ドラえもん歴代声優一覧 のび太、スネ夫、ジャイアン、しずかちゃんの日テレ版とテレ朝版TVアニメキャスト

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日本の国民的なアニメキャラクターといえば?

こう聞かれたとして何と答えますか?世代によってその答えには若干のばらつきはあるでしょうが、恐らくトップ3には入るであろう答えが

「ドラえもん」

なのではないでしょうか。

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水田わさびは二代目ドラえもん、大山のぶ代が初代なんじゃないの?

ドラえもんといえば、テレビ朝日系で毎週金曜日夜7時から放送されている長寿人気アニメ番組ですよね。

原作はあの藤子F不二雄氏。未来の世界から来た猫型ロボットの「ドラえもん」がドジで間抜けで泣き虫の野比のび太のために、未来の様々な便利道具を使って活躍するという物語ですね。

ドラえもんが四次元ポケットから出す様々な便利グッズはまさに子供たちの夢や希望の象徴ですし、それに加えてドラえもんとのび太以外にもしずかちゃん、スネ夫、ジャイアンなどという個性豊かなキャラクターたちの人気も相まって国民的な人気アニメへと成長しました。

ところで、現在のテレビ朝日のアニメ「ドラえもん」は、第三作のドラえもんという扱いとなっているそうです。となると、どこから第三作に入ったんだ?と思われるかもしれませんが、その時期はドラえもんのオープニングや声優が一新された2005年なのだそうです。

そう、今の声優陣(ドラえもん→水田わさびさん)になってからが第3期のドラえもんだという解釈です。となると、「それ以前の大山のぶ代さん時代のドラえもんが第二期という事なのか、ふむふむ・・え?いやちょ、え?」ってなりませんか?

いやいや大山のぶ代さんのドラえもんが第1期なんじゃないんですか?大山さんの頃が第二作目だったらそれ以前にもドラえもんがあったの?と多くの人は思うと思います。わたし自身がそうでした。

そうなんです。実はドラえもんは大山のぶ代さん(ドラえもん)や小原乃梨子さん(野比のび太)、肝付兼太さん(骨川スネ夫)、たてかべ和也さん(剛田武)、野村道子さん(源静香)という黄金ラインナップよりも前にアニメ作品が存在していたのです。

テレ朝版の6年前に存在した幻のアニメ作品、日テレ版ドラえもん

実はわたしたち多くの世代(特に40代中盤以下の世代)が親しんできた大山のぶ代さんが声優を務めたテレビ朝日のドラえもん(1979年放送開始)はアニメ版ドラえもんの第2作目でした。

アニメ化作品の最初の作品は1973年(昭和48年)から始まった日本テレビ系放映のアニメだったのです。

1973年という事は、当時まだ物心さえついていなかったわたしがリアルタイムで見ていなかったのは仕方ないのですが、その時代のアニメ作品だったら普通は再放送などで知っていても良さそうなものなのですが、わたしの記憶には一切ありません。ちなみにこの日テレ版ドラえもんとほぼ同時期に放送されていたアニメの「デビルマン」「バビル二世」「侍ジャイアンツ」「マジンガーZ」などは全て再放送で見ていました。ドラえもんほどの人気作を全く知らなかったというのはあり得ないと思ったのが本当のところです。

しかし調べてみたらそれも致し方ないと納得しました。この日テレ版ドラえもんは1979年以降は一切再放送されていないのです。ちなみにわたしが住んでいる山陰地方では一度も再放送されなかった模様です。そりゃ知りませんよね(苦笑)

日本テレビのフィルム管理期間が過ぎ去った現在ではオリジナルフィルムがどこにあるのかさえ分かっていないというのが実情の様です。

再放送が途絶えた1979年といえば、大山のぶ代さんが声優を務めたテレビ朝日版ドラえもんが始まった年ですよね。これらの事が関係しているのかなとも思いますが、この日テレ版のドラえもんに関しては原作者である藤子F不二雄氏がその出来に納得していなかったという説もあり、真偽は未だにはっきりと分かっていないというのが実情です。

どちらにしても、現在では幻の作品となっている事だけは間違いないという事です。

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ドラえもん主要キャラの歴代声優陣 まさかのスネ夫がジャイアン??

それでは、ドラえもんの主要キャラクターの声優さんをそれぞれ役どころ毎に一覧にしてみましょう。

キャラクター  日テレ版1作    テレ朝版2作  テレ朝版3作

ドラえもん   富田耕生(野沢雅子)大山のぶ代   水田わさび
野比のび太   太田淑子      小原乃梨子   大原めぐみ
しずかちゃん  恵比寿まさ子    野村道子    かかずゆみ
ジャイアン   肝付兼太      たてかべ和也  木村昂
スネ夫     八代駿       肝付兼太    関智一

第1期もなかなかの大御所揃いですよね。でも気になるのがドラえもん役の部分です。富田耕生さんの後に野沢雅子さんとなっていますが、実はこれ、途中でドラえもん役の声優さんが交代したという事なんです。

つまり、ドラえもんの初代声優さんは富田耕生(とみたこうせい)さんであり、二代目が野沢雅子さん、大山のぶ代さんは三代目で水田わさびさんは四代目ドラえもんということなのです。

これにはビックリしましたね。ドラえもんの初代は大山のぶ代さんだと思っていたのが、実は三代目だったのですから。先人がお二人もいらしたという事です。しかも二人とも声優界の超大物です。特にあの孫悟空や星野鉄郎、風大左衛門などを演じた野沢雅子さんがドラえもんだったなんて驚き以外の何物でもありませんでした。

そして面白いのが、テレビ朝日版第2期ドラえもんの声優さんと日テレ版ドラえもんの声優さんが結構被っているという事。テレ朝ドラえもんでスネ夫役だった肝付兼太さんは日テレ版ではジャイアン役でした。それ以外にもテレ朝ドラえもんでのび太役だった小原乃梨子さんは日テレ版ではのび太のママを演じていました。さらに、日テレ版でのび太くんを演じた太田淑子さんはテレ朝版2作目ではのび太の子孫であるセワシくんを演じていたのです。

この辺りは凄く面白いですよね。特に肝付さんのジャイアンは凄く興味がありますよね。なんかすごくロマンを感じさせるような流れだと思ってしまったのはわたしだけでしょうか。


時代は新たな声優さんによって付け継がれるというアニメ作品の魅力

色々な事情があって現在では見る事の出来ない幻の作品、日本テレビ版ドラえもん。存在さえ知らないドラえもんファンも多いのではないでしょうか。

現在のドラえもんを知っているわたしたちにとってはこの声優陣のキャスティングを見て弱冠違和感を覚える部分もあるのは確かなのですが、恐らくこちらの日テレ版を先に見ていれば第2作目以降のドラえもんの方に違和感を持っていたのかもしれませんね。

2005年に声優を一新して3作目となったドラえもんなのですが、わたしの娘にとっては大山のぶ代さんのドラえもんの方が違和感ありまくりのようです。以前の(大山さん時代の)再放送を見たうちの娘は、即座に「ドラえもんの声が違うー」とツッコミを入れました。

そんな娘の姿を見て、わたしと妻は「ああ、時代は変わったのね・・(遠い目)」と顔を見合わせるしかありませんでしたね(笑)。

これからも色々な声優さんがそれぞれの作品の新たな歴史を作っていかれるという事でしょう。まあそれがアニメの良さでもあるんですよね。まさに「時代は受け継がれる」ってやつですな。

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