一口に芸能人といっても俳優やお笑い芸人、歌手やその他様々なジャンルの芸能人がいます。人気商売の芸能人にとって、その名前は売れるために大事な要素といってもいいでしょう。いってみれば、ルックスと同じで名前のインパクトや印象度というのは人気商売である芸能人であるうえで非常に重要な要素となる事は間違いありません。
残念ながら人間は名前を選ぶことが出来ません。自分の姓名に満足している人もいればそうでない人もいるでしょう。そんな中、芸能人の芸名というのはある意味羨ましくもあります。中には本名と芸名のギャップが激しすぎて「えっ?」と驚いてしまうような人もいます。
ここでは、芸名を使用していて尚且つ本名とのギャップが意外な俳優さんを何人かご紹介しましょう。(俳優さんの年齢は2017年6月現在のものです)
哀川翔 (あいかわしょう) 56歳
現在では俳優業以外にバラエティなどでも活躍、さらに昆虫採集や釣り、ゴルフなど多趣味でレーサーとしても活動する等、マルチな才能を発揮しているのが哀川翔さん。わたしの世代から言わせれば、一世風靡セピアのメンバーとしてキャーキャー黄色い声援(死語?笑)を浴びていたカッコいいお兄さんって印象なんですが、若い人たちからは全く違うように見えているんでしょうね(遠い目)。とにかく昔から見た目がほとんど変わっていません。年を取る事を忘れてしまったかのようで、とても56歳には見えません(笑)。
若い世代からわたしたちのような世代まで幅広い層から支持を受ける、「永遠の兄貴」哀川翔という名は芸名です。まあいかにも芸名といった名前なので、お気付きの方も多かったとは思いますが(苦笑)、哀川翔さんの本名はコチラです。
福地 家宏
哀川さんのお父さんは海上自衛隊のパイロットであり、祖父は太平洋戦時中の満州国官僚、さらに祖先は佐賀鍋島藩士という由緒ある家柄に育ちました。哀川翔さんは激動の幼少期を育ち、その半生はNHKの「ファミリーヒストリー」で明らかになっています。そしてその番組内では哀川翔という芸名の由来も明らかになっています。それが、
「哀」しみを「川」に流して「翔」びたて
この芸名の由来がカッコいいんだなあ・・。そんな意味があったんだ・・と今さらながら感心しましたね。んー、やっぱ56になってもカッコいいですな。
沢村一樹 (さわむらいっき) 49歳
こちらも改めて年齢を見てみると本当にビックリしてしまいます。沢村一樹さん、7月で50歳じゃないすか・・。み、見えねえ、芸能人パワー凄すぎっすなぁ(苦笑)。
王子様風の爽やかイケメンでありながら、バラエティでは下ネタ全開のエロトークも辞さないそのキャラクターから、「エロ男爵」と呼ばれる事もある俳優らしからぬギャップも大きな人気の秘密である沢村一樹さん。実はギャップがあるのはそのキャラクターだけではなく、名前もそうだったのです。そう、沢村一樹というのは芸名であり、本名は別にあるのです。その本名が、
野村 耕蔵(のむらこうぞう)
うーん、何というか・・男爵とは程遠い名前というか・・(笑)。少なくとも沢村さんのルックスとはかなりギャップのある本名というか・・。とにかく意外すぎる本名であることは間違いありませんね。ていうか、またこのギャップが沢村一樹らしい魅力という気にさせてくれるからキャラ得ですよね(笑)。
ドラマ主演など相変わらず大活躍中の沢村一樹さん。50歳になる来年には大河ドラマ「西郷どん」(せごどん)で、故郷鹿児島(薩摩藩)の英雄・西郷隆盛に大きな影響を与えた薩摩藩重臣の赤山靱負(あかやまゆきえ)役が決定しているなど、まだまだその勢いは衰える事がなさそうです。最近はNHKの仕事激増で「エロ男爵」キャラ封印を公言している沢村さんですが、無理せずいつでも復活させてほしいですね(笑)。
椎名桔平 (しいなきっぺい) 52歳
まだまだ続きますよー。続いては、50歳を超えてますます渋さを増す演技派俳優、椎名桔平さん。うん、この人もとても52にゃあ見えねえ(笑)。周りの52歳付近のおじさんと比べたら全く違う生き物じゃないかとさえ思えてくるほどです(笑)。
悪役から善人役までとにかくどんな役でも強烈なインパクトを残してくれる俳優さんですが、そんな椎名桔平さんも芸名だったのをご存知ですか?椎名さんの本名はこちらになります。
岩城 正剛(いわきまさよし)
いやあ、この本名はこの本名でカッコいいですね。本名の方が男っぽいですよね。でも椎名さんのキャラに合ってるのはやっぱり芸名の椎名桔平の方だという気もします。が、本名と芸名が逆だったら全く違った意見だったかもしれません。まあ人間ってそんなもんですよね(苦笑)。
とにもかくにも、昨年2016年には映画「Darc」での暴力団のボス・トシ役でハリウッドデビューを果たした椎名桔平さん。世界を舞台に活躍してほしいと願う一方で、日本に残ってもっとたくさんの作品を日本のために残してほしいとも思ってしまいます。こんな魅力のある俳優さんはそうそういませんね。
余談ですが、現在大ブレイクしている2017R-1グランプリ王者・アキラ100%は芸人になる前はこの椎名桔平さんの付き人だったそうです。関係ないですね(笑)。
原田龍二 (はらだりゅうじ) 46歳
お次はこの方、衰退する時代劇における救世主とも言われている、昭和の香りを残した正統派二枚目時代劇スター、原田龍二さんです。時代劇専門チャンネルをご覧になってる方などにはもうお馴染みですよね。
最近は東京MXの人気番組、「五時に夢中」のMCに抜擢されたり、年末のダウンタウンの「笑ってはいけない」でアキラ100%と全裸でネタをコラボする等、その活躍は俳優の枠を遥かに超えてしまっている感もあります(笑)。長年、日本の昭和的な二枚目俳優路線の正統派踏襲路線を歩んでいた原田龍二さんのまさかのはっちゃけぶりは、同世代として活躍をリアルタイムで見てきた人間からしてみれば、意外でもありますが、再ブレイクに関しては非常に嬉しかったりします。実際、笑ってはいけないでのアキラとのコラボ芸は俳優とは思えない程に完成度が高く、個人的には「乳首ドリルすなっ!」の西岡徳馬さんとともにMVP級だったと思います(笑)。
そんな原田龍二さんという名前も実は芸名なんですね。本名は・・
平井 雅章(ひらいまさあき)
まあ普通です。でも原田龍二という芸名自体も全然普通に一般的な名前でもおかしくないですよね?Vシネなどで大活躍中の俳優、実弟の本宮泰風さんの場合はいかにも芸名!!って感じですけどね(ちなみに本宮さんの本名は平井 康之さん)。
これからもしばらくは多方面での活躍が期待できそうな原田龍二さん。個人的には時代劇のフィールドに早く戻ってきてほしいですね。やっぱり次代の時代劇を担う大きな役割を果たすべき俳優さんだと思っていますので。
真田広之(さなだひろゆき) 56歳
最後は超大物俳優さん。今や押しも押されもせぬハリウッドスターとして、活躍の場をアメリカへと移している真田広之さんです。
劇団ひまわりに入って子役としてデビューし、千葉真一さん主催のJAC(ジャパンアクションクラブ)の人気俳優として一気に大ブレイク、そしてその後は演技派・実力派として順調にステップアップ、「ラストサムライ」で見事な殺陣・乗馬・アクションなどを見せ、世界中に「HIROYUKI SANADA」の名をとどろかせました。
実はそんな真田広之さんもまた本名ではなく、芸名だったのです。真田さんの本名は・・
下澤廣之 (しもさわひろゆき)
澤と廣という2文字も旧字体が使ってあって、なかなか難しい本名ですね。
真田広之という芸名は、JAC時代の恩師でもある千葉真一さんの命名なのですが、子役時代には旧字体を新字体に直した「下沢広之」という名で芸能活動を行っていた時代もあります。真田広之という芸名にしたのは、出世作ともなった「柳生一族の陰謀」のオーディションに受かった後ですね。
師匠の千葉さんと同じく、国際派俳優の道を順調に歩んでいる真田広之さん。でもたまには国内のドラマや映画でその姿を見たいと思うのはわたしだけでしょうか・・。数年に1本くらいのペースでいいので、日本の作品にも出演してほしいですね。
意外な本名を持つ芸能人、大御所編についてはこちらの記事をどうぞ。
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