大江戸捜査網の歴代隠密同心と旗本寄合席一覧②土田早苗、志穂美悦子加入から松方弘樹へ主役交代、最終回まで

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かつての東京12チャンネル(現:テレビ東京)の看板番組にして、日本の娯楽時代劇を代表する名作「大江戸捜査網」。

玉木宏樹さんの作った名オープニングテーマに乗せて颯爽と活躍する隠密同心たちの活躍に心躍らせた視聴者は数限りなくいた事でしょう。そんなわたしもあの、「隠密同心心得之條(おんみつどうしんこころえのじょう)」(我が命我が物と思わず・・から始まって、死して屍、拾う者なし!で終わるあれです)をバックにしての出陣シーンからのラストの名乗りからの殺陣シーンで毎度毎度アドレナリン噴出しまくったものです(笑)。

そんなとにかくカッコイイ歴代の隠密同心たちをここでは時系列を追いながらご紹介したいと思います。

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里見浩太朗と瑳川哲朗に土田早苗と志穂美悦子も!隠密同心第二期黄金メンバー

第263話~306話(1976年10月2日~1977年9月17日)

キャラ系統 登場人物名 演じた俳優
主人公男隠密同心 伝法寺隼人 里見浩太朗
サブ男隠密同心 井坂十蔵 瑳川哲朗
美人系女隠密同心 稲妻お竜 土田早苗
元気系女隠密同心 志穂美悦子
旗本寄合席(隠密支配) 内藤勘解由 中村竹弥

不知火お吉(江崎英子)といさり火お紺(山口いづみ)と交代して隠密同心に加わったのが、表の顔は芸者・玉竜として活動する稲妻お竜(土田早苗)と、お吉と同様表の家業は魚屋を生業とし、「お新」という名で活動する風(志穂美悦子)の二人。

いやあ、出ましたね、志穂美悦子さんと土田早苗さん。二人とも大好きな女優さんなので、個人的には女隠密メンバーはこの時が黄金期です(笑)。とにかく土田さんは美しいですね。わたし的に女隠密同心として真っ先に思い出すのはやっぱり土田さんか梶芽衣子さんですね。まあどちらも信じられないくらいの美人だという事も理由なのですが(苦笑)。

そして志穂美悦子さんは、「影の軍団」などで育ったわたし的には当然大好きな女優さんです。最高のアクション女優さんです。この人を超えるアクション女優は未だ出てきていない、レジェンド級の人ですね。

女隠密同心出身の大物女優、かたせ梨乃の流れ星おりんがメンバー入り

志穂美さん登場から約1年、通算306話の「懐剣返上! 涙の対決」において志穂美さん演じる風が負傷して怪我の療養のために江戸を去る事となって以降のメンバーがこのようになります。

第307話~334話(1977年9月24日~1978年4月8日)

キャラ系統 登場人物名 演じた俳優
主人公男隠密同心 伝法寺隼人 里見浩太朗
サブ男隠密同心 井坂十蔵 瑳川哲朗
美人系女隠密同心 稲妻お竜 土田早苗
元気系女隠密同心 はやぶさお銀 安西マリア
旗本寄合席(隠密支配) 内藤勘解由 中村竹弥

風に代わってメンバー入りしたのが、はやぶさお銀(安西マリア)。こちらも志穂美さんに負けず劣らずのエキゾチックな美人隠密です。劇中での年齢設定は19歳でしたが、とてもそうは見えない程に大人びた美人でした。やっぱり昔の女優さんはべっぴんさんだなあ・・と見とれてしまう程ですね。

しかしそんなお銀も登場約半年で仲間と旅立つために隠密同心を離れることとなります。そして補充メンバーを得てこういうメンバー構成となりました。

第335話~409話(1978年4月15日~1979年9月15日)

キャラ系統 登場人物名 演じた俳優
主人公男隠密同心 伝法寺隼人 里見浩太朗
サブ男隠密同心 井坂十蔵 瑳川哲朗
美人系女隠密同心 稲妻お竜 土田早苗
元気系女隠密同心 流れ星おりん かたせ梨乃
旗本寄合席(隠密支配) 内藤勘解由 中村竹弥

出ました出ました、この方も女隠密同心としては「大江戸捜査網」シリーズになくてはならない存在でしょう。流れ星おりん、あのかたせ梨乃さんです。当時はまだ弱冠21歳で初のテレビドラマレギュラーとなる作品でした。失礼しました、志穂美&土田コンビが黄金コンビといいましたが・・やっぱりこのかたせ&土田コンビも捨てがたいですな・・(爆汗)。

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伝法寺隼人が去って三代目主人公・左文字右京(松方弘樹)見参!!

そして、十文字小弥太(杉良太郎)の後を受けて隠密同心のリーダー格として主演を張ってきた伝法寺隼人もいよいよ交代の時がやってきます。伝法寺隼人は通算第409話の「さらば音次郎」で上方の隠密同心支配に就任するために江戸を去りました。

そして三代目リーダーとして隠密同心に加わったのがこの男です。

第410話~512話(1979年9月22日~1981年9月26日)

キャラ系統 登場人物名 演じた俳優
主人公男隠密同心 左文字右京 松方弘樹
サブ男隠密同心 井坂十蔵 瑳川哲朗
美人系女隠密同心 稲妻お竜 土田早苗
元気系女隠密同心 流れ星おりん かたせ梨乃
旗本寄合席(隠密支配) 内藤勘解由 中村竹弥

表の顔は桔梗屋で板前を営む清次郎、真の顔は直心影流(じきしんかげりゅう)の使い手で隠密同心の左文字右京(さもんじうきょう)。演じるのは松方弘樹さん。

とにかく左文字右京の(というか、当然ですが松方弘樹さんの)殺陣が最高にカッコいい。まさに松方さんの殺陣は華も実もある素晴らしい殺陣です。

それにしても凄いのがこの大江戸捜査網の主人公役の俳優の変遷。

杉良太郎、里見浩太朗、松方弘樹ですよ。まさに日本の時代劇スターの最高峰の方たちばかりです。そりゃあ大江戸捜査網というドラマが未だに語り草になるのも頷けますよね。

稲妻お竜の短期代役も高瀬春奈、中島ゆたかという超豪華女優陣

左文字右京加入後、井坂十蔵、稲妻お竜、流れ星おりんの隠密同心カルテットはシリーズ中最長となる2年という記録を打ち立てます。そして盤石のこのカルテットにひびが入ったのが通算512話の「稲妻お竜の旅立ち」。ここでお竜は事件に巻き込まれて失明した男の子の母親代わりとなって彼の目を治療するため隠密同心を抜けて長崎へと旅立ちました。

と、その稲妻お竜役の土田早苗さんですが、実は稲妻お竜としての大江戸捜査網のレギュラー出演中に病気などによって二度ほど短期不在を余儀なくされた時期がありました。その間、短期間ですが稲妻お竜の代わりに隠密同心を務めたキャラがいますので、そちらもご紹介しておかねばならないでしょう。

まず一人目の代役とその時期がこちら。

第435話~440話(1980年3月22日~5月3日)

キャラ系統 登場人物名 演じた俳優
美人系女隠密同心 火車おもん 高瀬春奈

そして二人目がこちらです。

第492話~494話、505話、506話(1981年5月9日~5月3日、8月8日、8月15日)

キャラ系統 登場人物名 演じた俳優
美人系女隠密同心 矢車お菊 中島ゆたか

お二人とも短期間の代役というにはあまりに勿体ない程美人でカッコいい隠密同心でしたね。

岡江久美子と南条弘二が加わり隠密同心5人体制へ!隠密支配も内藤勘解由から藤堂対馬に

さて、大江戸捜査網屈指の人気女隠密、稲妻お竜が抜けた後のメンバー構成はこうなりました。

第513話~563話(1981年10月3日~1982年9月25日)

キャラ系統 登場人物名 演じた俳優
主人公男隠密同心 左文字右京 松方弘樹
サブ男隠密同心 井坂十蔵 瑳川哲朗
サブ男隠密同心2 九條新太郎 南条弘二
美人系女隠密同心 吹雪 岡江久美子
元気系女隠密同心 流れ星おりん かたせ梨乃
大番頭(隠密支配) 藤堂対馬 大山勝巳

表の顔は春香という芸者の女隠密、吹雪が加入します。演じたのが岡江久美子さん。この人も美形です。ホントに美人ばっかりです。松方さんと瑳川さん羨ましい限りです(笑)。

そしてさらには、放送開始以来主人公と井坂十蔵の二人体制だった男性隠密同心にもう一人加わって男三人体制となります。加わったのは表は医者の九條新太郎(南条弘二)。かなり若いバリバリのイケメンメンバーです。

そしてさらにさらに、放送開始以来隠密支配を務めてきた内藤勘解由(中村竹弥)がついに藤堂対馬(大山勝巳)に交代。公式の肩書も旗本寄合席(はたもとよりあいせき)から大番頭(おおばんがしら)へと変更となりました。

一気に隠密支配を含むメンバーが3人も入れ変わった第513話「新隠密登場 謎の慶長小判」は、大江戸捜査網が新たな時代に入った転換点ともいえる回なのかもしれませんね。

吹雪(岡江久美子)とおりん(かたせ梨乃)の同時降板!夏樹陽子と山田由紀子が後任

隠密同心九條新之助、隠密支配・藤堂対馬とともに隠密同心に加わった吹雪(岡江久美子)ですが、長らく不動のレギュラーとして活躍した流れ星おりん(かたせ梨乃)とともに1年後に隠密同心を去る日がやってきます。

通算第563話「さらば友よ 傷だらけの挽歌」において、おりんと吹雪は御庭番との戦いで負傷して隠密同心からの離脱を余儀なくされてしまい、女隠密が総入れ替えとなるのです。

第564話~603話(1982年10月2日~1983年7月9日)

キャラ系統 登場人物名 演じた俳優
主人公男隠密同心 左文字右京 松方弘樹
サブ男隠密同心 井坂十蔵 瑳川哲朗
サブ男隠密同心2 九條新太郎 南条弘二
美人系女隠密同心 風車のお菊 夏樹陽子
元気系女隠密同心 疾風のおせん 山田由紀子
大番頭(隠密支配) 藤堂対馬 大山勝巳

吹雪、おりんと交代で隠密同心となったのが、風車のお菊(夏樹陽子)と疾風のおせん(山田由紀子)。夏樹陽子さんはただただ美しく、ひたすら美しく、そして山田由紀子さんはアイドルらしい非常に元気はつらつの健康美が持ち味という対照的なコンビとなりました。

第1シリーズからの通算640話、最終回「隠密同心暁に去る」で伝説は終止符が・・

女隠密の長期レギュラーだったおりんの後任として隠密同心入りした疾風のおせんは登場から1年経たない通算第603話を最後に降板、それからしばらくは元気系女隠密同心枠は後任のいない空白状態となります。そしておせんがいなくなった後の後任として隠密同心に選ばれたのが、つばくろの茜。そしてこうなります。

第615話~640話(1983年10月1日~1984年3月31日)

キャラ系統 登場人物名 演じた俳優
主人公男隠密同心 左文字右京 松方弘樹
サブ男隠密同心 井坂十蔵 瑳川哲朗
サブ男隠密同心2 九條新太郎 南条弘二
美人系女隠密同心 風車のお菊 夏樹陽子
元気系女隠密同心 つばくろの茜 清原美華
影の支配 幻の御前 黒沢良

前述したように、空位だった女隠密の座につばくろの茜が決定、同時に隠密支配も藤堂対馬から幻の御前(本名や素性などは一切不明)なる人物へと変更になりました。何とその幻の御前役はあの大江戸捜査網の“隠密同心心得之條”やナレーションでお馴染みの黒沢良さんなのであります。

そしてこのメンバーが大江戸捜査網のとりあえずのラストメンバーとなります。

このメンバーで迎えた1984年3月31日放送の通算640話「隠密同心暁に去る」で、左文字右京ら隠密同心メンバーは隠密同心を抜けて江戸を去る事となります。これによって大江戸捜査網は終了し、続く「新・大江戸捜査網」へと新たな歴史を紡いでいく事となるのです。

尚、その他の大江戸捜査網の隠密同心の歴代メンバーに関してはこちらの記事もご覧ください。

大江戸捜査網の歴代隠密同心と旗本寄合席一覧①

新大江戸捜査網から平成版、2015新春ワイド時代劇版隠密同心歴代キャスト一覧

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