日本中に一大ブームを巻き起こし、主人公・天野アキが発する「じぇじぇじぇ」は新語・流行語大賞の大賞も受賞した2013年のNHK朝ドラ「あまちゃん」。
“クドカン”の愛称でお馴染みの人気脚本家・宮藤官九郎さんの初の朝ドラ作品として大いに話題となったこの作品でしたが、結果的には大成功という結果を残しました。
そして2019年に注目されているのが、同じく宮藤官九郎氏が初めて手掛ける大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」です。クドカン大河がどのような作品となるのか??大河ファンならずとも注目の的となっています。
普段大河ドラマを見ない方々の中にも、「あのあまちゃん書いたクドカンドラマなら見てみようか」という方が多くいるであろう事は想像に難くありません。
そこでここでは、「あまちゃん」出演キャストで「いだてん~東京オリムピック噺~」にも出演している俳優・女優さんをご紹介してみたいと思います。
美津子役:小泉今日子(あまちゃん:天野春子役)
いだてんでは五代目古今亭志ん生(演:ビートたけし)の長女であり志ん生の敏腕マネージャーでもある、江戸っ子らしい男前な性格の美津子役を演じる小泉今日子さん。
小泉さんがあまちゃんで演じたのが、主人公・天野アキの母親でアイドルを目指していた元スケバンの天野春子。あまちゃんの中ではもう一人の主人公といってもいい重要な役でした。あまちゃん視聴者には説明不要の登場人物ですよね。ズバズバ物申すそのキャラに加え、方や志ん生の辣腕マネージャーで方やアキ(能年玲奈)や鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)を抱えるスリーJプロダクション社長、美津子と春子、相通じる部分が多いともいえるかもしれませんね。
小梅役:橋本愛(あまちゃん:足立ユイ役)
「いだてん」では浅草十二階で客を引くきっぷのいい姉御肌の遊女・小梅を演じる橋本愛さん。
「あまちゃん」では主人公・天野アキの親友にして「潮騒のメモリーズ」メンバーのアイドルを夢見るユイちゃんこと足立ユイ役でした。こちらもあまちゃんファンには説明不要の人気キャラですね。
足立ユイは毒舌家ながらナイーブで影のある役どころでしたが、今回はきっぷのいい姉御肌という役どころ。ユイちゃんとは違った魅力が見られそうです。
大隈重信役:平泉成(あまちゃん:足立功役)
早稲田大学創設者にして内閣総理大臣にもなった明治の超大物政治家、大隈重信を演じるのが平泉成さん。
平泉さんがあまちゃんで演じたのが、ユイとヒロシ(小池徹平)の父親である足立功役。岩手県議会議員でしたが、職を辞して震災復興のために北三陸市長に出馬するという、こちらも政治家の役でしたね。でも政治家というよりもユイちゃんの夢を温かく見守る良きお父さんという面の方が印象的でした。
永井道明役:杉本哲太(あまちゃん:大向大吉役)
「梨明日(リアス)」でウーロン茶ロックを飲んで「ゴーストバスターズ」を歌う、北三陸駅駅長の大向大吉といえば、あまちゃんには欠かせない名物人気キャラの一人ですよね。
そんな「大吉っつぁん」をあまちゃんで演じた杉本哲太さんが「いだてん」で演じるのは、東京高等師範学校教授の永井道明(ながいどうめい)。
日本スポーツ界にヨーロッパから体操を持ち込んで普及させた熱い心を持つ人物です。大吉とは全く違った硬派な杉本哲太さんが見れそうですね。
今松役:荒川良々(あまちゃん:吉田正義役)
「あまちゃん」では杉本哲太さん演じる大吉と名コンビを組んだ北三陸駅副駅長・吉田正義役の荒川良々(あらかわよしよし)さん。個人的にはあまちゃんで最も笑わせてもらった一番好きなキャラです(笑)。
そんな「吉田君」演じた良々さんが「いだてん」で演じるのは、五代目志ん生(ビートたけし)の弟子の今松役。不器用だが皆に愛され、弟弟子の面倒をよく見る一門のムードメーカー的存在なのだとか。「いだてん」でも荒川さんでほっこり笑かしてもらえそうなキャラで実に楽しみですね(笑)
コメント
まだ第1部が終わったばかりですが…「いだてん」最高です!また一つ大河ドラマの名作が生まれた、と言った心境です。
特に21話(女子スポーツ編)〜24話(震災編)のあたりは神回の連続で紛れもなく「大河ドラマ」を感じました。24話は号泣ではありませんが、ずっと涙が止まらない初めての感覚でした。リアルに地続きの歴史を感じます。
現時点でのキャラクターベスト5を挙げます。順位は…つけられません!笑
美濃部孝蔵…演技が神懸かってますよね、佇まいから!
橘屋円喬…まるで本物の落語家の師匠のようなオーラを感じました!
シマ…初シーンの殆どエキストラレベルからまさかの展開に涙!
三島天狗…ストックホルムでの激走〜完敗シーンで生田さんという役者を見直しました!
美川…ある意味テッパン⁈第2部も期待大!
スヤさん…自転車節の娘シーン(魂持っていかれました!)〜母親までの自然な変化にはさすがの一言!
あれ、6人になってしまいました。汗
って本当は「幾江&実次」コンビや「清さん&小梅」コンビも捨てがたいです。
結局ベスト10になってしまいました!笑
森山未來さんいいですよね。落語シーンも素晴らしいし、個人的にはこの人のパートが一番楽しみです。清さんや小梅ら市井の人らも、円蕎、熊本の実次ら金栗家に幾江ら池部家らどれもキャラが立ってますよね。人々が皆「生きている」って感じです。
2部はまだ始まったばかりですが、マーちゃん無双!!って感じですよね、すでに(笑)
口は悪いし空気読まないし、間違いなく大河史上最強のウザキャラでしょう(笑)。だがそれがいい!!さすがはクドカン&阿部サダです。関東大震災辺りからどんどん面白さが加速していってる感じですよね。
…ところで美川くんは何処に??
森山未來さんの落語シーンは最高ですよね。実は…5m以内の距離で観てきました!観客役=エキストラとして。
たまたま自宅の近くのスタジオでの募集を見つけたので試しに応募してみたら当選してしまいました。
運が良ければ後頭部がチラッと映るかも程度ですが、大好きな「いだてん」に少しでも携われたことが嬉しかったです。
いい歳してお恥ずかしい限りではありますが、大河ドラマ好きとしても良い記念になりました。
いやいや、地方在住の身である自分から見ると羨ましい限りです。募集を見つけたらわたしも迷わず応募していましたね。
大河好きには一生自慢できるエピソードだと思います。しかもあの森山未來の落語シーンですから………ホントに羨ましいです(涙
ロケ地での撮影とかあると思いますのでりぞっとさんの御当地ヒーロー?の山中鹿之助の大河がある時には是非ともご応募を!笑
本日のいだてんにて5秒ほど、前からがっつり映っていました。最初で最後の良い記念です。大河は見続けますよ!
おお、おめでとうございます。これで「いだてん」は永久保存版決定ですね(笑)
昨日のシーンという事は、近くにマーちゃんやラトゥールもいたという事ですね。素晴らしいです。
鹿之助大河…わたしが生きてるうちに実現するのでしょうか…(笑)
はい!お二人だけでなく、清さんもいましたよ。色々と細かい演技をされていましたが…殆どカットされていました。ラトゥールさんは撮影時はよくわからない気の良さそうな外人、って感じでした。
実は前回の五りんの落語シーンも合わせて撮ったのですが、こちらは殆ど映りませんでした。合わせて10時間以上拘束されてました。
色んな意味で役者さんやスタッフさんに頭が下がります。
そういえば阿部サダさんは待機中は全くオーラを消されているのが印象的でした。エキストラレベル以下で本当に存在感すらありませんでしたよ。切り替えが凄すぎました!
そうですか、峯田さん殆どカットされてたんですね(笑)
阿部サダヲさんはバラエティ出演の時もシャイな感じですよね。オーラを完全に消せるというのがあれだけ様々な役をこなせる原動力なのかもしれませんね。
大人計画の俳優さんってホントに好きな俳優さんが多いんです。
いだてん…最後の最後まで災難続きですよね〜。もう収録も終わってるみたいですし、差し替えとかめっちゃ厳しそうですね。どうなるんでしょうか…。
先日も仕事先の方がいだてんのファンと判り、歴史ドラマとしても本当にクオリティの高い作品だと2人で盛り上がっていたところでした。
それにしても筑波大(金栗の母校の旧東京師範)の四半世紀ぶりの箱根駅伝本戦出場とかマラソンの札幌開催というIOCからの鶴の一声とか、現実とのリンク?が凄いですね。
「いだてん」って様々な困難に立ち向かっていく”敗者たち”の物語だと勝手に思っているのですが、今回の事案や最低視聴率等、作品自体も正に満身創痍ですよね。
是非とも最後まで完走して欲しいと切に願っております!
確かに…まさか鬼の大松役にまでスキャンダルとは…
個人的に許せなかったのは、参議院選挙とラグビーW杯でドラマを中止したことですね。2話端折ったという事はドラマの質に多大な影響を及ぼす事は間違いなく、クドカンの描きたかった世界観が大きく損なわれてしまったという事です。視聴率は確かに爆死してますけど、この名作がそんな理由で中途半端に後世に残るのは本当に許せません。必ず後世で再評価される作品がこんな形で…
すみません、ちょっと感情的になってしまいました 爆汗。でも民放ならスポンサーの関係でそういうことも致し方ないというのも理解できるのですが、NHKはそこはクリアできるだろというのがどうにも納得できないんですよねぇ…。選挙やスポーツ中継と被ったといっても、サブチャンネルでの放送とか時間をずらすとかいくらでもやりようはあったはずなんですけどね。
(敢えてご事情はお聞きしませんが)
まずはりぞっとさんがご無事で何よりです。ほっとしました。
いだてんの放送カットにつきましては、最初から(第1話放送前から)全47話は決定事項だったようですよ。働き方改革の一環だそうで、今後の大河も同様のようです。ですのでラグビーW杯放送や選挙により、放送日程が後ろにスライドしただけで、りぞっとさんご指摘の影響は無いようですよ。
これでりぞっとさんのお気持ちが少しでも穏やかになられると良いのですが。
いずれにしても地上波は字幕テロップやL字テロップが多いので私は専らBSにて視聴しています。
このような状況でしたので、私は寧ろ中止になってくれてほっとしておりました。今更個人的には視聴率を気にしないとはいえ、やはり最低視聴率の更新は気分の良いものではありませんし、外野も騒がしいですからね。
りぞっとさんの観点では、今回のスキャンダルによる登場シーンのカットが確実に作品を直接傷つけた事になりますね。本当に罪深いです。
ネットで挙がっていた意見ですが…
スキャンダルが発生した場合、収録済みの作品はそのまま流せば良い、という意見に強く惹かれました。本人への懲罰的意味合いはその後の仕事を依頼しない事で済みますし、そもそも本人以外は責任が無いのに、それを放送(上映や発売)する事で責任のない人達へバッシングが向かう事に凄く違和感がありました。
仮にこのような意見を許容出来ずにスキャンダルの当人が映る事に対して収録済みというタイムラグすら許せないってなったとしたら、その発想はクレーマーに近い怖さも感じます。
こと「いだてん」に限って言えば、ファンの殆どはそのまま流すことに賛成で、いざ放送されるとバッシングするのは見ていない人達だと思いますがいかがでしょうか。
…すいません、全くの私見です。
私も熱くなってしまいました。(謝)
>>放送日程が後ろにスライド
そうですか…よく調べもせずに感情的になって実に恥ずかしい限りです。ありがとうございます。かなりホッとしました(笑)
リキ太さんのおっしゃる通りだと思います。昨今の俳優の不祥事による作品バッシングは一時期のモンスターペアレントにも似たものを感じますね。わたしもリキ太さんと同意見ですし、うちの家族なんかもいだてんにおける徳井氏の扱いについて「そこまでせんでもねぇ…」って言ってます。こういう場合の線引きを曖昧なままにしておくと、どんどん妙な方向へと向かっていきそうで恐ろしいですね。
いえいえ、お気になさらずに。
私などは大雑把な性格な上に最近では物忘れも激しく悲惨な状況です。涙
りぞっとさんのブログは最近の事から随分前の事⁈まで、多岐に渡り詳しく書かれているので本当に頭が下がります。
忘れていた記憶が蘇り、大変楽しく拝読しております。
と言ったそばから書き忘れた事を1点。「いだてん」の圓生役の中村七之助さんの演技に衝撃を受けました。
上手いですよねー。何よりめっちゃはまってますよね!
更に言うと故勘三郎さんに声がそっくりでそちらにも感慨深いものがありました。
わたしも最近物忘れが酷くて娘にツッコまれる事が多々ありますよ(笑)
七之助さんの三遊亭圓生は本当に良かったです。何ともいえない“色気”があって、さすが歌舞伎界を代表する女形って感じでした。もっともっと登場してほしいキャラクターでしたね。破天荒な志ん生との対比も見事で、どちらもかつて四天王と呼ばれた伝説の噺家であるという説得力に溢れていました。
「いだてん」…正に満身創痍になりながらも、『完走』してくれましたね!
スタッフ、関係者、NHKさんには最大級の感謝をお伝えしたいです。
最終回あたりになって、ネットのあちこちで最大級の誉め言葉が並んでいることが「平清盛」と同じですね。
それにしても今年のNHKの覚悟は凄かったですね。
・喫煙シーンへのクレーム
・低視聴率によるテコ入れ
・最後の例の事件による編集??
これらに対して華麗にスルー(最高の誉め言葉)してくれました。
ホント〜に有難うございました!その覚悟はしっかりと受け止めました、っという気持ちでいっぱいです。
本当に素晴らしい最終回。線と線が全て繋がった見事な伏線回収でまさにクドカンの本領発揮といった感でしたね。やっぱクドカンドラマの尋常ではないカタルシスは格別です。これがあるからやめられません(笑)
それにしても、嘉納治五郎から託された時計の針が止まったのが四三がストックホルムでゴールした瞬間だったのは見事に裏をかかれました。てっきり東京五輪閉幕の時だと思っていたので…
まさにおっしゃる通り、NHK最高の英断でしたね“華麗にスルー”(笑)徳井さん演じる大松監督と東洋の魔女たちのエピソードはカットされなくて良かったと心から思いました。女性スポーツ史のクライマックスといえるあのシーンが無くなったら物語が根幹から崩れていたでしょうね。まさにグッショブ!!です。
ホントこのスタンスでいいんですよねぇ、他の媒体も続いてくれたらいいんですけど…でもこういう意見は袋叩きにあっちゃうんでしょうね 涙
ホント〜に女性スポーツ史は素ばらしかったですよね。大松監督とウマ⁈とのやり取りにも何度も何度も泣かされました。笑
シマから丁寧に描かれて東洋の魔女に至るまで…凄く女性に対する敬意を感じました。
21世紀大河で頻繁に見られたスイーツ大河って、女性に合わせているようで何処か女性を小馬鹿にしているようにも感じていたので、尚更今回の「いだてん」が尊く見えました。…これに女性が反応しないと!って歯痒さもありました。
っておっさんが言ってしまうと暑苦しいだけですね。苦笑
徳井さんの大松監督と安藤サクラさんのウマは息もピッタリで笑いあり涙あり…日の目を見れて本当に良かったです。
おっしゃる通り、いだてんとスイーツ大河の違いは本当に大きいと思います。その当時の女性の置かれた状況をしっかり描写し、そんな中で先駆けとなった女性アスリートたちの苦悩や葛藤を丹念に描いたという意味でいだてんは画期的だったと思います。女性が活躍することの大変さがいかなるものだったか…女性アスリート史はまさに「大河ドラマ」でした。
いやぁ、「いだてん」ロスが癒えるのはいつになることやら…涙
きっと「いだてん」のスタッフかNHK上層部の中にに星野源さん演じる平沢さんがいるんですよ!笑
沖縄の日の丸対応のような老獪さですよね。
実際、徳井さんの演技も絶賛されていて、炎上しなかったところに「いだてん」視聴者の良心を感じました。
なので、袋叩きなんて…ことになったらそれこそ世も末ですよ。