成績を残した小川投手ですが、この年は他に2人も新人二桁勝利を挙げた新人投手が現れます。

そのうちの一人が、1年目から名門・巨人軍のエース格の働きをした菅野智之投手。言わずと知れた原辰徳監督の甥っ子で、東海大学から日ハムの1位指名を受けたものの入団を拒否し、1年浪人して巨人入りを果たした超大物投手です。

菅野投手は勝ち星こそ小川投手に遅れを取りましたが、投球回と奪三振では上回るというほぼ互角の内容であり、普通の年なら文句なしの新人王だったことは間違いありません。

東の名門・巨人の菅野とともに二桁10勝を挙げたのが西の名門・阪神タイガースの藤浪晋太郎投手。大阪桐蔭高校のエースとして甲子園春夏連覇を達成し、ドラフトでも阪神以外にヤクルト、オリックス、ロッテの4球団から1位指名を受けた“怪物”です。

藤浪投手は開幕シリーズとなったヤクルト戦の3試合目でいきなり先発を任されるという、高卒新人投手史上最速の大記録を成し遂げ、年間を通してローテーションを守っていきなり10勝を挙げました。高卒ルーキーの二けた勝利はセ・リーグでは同じく阪神の江夏豊投手以来46年ぶりという快挙でした。

惜しくも新人王を逃したこの巨人と阪神の超大物新人二人にももちろんリーグより新人特別賞が授与されました。

コメント

  1. リキ太 より:

    私の中での史上最高の新人王が野茂だったのですが、こうやって改めて数字で見ると本当に凄まじかったんですね。新人のデータじゃないですね。

    インパクトも抜群で正に記憶にも記録にも残る投手だったのですね。
    そして…潮崎や石井と同年だったのですね。何という豊作の年!

    基本セリーグファンでしたが、パリーグは何でこんなに天才が出てくるんだろうって考えていたことを思い出しました。

    • りぞっと より:

      うちもセ・リーグファンでしたね。うちの親父は阪神ファンで母は巨人ファンという、考え得る最悪の組み合わせです(笑)阪神巨人戦では必ずどちらかが不機嫌になるという…爆汗
      個人的に西武ライオンズの全盛期に育った世代なので、黄金期西武や近鉄いてまえ打線を見ていてパ・リーグの凄さに羨望さえ覚えたのは懐かしい想い出です。