[PV動画等有]ジョジョ第4部“スタンド名の元ネタ 仗助や岸部露伴、億泰、広瀬康一、山岸由花子や墳上裕也等

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ジョジョ

作者・荒木飛呂彦先生の洋楽好きというのが顕著に表れているジョジョの奇妙な冒険の登場人物名やスタンド名。これらの多くが洋楽のバンドや曲名などから命名されているというのはファンには有名な話ですよね。

そこでここではジョジョの第4部である、ジョジョの奇妙な冒険「ダイヤモンドは砕けない」の登場人物達、その中でも主人公・東方仗助やその仲間たち、吉良吉影ら敵キャラに杜王町に住むスタンド使い、それぞれの持つスタンド能力の元ネタとなっている洋楽曲やアルバム名、アーティスト名等をご紹介していきたいと思います。

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東方仗助(ひがしかたじょうすけ)“クレイジーダイヤモンド”の元ネタは2部作の名曲

ジョナサン、ジョセフ、承太郎に続くジョジョの四代目主人公、東方仗助。彼が操るスタンド「クレイジーダイヤモンド」の由来となったあのプログレッシブロックの、あの名曲をご紹介しましょう。

Shine On You Crazy Diamond

プログレッシブ・ロックを代表する大物、ピンク・フロイドが1975年に発表した9thアルバム「炎~あなたがここにいてほしい(Wish You Were Here)」に収録されている超大作、「クレイジー・ダイアモンド(Shine On You Crazy Diamond)」です。「炎」は全世界で2200万枚以上を売り上げているモンスターアルバムです。

アルバム「炎」では2部に分割されてオープニングとラストを飾る事となっているこの曲ですが、厳密には9つのパートに分かれています。(part1~5が第1部、part6~9が第2部)。ヴォーカル入りはpart5と7のみで、後は全てインストゥルメンタル・パートとなっています。ピンク・フロイドというバンドの全盛期を迎えた凄味を感じさせてくれる大作です。

広瀬康一(ひろせこういち)“エコーズ” 元ネタのプログレ大御所の超大作曲

ジョジョの奇妙な冒険第4部「ダイヤモンドは砕けない」の主人公は第2部主役のジョセフ・ジョースターの子(隠し子)、東方仗助ですが、ストーリーテラーという立ち位置でもう一人の主人公といえるのが広瀬康一です。

Act1からAct3まで成長していく康一のスタンド、「エコーズ」はこの名曲から命名されました。

Echoes

ピンク・フロイド初期の人気アルバム「おせっかい(Meddle)」に収録されている23分以上にも及ぶ超大作、「エコーズ(Echoes)」。東方仗助の「クレイジーダイヤモンド」に続いてピンク・フロイドの大作からとったスタンド名となっています。

ピンク・フロイドだけでなくイエスやキング・クリムゾン、ELPなど、ジョジョの奇妙な冒険にはプログレッシブ・ロックの名バンドの曲名やアルバム名などから取ったスタンド名やキャラクター名が多く存在しています。この辺りの事実にも作者・荒木飛呂彦先生のプログレ好きがよく現れていますよね。

なお、この第4部にはスタンド名にピンク・フロイドのアルバム名が冠されたキャラがもう一人登場します。誰なのでしょうか?後に出てきますのでお楽しみに(笑)

虹村億泰(にじむらおくやす)“ザ・ハンド” 元ネタのロックバンドは?

当初は仗助と康一の敵として現れた虹村億泰。恐るべき敵はその後、仗助の親友となり最も頼りになる相棒として大活躍していきます。

空間を削り取るスタンド能力「ザ・ハンド」は兄の形兆や仗助らからも脅威と恐れられている超強力なものです。その「ザ・ハンド」の元ネタは??

The Band – The Weight (Festival Express) HD

1960年代後半から1970年代半ばにかけて活躍したザ・バンド。ノーベル文学賞も受賞したあのボブ・ディランのバックバンドという黒子役からスターダムにのし上がったバンドです。メンバーは様々な楽器をこなせる実力派揃いであり、解散後の現在でもファンからもミュージシャンからもリスペクトを集め続ける、玄人好みのプロフェッショナルバンドです。

この「ザ・ウェイト」という曲は彼らのデビューアルバムである「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク(Music from Big Pink)」(1968年)からシングルカットされた曲であり、翌年に公開されたアメリカ映画「イージー・ライダー」でも使用されました。

山岸由花子(やまぎしゆかこ)“ラブ・デラックス”はカリスマ女性ヴォーカル擁する英国バンド

広瀬康一に恋する女子高生スタンド使い、山岸由花子。登場当初はちょっと(いや、かなり)サイコな思い込みの強すぎな女子でしたが、その一途な思いは徐々に康一君に届いていきましたね。その長い髪の毛を存分に操るスタンド、「ラブ・デラックス」。その由来は?

Sade – Smooth Operator (Official Music Video)

ナイジェリアの部族・ヨルバ族出身の父を持つイギリス人のヴォーカル、シャーデー・アデュを擁して一世を風靡したバンド「シャーデー(Sade)」。

上記MVは全米だけで400万枚以上を売り上げたデビューアルバム「ダイアモンド・ライフ」の1曲目を飾る「スムース・オペレーター(Smooth Operator)」です。これまでに何度となく幾多のミュージシャンにカヴァーされている、彼女たちの大ヒット曲のうちの一つです。

透明な赤ちゃん/静・ジョースター“アクトン・ベイビー”の元ネタはアイルランドの英雄

杜王町でジョセフや仗助に保護された、自分や周囲を透明にするスタンド能力を持つ女の赤ちゃんのスタンド使い、静・ジョースター。後にジョセフの養女となってこの名となりましたが、読者(アニメ視聴者)の方には「透明の赤ちゃん」という方が通じるのではないでしょうか。

仗助とジョセフの距離を近付けたり、ジャンケン小僧VS岸部露伴戦の勝負に大きく関わるなど何気にキーパーソンとなった静のスタンド名「アクトン・ベイビー」とは…

U2 – One

このPV「ワン(One)」も収録されているアイルランドの国民的バンド、U2が1991年に発売したアルバム「アクトン・ベイビー」。グラミー賞最優秀ロック・グループ賞などを受賞したこのアルバム名から取られたのが透明な赤ちゃんのスタンド名です。

それにしても、この「アクトン・ベイビー」のCDを発売当日に買ってきてセットし、1曲目の「ズー・ステーション」を聴いた時の衝撃は30年近く経った現在でも未だに忘れられません。大好きだった「ヨシュア・トゥリー」までのU2との違いに大いにショックを受けて戸惑ったのが昨日の事のように思い出されます。ま、その後最終的には最高のアルバムになるんですがね(笑)

岸部露伴(きしべろはん)“ヘブンズ・ドアー”元ネタはガンズやクラプトンもカバーしたあの曲

ジョジョ第4部「ダイヤモンドは砕けない」の主要キャラにして、ジョジョ歴代でも屈指の人気キャラでもある漫画家・岸部露伴。対象相手を本にして情報を得たり攻撃不可にしたりする露伴のスタンド名は「ヘブンズ・ドアー」。露伴の漫画「ピンクダークの少年」の主人公の像である「天国の扉(ヘヴンズ・ドアー)」の元ネタはあのレジェンド・アーティストの名曲です。

Bob Dylan – Knockin' On Heaven's Door (Unplugged)

ノーベル文学賞も受賞したアメリカの大御所、ボブ・ディランの名曲「天国の扉(Knockin’ On Heaven’s Door)」です。エリック・クラプトンやガンズ・アンド・ローゼズにもカバーされたレジェンド曲といってもいい偉大な曲ですね。元はアメリカの西部劇映画「ビリー・ザ・キッド/21歳の生涯」(1973年公開)に提供された曲であり、歌詞の内容は死にゆくガンマンの今わの際の想いを描いたものとなっています。

わたしと同じ40代の洋楽ファンの中には、ガンズのカヴァーヴァージョンでこの曲を知った人も多いのではないでしょうか。

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