日本人の中に強く流れるのが、「血液型信奉」。科学的根拠は一切ないといわれながら、現在に至るまで日本人の多くの人が血液型による相性や性格診断などに興味を持っている事からもその根強さは明らかでしょう。血液型別の診断などへの興味は世界中の国の中でも一際高いものがあるといわれています。
そんな血液型ですが、では日本を代表する日本の顔ともいうべき「日本国総理大臣」の血液型って何型なのでしょう。そして歴代の総理大臣の血液型から何か見えてくるものがあるのでしょうか。
そんな興味をお持ちの方は是非最後までお読みいただければと思います。
日本人のA型、B型、O型、AB型の分布割合
歴代の総理大臣の血液型を見ていただく前にまず、日本人の血液型の分布割合を簡単にご紹介しておきましょう。以下がおおよその日本人の血液型の割合となります。
A型 約38%
O型 約31%
B型 約22%
AB型 約9%
大まかな覚え方としては、A型が4割、O型が3割、B型が2割、AB型が1割と覚えておけば覚えやすいかもしれませんね。A・O・B・ABの順に4・3・2・1という割合です。このデータを頭に入れておいてから歴代総理大臣の血液型統計データを見てみると、よりその違いがお分かりになると思います。
歴代日本国総理大臣40代から98代まで35人の血液型一覧
それでは日本国の歴代総理大臣の血液型をご紹介しましょう。ちなみに紹介する内閣総理大臣は、当然ながらハッキリと血液型が判明している人のみご紹介します。当然ながら昔になればなるほど血液型はほぼ不明という状態となるのは致し方のないところであり、血液型が判明している最も古い総理は、第40代の東條英機首相ということになっており、当然ながらデータはそれ以降の総理ということになるのですが、東条総理以降にも小磯国昭首相などは血液型が不明となっており、東條首相以降の血液型不明の総理はデータには含んでいません。
代数 | 内閣総理大臣名 | 血液型 |
---|---|---|
40代 | 東條英機 とうじょうひでき |
B型 |
42代 | 鈴木貫太郎 すずきかんたろう |
O型 |
43代 | 東久邇宮稔彦王 ひがしくにのみやなるひこおう |
O型 |
44代 | 幣原喜重郎 しではらきじゅうろう |
O型 |
45・48~51代 | 吉田茂 よしだしげる |
O型 |
46代 | 片山哲 かたやまてつ |
O型 |
47代 | 芦田均 あしだひとし |
A型 |
52~54代 | 鳩山一郎 はとやまいちろう |
A型 |
55代 | 石橋湛山 いしばしたんざん |
O型 |
56・57代 | 岸信介 きしのぶすけ |
O型 |
58~60代 | 池田勇人 いけだはやと |
O型 |
61~63代 | 佐藤栄作 さとうえいさく |
A型 |
64・65代 | 田中角栄 たなかかくえい |
B型 |
66代 | 三木武夫 みきたけお |
A型 |
67代 | 福田赳夫 ふくだたけお |
O型 |
68・69代 | 大平正芳 おおひらまさよし |
O型 |
70代 | 鈴木善幸 すずきぜんこう |
O型 |
71~73代 | 中曽根康弘 なかそねやすひろ |
O型 |
74代 | 竹下登 たけしたのぼる |
B型 |
75代 | 宇野宗佑 うのそうすけ |
A型 |
76・77代 | 海部俊樹 かいふとしき |
A型 |
78代 | 宮澤喜一 みやざわきいち |
AB型 |
79代 | 細川護熙 ほそかわもりひろ |
O型 |
80代 | 羽田孜 はたつとむ |
O型 |
81代 | 村山富市 むらやまとみいち |
O型 |
82・83代 | 橋本龍太郎 はしもとりゅうたろう |
AB型 |
84代 | 小渕恵三 おぶちけいぞう |
A型 |
85・86代 | 森喜朗 もりよしろう |
O型 |
87~89代 | 小泉純一郎 こいずみじゅんいちろう |
A型 |
90・96~98代 | 安倍晋三 あべしんぞう |
B型 |
91代 | 福田康夫 ふくだやすお |
A型 |
92代 | 麻生太郎 あそうたろう |
A型 |
93代 | 鳩山由紀夫 はとやまゆきお |
B型 |
94代 | 菅直人 かんなおと |
O型 |
95代 | 野田佳彦 のだよしひこ |
B型 |
99代 | 菅義偉 すがよしひで |
O型 |
述べ35名の日本国内閣総理大臣経験者の血液型です。日本の顔ともいえる存在なだけあって、さすがにわたしが物心ついて以降の総理は全て知っていますし、その他の総理も全員名前は知っている人物ばかりです。
圧倒的多数を誇るO型首相 実にA+B+ABの数に肉薄
歴代総理の血液型をご紹介したところで、早速その内訳を血液型毎にわけてご紹介しましょう。過去の総理大臣の血液型の分布は以下のような数字となりました。
A型 10人
O型 18人
B型 6人
AB型 2人
となっています。
これを日本人の平均分布と比較してみましょう。
A型 27.8%(日本人平均約38%)
O型 50.0%(日本人平均約31%)
B型 16.7%(日本人平均約22%)
AB型 5.6%(日本人平均約 9%)
日本人平均を上回っているのはO型のみ。A型、B型、AB型はいずれも日本人の平均値を下回っています。特にA型とAB型は大きく下回る結果となっています。
A、B、ABの各血液型と比してO型の数字は驚異的といってもいい数字です。実に全35総理大臣のうち実に半数に限りなく近い17人の日本国内閣総理大臣を輩出しています。サンプル数が35と少ないので統計的意味は無いという見方もできるかもしれませんが、それにしてもこの偏りはかなりのものといっていいとわたしは思います。血液型診断などでよくいわれる、「O型は政治家向き」という指摘を裏付ける結果が出ているという事はいえるのでしょう。もちろん、血液型診断の方がこのデータを知っていてそう書いているのかもしれませんが(笑)
首相在職日数2年未満の短命内閣だった内閣総理大臣は何型が多い?
もう一つ、データを取ってみましょう。
総理大臣の中でも総在職日数が2年未満(730日未満)で終わった総理と、2年以上(730日以上)に渡って総理大臣に在職し、長期政権を築いた総理、この2つのタイプの総理大臣を血液型別に見てみたいと思います。
在職総日数2年未満の総理大臣
代数 | 内閣総理大臣名 | 血液型 |
---|---|---|
42代 | 鈴木貫太郎 すずきかんたろう |
O型 |
43代 | 東久邇宮稔彦王 ひがしくにのみやなるひこおう |
O型 |
44代 | 幣原喜重郎 しではらきじゅうろう |
O型 |
46代 | 片山哲 かたやまてつ |
O型 |
47代 | 芦田均 あしだひとし |
A型 |
55代 | 石橋湛山 いしばしたんざん |
O型 |
67代 | 福田赳夫 ふくだたけお |
O型 |
68代 | 大平正芳 おおひらまさよし |
O型 |
74代 | 竹下登 たけしたのぼる |
B型 |
75代 | 宇野宗佑 うのそうすけ |
A型 |
78代 | 宮澤喜一 みやざわきいち |
AB型 |
79代 | 細川護熙 ほそかわもりひろ |
O型 |
80代 | 羽田孜 はたつとむ |
O型 |
81代 | 村山富市 むらやまとみいち |
O型 |
84代 | 小渕恵三 おぶちけいぞう |
A型 |
85・86代 | 森喜朗 もりよしろう |
O型 |
91代 | 福田康夫 ふくだやすお |
A型 |
9²代 | 麻生太郎 あそうたろう |
A型 |
93代 | 鳩山由紀夫 はとやまゆきお |
B型 |
94・95代 | 菅直人 かんなおと |
O型 |
96代 | 野田佳彦 のだよしひこ |
B型 |
21人が在職2年未満で総理の座を退いています。この血液型別のデータを取りますと以下のようになります。
A型 5人 23.8%(日本人平均約38%)
O型 12人 57.1%(日本人平均約31%)
B型 3人 14.3%(日本人平均約22%)
AB型 1人 4.8%(日本人平均約 9%)
O型の総理は短命に終わった人が非常に多いですね。A、B、ABに関しては総理大臣総数の平均よりも下回っています。
2年以上の長期政権となった首相の血液型と平均値との剥離は?
そして下が在職総日数が2年以上の歴代総理大臣です。
代数 | 内閣総理大臣名 | 血液型 |
---|---|---|
40代 | 東條英機 とうじょうひでき |
B型 |
45・48~51代 | 吉田茂 よしだしげる |
O型 |
52~54代 | 鳩山一郎 はとやまいちろう |
A型 |
56・57代 | 岸信介 きしのぶすけ |
O型 |
58~60代 | 池田勇人 いけだはやと |
O型 |
61~63代 | 佐藤栄作 さとうえいさく |
A型 |
64・65代 | 田中角栄 たなかかくえい |
B型 |
66代 | 三木武夫 みきたけお |
A型 |
70代 | 鈴木善幸 すずきぜんこう |
O型 |
71~73代 | 中曽根康弘 なかそねやすひろ |
O型 |
76・77代 | 海部俊樹 かいふとしき |
A型 |
82・83代 | 橋本龍太郎 はしもとりゅうたろう |
AB型 |
87~89代 | 小泉純一郎 こいずみじゅんいちろう |
A型 |
90・96~98代 | 安倍晋三 あべしんぞう |
B型 |
首相在任期間が2年以上の内閣総理大臣は14人。この14人の血液型別のデータを取りますと以下のようになります。
A型 5人 35.7%(日本人平均約38%)
O型 5人 35.7%(日本人平均約31%)
B型 3人 21.4%(日本人平均約22%)
AB型 1人 7.1%(日本人平均約 9%)
A型とB型は長期政権となった総理が多いというデータが出ています。逆にO型は長期政権となった総理数は5/17人という事となっており、17人のO型を輩出というその分母(総人数)の割に2年以上在職した総理は5人と多くなく、A型と同数となっています。
まとめ サンプル数が少なすぎて統計の意味なし!と笑うなかれ??
というわけでいかがでしたでしょうか。過去の日本における歴代総理大臣の血液型。
このネタ自体は、様々なテレビ番組や雑誌の企画などで結構有名なデータといってもいいでしょう。O型は政治家向きという結論に導くためによく使用されているデータでもあります。
しかしこう見てみると、O型は圧倒的といってもいい数字をたたき出しており、サンプル数は少ないのですがなかなか興味深い偏りを見せています。
個人的にはこれからO型以外の総理が次々と誕生して日本人の平均値である4・3・2・1に収まり、「やっぱり政治家に向き不向きの血液型なんてないよねー」ってな結論に至るのを非O型の小生としては願うところです(笑)
コメント
https://ameblo.jp/jpgunjin/entry-10810766176.html
によると、東条英機の血液型は本当はA型で、東条にに批判的でかつB型は性格が悪いと思っている人が勝手に資料を書き換えた、という説があるようです。