個人的には最近面白いドラマないよなぁなんて思っていた昨今ですが、2016年4月から始まったクールのドラマは個人的に満足の行くものでした。とは言っても2作品だけですが(笑)。
とはいえ、わたくし的には2作品も当たりドラマがあったクールなんて何年振りだ??って感じだったので非常に満足です。まあ、自分の中でのドラマに対する期待値のハードルが恐ろしいほど低くなってるだけのような気もしますが(苦笑)。
漫画原作の連ドラ「重版出来」の面白さ
最近ドラマが面白くねーって思い続けて数年来って感じでしたが、今回わたしの中での大ヒットとなったドラマが、TBS系列で放送された「重版出来」と日テレ系の「ゆとりですが何か?」です。いやあ、とにかく面白かったです(ゆとりに関してはまだ最終回残してますが汗)。
「ゆとりですが何か?」に関しては、最初から見る気満々でしたし、期待値も非常に高かったです。何せ脚本がクドカンでしたから(宮藤官九郎)。しかし期待値にたがわぬ作品であり、期待値を軽ーく超えてくれる辺りはさすがクドカン作品!!って感じでしたね(マリブ役の柳楽優弥はすげー俳優っすわ、やっぱ)。
しかしもう一つの「重版出来」はあまり期待しないで見始めたので、得した感が凄いです(笑)。見ようと思ったのは、脇役陣が豪華かつ実力派揃いかつ好きな俳優さんだらけだったから。小日向文世に荒川良々、松重豊、ムロツヨシ、安田顕、滝藤賢一・・。凄いですね、ホント実力派ばっかです。そして何となく見てみるか的な初見の1回目でもうハート鷲掴み状態ですよ、面白すぎて。内容等に関してはこちらに書いてありますので、参考にどうぞ。
黒木華主演のTBSドラマ「重版出来」(じゅうはんしゅったい)が面白い!4月期のベストドラマは間違いなくコレ!
そして「重版出来」を見始めて初めて知った事実が、この「重版出来」が漫画原作のドラマであったという事実です。これには本当に驚きました。
原作ファンからも好意的に受け止められた「重版出来」は希な例?
「重版出来」が漫画原作だったと知って何故驚いたのか?それは、漫画原作のドラマや映画などにほとんどポジティブなイメージが無かったからです。ハッキリ言うと、外れが圧倒的に多いって事です(苦笑)。
だからこそ、重版出来の素晴らしさに逆に驚いたのです。しかしこれはわたしが原作である漫画を読んでいないからではないかと思いました。そこで、某匿名巨大掲示板で視聴者の意見を見てみました。間違いなく原作ファンの人もいて、感想を書いていると思ったからです。そして二度ビックリ。原作ファンからもほとんどが好意的な意見しかありませんでした。あの辛辣極まる某巨大掲示板(笑)なのに、です。
これには本当に驚かされました。というのも、原作を知っているファンの評価というのは、原作を知らない人の何倍も厳しいからです。原作への思い入れが強い分、違和感などにも敏感だからだと言えます。従って、漫画原作の実写化に際しては、原作ファンからは不評なのがデフォとなっているのが現状です。これはわたしも同じです。好きな漫画が実写化されてよかった試しがこれまでほとんどありませんから(涙)。
とにかく原作ファンは勿論の事、原作を知らない人にも是非見てもらいたいドラマですね。とにかく面白いですよ。主演の黒木華や2番手のオダギリジョーも素晴らしいし、みんなとにかくいい仕事しています。
小栗旬主演で人気漫画「銀魂」の実写化とのニュースが・・
そんな折、とあるネットニュースにふと目が留まりました。
『ジョジョ』に続き…… 『銀魂』が2018年に小栗旬主演で実写映画化へ!
いやいや、また実写化ですか。しかも「銀魂」って・・。あの独特の世界観を表現できるの?銀魂のキモである、あの唯一無二のシニカル且つナンセンスな笑いが再現できるの?定春はどーすんの?CGなの?と、とにかくネガティブな印象しか残さないニュースでした。
簡単に説明しますと、銀魂(ぎんたま)とは、2004年から週刊少年ジャンプで連載されているコメディ漫画です。作者の空知英秋いわく「SF人情なんちゃって時代劇コメディー」。アニメ化もされた、人気週刊誌少年ジャンプの中でも屈指の人気漫画です。
割と少年層、青年層、成人層、さらには男性層、女性層とファンが偏った漫画が多いジャンプの作品において、老若男女に隔たり無く支持されている漫画ですね。わたしも好きです。嫁はもっと好きです。単行本全部あります。
そんな大の「銀魂」ファンのうちの嫁のこのニュースでの感想が、
「いや・・勘弁して・・」
恐らく多くの銀魂ファンの心中を代弁している言葉なのではないでしょうか。
そして更なる衝撃に襲われた連載開始以来のジョジョファンのわたし・・
この銀魂の実写化ニュースを読んでいて、わたしは愕然としました。衝撃の事実がこのニュースの中でさらっと、ほんとうにさらっと述べられていたのです。
タイトルにもある通り、『ジョジョ』に続き・・という部分です。
はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ??????
いやいや、聞いてねえし、全っ然聞いてねえし!!初耳だし、知らねえし、意味わかんねえしっ!!
マジかよぉぉ・・ジョジョが・・・実写化・・だと・・!?
いやいやマジで勘弁してくれよぉぉっ、ジョジョはダメだって、ジョジョだけはぁぁぁぁぁっ!!
というような心境でした。今は少し落ち着きましたが。
というわけで、少し落ち着いたところでジョジョの実写版について色々と調べてみたのです。
どうやら映画会社などからの正式決定はまだのようです。ホッと胸をなで下ろしながらニュースソースを探ってみると、どうやらサイゾーウーマンというネットニュースが報じた様子です。内容的には、ジョジョの奇妙な冒険が山崎賢人主演で映画化内定したようだ、と。舞台は第三部、スターダストクルセイダース。山崎賢人は3部主人公の空条承太郎役である、と・・。
正式決定ではなく、サイゾーウーマンのスクープネタという事ですが、ジャニーズの山田涼介主演のハガレン(鋼の錬金術師)実写化も正式発表前に報じたサイゾーウーマンだけに、かなり信ぴょう性は高いのではないかともっぱらの噂となっている状況なのです。
数年前にも出たジョジョ実写化の噂・・承太郎出来る日本人俳優がいるのか??
いやいや、実は数年前にもジョジョの実写化の噂は出ていました。その時は、嵐の松本潤主演で同じく第三部を実写化するといった具体的な物でした。その時はジョジョファンの怒りと落胆の声がネットを埋め尽くしていたのを覚えています。わたしもそうだったので。
今回も状況はほぼ同じです。ネット上では肯定的な意見はほとんど見られません。そりゃあそうです。ジョジョ第三部の主人公、空条承太郎は日本人ですが、アメリカ人とのハーフであり、身長は195cmという日本人離れした体格であり、その体は筋骨隆々な格闘家のようでもあります。これに見合った日本人俳優が何人います?松潤や山崎賢人君で承太郎出来ますか?って話なんですよ。仮に出来たとして、DIOはどうすんの?ポルナレフは?花京院、アヴドゥル、ジョセフ、イギーは??ハッキリ言いましょう、無理です。てか、どんな俳優がやったって、恐らくジョジョファンは納得しません、絶対に。だからやめときましょうって事なんです。
だってジョジョの世界を実写化できるわけないですよ、ハリウッドで実写化された「ドラゴンボール」や「北斗の拳」なんかの惨状を見れば誰だってやめてくれって言いたくもなります。今回のは日本映画だからっていう反論もおありかと思いますが、じゃあ日本映画だからやれんのか??って話です。ジョジョの世界はあくまで荒木飛呂彦の描くあの漫画の中だからこそ成立するのです。ハリウッドだろうが日本映画だろうが無駄無駄無駄無駄ァァァァァァッッ!!って事なんですよ。
ああ、興奮してまう・・(涙)。とにかく、ジョジョってのは漫画の中でも熱狂的ファンの多さでは右に出る物がないほどのマニアックで熱烈なファン層で有名な作品です。荒木飛呂彦の描く世界は漫画とアニメだけの中だけにしておいて・・というのがジョジョファンであるわたしの偽らざる本音なのです。
安易に人気漫画を実写化してしまうこの状態は誰得なんすかね?
今のわたしにはサイゾーウーマンの記事が何かの間違いである事を祈る他は出来ません。
アニメの実写化全てに対して否定的ではないのです。実際にジャンプ漫画の実写版でも、「るろうに剣心」や「デスノート(映画版)」などは非常に素晴らしい出来でした。漫画版の良さを残しつつ、実写版ならではのオリジナリティや凄みもあり、漫画との棲み分けも出来ていた稀有な作品だったと思います。
しかしそんな作品はやはり一握りです。ほとんどの漫画原作の実写版は、原作ファンを納得させるには程遠い作品ばかりです。
だからこそ、安易な実写化はするべきではないと思うのです。もう本当にこれってダレトクなの??って思ってしまうんですよね。映画やドラマのネタがないからって安直すぎやしませんか?って思っちゃいます。
まあ、覚悟はできています。これだけの良質なコンテンツ、実写化の白羽の矢が立たないわけがないとは昔から思っていましたから。・・にしても、はぁ・・溜息しか出ないニュースですよ、本当に。
もしもジョジョが実写化されてしまったら、残る砦は「HUNTER×HUNTER」かな・・ハンターも近いうちに実写化の話が出るんかな・・もうやになっちゃいますわ(遠い目)
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