TBSで日曜夜9時から放送される「IQ246」で主演を務める人気俳優の織田裕二さん。
織田さんといえば、トレンディドラマで人気を博し、その後数多くのヒット作を連発して日本を代表する俳優さんへと上り詰めた人です。
しかし、織田裕二さんは常に「性格が悪い」「生意気」「わがまま」などというバッシングがついて回るという、「性格」がクローズアップされる人でもあります。
陣内孝則がダウンダウンDXで披露した若かりし日の織田裕二との武勇伝
織田裕二さんと言えば、先日こんなニュースがネットを中心として出回っていました。
柳葉敏郎も大爆笑!陣内孝則が織田裕二のクソ生意気な天狗時代をぶちまけたッ
日本テレビの人気番組「ダウンタウンDX」で陣内孝則さんが若かりし日の織田裕二さんとのエピソードを披露したお話ですね。まあもう30年程前のお話という事で、織田さんが10代、陣内さんが20代の頃ですから、お互いまだ血気盛んな若者だったという事です。
まあ若かりし頃にはよくあるエピソードであり、普通だったら「まあ尖ってる頃だったらよくある話じゃん」と個人的には思うのですが、織田裕二さんだったという事が話題に拍車をかける事にもなったのかもしれません。
というのも、織田さんのこの手のエピソードはこれまでにもかなり上がっており、その積み重ねによってこの陣内さんのエピソードトークにも妙な信ぴょう性が生まれていたからでしょう。
陣内の親友・柳葉敏郎と織田裕二が青島俊作と室井慎次役で共演したあのドラマ
このダウンタウンDXで陣内さんが過去の織田裕二さんとの確執を話していた時に同じくゲストとして出演していたのが柳葉敏郎さん。
柳葉さんと言えば、陣内さんとは「愛しあってるかい」や「君の瞳をタイホする」などで共演して以来、現在でも親友と公言するほどの仲。
と同時に、柳葉さんの代表作の一つが、「踊る大捜査線」での室井慎次警視監役。そして、「踊る大捜査線」といえば、言わずと知れた織田裕二さんの代表作でもあります。
というわけで、踊るシリーズのファンにとっては、柳葉さんのいる場所で織田裕二さんのこの手の話題が出るという事がまた注目を集める要因となったわけですね。
というのも、織田裕二さんと柳葉敏郎さんと言えば、ネットや雑誌などでは「犬猿の仲」として有名であったからです。
柳葉敏郎が語った織田裕二との過去の確執
この織田裕二VS柳葉敏郎という対立の図式は散々メディアで報じられてきました。ネットなどでは尾ひれもついてますし、マスコミも面白がって対立をあおっている感もありありです。正直言って何が真実で何を信じていいのかわからないほどです(苦笑)。
しかし、少なくとも二人の関係性が仲良しグループの一員といったものでない事だけは確かでしょう。実際にテレビドラマシリーズでの確執を柳葉敏郎さん本人がこう語っているのです。
織田との確執がテレビシリーズにまでさかのぼることを告白。ドラマの2話の撮影が終わった時のことを『自分なりに室井を探りながら演じてきた。なのに、主役の青島刑事を演じる織田君に「それ違うんじゃない」って言われてね。それで「ぶっちん」きましてね。
朝日新聞秋田版の連載コーナーより
この柳葉さんのコメントを見ると、少なくとも初期の頃には確執があった事が伺えます。そしてそれは恐らく映画化されてからも続いたのでしょう。二人の共演シーンがどんどん少なくなっていき、映画の番線などにも踊るシリーズの看板である2人が揃う事はほとんどありませんでした。
しかし、映画版ラストとなる2012年公開の「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」には「SMAP×SMAP」を始めとする数々の番宣などでツーショットを披露。不仲説を一掃するほど和気あいあいとした雰囲気を見せていました。最後には和解していたという事なのでしょうね。
織田裕二の共演者の演技に対する「ダメ出し」は作品への愛情の裏返し?
とにかく、織田裕二さんの作品に対する拘りの強さというのは有名であり、良い作品を作るためには一切の妥協を許さず、脚本や演出、さらに他の出演者の演技に対しても口を出すという事はよく知られていますし、多くの人が実際に証言しています。
そしてその拘りは上下関係や先輩後輩と言ったものを超越しているともいいます。先輩だろうが大物だろうが監督だろうが関係ないというスタンスです。この織田さんの作品に対する拘りは、見ようによっては「生意気」「わがまま」「空気が読めない」といった批判となって出回っています。
柳葉敏郎さんと言えば元野球部であり、所属していた一世風靡セピアなどもバリバリの体育会系として有名でした。先輩後輩の上下関係を何よりも重んずる柳葉さんにとっては、織田さんに対して思うところがあるのも頷けるんですけどね(汗)。
まあ演技に対して思うところがあって、意見するにしても「それ違うんじゃない?」というのは言い方がちょっと・・とは思いますね。
柳葉さんの方が芸歴も先輩ですし、年も勿論上です。バリバリの主役級の俳優さんですし、柳葉さんには柳葉さんの演技論も勿論あるでしょう。
ま、この件に関しては「生意気」かもしれません、確かに(笑)。
かつての主演映画でも監督とトラブルが・・
とにかく若い頃は相当に尖がっていたというのは間違いない織田裕二さん。
25歳の時の主演映画である「卒業旅行 ニホンから来ました」でも監督である金子修介氏とちょっとしたトラブルを起こしており、その顛末については以下のニュースソースを参照ください。
まあこの件に関しては織田さんを擁護する意見もあり、どちらがどうとはハッキリ言えない部分も多いのですが、織田さんのこだわりを垣間見せる話題である事は間違いありません。
ここまで織田さんが作品に対して強いこだわりを見せるのは、若き日に競演したある大物俳優さんとのエピソードが原因となっているのです。
作品への強いこだわりは山崎努さんとの共演で助言を受けた時から?
演技派の個性派俳優として数々の名作に出演してきた山崎努さん。
織田さんはまだ俳優として駆け出しのころに山崎努さんと共演したといいます。織田さんは主演でした。作品は三億円事件を題材にしたミステリー『新説・三億円事件 史上空前の現金強奪!! 少年A犯行の全真相…!?』。織田さんが23歳の時の作品ですね。
この作品の中である場面を撮影した後、織田さんは共演者である山崎努さんの車の中で話す機会があったそうです。その時にある場面をどう演技したかを聞かれた織田さんは自分の演技を山崎さんに説明します。すると山崎さんは「うーん、そうか・・」と言ったあと、「こういうのもあったんじゃない?」と言って、別の演じ方を教えてくれたそうです。
その演技論に若かりし日の織田さんはショックを受けたそうです。こういう視点もあるのかと。撮り直したいと本気で思って後悔したとも言っています。
そしてその時に感じたのが、自分の演技で作品自体のクオリティーのレベルを下げてしまったという事。他の役者さんがどんなにいい演技をしていても、一人が1シーンでもダメな芝居をしてしまうと作品の平均値を下げてしまうのだとその時痛感したそうです。
このエピソードはフジテレビの音楽番組である「僕らの音楽」の中のユースケ・サンタマリアさんとの対談で織田さん本人が語っています。
この山崎努さんとのエピソードを、織田裕二さんは死ぬまで忘れる事は出来ないだろうと語っています。そしてこれこそが織田裕二の作品に対する並々ならないこだわりの原点なのでしょう。作品に携わっている全員のためにも作品を良くするためには言いたいことを言う。それが織田裕二さんが全てに優先する正義なのではないのでしょうか。その正義の前には年齢がどうとかキャリアがどうとか先輩がどうとか関係ない。全ては作品を良くすることを優先する。という序列が織田さんの中では動かしがたいものとして出来上がっているという事なのでしょうね。
熱すぎる男・織田裕二 新作ドラマ「IQ246」で復活なるか?
良い作品を作るうえで何が大切なのかという事は、非常に難しい事だと思います。
これはそれぞれの人に違う価値観があると思いますしね。チームワークを重視する人もいれば、雰囲気を重視する人、監督に全てを任せる人、雰囲気やチームワークを乱しても思ったことを提言する人、まあ人それぞれでしょう。
監督や脚本家、演出家によっては、演出や脚本に口出しする俳優は一切使用しないという人も珍しくありません。恐らくそういった監督さんたちにとっては織田さんは絶対に使いたくない俳優という事になるのでしょう。
近年織田さんの出演作がめっきり減っているのはこういった織田さんのキャラクターが影響しているのかもしれませんね。
しかし、逆にいえば今時非常に珍しい俳優さんと言えるのかもしれません。ある意味非常に熱い男ですよね。まさに世界陸上で見せる織田裕二の本領発揮という気もします。
そんな織田裕二さんの久々の民法連続ドラマ主演作「IQ246」。色々な意味で注目したいですね。
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