俳優・宮内洋(みやうちひろし)の演じた歴代特撮ヒーロー史 仮面ライダーにアオレンジャーや怪傑ズバットも

1970~80年代に少年時代を過ごしたわたしのような世代の人間にとって、ヒーローといえば??と問われると多くの人の脳裏によぎるのはこの俳優さんなのではないでしょうか。

宮内洋さん。

そう、特撮ヒーローものの黎明期より数多くのスーパーヒーロー役を演じ、そのあまりに凛々しくカッコいいルックスに華麗なアクション、とにかく当時の子どもたちのハートを鷲掴みにしていた俳優さんです。

ここではそんな宮内さんが演じてきたヒーローたちやその作品をご紹介していきましょう。

スポンサーリンク



宮内洋(みやうちひろし)のプロフィール 大病を克服した不滅のヒーロー俳優

宮内さんのヒーロー史にいく前にまずは宮内洋さんの簡単なプロフィールをご紹介しましょう。

名   前:宮内洋(みやうちひろし)
生年月日 :1947年(昭和22年)6月14日
出   生:東京都
出   身:千葉県銚子市
身   長:179cm
体   重:71kg
血 液 型:B型
所属事務所:オフィス28

空手三段に柔道初段、合気道や乗馬もこなす等、まさにアクションスターといってもいい驚異の身体能力を誇る宮内洋さん。学生時代から昭和の名優・丹波哲郎さんに師事しており、丹波さんが主演した「キイハンター」や「Gメン’75」でも重要な役どころでレギュラー出演していたのは有名な話です。

さらに、師・丹波哲郎さんとの縁で出演した前述「キイハンター」では共演した“日本一のアクション俳優”千葉真一さんからもアクションの手ほどきを受けたそうです。まさに持って生まれた天賦の才に御本人の努力、そして出会うべき師の存在に恵まれたことによって、日本を代表するヒーローが誕生したともいえます。

2008年には閉塞性動脈硬化症を患って大手術の末に復帰。もう少し遅れていれば生命の危機であったという、不屈の闘志での生還はまさにリアルヒーローを地で行くといってもいいかもしれませんね。

未だに多くのファンからリスペクトを受ける、特撮ヒーロー界のレジェンド、生ける伝説こそこの宮内洋さんなのです。

個人的な話で恐縮なのですが、同時代に活躍された俳優の宮内淳さん(太陽にほえろのボン刑事役等)と混同している時期があってよく名前間違えてましたね(苦笑)。まあまだ子どもだったので…

仮面ライダーV3(1973年) 主人公・風見志郎/仮面ライダーV3役

ヒーローを地で行く俳優・宮内洋の特撮デビューはこの作品です。まあ皆さん知っておられるでしょうが(笑)

作 品 名:仮面ライダーV3
放送期間 :1973年2月17日~1974年2月9日
放送時間 :毎週土曜19:30~20:00
放送回数 :全52話
原   作:石ノ森章太郎
主   演:宮内洋
主 人 公:仮面ライダーV3/風見志郎
平均視聴率:20.2%
制   作:毎日放送、東映

未だに子どもたちの心を掴んで離さない仮面ライダーシリーズ。半世紀近い歴史を持つ大ヒット作品の第2弾、「仮面ライダーV3」で主人公の風見志郎を演じたのが当時25歳だった宮内洋さんでした。

第1シリーズ「仮面ライダー」が大成功し、その第2弾として始まったこのV3。ハッキリ言って、仮面ライダーが現在に至るまでの人気シリーズとして定着したのはこのV3の成功によるところが非常に大きいでしょう。よく、「家(会社)が繁栄するかどうかは二代目で決まる」といいますが仮面ライダーシリーズもまさにそうです。二代目のこのV3で第1シリーズを凌ぐほどの成功を手に入れた事で仮面ライダーが完全に子どもたちに定着したのです。

そして当然ながらその原因は風見志郎役の宮内さんの力による部分が大きかったのは間違いありません。風見志郎時のアクションの凄さとそのカッコよさは本当に素晴らしかったです。まさに子供たちの憧れでしたね。わたしの周りで最も人気のあったライダーシリーズはこのV3でした。それも断トツでしたね。そしてこの仮面ライダーV3の主題歌「戦え!仮面ライダーV3」を歌ったのも宮内洋さんでした。「あーかいーあかーいー、赤い仮面のV3~」のアレです。近鉄バファローズのラルフ・ブライアントの応援歌の元ネタです(笑)。これがまた菊池俊輔節全開の素晴らしい曲なんですよねえ。

秘密戦隊ゴレンジャー(1975年) 新命明/アオレンジャー役

作 品 名:秘密戦隊ゴレンジャー
放送期間 :1975年4月5日~1977年3月26日
放送時間 :毎週土曜19:30~20:00
放送回数 :全84話
原   作:石ノ森章太郎
主   演:誠直也
主 人 公:アカレンジャー/海城剛
制   作:NET、東映

東映製作・テレビ朝日系列放送の、いわゆる「スーパー戦隊シリーズ」の記念すべき第1作目がこの「秘密戦隊ゴレンジャー」。スーパー戦隊シリーズも40年以上経った現在でも毎年新作が作られ続けている大ヒット長寿シリーズとなっています。

このゴレンジャーにおける宮内洋さんはゴレンジャーでリーダーを務める主人公・アカレンジャーではなく、サブリーダーであるアオレンジャーです。V3という大ヒット作品で主演した宮内さんが脇に回るとはなんと豪華な…とお思いでしょうが、実際にはアカレンジャーとアオレンジャーのW主人公といってもいい程にアオレンジャー及び新命明は最高にオイシイキャラとなっています。単純に言えば、主人公を食ってしまっているといってもいいかもしれません。それ程サブリーダーでありながらアオレンジャーが大いにフィーチャーされているのです。

しかしその試みは大成功だったと思いますね。わたしの周囲は見事にアカレンジャー派とアオレンジャー派に分かれていました。主人公並みの人気キャラが二人もいるのですから人気を博すのも当然といえるでしょう。

登場人物設定的にはアカレンジャーが宮本武蔵だとしたら、アオレンジャーは佐々木小次郎のような感じであるとの事。その説明によって宮内さんは出演を承諾したというのもまた特撮ファンの間では有名なお話ですね。

スポンサーリンク



怪傑ズバット(1977年) 早川健/怪傑ズバット役

作 品 名:怪傑ズバット
放送期間 :1977年2月2日~9月28日
放送時間 :毎週水曜19:30~20:00
放送回数 :全32話
原   作:石ノ森章太郎
主   演:宮内洋
主 人 公:怪傑ズバット/早川健
制   作:東映、東映エージェンシー

「仮面ライダーV3」と「秘密戦隊ゴレンジャー」の大ヒットによって完全に特撮ヒーロー界の第一人者の座を確実にした宮内洋さんの満を持しての作品がこの「怪傑ズバット」。

宮内さんが本作で演じた主人公の早川健はさすらいの私立探偵。とにかくキザで自信家、何をやらせても日本一という男です。これまでの役とは明らかに毛色の違うヒーローであり、それこそがこの「怪傑ズバット」を唯一無二の存在にしていると同時に、未だに伝説として語り継がれるコアな人気を誇っている原因といえるでしょう。名脚本家の長坂秀佳さんがほとんどの脚本を手掛けている事からわかるように、ストーリーも非常に見ごたえのあるものとなっています。宮内洋さんが作りあげた早川健(ズバット)のキャラクターと相まって、本当に他の特撮作品とは一線を画す世界観を作り上げていますね。

ゴレンジャーやV3に比べると比較的メディアなどでの露出の少ない本作ですが、わたし的には並び称されて然るべき名作なのは間違いないと思いますね。

ジャッカー電撃隊(1977年) 番場荘吉/ビッグワン役

作 品 名:ジャッカー電撃隊
放送期間 :1977年4月9日~12月24日
放送時間 :毎週土曜19:30~20:00
放送回数 :全35話
原   作:石ノ森章太郎
主   演:丹波義隆
主 人 公:スペードエース/桜井五郎
制   作:東映、テレビ朝日

テレ朝&東映のスーパー戦隊シリーズ第二弾がこの「ジャッカー電撃隊」です。第一弾は先にご紹介した「秘密戦隊ゴレンジャー」。ゴレンジャーでアオレンジャー(新命明)を演じた宮内さんは「スーパー戦隊シリーズ」2作連続の登場となります。

とはいっても、宮内洋さん演じるビッグワン(番場荘吉)が登場するのは物語の後半、第23話からです。「ジャッカー電撃隊」視聴率低迷による、いわゆる視聴率回復のための“テコ入れ”というやつです。それでも視聴率が回復せずに結局ジャッカー電撃隊は35話で打ち切りの憂き目にあい、「スーパー戦隊シリーズ」の中でも最も全話数の少ない作品となっています。

ちなみにこの番組で主人公のスペードエース(桜井五郎)を演じたのは宮内洋さんの師匠である丹波哲郎さんの長男である丹波義隆さん。何とも不思議な縁ですね。

スポンサーリンク



特警ウインスペクター(1990年)&特救指令ソルブレイン(1991年) 正木俊介本部長役

作 品 名:特警ウインスペクター
放送期間 :1990年2月4日~1991年1月13日
放送時間 :毎週日曜8:00~8:30
放送回数 :全49話
原   作:八手三郎
主   演:山下優
主 人 公:ファイヤー/香川竜馬
制   作:東映、テレビ朝日、ASATSU

作 品 名:特救指令ソルブレイン
放送期間 :1991年1月20日~1992年1月26日
放送時間 :毎週日曜8:00~8:30
放送回数 :全53話
原   作:八手三郎
主   演:中山幸一
主 人 公:ソルブレイバー/西尾大樹
制   作:東映、テレビ朝日、ASATSU

メタルヒーローシリーズの中でも「レスキューポリスシリーズ」の三部作といわれた「特警ウインスペクター」と「特救指令ソルブレイン」で宮内洋さんは本部長・正木俊介役でレギュラー出演されていました。三部作の最終作となった「特捜エクシードラフト」の47話~49話にも出演されており、この「レスキューポリスシリーズ」の世界観を繋げるうえでも正木俊介という存在は非常に重要な役どころでした。

当時40歳を超えていた宮内さんは本部長という事で変身ヒーローではなかったのですが、「ウインスペクター」「ソルブレイン」のソフト人形セットの中には生身の人間であるにもかかわらず正木俊介の人形も入っていました。司令官クラスなのにこの人気、さすがはリアルヒーロー、レジェンドの宮内洋さんらしい逸話です。

超力戦隊オーレンジャー(1990年) 三浦尚之参謀長役

作 品 名:超力戦隊オーレンジャー
放送期間 :1995年3月3日~1996年2月23日
放送時間 :毎週金曜17:30~17:55
放送回数 :全48話
原   作:八手三郎
主   演:宍戸勝
主 人 公:オーレッド/星野吾郎
制   作:東映、テレビ朝日、東映エージェンシー

後に「水戸黄門」の格さん役(五代目)に抜擢された合田雅吏さんがオーブルーを、ぶりっこキャラのタレントとして大ブレイクしたさとう珠緒さんがオーピンクを演じ(当時の芸名は珠緒)、ともにまだ無名だった時代の出世作となった作品がこのオーレンジャーですが、そこでオーレンジャーの長である超力戦隊の指揮官、本部長の三浦尚之を演じたのが宮内洋さんでした。

現時点において、この超力戦隊オーレンジャーが宮内さんの戦隊・特撮ヒーローものにおける最新のレギュラー出演番組となっています。

 

ここに挙げた以外にも、ゲスト出演したライダー関連の作品や特撮ヒーローものは多くありますが、あくまで宮内さんがレギュラーとして出演されたものをご紹介しました。

個人的にはやはりアオレンジャー、V3、ズバットでしょうかね。ヒーローもの以外でも島谷刑事を演じた「Gメン’75」や、怪力のはぐれ殺し屋・島帰りの龍を演じた必殺シリーズ3作目「助け人走る」も大好きです。島帰りの龍についてはこちらの記事にもありますのでよろしかったらどうぞ。

必殺最強の素手・怪力系殺し技の仕事人編

とにかく花も実力もある稀有な俳優さんです。とにかくどの作品も理屈抜きでカッコいいのです。まだまだ活躍してもらって、何世代にもわたって子どもたちのヒーローであり続けてほしい俳優さんです。

関連コンテンツ(PR)

スポンサーリンク

コメントを残す

このページの先頭へ