高校野球春夏甲子園大会(選抜・選手権)の都道府県別出場回数ランキング(愛知・静岡・岐阜・長野・新潟・富山・石川・福井)

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日本人にとって野球というスポーツは「国技」といってもいいほどに身近で馴染み深いスポーツです。

そんな野球の中でも高校野球は、プロ野球などとは違った特別な感情を抱かせる「何か」を持っているのではないでしょうか。その「何か」の中には、それぞれの地域の代表という、地元の期待を背負って戦うという部分も大きいのだと思います。

ここでは全国47都道府県のうち、中部・東海・北陸地方全8県の高校の通算出場回数を夏の甲子園(全国高校野球選手権)、春の甲子園(選抜高校野球大会)別にそれぞれ上位5校までご紹介していきたいと思います(2019年春の選抜甲子園大会までの最新データです)。

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福井県の春の選抜高校野球、夏の高校野球選手権の出場回数ベスト5

夏の甲子園      春の甲子園

1.福井商(22)  1.福井商(17)
2.敦賀(17)   2.敦賀気比(7)
3.敦賀気比(9)  2.福井工大福井(5)
4.福井工大福井(7)4.敦賀(4)
4.若狭(7)    5.若狭(3)

春の甲子園、夏の甲子園とも順番は若干違えども、トップ5は綺麗に5校(福井商、敦賀、敦賀気比、福井工大福井、若狭)で揃っています。これもまた珍しいですね。

やはりというべきか、福井商が夏・春ともに他校を一歩リードしているというのが実情です。当然でしょう、戦後の福井県の高校野球といえばこの福井商を抜きに語れないという程の名門強豪校です。2位の敦賀高校(旧:敦賀商)は古豪ですね。21世紀に入ってからは甲子園から遠ざかっています。代わりに台頭してきたのが福井工大福井と敦賀気比。特に敦賀気比は2015年の春の選抜優勝が記憶に新しいところです。

これから敦賀気比や福井工大福井の新時代となるか福井商ら古豪が意地を見せるか、楽しみですね。

石川県の春の選抜高校野球、夏の高校野球選手権の出場回数ベスト5

夏の甲子園      春の甲子園

1.星稜(20)  1.星稜(13)
2.金沢(13)  2.金沢(9)
3.遊学館(6)  .金沢桜丘(3)
4.金沢桜丘(4) 4.遊学館(1)
4.金沢泉丘(4) 4.日本航空石川(1) 

ネームバリューでも全国にその名が鳴り響く星稜高校が春夏ともに出場回数では田をリードしている石川県の高校野球部。しかし21世紀以降の夏の甲子園出場校を見てみると、星稜高校5回、遊学館高校6回、金沢高校5回と、この三校が拮抗している現状が浮かび上がってきます。春の選抜は金沢高校が3回出場しているのに対し、星稜が3度、遊学館が1度の出場となっており、若干金沢高校がリードしているというのが実情です。

春の甲子園出場の石川県勢は4校しかなく、トップ4ランクとなってしまいました(苦笑)。これも珍しいパターンですね。5校目の高校がどこになるのかある意味注目です(2018春のセンバツに選ばれた日本航空石川が見事にその5校目となりました)。

富山県の春の選抜高校野球、夏の高校野球選手権の出場回数ベスト5

夏の甲子園    春の甲子園

1.高岡商(20)1.富山商(6)
2.富山商(16).高岡商(5)
3.新湊(5)  .新湊(2)
4.桜井(4)  4.滑川(1)
5.滑川(2)  4.氷見(1)
5.魚津(2)  4.高岡第一(1)
5.富山第一(2)4.富山北部(1)

高岡商と富山商の古豪2校が、春夏合計での甲子園出場回数ではほぼ横並びでトップ争いをしている富山県。この2校は現在でも県内屈指の強豪校としてコンスタントに甲子園にも出場している高校ですね。

その2校を追うのが、富山県勢でただ1校だけ甲子園大会のベスト4という実績を持つ新湊高校。1986年の春の選抜大会で“新湊旋風”を巻き起こしたのは鮮烈に記憶に残っています。軟投派の右腕エース・酒井盛政投手の力投で優勝候補の元中日のエース・近藤真一を擁する享栄高校を破るなど、その戦いぶりは大きな感動を日本中に与えてくれました。あの時以来ベスト4進出を果たしていない富山県勢の悲願を達成するのはどの高校になるのでしょうか。

新潟県の春の選抜高校野球、夏の高校野球選手権の出場回数ベスト5

夏の甲子園     春の甲子園

1.中越(11)  1.日本文理(5)
2.日本文理(10).糸魚川白嶺(1)
3.新潟明訓(7) .新潟商(1)
3.新潟商(7)  .佐渡(1)
5.長岡(6)   2.新津(1)
5.新発田農(6) 2.柏崎(1)
          .新発田農(1)
          2.新潟明訓(1)

春夏通して13回の甲子園出場を誇る日本文理が新潟県のトップの出場回数となっています。長らく春夏ともにベスト4に進出するチームが現れなかった高校野球新潟県代表。その厚い壁を打ち破ったのがその日本文理高校。2009年の夏の甲子園で新潟県勢初の準決勝進出という快挙を果たすと、その準決勝も突破して一気に決勝進出を決めました。決勝で敗れ惜しくも準優勝だったものの、新潟県勢の悲願を果たしました。日本文理は2014年夏にも再びベスト4入りを果たしていますし、春の選抜でも新潟県勢唯一のベスト8という記録を持っています。新潟県勢悲願の甲子園優勝に最も近い高校である事は疑いの余地もありません。

なお、ランクインしている新潟明訓高校というのは、あの水島新司先生の人気漫画「ドカベン」に出てくる明訓高校のモデルとなった事でも有名ですね。

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岐阜県の春の選抜高校野球、夏の高校野球選手権の出場回数ベスト5

夏の甲子園        春の甲子園

1.県岐阜商(28)   1.県岐阜商(28)
2.中京学院大中京(7) .中京学院大中京(5)
3.大垣日大(5)    .岐阜第一(4)
4.市岐阜商(4)    4.岐阜(3)
5.岐阜城北(3)    4.大垣日大(3)
5.土岐商(3)     
5.岐阜(3)      
5.大垣商(3)

岐阜県の強豪校といえばやはり県岐阜商ですよね。選抜3度、選手権1度の甲子園優勝実績を誇る全国屈指の古豪です。古豪ですが、最近ではドラフトで3球団が1位競合した剛腕・高橋純平投手(ソフトバンク)の活躍でも話題を集めたように、現在でも甲子園常連校として存在感は大きいですよね。

そんな県岐阜商が出場回数では大きくリードする岐阜県の高校野球界ですが、最近では中京学院大中京高校(旧校名:中京)や大垣日大高校の躍進も目覚ましく、県岐阜商との三つ巴の様相さえ呈してきている状況といっていいかもしれません。古豪と新興勢力が切磋琢磨して甲子園での活躍につなげてほしいですよね。

長野県の春の選抜高校野球、夏の高校野球選手権の出場回数ベスト5

夏の甲子園      春の甲子園

1.松商学園(36) 1.松商学園(16)
2.長野商(8)   .丸子修学館(4)
2.佐久長聖(8)  .長野商(3)
4.丸子修学館(7) .東海大諏訪(3)
5.長野師範(4)  5.長野(2)
5.岡谷工(4)    

この長野県は古豪・松商学園が他校を圧倒する甲子園実績を誇っています。ここ数年は佐久長聖高校の方が甲子園出場回数を伸ばす等、少し劣勢ですがそれでも甲子園から長く遠ざからない安定感はさすが松商といった感じですね。最近では上田西や東海大三といった勢力も力をつけてきており、戦国の様相を呈す長野県代表争い。今年も熱い戦いが繰り広げられそうです。

ちなみに長野県勢は春の選抜で1度だけ優勝の経験がありますが、それは松商学園ではありません。その学校の名前は「飯田OIDE長姫高校」。日本で初めて校名にアルファベットが入った公立高校としても有名です。ちなみに甲子園制覇を成し遂げた時の学校名は飯田長姫高校(いいだおさひめこうこう)でした。

愛知県の春の選抜高校野球、夏の高校野球選手権の出場回数ベスト5

夏の甲子園        春の甲子園

1.中京大中京(28)  1.中京大中京(30)
2.東邦(17)     .東邦(30)
3.愛工大名電(12)  .享栄(11)
4.愛知商(8)     4.愛知商(10)
4.旭丘(8)      5.愛工大名電(9)
4.享栄(8)

さすがは野球王国・愛知県、春28度、夏30度という圧倒的な実績を誇る中京大中京以外にも、東邦高校や愛工大名電、享栄高校など凄い名前がズラリと並びます。名前だけではなく実績も抜けています。春の選抜は中京大中京と東邦の4度づつを筆頭に計10度の優勝、夏の選手権は全国1位となる中京大中京の7度など8回の優勝を誇ります。

近年では相変わらずの強さを見せる中京大中京、愛工大名電、東邦高校に加えて新興勢力の至学館高校も加わってレベルの高い代表争いが繰り広げられています。

静岡県の春の選抜高校野球、夏の高校野球選手権の出場回数ベスト5

夏の甲子園        春の甲子園

1.静岡(25)    1.静岡(17)
2.静岡商(9)    .浜松商(8)
2.浜松商(9)    .島田商(8)
4.東海大静岡翔洋(6)4.静岡商(6)
4.常葉大菊川(6)  .常葉大菊川(4)
            5.掛川西(4) 

戦前からの実績を誇る静岡高校(旧校名:静岡城内・静岡一・静岡中)が出場回数では春夏ともに2位以下にダブルスコア以上の差をつけてトップを走っています。1度の甲子園優勝は戦前の1926年(大正15年)ですが、現在に至るまでコンスタントに甲子園出場を続けている正真正銘の強豪です。

そんな静岡高校に待ったをかける勢いなのが常葉大菊川高校。1996年夏の大会に初出場を果たすと、21世紀に入ったら静岡県代表として甲子園で目覚ましい活躍を見せます。2007年には春の選抜で優勝を果たし、夏の選手権でも2007年にベスト4、2008年には準優勝に輝いています。この常葉大菊川の他にも常葉大橘(旧校名:常葉橘)も台頭してきており、静岡県も新時代に突入した感がありますね。

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