桃太郎侍キャスト一覧 歴代ヒロインやドラマ時代劇オリジナル登場人物、原作キャラクター等

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時代劇

小説家・山手樹一郎(やまてきいちろう)氏の時代小説として戦中~戦後にかけて人気を博し、戦後には幾度となく実写化された人気時代劇「桃太郎侍」。

勧善懲悪の娯楽時代劇として日本国民に親しまれ続けている「桃太郎侍」ですが、山手氏の原作に忠実な作品もあれば、登場人物もストーリーもほぼオリジナルと化している作品もあります。

ここではそんな「桃太郎侍」の原作での主要登場人物の歴代キャストを映画・テレビドラマの作品ごとにご紹介していきたいと思います。

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1952年映画「修羅城秘聞 双龍・飛雲の巻」(大映) 桃太郎侍役:長谷川一夫

映画タイトル 公開年 主演 配給
修羅城秘聞 双龍の巻
続 修羅城秘聞 飛雲の巻
1952年 長谷川一夫 大映

戦前から戦後にかけた時代劇映画全盛期に活躍した「時代劇六大スタア」の一人、二枚目時代劇スターの長谷川一夫さんが桃太郎を演じた大映の前後編二部作です。

登場人物名 俳優名
桃太郎侍(若殿新之助) 長谷川一夫
百合 沢村晶子
小鈴 轟夕起子
伊賀半九郎 大河内傳次郎
鷲塚主膳 荒木忍
大西虎之助 坂東好太郎
高垣勘兵衛 羅門光三郎
上島新兵衛 鳥羽陽之助
大瀧鉄心斎 杉山昌三九
進藤儀十郎 河野秋武

主演の長谷川さんと同じく時代劇六大スタアに数えられた大河内傳次郎さんが桃太郎の宿敵・伊賀半九郎役で出演しているという、なんとも豪華なキャスティングとなっていますね。

なお、本作は原作では主要キャラとして登場する猿の伊之助(ましらのいのすけ)が登場していない作品であり、歴代桃太郎侍作品でもその点は珍しいといえるかもしれません。

1957年映画「桃太郎侍」(大映) 桃太郎侍役:八代目 市川雷蔵

映画タイトル 公開年 主演 配給
桃太郎侍 1957年 八代目 市川雷蔵 大映

この映画で桃太郎を演じたのが歌舞伎界から映画界へと転身し、当時勝新太郎さんとともに大映二枚看板として映画界を支え、37歳の若さで病気のため逝去した大スター、市川雷蔵さんです。

登場人物名 俳優名
桃太郎侍(若木新之助) 八代目 市川雷蔵
百合 浦路洋子
小鈴 小暮実千代
伊賀半九郎 河津清三郎
伊之助 堺駿二
鷲塚主膳 杉山昌三九
神島伊織 清水元
千代 浜世津子
大西虎之助 郷登志彦
高垣勘兵衛 植村謙二郎
慈海和尚 荒木忍
大瀧鉄心斎 細川俊夫
進藤儀十郎 志摩靖彦

長谷川一夫版と同じ大映作品という事で、杉山昌三九さんや荒木忍さんが役を変えて出演されています。

伊之助を演じた当時の人気喜劇俳優・堺駿二さんはあの堺正章さんの実のお父さまですね。

1960年映画「桃太郎侍 江戸の修羅王 南海の鬼」(東映) 桃太郎侍役:里見浩太朗

映画タイトル 公開年 主演 配給
桃太郎侍 江戸の修羅王 南海の鬼 1960年 里見浩太朗 東映

1960年の東映版映画で主演した里見浩太朗さんは後にテレビ時代劇で数多くの主人公を演じた時代劇の大御所ですが、この劇場版公開当時は第3期東映ニューフェイスに合格した東映の若手スターでした。

登場人物名 俳優名
桃太郎侍(若木新之助) 八代目 市川雷蔵
百合 朝風みどり
小鈴 千原しのぶ
伊賀半九郎 坂東好太郎
猿乃伊之助 星十郎
鷲塚主膳 岡譲司
千代 東龍子
神島伊織 宇佐美淳也
大西虎之助 富久井一朗
高垣勘巻 戸上城太郎
慈海和尚 有馬宏治
大滝鉄五郎 尾形伸之介

当時の映画としてはよくあるパターンの1本の映画が前後半二部構成となっているこの作品(1部・江戸の修羅王/2部・南海の鬼)、登場人物的には原作キャラクターがほぼ登場している映画となっています。

1963年映画「桃太郎侍」(大映) 桃太郎侍役:本郷功次郎

映画タイトル 公開年 主演 配給
桃太郎侍 1963年 本郷功次郎 大映

桃太郎侍の大映版第三弾で主役に抜擢されたのが、勝新・雷蔵の次世代若手スターとして売り出し中だった本郷功次郎さんでした。

登場人物名 俳優名
桃太郎侍(若木新之助) 本郷功次郎
百合 高田美和
小鈴 久保菜穂子
伊賀半九郎 城健三朗
伊之助 成田純一郎
鷲塚主膳 嵐三右衛門
神島伊織 浅野進治郎
慈海和尚 荒木忍
大滝鉄心斎 杉山昌三九

「桃太郎侍」のヒロインである百合役には、「歌う時代劇スター」の異名を取った高田浩吉さんの実娘で大映の清純派女優として人気だった高田美和さん。もう一人のヒロインである小鈴役は女性仁侠映画の第一人者といってもいい久保菜穂子さんが演じていらっしゃいます。

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