70年代に活躍したシックのギタリストであり、80年代以降は名プロデューサーとして名を馳せたナイル・ロジャース。
そんなナイルは親日家としても有名で、これまでに何度も来日しています。
そんなナイルはついこの間も来日して、出演したTOKYO FMの番組の中で自分の仕事を振り返っていたそうです。
ナイル・ロジャースが選ぶ、レジェンドたちとの共演楽曲ベスト3
うんうん、全部知ってる。なんせ80年代は青春時代でしたからね(笑)
にしても、この1980年代といえば、世界的に音楽界にいい意味での活力がみなぎってた古き良き時代って感じですね(遠い目)
ナイル自身が選んだベスト3は勿論リスペクトしつつ、ナイルがこれまでにプロデュースした主な名作アルバムやヒットソングを動画付きでご紹介していきたいと思います。
デヴィッド・ボウイ 「モダン・ラヴ/チャイナ・ガール」(アルバム「レッツ・ダンス」)
ナイル自身がベスト3に挙げている「レッツ・ダンス」の収録されているアルバム「レッツ・ダンス」のオープニング1曲目を飾るナンバーがこの「モダン・ラヴ」。
ミュージシャンズミュージシャンというか、玄人筋には絶大な人気を誇っていましたが、そのアクの強さゆえにメジャーでは受けていなかったデヴィッド・ボウイを一躍メイン・ストリームへと押し上げたこのアルバム。
タイトル曲の「レッツ・ダンス」や「チャイナ・ガール」が有名なこのアルバムですが、個人的にこれらの曲よりもこの「モダン・ラヴ」の方がナイルっぽいと思います。
全体的にミドルテンポなダンス・ナンバーが多いこのアルバムの中では珍しいほどロック色の強いノリノリの曲です。わたし自身はこのアルバムの最強チューンであると思っています。
まだカルト的な人気を誇っていた時期のボウイが好きなファンはあまりこの「レッツ・ダンス」アルバムを評価しない人が多いのですが、わたしはこの時期のボウイも大好きです(ちなみにボウイの「ジギ―・スターダスト」はわたしの「もしも無人島に持っていくとしたら?」アルバムに絶対入るくらい好きですよw)
ナイルも語っているように、今までのカルトの王様的なポジションからの脱却を図ったボウイにとってこの時期は非常に難しい時期だったのですが、結果的にはこの路線変更は大正解だったのではないでしょうか。少なくともこの「モダン・ラヴ」は新時代のボウイの到来を告げるほどに素晴らしい曲だと思います。
にしても、デヴィッド・ボウイって死ぬほどカッコいいと思うんだけど、中学時代の女子には人気なかったなあ。デュラン・デュランのファンの女子とか
「デヴィッド・ボウイって気持ち悪いよねw」
なんてひどい事言うやつもいましたから
ま、「お前らにボウイの良さはわかんねーよw」って心の中で嘲笑ってましたけど(笑)
このアルバム中最大のヒット曲となった(ビルボード3位)、「チャイナ・ガール」もご紹介しておきます。
デュラン・デュラン 「ザ・リフレックス」(リミックス・ヴァージョン)
はい、中学時代クラスの女子連中にキャーキャー言われてたデュラン・デュランです。
この「ザ・リフレックス」は間違いなくデュラン・デュラン最大のヒット・チューンにして代表曲ですね。デュラン・デュラン初の全米ビルボードシングル1位を獲得した彼ら自身にとっても重要な曲です。
アルバム「セヴン・アンド・ザ・ラグド・タイガー」の1曲目に収められているこの曲ですが、アルバムヴァージョンではなく、シングルとしてリリースされたリミックス・ヴァージョンをナイル・ロジャースが手掛けています。
このリミックスが実に秀逸で、今やこのリミックス・ヴァージョンの方がこの曲の真の姿になってしまっています。実際、プロモーション・ビデオもこのリミックスの曲を使って作られています(ソー・ホワイヤイヤイヤイヤ、ワッ、ワッ、ホワイヤイヤ、ンワッ!!ってやつがリミックスwww)
この曲によって引き合わされたナイルとデュラン・デュランですが、この2者の付き合いはこれ以降とても長いものになります。お互いにとってなくてはならない程の存在となっていきます。
にしても、PVのデュランメンバーみんなカッコいいです。そこいらのアイドルグループ顔負けです。そらキャーキャー言われますよね。
しかし、デュラン・デュランのルックスの良さゆえにアイドル・バンド的な評価を下して曲を聴こうとしなかった人が多いのはいただけません。このバンド、普通に素晴らしいバンドです。なんつっても曲がいい。いかにもイギリスのバンドって感じです。なんというか、ポップでありながら明るくなりきれない湿った感じというか・・
そんないかにもイギリスって感じのデュランの良さとアメリカ人ナイルのファンキーでクールなサウンドが素晴らしい化学反応を起こしているのがこの曲です。
とにかく食わず嫌いはいけませんね。デュラン・デュランに偏見を持っている方は是非一度じっくり聞いていただきたいです。ミュージシャンとして本当に素晴らしいですよ。
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