TOTO”トト”の最高傑作おすすめアルバム“アイソレーション”レビュー [PV動画有]

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HR/HM

ギタリストのスティーヴ・ルカサー作のバラード曲がサードシングル

「ロザーナ」の再来を狙った(?)ホリーアンナも残念ながらヒットには至らなかった後の3rdシングルは、これまたTOTOの鉄板パターンである、スティーヴ・ルカサー作、ルカサー自身がヴォーカルをつとめるバラード曲をシングルカットしてきました。アルバム5曲目の「ハウ・ダズ・イット・フィール(How Does It Feel)」ですね。

ぶっちゃけて言います。これも大ヒットした前作「TOTOⅣ~聖なる剣」の再来を狙ったといいますか、もっと悪く言えば二番煎じといいますか・・まあそんな狙いが透けて見えるシングルカットですね。前作からシングルカットされたルカサー作・リードヴォーカルのバラード、「ホールド・ユー・バック(I Won’t Hold You Back)」が全米ビルボードチャートのトップ10入りするヒットとなったからだろうなあ・・って思っちゃいますね。

曲自体はまあ、ルカサー作のバラードだなあ・・っていうイメージ(当たり前ですがな藁)で、個人的にはこのアルバムの中で特筆すべきものではないっていう感じです。結果的にこのシングルもヒットはしませんでした。

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TOTO史上最強のハードロック・チューン「エンジェル・ドント・クライ」見参!!

ハッキリ言って、1stシングルの選曲以外の2枚目3枚目のシングルの選択については、わたしには異論しかありません。だって他に素晴らしい曲がたくさん、山ほどあるのに・・なぜアルバムイメージと最も遠いこの2曲なの??という感じなんです。それほどこのアルバムのイメージはハードでありながらキャッチー、様々な音が洪水のように流れ込んでくる、TOTOの良さを最大限に生かしたドラマティックさが売りなのです。だからこそ他の曲をシングルとして勝負してほしかったのです。

そして、最後の最後、4thシングルでようやく、ようやく、新加入したヴォーカリスト、ファーギー・フレデリクセンがリードボーカルをとった曲をシングルカットしてきました(遅すぎるよねえ苦笑)。このアルバム最高のハードチューンであり、わたしがTOTOの曲の中で最も好きな曲といってもいい曲、「エンジェル・ドント・クライ(Angel Don’t Cry)」です。

これですよ、これこれ。素晴らしい、カッコいい、最高すぎるんです。ちなみにこのPVはTOTOのものではなく、ファーギーが2013年にソロで新録したものです。

TOTOの「エンジェル・ドント・クライ」はエッジの利いたハードなルカサーのギター、徹頭徹尾ヘヴィなマイク&ジェフのポーカロ兄弟のリズム隊、ハードチューンのサウンドに効果的に厚みをもたらすスティーヴ・ポーカロとデヴィッド・ペイチのキーボード、そして張りがあって艶もある素晴らしいファーギーのハイトーンヴォーカル。この時のTOTOにしかできない曲といえるかもしれません。

ファーギーとギターのスティーヴ・ルカサーが最高の仕事をしている曲ですね。最高すぎるんです。だからこそ惜しい。このアルバムのみとなってしまったこの路線が・・。ても致し方ないですよね。ペイチにもルカサーにもこの曲は歌えないでしょうから(涙)

1曲目の“カルメン”から完全KO必至?全てのロックファンに聞いてもらいたい名盤

とにかく凄いアルバムです。上にご紹介したシングルカットされた曲以外にも名曲、佳作が目白押しです。もう1曲目の「カルメン(Carmen)」から「うおぉぉぉぉっ!!」ってなります。2曲目の「ライオン(LION)」は前作までのヴォーカリスト、ボビー・キンボールが参加しているミディアムテンポのロックチューン。これがまたカッコいいんす。

3~5曲は上記の曲で、B面突入後(6曲目から)も凄いんです。てか圧巻はB面といってもいいかもしれません。6曲目「エンドレス(Endless)」から次のアルバムタイトル曲「アイソレーション(Isolation)」、続く「ミスター・フレンドリー(Mr. Friendly)」、そして9曲目の「チェンジ・オブ・ハート(Change Of Heart)」。この4曲の流れはもう圧巻ですね。どれもハードでメロディアス、素晴らしいロックチューンとなっています。そしてこの4曲が続いた後、ラスト10曲目の「ホリーアンナ」でアルバムは締めくくられます。ハッキリ言って、アルバムの流れの中で聴くホリーアンナの方が、シングルとして単体で聴くより数倍好きになるから不思議です(汗)。

とにかくアメリカン・ロックが好きな人、ハード・ロック好きには絶対に聞いてほしいアルバムですね。このまま歴史に埋もれさすにはあまりにも惜しい大傑作です。

でもこのアルバムに参加した、マイク・ポーカロ(ベース)、ジェフ・ポーカロ(ドラム)、ファーギー・フレデリクセン(ヴォーカル)の三人は既にこの世を去ってしまったんですよねえ。その事実を考えながらアルバムを聴くと、凄く寂しくなってきてしまいますね・・

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