TBSに続き、テレ朝土曜9時の「土曜ワイド劇場」がリニューアルで2時間ドラマがまた減る?

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3月に入って、4月の改変期を迎えるテレビ各局からは番組改編情報が続々と流れ込んできますね。

中でも興味を惹かれたのが、マンタンウェブに出ていたこのニュース。

テレビ朝日:「土曜ワイド劇場」をリニューアル 総合エンタメ枠「土曜プライム」に変更

土曜日の夜9時からのテレビ朝日の看板でもある、「土曜ワイド劇場」がリニューアルするという事ですね。

この記事の中ではこう書かれています。

同局の谷口洋一編成部長は「枠タイトルを変え、さらにパワーアップします。これまでの人気シリーズや新シリーズを軸に据えながら、新作ドラマやスペシャルバラエティーなども登場させようと思っており、新しい枠タイトルになる。土日の夜はエンターテイメント枠を充実させるのがテーマ」と説明した。

引用:mantanweb

ん?無くなっちゃうの?土曜ワイド劇場?と思いましたがそうではないようです。

谷口部長は「土曜ワイド劇場をやるときは、土曜プライムの中の土曜ワイド劇場となる。人気シリーズをやるときは、土曜ワイド劇場と表記する。土曜ワイド劇場(の名称)がなくなるわけではない」と強調。「比率はまだ決めていないが、時にはスペシャルバラエティーも投入し、土曜ワイド以外も放送します」と語った。

引用:mantanweb

どうやら無くなるわけではないようですが、どれくらいの比率でこれまでのような2時間サスペンスを放送してくれるのかが気になってしまいますよね。

どちらにせよ、土曜ワイド劇場のころよりは2時間サスペンスの放送が少なくなることだけは間違いなさそうですね。

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主婦層の圧倒的支持を得る2時間ドラマ

土曜ワイド劇場といえば、誰もが認める2時間サスペンスドラマの代表格ともいえるものです。

古くは市原悦子の「家政婦は見た」シリーズや天地茂などの「江戸川乱歩の美女シリーズ」、藤田まことの「京都殺人案内」シリーズ他数々の名シリーズものを残してきました。最近でも、高橋秀樹の「西村京太郎トラベルミステリー」シリーズや渡瀬恒彦の「タクシードライバー推理日誌」シリーズ、名取裕子の「法医学教室の事件ファイル」シリーズなど、お馴染みの物もたくさんありますね。

そんな数々の愛衣シリーズを生み出したこの「土曜ワイド劇場」のリニューアル。

まあわたしは個人的にはあまり見ませんが、うちの70代の母親は毎週楽しみにしています。

土曜の9時になると、無条件でチャンネルをテレビ朝日に変えてしまわれるくらいです(涙)。わたしも抵抗することなくそれに従ってあげますが(苦笑)、それは母が最も楽しみにしている娯楽だと知っているからです。

土曜夜9時を楽しみにしている主婦・高齢者層の人たちはうちの母以外にも全国にたくさんいると思います。そんな視聴者のためにも、出来るだけ2時間ドラマものの比率を高く保ってほしいものですね。

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TBSの月曜も2時間ドラマ枠をリニューアル。減少していくサスペンス・・

母がチャンネルを変えた後もたまに一緒になって惰性で見ている事があるのですが、けっこう色々な俳優さんが出ているんですよね、この土曜ワイド劇場って。

一昔前には一世を風靡していた俳優さんたちとか、元アイドルとか。「あ、○○じゃん。久しぶりに見たー」っていうのがあってなかなか新鮮だったりします。かと思えば、昔から脇役で光っている俳優さんたちの活躍の場でもありますよね。

そういった人たちの活躍の場がますます無くなってしまうのではないかというのも少し危惧する部分ではあるんですよね(まあ自分が心配したって何にもできないんすけどね苦笑)。

10年か~20年ほど前には各局とも必ず一週間に一本は2時間ドラマの枠がありましたよね。

テレ朝の「土曜ワイド劇場」、日テレの「火曜サスペンス」、フジの「金曜エンタテイメント」、TBSの「月曜ドラマスペシャル」、テレ東の「水曜ミステリー」シリーズなど・・

その頃に比べてどんどん少なくなってきた2時間ドラマの最後の牙城ともいえる「土曜ワイド劇場」の放送枠削減は、視聴者のニーズだけではなく、2時間ドラマを主戦場としている実力派の俳優さんたちにとっても死活問題と言ってもいいのではないでしょうか。

テレビ局の不況が2時間ドラマ減少の原因?

奇しくも、「土曜ワイド劇場」と同じく2時間ドラマの老舗として定着していたTBSの月曜9時からの2時間ドラマ枠も、4月からバラエティ番組や単発ドラマを交えた枠になるそうです。

こういった2時間ドラマの削減には昨今のテレビ局の視聴率低下による予算削減が大きく関わっていると言われています。

大勢の俳優たちのギャラ、ロケ費用、バラエティなどに比べるとはるかに多大な拘束時間など・・

金も人も時間も手間もかかる割りにはそれほど視聴率が取れるわけではないという事です。早く言えば、コストパフォーマンス(コスパ)が悪いという事ですね(涙)。

テレビ局は慈善事業ではないので採算の取れないものを見直すというのは当たり前と言えば当たり前なのですが、しっかりと作られた良質なコンテンツをコスパで判断して切り捨てて、さらなる視聴者離れを起こすようなことがあっては本末転倒だと思うのですが、どうでしょうかね。

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