アニメゲゲゲの鬼太郎歴代声優 目玉親父、ねずみ男に猫娘、砂かけ婆や小泣き爺に一反木綿とぬりかべも

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歴史の長いアニメ作品であればあるほど、多数のアニメシリーズやスペシャル版などが制作されています。

そうなると、声優さんなどを固定されたレギュラーでずっとやり続けるという事は非常に難しいことが多いですよね。健康面の問題や高齢化という問題は、長期にわたって務めていればいるほど直面する問題です。ルパン三世などがいい例ですよね。

というわけで、ここではテレビアニメとして2018年でTVアニメ放送開始以来50年を迎えるという国民的人気アニメ作品、「ゲゲゲの鬼太郎」の声優さんの歴史について、鬼太郎の各レギュラーキャラクターごとにご紹介しましょう。

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野沢雅子に戸田恵子、高山みなみ・・主人公は大物女性声優の宝庫

まずはゲゲゲの鬼太郎の堂々の主役、鬼太郎役の歴史をご紹介しましょう。

1968年第1シリーズ 野沢雅子
1971年第2シリーズ 野沢雅子
1985年第3シリーズ 戸田恵子
1996年第4シリーズ 松岡洋子
2007年第5シリーズ 高山みなみ
2008年墓場鬼太郎  野沢雅子
2018年第6シリーズ 沢城みゆき

主人公・鬼太郎役は第1・2シリーズと墓場鬼太郎という最旧作と最新作を大御所・野沢雅子さんがしていらっしゃるほかは、戸田恵子さん、松岡洋子さん、高山みなみさんがそれぞれ1シリーズづつ務めていらっしゃいます。

さすがというべきか、皆さん主演級の超大物揃いです。レジェンド級といってもいいでしょう。それくらい鬼太郎役というのは声優界におけるステータスといってもいい存在なのだと再認識できる面々ですね。

個人的にはやはり幼少期に見て育った野沢雅子さんなのですが、どの鬼太郎も見ているとやっぱりそれなりにしっくり来てしまうところが凄いですね。

ミスター“目玉親父”、田の中勇(たのなかいさむ)さんは永遠に・・

次に鬼太郎のお父さん、目玉おやじにいきましょう。

鬼太郎とは一心同体ともいえる目玉おやじの声優さんの歴史は以下の通りです。

1968年第1シリーズ 田の中勇
1971年第2シリーズ 田の中勇
1985年第3シリーズ 田の中勇
1996年第4シリーズ 田の中勇
2007年第5シリーズ 田の中勇
2008年墓場鬼太郎  田の中勇
2018年第6シリーズ 野沢雅子

はい、そりゃそうでしょう。目玉おやじといえば田の中勇さん、田の中勇さんといえば目玉おやじなのです。

まさにミスター目玉親父といえる存在の田の中勇さんですが、テレビアニメシリーズでたったの一度だけ、田の中さん以外の声優さんが目玉親父を演じたことがあります。

そんなプレミア回はゲゲゲの鬼太郎第2シリーズの第4話「雨ふり天狗」。この回だけは大竹宏さんが代役を務めていらっしゃるのです。本当に貴重な回ですよね。

目玉おやじの声は田の中さん以外にあり得ないと野沢雅子さんがおっしゃっていたほどのはまり役であり、まさに目玉おやじそのものといってもいい存在だった田の中勇さんは惜しまれながら2010年にお亡くなりになられました。

これからも田の中さんの作り上げた目玉おやじは世代を受け継いで子どもたちに語り継がれ、愛されていくことでしょう。実際にうちの娘がそうですから。本当にありがとうございましたと心から言いたいですね。

追記:2018年より放送されるゲゲゲの鬼太郎のテレビアニメシリーズ最新作において、ベテラン声優の野沢雅子さんが田の中勇さんの後を受け継いで二代目目玉おやじ役を務める事が正式に発表されました。初代鬼太郎の声を務めた野沢雅子さんの目玉おやじ役。まさにこの方以外の適任者はいないでしょう。感無量です(涙)

大塚周夫(ちかお)に富山敬、さらに千葉繁に高木渉‥名優だらけのねずみ男

続いては、ある時は味方でありある時は敵、欲に弱くて煮ても焼いても食えない食わせ者、しかしなぜか憎めない不思議なビビビのねずみ男です。

これまた鬼太郎には絶対に欠かせないキャラですね。鬼太郎とは対極に位置する妖怪といってもいいかもしれませんが、鬼太郎ファミリー屈指の人気キャラという不思議なキャラクターですよね。

そんな歴代のビビビのねずみ男声優さんは以下の通りです。

1968年第1シリーズ 大塚周夫
1971年第2シリーズ 大塚周夫
1985年第3シリーズ 富山敬
1996年第4シリーズ 千葉繁
2007年第5シリーズ 高木渉
2008年墓場鬼太郎  大塚周夫
2018年第6シリーズ 古川登志夫

鬼太郎役と同じく、最も古い第1&第2シリーズと最新作の墓場鬼太郎を声優界の超大御所、大塚周夫(おおつかちかお)さんが演じていらっしゃるほかは、それぞれのシリーズで別の声優さんが演じていらっしゃいます。

しかもこれがまた超大物揃いなのです。大塚明夫さんの父親であり、声優界の歴史を作った一人といってもいい大塚周夫さんはもちろんですが、そのあとが富山敬さんと千葉繫さんですからね・・。凄いという以外にどんな言葉があるのですか?(逆質問w)

2007年の第5シリーズでは、昨年の大河ドラマ「真田丸」で小山田茂誠(おやまだしげまさ)役に抜擢され、俳優としても超売れっ子となった高木渉さんを起用するという先見の明。凄いの一語に尽きますね。

鬼太郎役が超大物女性声優の登竜門だとすれば、このねずみ男役はその男性声優バージョンといえるでしょうね。とにかく豪華ですし、どのねずみ男もそれぞれの味があっていいですよねえ。

ちなみに初代の大塚周夫さんと二代目の富山敬さんは既にお亡くなりになられています。残念という他ありませんね。

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山口奈々や今野宏美など新旧名バイプレーヤーが揃う実力派の猫娘役

続いてまいりましょう。鬼太郎ファミリーの紅一点、猫娘(ねこむすめ)です。以下が歴代猫娘声優さんです。

1968年第1シリーズ 山口奈々
1971年第2シリーズ 小串容子
1985年第3シリーズ 三田ゆう子
1996年第4シリーズ 西村ちなみ
2007年第5シリーズ 今野宏美
2018年第6シリーズ 庄司宇芽香

墓場鬼太郎のキャストがないじゃないか??といわれる前に説明しておきます(苦笑)。墓場鬼太郎には猫娘は出ていません。しかし、猫娘のキャラクターの元となった寝子というキャラは出ているのです。これを猫娘ととらえるかどうかなのですが、ここでは別キャラという事にしました。ちなみに墓場鬼太郎の寝子の声優を務めたのは、「しょこたん」こと中川翔子さんです。

この猫娘役は、派手さはないですが実力派の名バイプレーヤーを配しているなという印象ですね。

二代目猫娘を演じられた小串容子さんこそ1970年代に声優を引退して渡仏されましたが、それ以外の声優さんたちは未だに現役バリバリです。どの声優さんも非常に役幅の広い声優さんたちばかりですね。

山本圭子さんのイメージ強いが、江森浩子さんも素晴らしい砂かけ婆(ばばあ)

続いては砂かけ婆(すなかけばばあ)に参りましょう。以下が歴代の砂かけ婆声優さんたちです。

1968年第1シリーズ 小串容子
1971年第2シリーズ 山本圭子
1985年第3シリーズ 江森浩子
1996年第4シリーズ 山本圭子
2007年第5シリーズ 山本圭子
2018年第6シリーズ 田中真弓

この砂かけ婆役は第2,4,5の各シリーズでベテラン声優の山本圭子さんが演じられています。「天才バカボン」のバカボン役、「サザエさん」の花沢さん役、「がんばれ!ロボコン」のロボコン役など、もう押しも押されもせぬ大御所声優さんですね。凄い存在感を発揮される声優さんです。

山本圭子さんのイメージが強いですが、第3シリーズで演じた江森浩子さんも素晴らしかったですね。声優界屈指の役どころの広さを誇る江森さんの実力ももはや感嘆以外の何物でもありません。声優界屈指の実力派ですね。

第1シリーズで演じた小串容子さんは第2シリーズで猫娘役をやられています。この辺りのシャッフルもなかなか興味深いですよね。

小泣き爺は永井一郎や矢田耕司、塩屋浩三ら名脇役揃い

砂かけ婆とくれば、小泣き爺でしょ(笑)、ってわけで小泣き爺行きましょう。以下が歴代の子泣き爺声優さんです。

1968年第1シリーズ 永井一郎、富田耕生、北川米彦
1971年第2シリーズ 矢田耕司
1985年第3シリーズ 永井一郎
1996年第4シリーズ 塩屋浩三
2007年第5シリーズ 龍田直樹
2018年第6シリーズ 島田敏

砂かけ婆と同じく、男性声優界における新旧名バイプレーヤーが勢ぞろいといった感じですね。まさに実力派揃いです。

特に第1シリーズの三人は超豪華ですね。笑っちゃうくらいに(笑)。永井一郎さんに富田耕生さん、北川米彦さんですからね。小泣き爺が主役ちゃうの??って思っちゃうくらいの豪華さです。

第二シリーズは今は亡き大御所・矢田耕司さんで、第4シリーズは塩屋浩三さん、第5シリーズが龍田直樹さん。まさにいぶし銀ですね。素晴らしい人選だと思いますね。

無口な一反木綿を一変させたアドリブの鬼、個性派八奈見乗児(やなみじょうじ)

まだまだ行きますよ。鬼太郎のキャラクター人気投票では必ず上位に入る人気妖怪の一反木綿(いったんもめん)に参りましょう。以下が歴代声優さんです。

1968年第1シリーズ 富田耕生
1971年第2シリーズ 山田俊司(現:キートン山田)
1985年第3シリーズ 八奈見乘児
1996年第4シリーズ 龍田直樹
2007年第5シリーズ 八奈見乘児
2018年第6シリーズ 山口勝平

第1シリーズと第2シリーズでは一反木綿のセリフはほとんどなく、寡黙な妖怪だったために声優さんの出番は1,2話程度でした。というわけで、富田耕生さんとキートン山田さんという超大物の声を聴く機会はほとんどありません。

こんな古き良き日本男児のような不言実行の一反木綿のキャラがコペルニクス的に変わったのが第3シリーズ。八奈見乗児(やなみじょうじ)さんの八奈見節がバッチリハマって大人気キャラへと昇格していったのです。特に八奈見さんの操る九州弁は一反木綿のキャラの方向性を決定づけたといえるでしょう。まさに声優会を代表する個性派声優・八奈見乗児の本領発揮といってもいいキャラクターですね。

無口なくせに(?)豪華なぬり壁声優陣 ラオウや則巻千兵衛を演じたあの大御所も

一反木綿とともに鬼太郎ファミリーとして活躍する妖怪がぬりかべです。歴代ぬりかべ声優さんは以下の通りです。

1968年第1シリーズ 内海賢二
1985年第3シリーズ 屋良有作
1996年第4シリーズ 龍田直樹
2007年第5シリーズ 龍田直樹
2018年第6シリーズ 島田敏

第2シリーズはセリフ無しで、第1シリーズは出番が少なかったのですが、第1シリーズの声優さんは往年の超大御所声優の内海賢二さんだったんですね。我々世代からすれば北斗の拳のラオウやドクタースランプの則巻千兵衛さんなどでおなじみの名優さんです。

全体的に見れば他のキャラよりも圧倒的にセリフが少ないキャラですが、内海さんを始めとして、屋良有作さんや龍田直樹さんなど、演じている声優さんは実力派揃いですね。もったいないと思ってしまったわたしは鬼太郎ファン失格なのでしょうか(苦笑)。なお、最新の第6シリーズでは子泣き爺とぬり壁を島田敏さんが兼任していらっしゃいます。

TVアニメ界の歴史といってもいいほどに豪華な各キャラクターの歴代声優たち

というわけで、鬼太郎ファミリーと呼ばれている鬼太郎、目玉おやじ、ねずみ男、猫娘、砂かけ婆、小泣き爺、一反木綿、ぬりかべというそれぞれの歴代声優さんたちをご紹介しました。

凄い面々でしたよね。まさにこれまでの日本アニメ界の歴史を作ってきたレジェンド声優さんたちが揃い踏みです。まさに声優界の歴史ここにあり!!といってもいい黄金メンバーです。

残念ながらお亡くなりになられた方、未だに現役バリバリで活躍されている方、さらにはこれからの声優界を背負っていく方・・ゲゲゲの鬼太郎というアニメがどれだけ大きな存在だったかがこの歴代声優さんたちのメンツを見ればわかりますね。

これほどの人たちが紡いできたゲゲゲの鬼太郎のテレビアニメの歴史。これから新たにどんな歴史が紡がれていくのでしょうか。次の世代に受け継がれるような素晴らしいアニメ作品がこれからもどんどん作られることに期待したいアニメ作品ですよね。

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