ネットニュースでこんなものを見かけました。
宇宙飛行士として宇宙で約1年間生活していたケリー飛行士が地球に帰ってくると身長が約5センチも伸びていたというニュースです。
これを見て「おっ、マジで??」って身を乗り出した人も多いのではないでしょうか。
しかし残念ながらしばらく地球にいると元の身長に戻ってしまうそうです。なんでも、宇宙滞在によって背骨が伸びるので身長が高くなるとの事。高身長は宇宙滞在時の束の間の夢ってことです(笑)。
まったくもって期待外れのタイトルですね(苦笑)。このニュースタイトル見たら、宇宙に行けば身長が伸びるんだ?って期待を胸に見ますよね。
ともあれ、身長を伸ばしたいという願望は、人間の大多数が持っているものではないでしょうか。
いってみれば、「人類永遠の課題」といってもいいものなのかもしれません(大袈裟?w)
昔から言われている背を伸ばすのに有効なこと
男性にとって高身長とは憧れのものです。ほとんどの男子は身長がもっとほしいと思っているのではないでしょうか。
女性は人によるかもしれませんね。昔は小柄な女性が可愛いという風潮が強かったので、背の高い女子はコンプレックスを持っていた人も結構いたようです。現在は逆に高身長カッコいいって女子が増えているような気がしますね。
わたしも中・高校生時代は身長を伸ばしたくて、色々と試したものです。それが良かったか悪かったかは検証できませんが、結果的に身長は177㎝にまで育ってくれました(自称は178㎝w)。
しかしわたしのティーンエイジャー(死語?w)時代は30年ほど前のお話し。当時信じられていた身長に対する定説って今でも通用するのでしょうか。
この宇宙飛行士のニュースを見て、ふとそんなことを思ったので、検証してみました。
成長期の中学生や高校生、さらにまだ幼い小学生やそれ以下のお子さんをお持ちの方々の中にも、子どもの身長は絶対高くしてやりたいって思う親御さんも多いでしょう。わたしもそうです。そんな時に間違ったやり方をしないためにも、ね。
身長は親からの遺伝?当てはめてみよう計算式に
「身長は所詮遺伝で決まるんだよ」ってよく聞く言葉ですよね。
わたしが若い頃からそれは言われていました。となると、両親の身長が気になります。
うちの場合は親父が175㎝で母親が159㎝でした。まあどちらも当時の同世代の人たちから見るとやや大柄って感じでしたので、まあ遺伝通りという事になったのかなという気がしないでもないです。
本当に身長は遺伝なのか?
調べてみると、どうやら身長の高さを決めるのに遺伝が関わる割合は約20%だという事です。
これを高いと思うか低いと思うか・・まあ2割くらいであれば残りの8割の後天的な努力とかによってどうにかなるような気がしないでもないような気がしませんか?
もう一つ、面白い公式を発見しましたのでご紹介します。
親の身長を参考に、子どもの身長を予測するという計算式です。
男子の身長=(父親の身長+母親の身長+13)÷2+2
女子の身長=(父親の身長+母親の身長-13)÷2+2
みなさんも当てはめてみられてはどうですか?まあ、これはあくまで20%の要素を決める基礎的なものだという事で。
ちなみに私の場合の予測身長が177.5㎝・・恐ろしいほどにピッタリですな(苦笑)。
カルシウム含有量の高い牛乳を飲むと背が伸びる説
牛乳を飲むと身長が高くなる。
これも根強く昔から言われているものですね。
わたしが中学生の頃は、当時も大人気だった歌手の郷ひろみが、背を伸ばすために牛乳を飲みまくってあれだけの高身長になったという話が広まっていました。学校給食には必ず牛乳が出ます。そして、必ず牛乳嫌いの生徒がいます。そんな牛乳嫌いの生徒と利害が一致したわたしは、その子の分まで牛乳を飲みまくりました。一日3~4本は飲んでいたと思います。今でも結構信じている人は多いと思います。それくらい当時は鉄板の常識だったからです。
この説の結論から言いましょう。それはズバリ、
「牛乳だけではあまり効果がない」
この意見が主流の様です。牛乳に含まれるカルシウムは骨を丈夫にしてくれますが、成長に必要なのはむしろタンパク質の方なのだそうです。それに加えて亜鉛や各種ビタミン、マグネシウム、炭水化物なども関わって成長を促進させるという事です。
つまり、牛乳はあくまで身長の伸びを促す一要素であり、バランスの取れた栄養を心がけるのが一番の近道だという事ですね。
お腹を壊しながら無理して牛乳飲んでた学生時代の俺、おつ・・(涙)。
高身長選手のバスケ部やバレー部に入ると身長が高くなる説
バスケットボールやバレーボールなどの部活に入れば身長が伸びる!
これも我々の時代に信じられていた話です。確かにバスケ部やバレー部には高身長がゴロゴロいましたが、それって背の高い人間が集まってくるだけなんじゃないの?っていう風にも思えますよね。
ところがどっこい(死語w)、これがなかなかに興味深いものなのですよ。
結論を言うと、バスケやバレーは伸びる要素がしっかりあるんだそうです。
身長が伸びるのは、骨の端にある軟骨が成長するからです。その軟骨が固くなってしまう前に成長させなければならないのですが、その軟骨の成長を促進するのが適度な運動なんだそうです。そして、軟骨の成長を促すのに最も良い運動というのが、縦方向に圧力をかける運動であるそうです。
そう、上へと飛び上がるジャンプは典型的ですよね。
というわけで、ジャンプを日常的に繰り返すバスケットやバレーボールなどは成長期の子どもたちにとっては身長を伸ばすのに適したスポーツなのだそうです。ただし、あまり過度に体に負担を掛け過ぎるようなものは逆に身長の伸びを阻害する要因になるという説もありますので、やはり適度がいいという事ですね。
結局は何事も偏りすぎない規則正しい生活が一番
とまあ、色々と昔ながらの説を検証してみましたが、調べていくうちに目についたのは、結局重要なのは、しっかりと栄養バランスを考えて食事を摂る事と、しっかりと運動して、きちんと睡眠をとるという事です。
当たり前のことを当たり前にやる事こそが一番いいって事ですね。
まあ「結局それかい」っていう結論に相成ったわけですが(苦笑)、少しは参考になりましたでしょうか。
うちの娘もこれから成長期を迎えるので、参考にしてみたいとは思っております。
首尾よく身長が伸びてくれて、のちのちスーパーモデルにでもなってわたしに楽な隠居生活でもさせてくれればなあ、なんて邪(よこしま)な考えは一切持ってませんよ(笑)。
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