【リオオリンピック】体操男子個人種目別の見どころ、日程、テレビ放送予定やルール、ライバル選手など

団体、個人総合に続いて、体操競技の最後を締めくくるのが個人種目別です。

ゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒という6種目ごとにメダルを争います。

まさに種目別のスペシャリストが揃った究極の高難度技の競演となります。

ここではそんな体操男子種目別の見どころや日程、テレビ放送予定などをご紹介したいと思います。

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【ゆか】「ひねり王子」白井健三の金メダルはほぼ確実?

この種目はほぼ白井健三の金メダルで間違いない種目でしょう。

ゆかでの白井のこれまでの自身の最高得点は16.450点。今回の有力選手の中での最高得点はロシアのアブリャジンと日本の内村航平の15.800。

この得点を見ただけでも白井の実力がいかに別次元かお分かりいただけると思います。2014年の世界選手権ではまさかの銀メダルに終わったゆかでしたが、その後はほぼ安定して16点以上をたたき出しています。16点を超える争いになれば、必然的に白井に追いつける選手はいないという事であり、その16点を白井はいとも簡単に出せてしまうというのが現状です。

「シライ/グエン」、「シライ2」、「シライ3」と、自身の名前がついた技を3つも持っている白井健三選手。果たしてどの技でフィニッシュするのか?関心はそこに向かっている感さえあるほどにその実力は他を引き離しているのです。

白井健三を追う一番手はやはり内村航平でしょう。日本勢のワンツーフィニッシュで金銀独占は大いに可能性があります。

その他では前途したようにロシアのアブリャジンと地元ブラジルのヒポリトでしょうが、白井健三がミスなく終えればまず届かないでしょう。

全競技の中で最も可能性の高い金メダルと言われている体操男子種目別ゆか。

白井健三がどの技で、どれだけの点数を出してくれるのか?そこが一番の注目ですね。

【あん馬】スペシャリスト不在で苦戦必至 敢えて挙げるなら安定の田中佑典

萱和磨や亀山耕平ら、日本にもあん馬のスペシャリストがいるのですが、残念ながら今回の日本代表にはあん馬のスペシャリストがいません。

正直言って種目別でも最も苦戦するのがこのあん馬でしょう。

日本チームでエントリーしてメダル争いが期待できるといえば、オールラウンダーの田中佑典ではないでしょうか。

鉄棒が得意なイメージのある田中ですが、このあん馬も非常に安定した演技で定評があります。

このあん馬はルイス・スミス、マックス・ウィットロックというイギリス選手が強いですが、上位が崩れるようであれば安定感のある田中佑典が浮上してくることとなるでしょう。

【つり輪】日本の第一人者・山室光史がロンドンのリベンジに挑む

このつり輪種目の日本人選手と言えば、山室光史をおいて他にはいないでしょう。

小柄ながらも日本人離れした山室のパワーを生かした力技が十分に世界でも通用する事はこれまでの実績が証明しています。

ただし、今回リオオリンピックのつり輪に関しては強敵が揃っています。

まずは地元ブラジルのザネッティ。ロンドンオリンピックの金メダリストであり、リオで連覇を狙います。その他にもギリシャのペトゥルアニス、劉洋、尤浩の中国勢など、自己記録で山室の上を行く選手がゴロゴロいるのです。

山室選手がロンドンオリンピックではケガで出場できなかった種目別つり輪。そのリベンジとして何とかメダルに期待したいのですが、あん馬と同じく上位陣が崩れればという前提条件付きとなりそうです。

【跳馬】「ツイストマスター」白井健三と世界王者・李世光の一騎打ちか?

ここでの日本勢の期待は、「ひねり王子」「ツイストマスター」の異名をとる白井健三。

金メダル間違いなしと言われているゆかに続く金メダルを狙います。

この跳馬でも白井選手は「シライ/キムヒフン」という自身の名が冠せられた必殺技を持っています。白井選手の跳馬でのメダルのカギは「シライ/キムヒフン」を成功させることが出来るかどうかにかかっているといえます。

ただし、この跳馬には白井選手の前に立ちはだかる最強のライバルが控えています。

2014、2015年と世界選手権種目別跳馬を連覇している北朝鮮の李世光(リ・セグァン)です。実は白井選手はまだ世界大会でこの李選手に勝ったことがないのです。

しかし白井選手は伸び盛りの19歳。伸びしろは無限大ですし、何より恐れることなく向かっていける挑戦者として思い切った演技が出来るはずです。逆に李選手にはとてつもないプレッシャーがかかる事になるでしょう。

白井選手が「シライ/キムヒフン」を成功させて、着地をきっちり決めれば、金メダル争いは李世光との一騎打ちとなるでしょう。

個人的には、今回のリオでは白井選手の方に分があると思っています。白井選手には、ゆかだけでなくて跳馬もあるんだぞというところをこの大舞台で見せてほしいですね。

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【平行棒】日本の誇るオールラウンダートリオがメダルに挑む

この平行棒も海外勢にスペシャリストが揃っている種目です。

リードするのは昨年の世界選手権金メダルの尤浩とウクライナのベルニャエフ。この2人を中心に展開していく事が予想されます。

とはいえ、日本もこの平行棒は決して苦手な種目ではありません。

出場が予想されるのは日本が誇るオールラウンダートリオの内村航平、加藤凌平、田中佑典の三選手。それぞれ15点台後半を出せる地力を秘めた実力者です。

しかし尤浩飛ベルニャエフの世界選手権での得点はともに16点台。思い切った技を仕掛けていく必要があるかもしれません。

日本のセールスポイントは安定感。海外勢は爆発力。しかし日本の安定感は非常に高いレベルの安定感です。トップ選手と言えどもそう簡単に16点台が出せるとも思えません。金メダルラインが15点台に下がる可能性も多分に秘めている以上、必然的に日本のオールラウンダートリオのメダル獲得の可能性も決して低くはありません。

不安を挙げるとすれば、団体、個人総合とフル回転した後の疲労ですが、疲労回復や連戦でのタフネスさは海外勢と比べても日本選手の方が勝っています。

メダル獲得に大いに期待できる種目ですね。

【鉄棒】内村が金メダルで締めるか?ゾンダーランドの出来がカギ

団体予選、団体決勝、個人総合決勝、そして種目別のゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒ときて、男子体操競技のトリを務めるのがこの鉄棒です。

団体の強い強豪国の選手であれば、もうすでに恐ろしいほどの疲労に襲われる中での演技となるでしょう。まさにサバイバルマッチといった様相です。

しかし、鉄棒と言えば体操競技の華ともいわれている種目。ここは優秀を飾る意味でもぜひ日本勢に頑張ってもらいたいものです。

ここでの日本選手の期待は世界王者・内村航平。昨年の世界選手権では見事に種目別鉄棒で金メダルを獲得し、堂々の鉄棒世界チャンピオンとしてリオ五輪を迎えます。前回のロンドンでは予選でまさかの落下。決勝へ進むことが出来ずに悔しい思いをしただけに、期するものがあるはずです。最後を締めくくって、日本の、内村航平のオリンピックだったといわせてもらいたいですね。

しかしこの種目は海外勢も非常にレベルが高いです。

内村の最大のライバルはこの種目のスペシャリスト、オランダのゾンダーランド。前回ロンドン五輪の金メダリストです。その時のスコアはなんと16.533。この得点をたたき出されたら、ほぼ間違いなく金メダルは決定でしょう。ゾンダーランドの出来が金メダル争いを大きく左右する事になりそうです。

その他にも中国のベテラン、張成龍やキューバの新鋭・ラルデュエト、ドイツのハンビュヘンなども高い持ち点を持つ選手。非常にレベルの高いメダル争いになる事だけは間違いないでしょう。

日本選手で内村以外に期待できそうなのが加藤凌平。自己記録ではトップ陣には劣りますが、持ち前の安定感で上位進出が期待できると思います。

とにかく日本体操の代名詞ともいえる鉄棒種目。有終の美を良い結果で締めくくってもらいたいですね。

体操男子個人総合予選(団体予選)・個人総合決勝の日程・テレビ放送予定

競技日程

8月 6日  男子団体予選(個人種目別予選を兼ねる)

8月14日  男子種目別決勝(ゆか、あん馬)

8月15日  男子種目別決勝(つり輪、跳馬)

8月16日  男子種目別決勝(平行棒、鉄棒)

テレビ放送

男子団体予選(個人種目別予選を兼ねる)

【生放送】NHK総合   8月6日22:20~25:00
【録 画】NHKBS-1 8月7日06:20~07:45

男子種目別決勝(ゆか、あん馬)

【生放送】NHK総合   8月15日01:55~05:00

男子種目別決勝(つり輪、跳馬)

【生放送】日テレ     8月16日01:30~
     NHKBS-1 8月16日02:00~04:15
【録 画】NHKBS-1 8月16日13:00~
     BS日テレ   8月16日16:30~

男子種目別決勝(平行棒、鉄棒)

【生放送】NHK総合   8月17日02:00~
【録 画】NHKBS-1 8月17日15:00~

放送日程や放送内容は変更の可能性があります。詳細はテレビ欄などにてご確認ください。

世界のスペシャリストVS日本のオールラウンダー、スペシャリストたちの熱き戦い

最初に述べたように、この種目別と言うのは各種目のスペシャリストが揃うという性質上、非常に各種目ともレベルの高い攻防が見られるのが醍醐味と言えます。

中国などのように育成段階からスペシャリストの育成に重点を置く強化方法を採用している国にとっては、最もメダル獲得に力を入れている競技と言えます。

そんな中で日本のオールラウンダーたちがスペシャリストを相手にどれだけ戦ってくれるのかを見るのも一つの楽しみと言えるかもしれません。

そして注目は何といっても白井健三選手。ゆかと跳馬のスペシャリストです。恐らく今後は東京オリンピックに向けてオールラウンダーとして開花していく事が予想される白井選手の種目別での大爆発には大いに期待できると思います。

世界のスペシャリストを相手に、日本の選手たちの奮闘を期待しましょう。

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