鳥山明【ドラゴンボール】新連載の1984年週刊少年ジャンプの連載漫画 武論尊&原哲夫・北斗の拳とのW看板へ

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週刊少年ジャンプ1983年41号ではその先5年間を支える伝説的漫画、北斗の拳が始まった事をご紹介しました。

ここではその北斗の拳との二枚看板としてジャンプ黄金期を作ったドラゴンボールが連載スタートとなった1984年(昭和59年)第51号をご紹介したいと思います。

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1984年(昭和59年)第51号の豪華連載作品と作者名一覧

1984年(昭和59年)第51号の連載作品と漫画家の一覧が下のとおりです。

作 品 名        作 者 名

ドラゴンボール      鳥山明
キン肉マン        ゆでたまご
男坂           車田正美
キャプテン翼       高橋陽一
こち亀          秋本治
北斗の拳         武論尊・原哲夫
学園情報部H.I.P.  富沢順
ブラック・エンジェルズ  平松伸二
よろしくメカドック    次原隆二
ハイスクール!奇面組   新沢基栄
銀牙~流れ星銀      高橋よしひろ
シェイプアップ乱     徳弘正也
きまぐれオレンジ☆ロード まつもと泉
バオー来訪者       荒木飛呂彦
ウイングマン       桂正和

いよいよって感じですね。なんつっても「ドラゴンボール」と「北斗の拳」が揃ったってのが個人的には非常に大きな感動さえ覚えてしまうほどに感慨深いですね。

両作品ともに世代や性別を問わずに愛され続けている不世出の歴史的作品です。さらに凄いのは、この両作品は約4年間に渡って週刊少年ジャンプの連載作品としてリアルタイムで並び立っていたという事です。まさに漫画・アニメ界の新たな歴史が始まったといっても過言ではない瞬間、それがこの1984年41号といってもいいのかもしれません。

Dr.スランプに続いて2作連続のメガヒットを放った鳥山明のドラゴンボール

日本だけでなく海外でも高い人気を誇り、世界中の子供たちを虜にした大人気漫画「ドラゴンボール」。

漫画家の鳥山明先生は前作の大ヒット作品「ドクタースランプ」以来の長期連載作品でしたね。スランプがあれだけの作品だっただけに、大きな期待を受けての新連載でしたね。鳥山明新連載告知を見て以来期待に胸を膨らませながら待ったかいがありすぎるほどの作品でした。

独特の鳥山明ワールド派相変わらず。しかし、ハッキリ言ってこの連載当初はまさかあそこまでのバトル漫画になるとは夢にも思いませんでしたねえ(笑)。もちろんその路線は大成功を収めるわけですが、同時に鳥山先生にとっては大きな賭けともいえたのかもしれませんね。

ドラゴンボールについては深く説明する必要さえないでしょう。ただ一つ確実に言えることは、リアルにタイムマシンがほしいと思うほど(来週号を買いに行くため)に続きが気になった漫画だという事です(特に対ベジータ・ナッパ戦やナメック星での対フリーザ一味辺り)。

ジャンプ史に残るまつもと泉の「きまぐれオレンジロード」。あなたはまどか派?ひかる派?

前年1983年41号の週刊少年ジャンプからは当然ながら1年以上の間を空けてかなり作品が入れ替わっています。

中でも印象深いのは、ラブコメ物としてはジャンプ史上でも人気という面でトップクラスに入るであろう「きまぐれオレンジ☆ロード」が始まったという事でしょうか。

当時はラブコメといえばサンデー、サンデーといえばラブコメ、ってくらいにサンデーのラブコメ漫画は人気も実力も他誌に抜きんでていました。

そんな中でこの1984年に連載が開始されたのがまつもと泉先生のラブコメ漫画「きまぐれオレンジ☆ロード」でした。

超能力一家に育った春日恭介、恭介の同級生で学校一の不良でクールな美人・鮎川まどか、恭介とまどかの2学年下のボーイッシュな美少女・檜山ひかる。基本的に物語りはこの三人の三角関係を軸に展開していくこととなります。

いやあこの漫画も人気ありましたね。週刊ジャンプ読者ではなかったうちの妻も大好きだったみたいです(テレビアニメの影響で)。うちらの学校の男連中のなかでも人気がありましたね。しかしその人気はほとんど鮎川まどか一色だったという風に記憶しています。あんまり檜山ひかる派男子はいなかったような気がしますが自分の周りだけだったんでしょうか(もちろんわたしもまどか派笑)。

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犬の漫画といえば高橋よしひろ!!名作「銀牙~流れ星銀」も登場!

北斗の拳やドラゴンボールなどと比べれば地味ながらも、1980年代中盤のジャンプ連載陣の中でも着実な人気を誇った高橋よしひろ先生の犬の世界を描いた「銀牙~流れ星銀」も始まりましたね。

犬を主人公にした漫画といえば高橋よしひろ!!ってくらいに犬漫画の第一人者として認識されている高橋先生。この流れ星銀の前には月刊少年ジャンプで「白い戦士ヤマト」という同じく犬を主人公にした漫画を発表していたのですが、この銀牙はそのヤマトを大きく上回る成功を収めることとなりました。

しかし高橋先生の傑作が犬の漫画ばかりだと思ったらそれは失礼な話です。この銀牙が始まる前には野球漫画の「悪たれ巨人(ジャイアンツ)」を長期連載されていました。1976年から1980年まで連載された人気漫画で、個人的には単行本で読んでハマってしまいましたね。

高橋よしひろ先生の「悪たれ巨人(ジャイアンツ)」。もし知らない人は読んでみてはいかがでしょう。

北斗とDB、ツートップが揃った週刊ジャンプの黄金期への鳴動

約1年前のジャンプ連載作から見てみると、車田正美先生の作品が「風魔の小次郎」から「男坂」へ、そして荒木飛呂彦先生の連載作品が「魔少年ビーティー」から「バオー来訪者」へとチェンジしていますね。この大御所二人の連載作はともに短期で連載終了となってしまいますが、その後にとてつもない大ヒット作が待っています。まあ皆さん、もちろんご存知かと思いますが念のため(笑)、「聖闘士星矢(セイントセイヤ)」と「ジョジョの奇妙な冒険」ですね。

この辺りの流れを見ていても、いよいよジャンプ史上最高の黄金期の到来を予感させるばかりといえます。

鳥山明先生の「ドラゴンボール」が連載を開始し、すでに週刊少年ジャンプ一の人気作ともなっている「北斗の拳」とともに最強ツートップを形成していく・・

そしてこのツートップにあれだったりこれだったり・・個性豊かな名作たちがどんどんそろい踏みして層が厚くなってくんですよねえ。

どんどん完成に近づきつつある週刊少年史の究極系。っていう感じが一番近いのでしょうか、このころのジャンプを語る言葉としては・・

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