[夏の甲子園]全国高校野球選手権の歴代出場回数ランキングトップ50(2019夏最新版) 強豪校や古豪、新興勢力等最多出場校は?

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野球

野球好きな日本人の夏の風物詩の一つが全国高校野球選手権大会。通称「夏の甲子園」というやつですよね。

1915年(大正4年)に全国中等学校優勝野球大会として記念すべき第1回大会が開かれて以来の100年以上の歴史を誇る夏の甲子園大会。当然数多くの高校が甲子園の土を踏んできました。まだ一度も甲子園出場を果たせてない高校も勿論山のようにあります。しかし何度も何度も甲子園出場を果たしている強豪校、古豪もいます。

ここではそんな「夏の甲子園」の出場回数ランキングトップ50をご紹介したいと思います。あなたの好きな高校や地元の高校は50位以内にランクインしているでしょうか。

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49位~41位:牛島和彦&ドカベン香川の浪商、金村義明で全国制覇の報徳学園も

まずは49位タイから41位までをご紹介しておきましょう。

49位 今治西   愛媛  13回
49位 鳴門    徳島  13回
49位 東海大甲府 山梨  13回
49位 高知    高知  13回
49位 大体大浪商 大阪  13回
49位 鹿児島商  鹿児島 13回
49位 金沢    石川  13回
46位 滋賀    滋賀  14回
46位 米子東   鳥取  14回
46位 桐生    群馬  14回
43位 作新学院  栃木  15回
43位 報徳学園  兵庫  15回
43位 大分商   大分  15回
42位 聖光学院  福島  16回

報徳学園や大体大浪商、慶応や高知など、優勝経験のある強豪校や古豪が多くみられますね。大体大浪商は以前の名前は浪商高校として高校野球ファンにはお馴染みの高校ですね。個人的にはやっぱり牛島和彦と「ドカベン」香川伸行のバッテリーが懐かしい世代です。3000本安打の張本勲氏や元巨人の高田繁氏もOBです。

金村義明を擁して全国制覇を成し遂げた報徳学園も強豪校ですが、出場回数は15回と思ったよりも出場回数自体は少ないイメージです。福島県で2018年まで12年連続夏の甲子園出場と圧倒的存在の聖光学院も41位にランクインしています。

我が鳥取県の米子東がランクインしているのが嬉しいですね。ちなみに米子東は県内屈指の県立進学校であります。

38位~32位:KKコンビを輩出した大阪の強豪PL学園、名将木内監督の常総学院も

38位 佐賀商  佐賀  16回
38位 富山商  富山  16回
38位 常総学院 茨城  16回
38位 聖光学院 福島  16回
33位 日大三  東京  17回
33位 PL学園 大阪  17回
33位 日大山形 山形  17回
33位 東邦   愛知  17回
33位 敦賀   福井  17回
32位 海星   長崎  18回

さすがは出場回数のトップ40に入るほどの常連校、知ってる高校ばかりです(笑)。

名将・木内監督が率いた事でも有名な茨城県の強豪・常総学院がランクインしていますね。その他目立つのが、佐賀商、富山商といった地方の古豪高校です。歴史の深さを感じますよね。

そして、今や休部状態となってしまったPL学園はここにいました。我々40代の人間にとっては高校野球の代名詞といってもいい、説明不要の存在の高校です。ぶっちゃけPLの校歌はOBでも何でもないわたしですが、今でもバリバリ歌えます(苦笑)。桑田真澄・清原和博のKKコンビはもちろんの事、その2学年下の立浪和義、野村弘樹、橋本清、片岡篤史らを擁して春夏連覇を果たした世代等、とにかくPLはわたしたちの世代にとって高校野球のシンボルであり続けました。そんな強豪校だからこそ野球部の休部というのは本当に辛いですし寂しいです。いつかまた必ずや復活してほしいと切に願うばかりです。

29位~20位:松井秀喜の星稜、神奈川の名門・横浜に智弁学園や明徳義塾なども

29位 慶応   神奈川 18回
29位 横浜   神奈川 18回
29位 秋田商  秋田  18回
25位 智弁学園 奈良  19回
25位 秋田   秋田  19回
25位 樟南   鹿児島 19回
25位 鹿児島実 鹿児島 19回
20位 高松商  香川  20回
20位 明徳義塾 高知  20回
20位 高岡商  富山  20回
20位 星稜   石川  20回
20位 桐蔭   和歌山 20回

松坂大輔や筒香嘉智ら幾多の名選手のOBを擁す横浜高校は、同じ神奈川県の古豪・慶応高校らと同じ28位タイにいました。全国屈指の激戦区でもある神奈川県代表として18回も出場しているのは脅威といっていいでしょう。

その他にも巨人・ヤンキースなどで活躍した松井秀喜らを輩出した石川県の名門・星稜高校や高知県の強豪・明徳義塾高校、さらには天理と毎年のように甲子園出場をかけて熾烈な争いを繰り広げている奈良の強豪・智弁学園なども顔を連ねています。

11位~19位:優勝回数2位の広商、広陵の広島県勢、鳥取県からは進学校・鳥取西も

19位 熊本工   熊本  21回
17位 福井商   福井  22回
17位 東北    宮城  22回
12位 広陵    広島  23回
12位 高知商   高知  23回
12位 徳島商   徳島  23回
12位 鳥取西   鳥取  23回
12位 広島商   広島  23回
11位 智弁和歌山 和歌山 24回

うーん、凄い高校ばかりです。トップ10入りこそ逃したものの、それに準ずる程甲子園に出場している野球の名門ですから当然っちゃあ当然ですか。

歴代2位となる6度の優勝を誇る全国屈指の名門・広島商業をはじめとして、高知商や高松商、熊工、それに広商と県大会でしのぎを削ってきたライバル校、広陵高校もいますね。メジャーリーガー・ダルビッシュ有の母校・東北高校もランクインしています。あとは米子東と並ぶ鳥取県下の名門・鳥取西。この鳥取西も43位にランクインした米子東と並んで県下一二の進学校なのであります。11位という事でトップ10入りにあと一歩でした。近年は甲子園から遠ざかっているのが響きましたね。

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夏の甲子園(全国高校野球選手権)出場回数トップ10

第10位 静岡高校(静岡県)出場25回

1926年(大正15年)には全国優勝を成し遂げ、その後も1960年(昭和35年)と1973年(昭和48年)に準優勝の実績を持つ静岡県の静岡県立静岡高校が24回出場でトップ10入りを果たしました。

野球部の歴史は120年を超えるという、甲子園での実績十分の古豪ですが、2000年代に入っても5度の夏の甲子園出場を果たしている現在進行形の強豪校でもあります。

著名な野球部OBには、元近鉄バファローズで最優秀救援投手や最優秀防御率のタイトルにも輝いた赤堀元之さんや、現役では北海道日本ハムファイターズに所属している、2017WBCメンバーでもある増井浩俊投手などがいます。

第9位 松山商 (愛媛県) 出場26回

夏の甲子園優勝5回、準優勝3回を誇る古豪・愛媛県立松山商業高校が26回出場で堂々の9位です。高校野球の生き字引といってもいい歴史ある伝統校ですね。1996年(平成8年)に古豪復活の夏の甲子園優勝を果たした時には多くのオールドファンを沸かせました。さらに松山商業の夏の甲子園といえば、1969年(昭和44年)の決勝戦・三沢高校戦。アイドル的人気を誇った三沢高校のエース・太田幸司のスター性も相まって、この松山商対三沢の延長18回引き分け再試合は今でも語り草となっています。

プロ野球OBも凄い面々で、特に戦前のOBにはあの阪神の伝説の打者、景浦將(まさる)氏や、巨人軍の初代監督となった藤本定義氏、さらに史上最高の右打ち名人と呼ばれた巨人の名二塁手・千葉茂氏などがいました。戦後には巨人のエースとして沢村賞にも輝いた西本聖さんや大洋ホエールズ等で103勝を挙げた山下律夫氏、同学年でともに近鉄バファローズに入団した水口栄二さんと佐野重樹さんらを輩出しています。

第5位 仙台育英 (宮城県) 出場28回

夏の甲子園初出場は1963年(昭和38年)と、比較的新しい高校ながらその後56年間で実に28回の出場を決めている宮城県の仙台育英高校が5位タイです。宮城県の高校といえばこの仙台育英高校と22回の出場で13位にランクインされている東北高校が長年激しい甲子園出場を争っています。

準優勝が2度ありますが、まだ夏の甲子園優勝はありません。個人的には1989年に大越基投手を擁してあと一歩まで迫った夏の大会が懐かしいですね。元木大介の上宮高校などが騒がれていた大会ですね。

野球部OBには2015年夏の大会準優勝メンバーである平沢大河選手や佐藤世那投手、さらには東京ヤクルトスワローズの剛腕・由規投手などがいます。

第5位 天理 (奈良県) 出場28回

奈良県の強豪校、天理高校が出場28回で5位タイとなります。夏の甲子園では1986年(昭和61年)、1990年(平成2年)の二度、深紅の優勝旗を持ち帰っています。1990年は南竜次と谷口功一という超高校級右腕の二枚エースの圧倒的な力、1986年は甘いルックスで人気となったエース、本橋雅央投手のケガを押しての力投が印象深いですね。

個人的に凄く好きな高校でした。何がいいって、やっぱりあの天理高校オリジナルの応援歌と鮮やかな紫のユニフォームです。とにかくカッコよかった・・(笑)。子供心に将来はこの高校に行きたい!!と思ったものでしたね。

プロ野球OBには通算本塁打と打点で歴代3位の記録を持つ門田博光さんらがいます。柔道も強く、五輪三連覇の野村忠宏さんの母校としても有名ですね。

第5位 中京大中京 (愛知県) 出場28回

史上最多となる全国高校野球選手権7度の優勝を誇るのがこの愛知県の中京大中京高校です。中京商業、中京高校という名の方が通りがいいというオールドファンも多いかもしれませんね。

2009年(平成21年)の第91回大会では見事に43年ぶりとなる優勝で古豪復活を果たすとともに、広島商と並んでいた夏の甲子園優勝回数を7に伸ばして単独1位に躍り出ました。愛知県は中京大中京以外にも、東邦高校や享栄高校、愛工大名電など全国にもその名が轟く強豪がひしめく激戦区。その中での28回出場はそれだけでとてつもなく凄い事です。

著名な野球部OBには、2000本安打を達成して名球界入りした強打者・稲葉篤紀さんや、地元中日ドラゴンズの名捕手として活躍した木俣達夫さんなどがいます。現役では楽天の正捕手・嶋基宏選手や広島の若きスラッガー、堂林翔太選手などが活躍しています。

第5位 県岐阜商 (岐阜県) 出場28回

戦前には3度の選抜優勝と1度の選手権優勝という輝かしい記録を持つ岐阜県の古豪がこの岐阜県立岐阜商業高校です。甲子園出場回数は28回で、中京大中京(愛知)と天理(奈良)と並んで5位タイとなっています。

戦後は選抜・選手権ともに優勝こそないものの、二度づつの準優勝という実績を残しています。近年は甲子園での実績が残せずにいましたが、2009年の91回大会では実に45年ぶりとなる夏の甲子園ベスト4を果たし、強豪復活を全国の高校野球ファンに印象付けました。

OBにはともに中日ドラゴンズで2000本安打を放った名球会員でもある高木守道氏と和田一浩氏、さらには日本プロ野球史上2人目となる完全試合を達成した近鉄のエース、武智文雄氏などがいます。

第4位 早稲田実 (東京都) 出場29回

清宮幸太郎という新時代の怪物の出現によって全国の高校野球ファンの熱視線を浴びている「早実(そうじつ)」の愛称で知られる早稲田実業が夏の大会出場29回で4位にランクインです。

夏の甲子園大会優勝は2006年(平成18年)の88回大会の1度だけですが、その時のエースがあの「ハンカチ王子」こと斎藤佑樹。駒大苫小牧のエース・田中将大との引き分け再試合の死闘は甲子園史に永遠に刻まれるものでしょう。さらに1980年(昭和55年)には斎藤佑樹を凌ぐほどの人気者だった荒木大輔を擁して準優勝を果たしています。さらに1957年(昭和32年)の春の選抜では王貞治投手を擁して選抜優勝も果たしています。

あの「世界の王」王貞治さんや日本プロ野球史上最強の天才打者といわれる榎本喜八さんらの超大物OBを輩出した早稲田実業。その超大物の中に「清宮幸太郎」の名が刻まれるのもそう遠い未来ではないでしょう。

第3位 龍谷大平安 (京都府) 出場34回

さあいよいよトップ3です。まず3位は京都の古豪・龍谷大平安高校。夏の甲子園3度の優勝と4度の準優勝を誇る、バリバリの古豪であり強豪校です。平安中、平安高校という呼び名の方が個人的にはまだしっくりくるかもしれませんが、まあ慣れでしょう(苦笑)

3度の優勝を誇る夏の大会に対して、選抜は優勝はおろか準優勝もなかった龍谷大平安高校でしたが、2014年に悲願の選抜初優勝を果たしたのは記憶に新しいところですね。しかしやはり龍谷大平安といえば、夏の甲子園での驚異的な強さでしょう。

野球部OBには鉄人の異名で知られた衣笠祥雄さんや戦後間もない頃のタイガースの主力打者・金田正泰さん、さらに天秤打法でヒットを築いた大洋ホエールズの安打製造機・近藤和彦さんなどがいます。

第2位 松商学園 (長野県) 出場36回

旧校名は松本商で、主に戦前の高校野球界で強豪校として名を馳せたのがこの松商学園です。まだ全国中等学校野球優勝大会という名前だった1928年(昭和3年)の第14回大会で優勝、1924年(大正13年)の第10回大会では準優勝を果たしています。

戦後は甲子園出場はコンスタントに果たすものの、なかなか上位進出する事が出来ませんでしたが、1991年には投打の要である上田佳範選手を擁して春の選抜準優勝と、久々に松商学園ここにあり!という姿を見せてくれました。ここ9年程は夏の甲子園出場から遠ざかっていましたが、2017年には県大会決勝で強豪・佐久長聖を破って9年ぶり36度目となる夏の甲子園出場を決めました。

OBとしては、日本プロ野球史上初の三冠王に輝いた伝説的打者、中島治康氏の母校として有名ですね。

第1位 北海 (北海道) 出場38回

夏の甲子園(全国高校野球選手権)で全国最多出場となる38回を数えるのが、北海道の北海高校。1度も出場できない高校の方が断然多いという現実を考えると本当に凄い事ですよね。

これだけの夏の大会出場回数を誇っている北海高校ですが、実は2015年までの最高成績は1928年(昭和3年)の第14回大会に記録したベスト4というものであり、1度も優勝はおろか決勝進出さえ果たせませんでした。しかし2016年に夏の大会に出場した北海高校は快進撃を見せ、決勝進出を果たしました。決勝では惜しくも好投手・今井を擁する作新学院に敗れましたが、堂々の準優勝を果たし、キャリアハイの成績を収める事となりました。まさに最多出場記録を持つ北海の新たな歴史の幕開けといってもいい大会だったのかもしれません。

そんな北海高校のOBといえば、やはり「ミスタースワローズ」といわれた安打製造機・若松勉さんでしょう。

 

どうでしたでしょうか、夏の甲子園の出場回数トップ50。

戦前から活躍している歴史ある古豪もいれば、新しい高校ながら目覚ましい強化によって甲子園強豪校にのし上がってきた新興勢力もいます。

これからもこれらの高校がしのぎを削りながら新たな高校野球史を紡いでいってほしいですよね。

春の甲子園の出場回数ランキングについては以下の記事をご覧ください。

[春の甲子園]センバツ高校野球大会の歴代出場回数ランキングトップ50

各都道府県別の出場回数上位高校のランキングについてはこちらをどうぞ。

高校野球春夏甲子園大会(選抜・選手権)の都道府県別出場回数ランキング(北海道・青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島)

高校野球春夏甲子園大会(選抜・選手権)の都道府県別出場回数ランキング(東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城・山梨)

高校野球春夏甲子園大会(選抜・選手権)の都道府県別出場回数ランキング(愛知・静岡・岐阜・長野・新潟・富山・石川・福井)

高校野球春夏甲子園大会(選抜・選手権)の都道府県別出場回数ランキング(兵庫・大阪・京都・滋賀・奈良・和歌山・三重)

高校野球春夏甲子園大会(選抜・選手権)の都道府県別出場回数ランキング(鳥取・島根・岡山・広島・山口・愛媛・香川・徳島・高知)

高校野球春夏甲子園大会(選抜・選手権)の都道府県別出場回数ランキング(福岡・佐賀・長崎・大分・熊本・宮崎・鹿児島・沖縄)

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