熱海の捜査官の謎 ドラマの舞台、南熱海市とはどこなのか?現世かあの世かそれとも…

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ドラマ

南熱海がこの世じゃなければどこなんだ?天国か地獄か…第1話で拾坂署長が重大ヒントを

熱海の捜査官の舞台となった南熱海市がこの世じゃないとすればどの世だというのでしょう。看板にあるように天国か、蛇川方庵のいうように死後の世界なのか?

その点に関しても、第1話のあるシーンが重要なヒントとなっています。

星崎と北島、南熱海警察署の拾坂署長(松重豊)と犬塚くん(少路勇介)が市内のレストラン「ボリューム」で食事をしている場面で失踪した少女たちの通う永遠の森学園の話をしている時の会話を思い出してみましょう。

犬塚くん「それって天国なんでしょうかね?地獄なんでしょうかね?」

拾坂署長「中つ国なんじゃないの?」

この何気ない会話、覚えている方も多いのではないでしょうか?拾坂のこの「中つ国」という発言はあまりに唐突だったうえ、この直後の拾坂の「分かんなきゃいいですよ」の形相はただの冗談とは思えない異様な迫力がありましたから。

にしても、拾坂の言った「中つ国(なかつくに/中津国とも)」とは何なのでしょうか?

元ネタは日本神話における豊葦原中津国?チュッパチャップスさんが暗示した問題点とも符合?

第1話で拾坂が星崎達にいった「中つ国」というキーワード。南熱海市を語る上で非常に重要なキーワードであるわたしは思っています。

ここでいう「中つ国」とは、日本神話に出てくる「豊葦原中国(とよあしはらのなかつくに)」の事を指していると考えられます。「中津国/中つ国」とも呼ばれています。

日本神話における「中津国」とは、神々の住まう「高天原(たかまがはら)」と死後の世界である「黄泉国(よみのくに)」との間にある世界、つまり人間の住む「現世」であるといわれています。

しかし熱海の捜査官における南熱海市が今私たちが住んでいるこの現世でないことは確かです。ストーリーから鑑みれば、熱海の捜査官における「中津国」とは、わたしたちが住む現実世界と死者の世界との中間点という意味での「中つ国」であると考えられます。日本神話における中津国とは少し違いますが、決して交わる事のない2つの世界が混在している、間(はざま)とも言える存在、それが拾坂の言う「中つ国」なのだと思います。

第1話で星崎が横断歩道を渡るチュッパチャップスさん(新屋英子)がマーブルのチュッパチャップスを舐めているのを見て、「二つの世界が交じり合わない事がこの町(南熱海市)の問題点」と言いましたよね。

現世と死後の世界、この決して交じり合わない二つの世界、その中間点に位置しているのがこの南熱海市であるという説はこのシーンからも推測できますね。

星崎剣三の自動車とスクールバスのナンバープレートにも南熱海の正体に関するヒントが

この「熱海の捜査官」では、人物名や地理・建物名、アイテムなど三木聡監督らしい小ネタがふんだんに散りばめられています。

南熱海市がこの世のものではないという事を示唆する小ネタもありますので、ここではそんな小ネタをご紹介しておきましょう。

まずは星崎剣三の乗っている黒のセダンのナンバーと、消えた永遠の森学園のバスのナンバーから。

星崎の自動車:7292(なかつくに)
スクールバス:4392(よみのくに)

もうそのままですね(笑)。ここから推察するにスクールバスは黄泉の国へと行く乗り物なのだという推測も成り立ちます。そういえば、第5話で新聞記者の徳留(森下能幸)が左遷されて南熱海を去る時、バスで帰らないのかと尋ねる星崎に

「バスで行ったら消えちゃうかもしれないじゃないですかぁ?」

と答えましたよね。実に不気味で恐怖さえ感じる場面なので覚えている方も多いはずです。この徳留の発言とバスナンバーからは、バスで南熱海市を出たらやはり消えてしまう(黄泉の国へ行ってしまうから)という事??とも読み取れます。とするならば、最終回ラストシーンのバスの行き先はもしや…??とも推測できますね。

平坂と東雲、ドラマの重要登場人物の名前に隠された黄泉比良坂伝説とは?

「熱海の捜査官」に登場する人物名や地名、建物の名前なども物語の真相に迫るヒントが多く隠されています。中でもこの「南熱海市の正体」に関する人物名をご紹介しておきましょう。

まずは、バス消失事件の真犯人であった平坂歩(ひらさかあゆむ/演:萩原聖人)。この平坂の苗字は日本神話に出てくる「黄泉比良坂(よもつひらさか)」から名づけられているものと思われます。

「黄泉比良坂」とは日本神話で「中津国」と「黄泉の国」との出入口、境界であるといわれる場所です。

そしてこの「黄泉比良坂」のある場所は松江市東出雲町であるというのが有力な説となっています。東出雲町と聞くとピンとくる方もいるかもしれません。スクールバス失踪の当事者であった東雲麻衣(しののめまい/演:三吉彩花)。この東雲という苗字も元ネタは「東出雲」でしょう。平坂と東雲、物語の重要なキーパーソンである二人が中津国と黄泉国の境界にある黄泉比良坂繋がりの名前だというのはたまたまでしょうか。いやいや、んな偶然あるわけないですよね(笑)

まとめ:熱海の捜査官の舞台、南熱海市とは一体何なのか?

というわけで、南熱海市が何処なのか?という部分についてのまとめを。

  • 南熱海市は現世ではない、何処にも存在しない町である。
  • ドラマ設定上架空の都市にしているわけではなく、この世に存在していない都市である。
  • 南熱海市は現世と死後の世界(黄泉国)との間に位置している。
  • 南熱海市は日本神話でいう黄泉比良坂(中津国と黄泉の国の出入り口)にあたる。

これがわたしの考える南熱海市の真実です。この部分に関してはほぼ間違いない部分ではないかと思っています。

ただし、前述したようにドラマで明確な解答が示されず、製作者側からも正式なアナウンスが無い以上は推測にすぎませんので悪しからずです(爆汗)ま、そこがこのドラマのいいとこなんですけどね(笑)

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