週刊少年ジャンプの森田まさのり先生の人気漫画を実写化して2008年に放映されたTBSの連ドラ「ROOKIES」(ルーキーズ)。
最高視聴率は午後7時台の放映ながらも20%に迫る勢いを見せ、社会現象ともいえる大人気となったこのドラマはその後映画化され、スペシャルドラマも制作されました。
放送から10年以上が経過した現在でも語られる事の多いこのドラマですが、その理由こそが主人公となったニコガク野球部員を演じた若きイケメン俳優たちの顔ぶれの豪華さではないでしょうか。
当時はまだ無名だった俳優たちも多かったニコガク野球部の元不良たち。そんな二子玉川学園野球部員を演じたイケメン俳優たちをご紹介しましょう。
ピッチャー・安仁屋恵壹(あにやけいいち)役:市原隼人(いちはらはやと)
ロン毛のイケメンにしてニコガク野球部のエースとしてチームの、そしてドラマの中心的人物であった安仁屋恵壹。川藤幸一に次ぐ準主役といってもいいポジションのキャラクターですね。そんな安仁屋を演じたのがこの俳優さんでした。
名 前:市原隼人(いちはらはやと)
生年月日 :1987年(昭和62年)2月6日
出 身 地:神奈川県
身 長:171cm
血 液 型:A型
デビュー年:1999年(平成11年)
所属事務所:スターダストプロモーション
「ROOKIES」出演時は21歳で、既に数々の人気ドラマや映画に主演を果たして日本アカデミー賞の優秀新人賞も受賞していた市原隼人さんが安仁屋恵壹役でした。ドラマの準主人公に市原さんというのは実に豪華なキャスティングでしたね。大きな挫折を味わった熱き心を持つ安仁屋役はハマり役でしたね。
市原隼人さんに関してはブレイクという言葉は似つかわしくないでしょう。もう既に主演級の人気若手俳優のポジションを確立していましたからね。
キャッチャー・若菜智哉(わかなともちか)役:高岡蒼佑(たかおかそうすけ)
髪型がリーゼント姿のある意味クラッシクな不良(笑)といってもいい、わたしにとっては世代的にも最もシンパシーを感じるキャラだったのがニコガク捕手の若菜智哉。ニコガクでも最も熱い心を持つ、チームの要・キャッチャーというポジションを守ったのはこの人です。
名 前:高岡蒼佑(たかおかそうすけ/現:高岡奏輔)
生年月日 :1982年(昭和57年)2月8日
出 身 地:東京都
身 長:175cm
血 液 型:B型
デビュー年:1999年(平成11年)
所属事務所:フリーランス
この高岡蒼佑さんが若菜役を演じたのが26歳時。既にテレビドラマ主演作があり、前年には宮崎あおいさんと結婚する等、この時点で既に人気俳優として注目されていましたね。
2011年のツイッターでの発言によるフジテレビ騒動によって当時所属の事務所を離れて以来、めっきりテレビで見る機会が減ってしまった高岡蒼佑さん。現代劇のみならず、時代劇などもこなせる貴重な実力派俳優だけに、もっともっと活躍してもらいたい俳優さんです。復活を期待したいですね。
ファースト・湯舟哲郎(ゆふねてつろう)役:五十嵐隼士(いがらししゅんじ)
「にゃー」という独特の口癖が印象的なニコガクの一塁手を守る湯舟哲郎。原作漫画ではどことなく主人公の川藤に似た風貌でしたが、ドラマ版では前髪を留めてより中性的なイケメンキャラへと変貌しました。そんなドラマ版湯舟を演じたのがこちら。
名 前:五十嵐隼士(いがらししゅんじ)
生年月日 :1986年(昭和61年)8月7日
出 身 地:長野県
身 長:176cm
血 液 型:O型
デビュー年:2004年(平成16年)
所属事務所:なし(芸能界引退)
ドラマ放送時の年齢は22歳で、当時はワタナベエンターテインメント所属でD-BOYSのメンバーでもあった五十嵐隼士さん。「ROOKIES」放映前の2006年には「ウルトラマンメビウス」で主人公のヒビノ・ミライを演じて少年たちには絶大な人気を誇っていましたが、この「ROOKIES」での湯舟役で一般的な認知度・知名度は一気に跳ね上がったといってもいいでしょう。
「ROOKIES」後もドラマ出演など順調な芸能活動を送っていただけに、2013年の芸能界引退は意外であるとともにショックをもって受け取られました。しかし所属事務所とのトラブル等による引退などではなく、あくまで第二の人生を歩むための前向きな引退というのは救いといえるかもしれません。でもテレビでもうあのニコガクメンバーが見られる日が無くなったのかと思うと本当に残念です。
セカンド・御子柴徹(みこしばとおる)役:小出恵介(こいでけいすけ)
元不良達が揃った二子玉川学園高校野球部の中にあって、唯一真面目な優等生キャラである、ニコガク野球部キャプテンの御子柴徹。そういった意味においても、ニコガク野球部の中では安仁屋に次ぐ存在感を示している重要な登場人物といえるでしょう。そんな主将・御子柴徹を演じたのは…
名 前:小出恵介(こいでけいすけ)
生年月日 :1984年(昭和59年)2月20日
出 身 地:東京都港区
身 長:175cm
血 液 型:A型
デビュー年:2003年(平成15年)
所属事務所:フリーランス
小出さんがドラマで御子柴徹を演じた時の年齢は24歳で、当時は大手芸能事務所のアミューズに所属していました。いかにも“不良”“ワル”といった風貌のニコガク生徒たちの中で、逆の意味で異彩を放つキャプテンの御子柴役もまたハマってましたね。このドラマの出演時は売り出し中の若手俳優でまさに上り調子といった勢いのあった時期でしたね。そんな勢いを象徴するかのように、この作品中でも小出さんの童顔は高校生でも違和感なしで原作のキャラとシンクロした素晴らしい役作りでしたね。
2017年の不祥事でフリーとなって再出発となった小出さん。いつになるかは分かりませんが、もう一度テレビや映画などの映像の世界に戻ってきてもらいたいですね。
サード・新庄慶(しんじょうけい)役:城田優(しろたゆう)
ニコガク野球部の中で最初に川藤に心を開いた御子柴とは逆に、ナインの中で最後まで川藤に反抗し、川藤から目を覚まされた御子柴と関川を裏切者としてボコボコにして制裁するという暴挙に至った新庄慶。しかし味方になればこれ程頼りになる男もいませんでした。そんなニコガク野球部最強(最恐)の男を演じたのは?
名 前:城田優(しろたゆう)
生年月日 :1985年(昭和60年)12月26日
出 身 地:東京都
身 長:190cm
血 液 型:O型
デビュー年:2003年(平成15年)
所属事務所:ワタナベエンターテインメント
母親がスペイン人で身長が190㎝という城田優さんはROOKIESの世界の中でも規格外の存在だった新庄役にはもってこいでしたね。原作の新庄程のルックスの凶暴さは影を潜めましたが、新たな新庄慶像をしっかりと築いたといっていいでしょう。
ROOKIESで新庄を演じた時の城田さんは22歳。当時はセーラームーンの7代目タキシード仮面役やテニプリの2代目手塚国光役などのミュージカル、さらに「花ざかりの君たちへ」シリーズや「交渉人」シリーズでもレギュラー出演するなど、まさにスター街道を驀進する時期でしたね。
現在もテレビやミュージカル等で大活躍を続ける人気俳優として活動中です。
ショート・桧山清起(ひやまきよおき)役:川村陽介(かわむらようすけ)
遊撃手としての守備は素晴らしいですがバッティングに難あり、しかしチームの勝利のためには代打を出されるのも厭わない、フォア・ザ・チームの見本のような男、桧山清起。阪神タイガース伝説の代打の切り札+優勝時の抑えの切り札の名を冠したこの男を演じたのがこの俳優さんです。
名 前:川村陽介(かわむらようすけ)
生年月日 :1983年(昭和58年)6月5日
出 身 地:埼玉県ふじみ野市
身 長:178cm
血 液 型:AB型
デビュー年:2003年(平成15年)
所属事務所:ホリプロ
ホリプロ所属の川村陽介さん。ドラマ出演時の年齢は25歳でした。
目鼻立ちのハッキリしたイケメンの川村さんですが、ヘアスタイルやヒゲなど、原作の桧山清起再現率はとても高いものがありましたね。まあ原作よりもかなりイケメン度は高かったですが(笑)
プロフィールでスポーツ全般が趣味でサッカーやスノボーなどが特技というスポーツ万能だけあって、ドラマ内のアクションシーンも非常に素晴らしかったですね。現在でもドラマ・映画を中心として俳優活動を続けていらっしゃいます。
レフト・岡田優也(おかだゆうや)役:佐藤健(さとうたける)
個性派が居並ぶニコガク野球部の中でも一際目立つヘアスタイルがトレードマークのレフト・岡田優也(後にライトへコンバート)。ドレッドヘアのクールガイを演じた俳優さんは、今や押しも押されもせぬ主演級となったこの大物俳優さんです。
名 前:佐藤健(さとうたける)
生年月日 :1989年(平成元年)3月21日
出 身 地:埼玉県岩槻市(現:さいたま市岩槻区)
身 長:170cm
血 液 型:A型
デビュー年:2006年(平成18年)
所属事務所:アミューズ
ニコガク野球部を演じた俳優の中では最年少だった、ドラマ放送当時19歳の佐藤健さんです。一般的にはまだ知られていませんでしたが、子どもたちやその母親たちには「仮面ライダー電王」の主人公・野上良太郎役で既によく知られた存在でした。とはいえ、やはりそれ以外の層に広く佐藤健を知らしめたのはこの「ROOKIES」での岡田役であったという事に異存のある方は少ないと思います。
このドラマを皮切りに「ブラッディ・マンデイ」「メイちゃんの執事」と、立て続けに人気作への出演を果たしてスターダムを駆けあがっていった佐藤さんは皆さんよくご存じの事かと思います。
個性派揃いのニコガク野球部の中でもそのカッコよさは際立っており、現在のスター俳優のオーラはこの頃から既に発揮されていたのは流石という他有りません。
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