いつの日だったか、親戚が集まった時のわが家での会話です。居間のテレビでは懐メロ番組が流れていました。
うちの母「懐かしいなあ、西郷輝彦。かっこよかったねえ」
叔母さん「そうかい?舟木一夫の方が人気あったじゃない?うちは舟木一夫だったなあ」
別の叔母「人気だけだったらやっぱり橋幸夫でしょ?だって・・(延々続く笑)」
といった内容でした。ぶっちゃけわたしにはわけわかりません。まあそりゃそうです、まだわたしの生まれる前のお話だったので(笑)
リアルタイム世代真っただ中のわが母らの元祖御三家評(笑)
さて、前述したうちの母や叔母の会話ですが、なぜ西郷輝彦さんが歌っている映像を見て、話が舟木一夫さんや橋幸夫さんに派生していったのかという事がわたしには不思議でした。
そこで母に聞いたのです。西郷輝彦や橋幸夫、舟木一夫はどんな関係があるの?と。
すると、横にいたうちの叔母が笑いながら答えたのです。
「〇〇はまあ知らんわなあ。この3人は昔御三家って呼ばれとってなあ、そりゃあものすごい人気だったんよ。そこら辺のアイドルなんか問題にならんくらいになあ」
と。なるほど、御三家ねえ。そういえば〇〇御三家とかうちらの世代でも言われとったなあ・・と何気に思いましたが、昔から有名な三人を御三家と呼ぶんだなあと感心したのを覚えています。
西郷輝彦(さいごうてるひこ) 70歳
本 名:今川盛揮(いまがわせいき)
生年月日:1947年(昭和22年)2月5日生まれ
出 身:鹿児島県鹿児島郡谷山町
身 長:176cm
体 重:66Kg
血液型 :A型
代表曲 :「星のフラメンコ」等
紅白出場:10回
うーん、私も大好きでしたね、西郷輝彦さん。でも誰がどう見たってカッコよかったですよね(もちろん今でも超シブいですが)。
星のフラメンコは当時生まれてない私でも知っていますが、やはり我々の世代から見た西郷輝彦さんは大物俳優という側面の方が強いですね。
江戸を斬る!や独眼竜政宗等で数々の名演を見せた稀代の時代劇スター
個人的に西郷輝彦さんといえば、やっぱり「江戸を斬る」ですね。西郷さんの歌う主題歌「ねがい」にのせての粋でいなせな遠山金四郎はまさに当たり役でしたね。ぶっちゃけ、同時間帯で放送されていた水戸黄門や大岡越前よりわたしは好きでした。
その他で印象的なのはNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」での伊達家の名軍師・片倉小十郎景綱役ですね。これもまた素晴らしかったですね。さすがの名演技、まさに助演男優賞ものでした。政宗の大河史上最高視聴率に大きく貢献した熱演だったと思いますね。
2000年の「葵~徳川三代」での真田幸村役や「毛利元就」での主人公・元就の父、毛利弘元役も素晴らしかったです。どちらも存在感抜群でしたね。大河ドラマは2003年以来出演していないんですが、そろそろ出てもらいたい俳優さんですね。
橋幸夫(はしゆきお) 73歳
本 名:橋幸男(はしゆきお)
生年月日:1943年(昭和18年)5月3日生まれ
出 身:東京都荒川区
血液型 :A型
代表曲 :「いつでも夢を」「潮来笠」等
紅白出場:19回
西郷輝彦さんが俳優としてのイメージが強いのに対して、わたし的には橋幸夫さんに関しては歌手のイメージが強いですね。「大物歌手」っていうイメージですね。
わたしたち40代くらいの人間にとっての橋さんのイメージといえば、結構物まねのイメージが大きいんじゃないでしょうか。特にザ・ぼんちのおさむちゃんが漫才ブームのころに真似していた「潮来笠」のイメージですね(笑)。あの物まねがインパクト強すぎて・・ってかんじですね、個人的には。
「王様のレストラン」「あまちゃん」、三谷幸喜、クドカン作品での本人役での出演
先ほど述べた「潮来笠」を始めとして、吉永小百合さんとのデュエットソングである「いつでも夢を」、さらには時代劇ソングのアンセムといってもいい子連れ狼の主題歌、「霧氷」・・リアルタイム世代でもないにかかわらず知ってる曲が山ほどあるという事実、これだけで大物歌手であるという事実を物語っていますよね。
個人的には大好きな三谷幸喜作品「王様のレストラン」最終回での本人役での出演、さらに大ヒットした宮藤官九郎の朝ドラ「あまちゃん」でのこれまた本人役出演が印象に残っていますね。
特に王様のレストランではシェフの静(山口智子)が橋幸夫の大ファンで橋幸夫の往年のヒット曲を聴いていたり、皆で合唱したりするという、橋幸夫オマージュの強い作品でしたね。
かと思えば、大人気時代劇シリーズの「大江戸捜査網」ではシブい隠密同心・榊原長庵(さかきばらちょうあん)役で見事な殺陣なども見せてくれましたね。芸達者ぶりはさすが昭和の大スターといった感じですよね。
舟木一夫(ふなきかずお) 72歳
本 名:上田成幸
生年月日:1944年(昭和19年)12月12日生まれ
出 身:愛知県一宮市
身 長:172cm
血液型 :O型
代表曲 :「高校三年生」「銭形平次」等
紅白出場:10回
うちの叔母さんが大好きで大好きで一時期は追っかけまでやってたと言っていたのがこの舟木一夫さんです。
御三家と呼ばれる人たちみんなそうなんですが、舟木さんもいい年の取り方してらっしゃいますよね。本当にシブい、カッコいいおじさまって感じで、品と雰囲気がありますよね。
NHK大河ドラマ常連でもある大物歌手・舟木一夫
青春ソングのアンセムといってもいい「高校三年生」は当時を知らないわたしでもフルコーラスを歌えちゃいますね。大川橋蔵さん主演の人気時代劇「銭形平次」のオープニング主題歌ももちろん、全部歌えます。てか、カラオケで歌ったことありますしね(笑)。
俳優としてもNHK大河ドラマには過去に1964年の「赤穂浪士」、1966年の「源義経」、1971年「春の坂道」、1997年「毛利元就」の4作品に出演しています。それ以外にも様々な「水戸黄門」「銭形平次」など、超有名時代劇などでも多くの出演を果たしていらっしゃいます。
まさにこの舟木一夫さんも芸能界にその名を残すレジェンドといっても過言ではない超大物芸能人ですよね。
芸能界の御三家は橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦が元祖
こうやって見てみると、やはりさすがに「御三家」と呼ばれる人たちだと再認識できますよね。
芸能界には「新御三家」とか「平成御三家」とか時代によって様々な御三家が生まれてきましたが、元祖がこの橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦の三人なのです。
我々40代の人間にとっては新御三家や平成御三家の方がリアルタイムで知っているだけに愛着は強いのですが、逆にリアルタイムで知らないだけにこの元祖御三家にはカリスマ性というか、大物感を大いに感じますよね。
これからもますます日本の芸能界を引っ張っていく存在であり続けてほしい存在ですよね。
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