TBSドラマ枠“日曜劇場”日9(にちく)歴代視聴率トップ10㊤ 元SMAPメンバー主演作や人気漫画原作、名脚本家も

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近年厳しいといわれ続けて久しいテレビ業界。

中でも視聴率低迷はなかなか回復の兆しがみられず、特にテレビドラマは視聴率低迷がよく話題になるほどです。

そんなテレビドラマのこれまでの歴史の中でも、数々の名作を送り出してきた栄光の枠がTBSの日曜夜9時からのテレビドラマ枠、「日曜劇場」です。

ここではそんな日曜劇場の歴史の中で歴代高視聴率を記録したドラマのベスト10をご紹介したいと思います。

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9位 白い影(2001年) 主演:中居正広

ジャンル :医療ドラマ
放送期間 :2001年1月14日~3月18日
放送回数 :全10話
演   出:吉田健、福澤克雄、平野俊一、金子文紀
原   作:渡辺淳一「無影燈」
脚   本:龍居由佳里
音   楽:長谷部徹
主 題 歌:竹内まりや
主   演:中居正広
平均視聴率:20.3%
最高視聴率:23.8%(第1回)

歴史ある日曜劇場の平均視聴率23.8%で9位タイとなったのが2001年放送の医療ヒューマンドラマ、「白い影」です。昭和の名優、田宮二郎さんのドラマのリメイクとしても話題となりました。原作はあの「化身」や「失楽園」などでもおなじみの名作家・渡辺淳一さんです。

主演は今やバラエティ司会者としてテレビに出ずっぱりの中居正広さん。バラエティで見せる中居正広とは180度違ったシリアスでカッコいい中居正広を見ることが出来る、今では非常に貴重なドラマです。

相手役は竹内結子さんが演じました。個人的には正義感の強い外科医・小橋俊之を演じた上川隆也さんが素晴らしかったですね。

本放送から2年後に放送されたスペシャルドラマもまた素晴らしい出来でした。この2つは絶対に1セットで見てほしいですね。もちろん順番的にはスペシャルドラマ→本編という順です。

9位 カミさんの悪口2(1995年) 主演:田村正和・篠ひろ子

ジャンル :ホームコメディドラマ
放送期間 :1995年1月8日~3月26日
放送回数 :全12話
演   出:鴨下信一、清弘誠、桑波田景信、鈴木早苗
原   作:村松友視
脚   本:山元清多
主 題 歌:神崎まき
主   演:田村正和・篠ひろ子
平均視聴率:20.3%
最高視聴率:22.1%(第10回)

出演していたサントリーオールドのCMのフレーズである「ワンフィンガー、ツーフィンガー」が新語・流行語大賞に輝き、一躍有名になった作家の村松友視さん原作の人気シリーズ、「カミさんの悪口」の第2作が9位タイにランクインです。

ミスター男前といってもいい田村正和さんと、主演級を次々とこなして人気絶頂だった篠ひろ子さんとのホームコメディドラマです。うーん、大物感がハンパない二人です(笑)。

この頃の田村さんはすっかり三枚目役が板についてましたよね。あの二枚目っぷりでこれらの役をやるから余計にギャップがいいんですよね。ちなみに田村さんの後を継ぐ二枚目俳優、若き日の大沢たかおさんもレギュラー出演していました。新旧二枚目対決ってとこですかね(笑)。

8位 スウィート・ホーム(1994年) 主演:布施博・山口智子

ジャンル :お受験コメディ
放送期間 :1994年1月9日~3月27日
放送回数 :全12話
演   出:生野慈朗、北川雅一、福澤克雄
脚   本:西荻弓絵
主 題 歌:小泉今日子
主   演:布施博・山口智子
平均視聴率:20.4%
最高視聴率:26.9%(最終話)

きたきたきた、やっと来ました、大好きな西荻弓絵(にしおぎゆみえ)脚本ドラマ。「ケイゾク」「SPEC」、「民王」など幾多の名作を世に送り出した天才脚本家です。

その独特の天才的センスはこの「スウィート・ホーム」でももちろん健在です。「お受験」を世に広めたきっかけともなったのはこのドラマからともいわれています。それ程影響力大のドラマでした。

主題歌はキョン²こと、小泉今日子さん。豪華ですなあ。

んでもって主演は布施博&山口智子。山口智子さんはやっぱりいいですね。美人でカッコいい、それでいて三枚目も出来る。わたし、高校時代に朝ドラ「純ちゃんの応援歌」で始めて見て以来大ファンでした。絶対に売れると思いましたね。でもまさか共演していた唐沢寿明さんと結婚するとは・・(涙)。

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7位 Love Story(2001年) 主演:中山美穂・豊川悦司

ジャンル :ラヴストーリー
放送期間 :2001年4月15日~6月24日
放送回数 :全11話
演   出:生野慈朗、土井裕泰、今井夏木
脚   本:北川悦吏子
音   楽:CAGNET
主 題 歌:スピッツ
主   演:中山美穂・豊川悦司
平均視聴率:21.0%
最高視聴率:24.3%(第1話)

ラヴストーリーとして直球ど真ん中のタイトル、「ラヴストーリー」が7位に入りました。

このドラマの脚本もあの売れっ子脚本家・北川悦吏子(きたがわえりこ)さんです。北川さんといえば、「素顔のままで」や「あすなろ白書」、「ロングバケーション」などの大ヒットの影響でフジテレビの月9のイメージが強いのですが、日曜劇場でもヒット作を放っているのです。まあこれだけの脚本家なら当たり前ですが(苦笑)。

主演は当時人気絶頂だった中山美穂さんと豊川悦司さん。90年代の連ドラを支えてきた二人ですね。それに加えて流石と思わせるのがその他のキャストの豪華さ。

香取慎吾に優香が二番手ポジションにいるという贅沢さに加えて、まだブレイク前の坂口憲二、佐々木蔵之介も出ていたのです。さすがはドラマ枠の老舗、日曜劇場ですよね。

6位 JIN-仁-完結編(2011年) 主演:大沢たかお

ジャンル :医療時代劇
放送期間 :2011年4月17日~6月26日
放送回数 :全11話
演   出:平川雄一朗、山室大輔、那須田淳
原   作:村上もとか
脚   本:森下佳子
音   楽:高見優、長岡成貢
主 題 歌:平井堅
主   演:大沢たかお
平均視聴率:21.3%
最高視聴率:26.1%(最終回)

実はスージャン(スーパージャンプ)連載時から、この「JIN-仁-」は毎週読んでいましたので、この漫画をTBSが日曜劇場でドラマ化するって聞いた時には、「さすがドラマのTBS、いい作品に目を付けましたな(なぜ上からなの?汗)」というものでした。

漫画とはいえヒューマンドラマ的側面が強いのでドラマでも比較的再現しやすいうえに、何よりもストーリーが面白い、もうこれに尽きます。主演の南方仁役に大沢たかおを起用したのもまたズバリハマり役でした。とにかくこの企画を考えた人は素晴らしいセンスの持ち主だと思いますね。同時に本当の「JIN」ファンだったのだろうなとも思いましたね。

まあオリジナル通りというわけにはいかないので、若干の改編やストーリーカットはやむを得ないと思いますし、そこは個人的には許せる範囲でしたね。

とにかくキャスティングが素晴らしかったですね。中谷美紀さん、綾瀬はるかさん、坂本龍馬を演じた内野聖陽さん・・とにかく皆ハマってましたね。

漫画原作はともすれば批判も浴びやすく、安直な漫画原作のドラマ化には批判も多いですが、この「JIN-仁-」のようなドラマ化ならばどんどん推奨したいですね。それくらい素晴らしい作品です。

 

長くなりそうなので続きはまた別の記事でやりたいと思います。

にしても、みんな知っているドラマってのが凄いところですよね。

ちなみに、続きは以下のリンクからどうぞ。

TBSドラマ枠“日曜劇場”歴代視聴率トップ10㊦

日9ワースト視聴率ランキングに関してはこちらを。

TBS日曜劇場(日9/にちく)ドラマの歴代最低視聴率作品は?

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