バレーワールドグランプリ2016開幕!日程や放送予定、大会システムなど 全日本女子リオ五輪前最後の公式戦へ

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5月14日からの世界最終予選で見事リオオリンピック行きを決めた全日本女子バレーボールチーム「火の鳥ニッポン」。

そんな激戦から息つく暇もなく次の戦いが待っています。

バレーボールワールドグランプリ2016です。

この大会がリオ五輪前最後の公式戦となります。戦う相手も最終予選とは違い、正真正銘バリバリの強豪ばかりです。オリンピック本番での選手選考にも大きく関わってくる重要な大会です。

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バレーボール・ワールドグランプリとは?大会概要など

ワールドグランプリ2016とは、1993年に始まったFIVB(国際バレーボール連盟)主催の公式大会で、毎年開催されています。

この大会に出場する国は28か国。これを世界ランクを基準として3つの組に分けます。日本が所属するのが最もランクが高い国の集うグループ1。

グループ1は12か国で構成されており、出場国は以下の通りとなっています。

国  名   世界ランキング

アメリカ   1位
ロシア    2位
ブラジル   3位
中  国   4位
イタリア   8位
日  本   5位
ドイツ   11位
セルビア   6位
タ  イ  13位
ベルギー  15位
トルコ   10位
オランダ  14位

凄いメンバーですね。世界ランク上位国ほぼ揃い踏みです。この12ヶ国が各地で計9試合づつを戦い、その結果による上位5チームがタイ・バンコクで行われる決勝ラウンドへと進みます。

ただし、決勝ラウンド開催国であるタイチームは無条件で決勝ラウンド進出が決まっているため、予選ラウンドの順位からは除外されます。従って厳密に言えば、開催国であるタイを除いた上位5か国が決勝へ進出できるという事ですね。

最初に、28か国参加で3つのグループに分けると言いましたが、その他の国々はグループ2、グループ3にそれぞれ強さで分けられます。しかし、それぞれ違うグループのチームと対戦する事はありませんので、基本的にその他のグループは全くの無関係という事になります(笑)。なんだか特殊な大会ですね。

ワールドグランプリ日程と対戦相手 難解で不公平な謎システム(笑)

それではワールドグランプリ2016女子の日程をご紹介しましょう。

月  日   対戦相手  開催地
(日本時間)
6月10日  セルビア  ブラジル
6月11日  ブラジル  ブラジル
6月13日  イタリア  ブラジル
6月18日  トルコ   アメリカ
6月19日  アメリカ  アメリカ
6月20日  ドイツ   アメリカ
6月24日  タイ    日本(京都)
6月25日  セルビア  日本(京都)
6月26日  ロシア   日本(京都)

お気付きでしょうか?セルビアとは2試合戦うのに、同じグループでありながら中国、ベルギー、オランダとの対戦がありません。これは週ごとに12ヶ国をさらに3か国のグループに分けて総当たりの対戦をするためです。ですので全ての国と当たるリーグ戦ではありません。組合せによっては同じ相手と2度戦うパターンもあるのはそのためです。

それにしても難解なシステムですよね。各チームと1試合づつ戦うリーグ戦に何故しないのでしょう。出来ないのでしょうか?いずれにしても謎システムです(苦笑)。

この組み合わせを見る限りでは日本の組合せは結構厳しいと思います。中国は別として、世界ランクでグループ内ワースト2のベルギー、オランダとの対戦がないのですから・・にしてもやっぱりおかしなシステムですね。バレーの大会ってこういう謎な大会多いですよね。不公平感が満載というか。まあいつもは日本が思いっきり恩恵受けてる方なので文句言える立場にないですけどね(汗)。

最終予選から木村、迫田、島村が外れて江畑、内瀬戸、大竹が選出

今回の全日本女子メンバーは最終予選と同じ14人編成となっています。

しかし最終予選から3人のメンバーが入れ替わっています。

最終予選のメンバーは以下の記事をご参照ください。

最終予選全日本女子メンバー・ウイングスパイカー編

最終予選全日本女子メンバー・セッター、MB、リベロ編

メンバーから外れたのが木村沙織、迫田さおり、島村春世の3人です。この3人の代わりに選ばれたのが、江畑幸子、内瀬戸真実、大竹里歩の3選手です。

木村選手はケガの影響での選外という事ですが、迫田、島村の2人はケガなどではない模様です。この選外がどういう意味を持つのか?

当落線上にいるという意味なのか、それとも既に実力は把握済みなので別の選手を見てみたいという事なのか・・どちらにしてもリオオリンピック本番に選ばれる選手は12人。最終予選、ワールドグランプリから2名は減るという事ですから、当落線上の選手たちは必死でしょう。まさに仁義なき戦いといったところでしょうか。

江畑幸子がポジションで被るのが、長岡望悠と迫田さおり。内瀬戸真実は木村沙織、古賀紗理那、石井優希、鍋谷友理枝。大竹里歩が荒木絵里香、島村春世、山口舞。

どこも激戦区という事ですね。わたしの予想だと迫田と江畑の競争、内瀬戸と鍋谷と古賀、大竹と島村、それぞれが当落線上にいるのだと思います。恐らく後の選手はほぼ決まりではないでしょうか。

新たに選ばれた江畑、内瀬戸、大竹のプレーは特に要チェックだと思います。最終予選前、最後の最後に選外となった三人の奮起に期待ですね。

6勝3敗が決勝進出ラインか?5勝4敗だと微妙に

この大会でまず日本は上位5チームに入ってタイ・バンコクで行われる決勝ラウンド進出を目指すわけですが、その突破ラインの目安はどれくらいの勝敗になるのでしょうか。

恐らく6勝3敗でほぼ大丈夫なのではないでしょうか。5勝4敗だとぎりぎりどうかという感じでしょう。セット率や勝点が重要になってきます。バレーの場合、3-0か3-1での勝利で勝ち点が3、3-2のフルセット勝利だと勝ち点が2になります。負ける場合でも0-3,1-3負けだと勝ち点0、2-3のフルセット負けだと勝ち点が1となります。

ブラジル、アメリカ、ロシア、イタリア、セルビア・・これだけの強豪たちを相手に勝ち越すというのはかなり困難なミッションだと個人的には思います。しかも攻守の要でもあるエース・木村沙織が不在なのです。

日本の生命線は守備。しかもサーブレシーブの安定が全てと言っても過言ではありません。その意味では最終予選で不本意な成績に終わった古賀紗理那の奮起は必要不可欠となります。内瀬戸真実が選ばれた事で守備は確実に安定感が増しましたが、同じくレセプションに参加する古賀が狙われるのは目に見えています。だからこそ古賀の出来が大きく結果を左右する事となるでしょう。

しかし、リオでの本番までに強豪との真剣勝負という舞台は1試合でも多く体験しておいた方がいいのは言うまでもありません。リオオリンピック本番のためという意味でも是非タイで行われる決勝大会に進出してほしいと思います。

ワールドグランプリ2016テレビ放映予定

テレビ放送の予定ですが、予選ラウンドの日本・京都開催の3試合だけはテレビ放送の予定となっています。

放送予定は以下の通りです。

放送月日   対戦国    放送局  放送時間

6月24日  タイ戦    BS-TBS  21:00より

6月25日  セルビア戦  BS-TBS  19:00より

6月26日  ロシア戦   BS-TBS  19:00より

いずれも完全生中継ではなく、ディレイ放送(実際とは若干の時間差のある放送)となる模様です。

地上波での放送予定は無いようです(関東地方だけは深夜帯に録画放送あり)。

放送予定は変更する場合がありますので、念のために番組表などでご確認ください。

最終予選では対戦できなかったロシア、セルビアというオリンピックに出場する強豪国との対戦、さらにはリオのメンバー枠12人を賭けての熱い戦いに期待しましょう。

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