フジ木曜劇場「素晴らしきかな人生」織田裕二出演の隠れた名作!浅野温子主演で瀬戸朝香のデビュー作

スポンサーリンク
ドラマ

精神が壊れていくリアルホラーな恐怖の初音役・富田靖子はドラマの影の主役?

そして富田靖子が演じた伊藤初音。個人的にこの「素晴らしきかな人生」の真の主役は彼女だと思います。まあ視聴者に与えたインパクトはどう考えてもこの人物が断トツの1位です。

運命の女性、結女との再会でどんどん彼女にのめり込んでいく彼氏の姿を見ながら徐々に徐々に壊れていく初音。その様はまさにリアルホラーといってもいい程に恐ろしいものでした。富田靖子さんは放映当時24歳。若手実力派女優として演技の評価は高かった富田さんでしたが、本当に鬼気迫る演技でしたね。まさか彼女がこんなに凄い女優だとは…このドラマで彼女の実力を思い知った視聴者は多かったのではないでしょうか。KENWOODのミニコンポのCMに出演してた時代の可憐な少女時代を知っている世代からすれば信じられませんでしたね。

とにもかくにも、この「素晴らしきかな人生」における最大の見どころは富田靖子さんの迫真の演技。本来ならば、一途で思い込みの激しい彼女を捨てた貢への反感が大きくなるところ、彼女のあまりにもリアルで恐ろしい壊れっぷりはそんな経緯さえ忘れさせるほどでした。

とにかく恐ろしい…ただひたすら恐ろしい、その言葉以外に見つからない、テレビドラマ史に残るキャラクターですね、伊藤初音は。

お調子者で女好きな“いい人”佐藤浩市と“くせ者”七瀬なつみが夫婦役でキャスティング

今や押しも押されもせぬ名優の地位を築いた佐藤浩市さんも出演していらっしゃいます。佐藤さんが3番手なんて連ドラ、今では絶対無理ですよね(笑)。その意味でもやっぱり豪華なドラマなのです。

佐藤さんが演じたのが、主人公の元亭主で女癖に難のある穂坂新平。個人的には芝木貢よりこちらの方に圧倒的なシンパシーを感じてしまいますね。お調子者で女好きすが憎めない人物であり、佐藤さんがあまり演じていないキャラクターですね。

初音や貢、邦生等強烈なキャラが多い中、そのバランスをしっかりとれる、オアシスのような役どころです。佐藤浩市さんの俳優としての懐の深さが思う存分発揮されていますね。

その新平の妻である今泉アミコ役には七瀬なつみさん。

このアミコがまたくせ者でして。夫の新平と結女との復縁を心配するがあまり、貢をけしかけて結女にアタックさせたり、貢と初音の同棲を学校に密告したり…。まあ他のキャラと同じく最後にいい人になっていくのですが(笑)。

まあ普通の人がこのドラマの中の世界に放り込まれてしまったとしたら、なかなか人間不信になりそうな各登場人物たちではあります。そこがまた面白いとこなんですけどね(笑)

スポンサーリンク

ナレーター&娘役のともさかりえと結女の高校時代役でデビューの瀬戸朝香も

このドラマの特筆すべきポイントは、二人の有名女優さんの出世作となったという部分でもあると思います。

一人は、主人公・高畑結女の娘役でドラマ中でも重要な役どころとなっている高畑遥を演じたともさかりえさん。放映当時は13歳の中学2年生。前年1992年のデビュー後、ドラマ出演は3作目でしたが、知名度と注目度を一躍高めたのはこの「素晴らしきかな人生」における高畑遥役です。

血縁上の父(邦生)と戸籍上の父(新平)、そして貢…と3人の父親を持つ複雑な家庭環境に育つ娘役でした。最後には17歳で結婚するという場面まであるという難しい役でしたが見事演じ切りましたね。後の活躍も当然というべき堂々たる女優ぶりでした。同時にこのドラマにおけるナレーターも務めました。

そしてもう一人が瀬戸朝香さん。このドラマがデビュー作となった瀬戸さんが演じたのは若かりし頃の主人公・高畑結女役でした。貢が小学生時代に密かに憧れていた、永沢邦生と付き合っていた10代の結女ですね。

出番は過去を思い出すセピア色のシーンだけで多くはありませんが、高校3年生時代の結女としてビーチでの水着姿や、新平との結婚式でのウェディングドレス姿も披露してくれています。

この時の瀬戸さんは17歳。ほぼ同年代を演じた訳ですが、その大人っぽさや色気、存在感は圧倒的で、これまた後のブレイクを予感させてくれるデビュー作でした。

結論。後にブレイクする女優さんはブレイク前から特別だったって事ですね(笑)

DVDもVHSも未発売だが再放送で発売に望みも?他の夫婦三部作のソフト化は…

というわけで、簡単にご紹介してきた「素晴らしきかな人生」。

この時代のドラマの特徴でもあるストーリー展開の早さはこのドラマでも顕著であり、今のドラマの展開の速度に慣れた視聴者には新鮮なのではないでしょうか。もちろん展開が早ければ良いというものでもないですが、なかなかストーリーが進まないのがもどかしいわたしにはこちらの方がしっくりくるのです。

最後にこのドラマのソフト化状況をご紹介しておきましょう。

未だにDVD化はされていません。どころか、VHS版さえ発売されていないという現状となっています。再放送はフジテレビONE、TWOでされましたので、ソフト化が絶望的であるというわけでもなさそうです。これからに期待したいところですね。

なお、ついでといっては何ですが、夫婦三部作の他の2作のソフト化状況もご紹介しておきましょう。

「親愛なる者へ」もこのドラマと同様、DVD・VHS版ともに未発売で、「この愛に生きて」はDVD化はないものの、VHS版は全4巻で発売されています。

にしても、過去の名作でソフト化されてない作品多すぎですよねぇ。やっぱ採算取れないんだろうか…喜んで買うんだけどなー(涙)

コメント