高校野球春夏甲子園での通算ホームラン数ランキング 甲子園での本塁打王1位は断トツのあの選手

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毎年の春と夏、年2回の甲子園で各地区の代表同士の熱戦が行われる高校野球。

100年以上の歴史を誇る甲子園での高校球児たちの熱戦は幾多のドラマとともに、多くの名選手を生んできました。

ここではそんな高校野球の歴史の中に名を残しているスラッガーたち、その甲子園での通算本塁打数上位選手をランキング形式でご紹介したいと思います。

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21位タイ:3本塁打 筒香嘉智、福留孝介、金村義明ら30選手

まずはトップ10入りにもう少しまで迫った選手たち、3本塁打の選手たちを一気にご紹介しておきましょう。その人数たるや・・凄い事になってます(笑)。

選手名   出身校(都道府県) 本塁打数(春夏内訳)

田嶋豊次郎 和歌山中(和歌山) 3本(春2本・夏1本)
土井 寿倉 和歌山中(和歌山) 3本(春1本・夏2本)
稲田 照夫 平安中(京都)   3本(春0本・夏3本)
藤沢 新六 倉敷工(岡山)   3本(春0本・夏3本)
布施  章 大宮工(埼玉)   3本(春2本・夏1本)
津末 英明 東海大相撲(神奈川)3本(春0本・夏3本)
阿部 慶二 PL学園(大阪)  3本(春3本・夏0本)
北野 敏史 箕島(和歌山)   3本(春1本・夏2本)
金村 義明 報徳学園(兵庫)  3本(春1本・夏2本)
加藤 誉昭 都城商(宮崎)   3本(春0本・夏3本)
板倉 賢司 早稲田実(東京)  3本(春0本・夏3本)
藤王 康晴 享栄(愛知)    3本(春3本・夏0本)
水野 雄仁 池田(徳島)    3本(春0本・夏3本)
松山 秀明 PL学園(大阪)  3本(春2本・夏1本)
吉岡 雄二 帝京(東京)    3本(春1本・夏2本)
高木 浩之 享栄(愛知)    3本(春3本・夏0本)
松本 謙吾 宇部商(山口)   3本(春0本・夏3本)
味園 博和 鹿児島実(鹿児島) 3本(春0本・夏3本)
根本 健志 常総学院(茨城)  3本(春1本・夏2本)
大森 聖也 観音寺中央(香川) 3本(春3本・夏0本)
福留 孝介 PL学園(大阪)  3本(春1本・夏2本)
古木 克明 豊田大谷(愛知)  3本(春0本・夏3本)
加藤 光弘 海星(三重)    3本(春2本・夏1本)
池辺 啓二 智弁和歌山(和歌山)3本(春2本・夏1本)
山野 純平 智弁和歌山(和歌山)3本(春0本・夏3本)
後藤  仁 智弁和歌山(和歌山)3本(春0本・夏3本)
下野 輝章 東福岡(福岡)   3本(春3本・夏0本)
内田 和也 日大三(東京)   3本(春1本・夏2本)
坂口 真規 智弁和歌山(和歌山)3本(春0本・夏3本)
筒香 嘉智 横浜(神奈川)   3本(春0本・夏3本)
川上 竜平 光星学院(青森)  3本(春0本・夏3本)
田村 龍弘 光星学院(青森)  3本(春1本・夏2本)
高田 涼太 浦和学院(埼玉)  3本(春3本・夏0本)
山本武白志 九州国際大付(福岡)3本(春0本・夏3本)
松本 哲幣 敦賀気比(福井)  3本(春3本・夏0本)
その他

全ては書ききれませんが、それでもこの人数(笑)。さすがは甲子園の歴史・・といったところでしょうか。

筒香嘉智(横浜DeNA)や福留孝介(阪神)、田村龍弘(千葉ロッテ)といった現在でもバリバリのプロでのレギュラークラスもいれば、近鉄バファローズの金村義明や中日ドラゴンズの藤王康晴、読売ジャイアンツの水野雄仁、横浜ベイスターズの古木克明など、甲子園のスターとなってドラフト1位で華々しくプロ野球に入団した選手もいます。この18位タイの選手だけでも凄いメンツですよね。

10位タイ:4本塁打 松井秀喜、中田翔、北条史也らプロでお馴染みのスラッガーも

選手名   出身校(都道府県) 本塁打数(春夏内訳)

土肥梅之助 市岡中(大阪)   4本(春2本・夏2本)
山下  実 第一神港商(兵庫) 4本(春2本・夏2本)
藤井  進 宇部商(山口)   4本(春0本・夏4本)
内之倉隆志 鹿児島実(鹿児島) 4本(春1本・夏3本)
萩原  誠 大阪桐蔭(大阪)  4本(春1本・夏3本)
松井 秀喜 星稜(石川)    4本(春3本・夏1本)
原島 正光 日大三(東京)   4本(春1本・夏3本)
広井 亮介 智弁和歌山(和歌山)4本(春0本・夏4本)
中田  翔 大阪桐蔭(大阪)  4本(春2本・夏2本)
北条 史也 光星学院(青森)  4本(春0本・夏4本)
野村 佑希 花咲徳栄(埼玉)  4本(春0本・夏4本)

甲子園通算4ホームランの選手は上記11名となっています。彼らが甲子園通算ホームラン数では10位タイという事になりますね。

戦前に活躍された土肥梅之助さんと山下実さんはもちろん実際に見た事がありませんが、後の面々は全員知っています。清原和博と桑田真澄のKKコンビがいたPL学園と優勝を争った宇部商の藤井進選手や超高校級と騒がれた鹿実の内之倉に大阪桐蔭の萩原、5打席連続敬遠の伝説を作ったゴジラ松井、強打日大三のクリーンナップの中心だった原島、高三夏に4本塁打を放って駒大苫小牧の田中将大の前に散った智辯和歌山の広井・・みんなその豪快なスイングが頭の中に浮かび上がってきます。

中田翔(北海道日本ハム)と北条史也(阪神)は言うまでもなく現在プロ野球で活躍するスター選手です。全ての選手がプロで活躍出来た訳ではありませんが、間違いなくどの選手も甲子園で光り輝いていました。

残念なのは前述したKKのライバルとして甲子園を沸かせた藤井進さん。2017年1月に49歳の若さで脳内出血のため亡くなられました。早すぎです。合掌。

5位タイ:5本塁打 ドカベン香川に鵜久森、平田良介、森友哉、藤原恭大

選手名   出身校(都道府県) 本塁打数(春夏内訳)

香川 伸行 浪商(大阪)    5本(春2本・夏3本)
鵜久森淳志 済美(愛媛)    5本(春2本・夏3本)
平田 良介 大阪桐蔭(大阪)  5本(春1本・夏4本)
森  友哉 大阪桐蔭(大阪)  5本(春1本・夏4本)
藤原 恭大 大阪桐蔭(大阪)  5本(春2本・夏3本)

もちろん全員知ってますよ(笑)。高校野球ファンならもうお馴染みのメンバーですよね。

ドカベンと呼ばれてエースの牛島和彦とバッテリーを組んだ浪商(現:大体大浪商)で四番を打った香川伸行はまさに甲子園の生んだスター選手でした。

さらに名将・上甲監督の元、済美高校の甲子園初優勝に貢献した大砲・鵜久森淳志、エースの辻内崇伸や2年後輩の中田翔とともに投打の軸として甲子園を沸かせた平田良介、春夏甲子園と国体優勝という大阪桐蔭高校の三冠達成の原動力となった主砲・森友哉、マルチ本塁打を2度達成という左バッターとしては史上初という記録を達成した同じく大阪桐蔭の藤原恭大、といういずれも超高校級打者が揃いました。

いやあ・・本当に甲子園が生んだスラッガー揃いですなあ。

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2位タイ:6本塁打 PL学園・桑田真澄と上宮・元木大介、広陵・中村奨成

選手名   出身校(都道府県) 本塁打数(春夏内訳)

桑田 真澄 PL学園(大阪)  6本(春2本・夏4本)
元木 大介 上宮(大阪)    6本(春4本・夏2本)
中村 奨成 広陵(広島)    6本(春0本・夏6本)

ともに読売巨人軍からドラフト1位指名を受けて主力として活躍した桑田真澄と元木大介、そして清原和博の持っていた夏の甲子園大会最多本塁打の5本塁打を抜いて新記録を作った中村奨成の3選手が甲子園6ホーマーを放って2位タイという結果となっています。

桑田真澄はPL学園のエースとして甲子園5季連続出場、そのうち4大会(1年夏・2年春夏・3年夏)でホームランを放っています。これだけのバッティングセンスを持ちながら投手としても超一流なのです。その野球選手としてのポテンシャルの高さがうかがえるでしょう。よく言われていましたが、プロで野手としてプレーしていても間違いなく凄い成績を残していたことでしょう。名球会入りも夢ではなかったかもしれません。

一方、甘いルックスとその強打で甲子園のアイドル的存在だったのが上宮高校の主砲・元木大介。1989年(平成元年)の春の選抜大会で記録した大会3本塁打は、清原和博や松井秀喜らと並ぶ春の選抜甲子園大会記録となっています。種田仁との上宮高校の三遊間は華も実もあるコンビでしたね。巨人入りしてからはその打撃力に加えて、当時の長嶋茂雄監督が「くせ者」と評するほどの野球IDの高さで異彩を放った個性派選手でもありますよね。そしてあの天才打者・落合博満をして「松井秀喜以上の素質の持ち主かも」と言わしめた才能を持つ天才でもありました。

プロでの軌跡を見れば歴代2位のホームラン記録を持つとは思えないこの巨人軍の二人。しかし高校時代は凄いスラッガーだったのです。

そして、3年夏の選手権大会のみの6ホームランで大会新記録を作って、その1大会のみの記録で2位にランクインした広陵高校の中村奨成選手。捕手というポジションでありながらのこの記録もまた凄いとしか言いようがありません。新時代の捕手像を作っていってくれる選手となってくれることでしょう。

単独1位:13本塁打 清原和博(きよはらかずひろ)・・その記録は永久に不滅

選手名   出身校(都道府県) 本塁打数(春夏内訳)

清原 和博 PL学園(大阪)  13本(春4本・夏9本)

2位のチームメイトの桑田と巨人での後輩・元木の記録が6ホームランで1位の清原和博が13ホーマー。実に2位の選手たちの倍以上のホームランを甲子園で売っているこの清原和博という男。まさに規格外の怪物であり、この記録はこれから先も破られることはないほどの圧倒的かつアンタッチャブルな記録といえるでしょう。

清原和博選手は高校時代の甲子園出場機会である5度全て(1年夏、2年春と夏、3年春と夏)において甲子園出場を果たし、その5回全ての甲子園で本塁打を放っています。

1年夏 = 1本
2年春 = 3本
2年夏 = 3本
3年春 = 1本
3年夏 = 5本

2年春の3本塁打は春の選抜での大会タイ記録であり、3年夏の5本塁打は単独の夏の選手権記録です。

とにかく凄いという言葉しか出てきません。この選手の甲子園での活躍をリアルタイムで見られたわたしは幸せ者だとつくづく思いますね。

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