必殺仕事人終了(?)で新シリーズ制作への提案

時代劇

1972年(昭和47年)に「必殺仕掛人」の放映開始以来、未だに根強いファンを持ち時代劇ファンを魅了し続けている必殺シリーズ。

近年はレギュラーシリーズこそなかったものの、1年に1作のペースでスペシャルドラマが制作されていた同シリーズでしたが、必殺シリーズを楽しみにしていたファンにとって非常に気になるニュースが駆け巡っています。

東山紀之主演「必殺仕事人」シリーズ打ち切り終了?過去作品一覧から考える

まずは冒頭でご紹介した「必殺ファンにとって非常に気になるニュース」をご紹介しましょう。

『必殺仕事人』、2018年いっぱいで打ち切られた? その原因は…

2007年から定期的に放映されてきた東山紀之主演の「必殺仕事人」シリーズが打ち切り終了となった(のではないか)というニュースです。

確かに記事にある通り、2019年1月現在、必殺仕事人の新作に関する製作情報や放映情報は一切アナウンスされておらず、この記事の信ぴょう性を肯定せざるを得ない状況となっている事は事実です。実際、東山さん主演の同シリーズのこれまでの作品を制作年とともに見てみましょう。

放映年月日 ドラマタイトル 摘要
2007年7月7日 必殺仕事人2007
2009年1月4日 必殺仕事人2009
2009年1月~6月 必殺仕事人 レギュラーシリーズ
2010年7月10日 必殺仕事人2010
2012年2月19日 必殺仕事人2012
2013年2月17日 必殺仕事人2013
2014年7月27日 必殺仕事人2014
2015年11月29日 必殺仕事人2015
2016年9月25日 必殺仕事人2016
2018年1月7日 必殺仕事人 ドラマタイトルから年数が外れる

レギュラーシリーズ以降の作品間の最長の間隔が2013~2014の1年5ヵ月という事となっていますから、まだそれ程心配することはないんじゃない??という感じもしますが、記事にあるような複合的な要因を考えてもやはりナーバスにならざるを得ないというのが実情ですね。

では必殺シリーズ存続の危機とされている原因とその解決策について考えてみましょう。

「刑事7人」「サンデーLIVE!!」との掛け持ちで主演のスケジュール調整が難航?

必殺シリーズ終了危機とされている諸要因のうち、まずはこの部分を見てみましょう。

現在、東山は俳優として『刑事7人』(テレビ朝日系)などに主演するかたわら、日曜朝の情報バラエティ番組『サンデーLIVE!!』(同)の司会を担当している。『サンデーLIVE!!』は毎週日曜5:50~8:30と放送時間も長い。勉強熱心な東山は前日の土曜日を『サンデーLIVE!!』のために空けているという。そのため例年に比べスケジュールの確保が難しいとされている。

出典:東山紀之主演『必殺仕事人』18年をもって事実上終了の噂 出演の野際陽子さんは死去より抜粋

主演である東山紀之さんのスケジュールを押さえられないという事ですね。

この記事に出ている「刑事七人」と「サンデーLIVE!!」、そして「必殺仕事人」。絡んでいる番組全てがテレビ朝日系列なんですよね(必殺はテレ朝系列局の朝日放送)。

「刑事七人」が放映されているのは1年間のうちの1クール(3か月)のみで、年に1本のスペシャルドラマという必殺シリーズの製作には支障がなさそうに思えますからやっぱりネックとなるのは「サンデーLIVE!!」なんでしょうね。

これが原因だとしたら…同じ局内の番組の中からスケジュールの都合で必殺を切ったという事になるんでしょうね。東山さんサイドの決断かテレ朝サイドの都合かはわかりませんが。

主人公が出られないんなら主演を変えて新シリーズを作ってほしいですよね。その辺りの詳しい話はまた後ほど。

大女優・野際陽子さん逝去で姑のふく役は女優変更か設定変更か

2つ目の原因は、ニュース記事のタイトルにも入っている女優・野際陽子さんの不在です。

野際さんの役どころは主人公・渡辺小五郎の姑・渡辺ふく役。2007年のシリーズ開始以来一貫してレギュラー出演していた数少ない登場人物の一人です。

藤田まことさん主演の必殺シリーズでいえば、菅井きんさんが演じていらっしゃった中村せんの役どころといえば旧作のファンにもわかりやすいかと存じます。

野際陽子さんがお亡くなりになったことでもしこれから従来の路線による必殺シリーズ存続を前提とするのであれば、以下の2つが考えられるでしょう。

  • 渡辺ふく不在でシリーズ継続
  • 渡辺ふく役を別の女優さんに変更する

野際さんの演じられていたふくを不在としてシリーズ継続というのは、藤田まことさん逝去の際と同じですね。あの時は藤田さん演じる中村主水は上方への配置換えによって江戸を去ったという設定でした。同じように何らかの設定変更を施すというのが一点。

そしてもう一つはふくを別の女優さんに変更してドラマ内の設定はそのままに残すという方法も当然考えられます。が、ふく役はやっぱり野際さんでないと…というファンからの声の大きさは予想出来るだけに後を受け継ぐ女優さんは非常にやりにくいでしょう。

というわけで、同路線でのシリーズ継続となるのであれば、設定変更してふく役不在で継続という形になるのかなという気がしますね。

制作費捻出が困難?テレビ業界を取り巻く最大の障壁のカギはやっぱり視聴率?

3つ目の原因とされるのが最も厄介な問題ともいえるこちら。

『必殺』は時代劇の「ドル箱」コンテンツではあるが、長年にわたり連続ドラマがなかった影響もあり、ここ数年は10%~13%台となっている。

低迷する時代劇の中では、この数字は決して低くはないが、特撮や爆薬をふんだんに使う「アクション時代劇」でもある『必殺仕事人』には莫大な制作費がかかる。資金集めに苦慮しているのではないかとの話もあるのだ。

出典:東山紀之主演『必殺仕事人』18年をもって事実上終了の噂 出演の野際陽子さんは死去より抜粋

これは何も必殺シリーズに限った事ではなく、時代劇全般に言える事ですよね。視聴者のテレビ離れによる視聴率低下によるテレビ局の予算削減。製作費が莫大にかかる時代劇はこんな時代の流れによってどんどん地上波テレビから消えてしまいました。

この予算的課題を克服する術はただ一つしかないでしょう。

高視聴率を獲得する

これだけです。高視聴率を見込めるコンテンツであれば予算はつきます。当然製作費も捻出できます。…まあその高視聴率を獲得するのが至難の業という事が問題なのは百も承知なんですが(苦笑)。

どちらにせよこの問題は本当に厄介です。必殺だけではなく時代劇、いやテレビ業界全体という大変大きな問題が相手ですから。

まあこの3つ目の課題の克服は困難かもしれませんが、次は必殺ファン歴35年のわたしなりに必殺シリーズ復活への提言をご紹介したいと思います。

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