世界卓球男子シングルスドロー(組み合わせ)決定!水谷隼、丹羽孝希らと馬龍、張継科ら中国勢との対戦は?

日本勢が38年ぶりの優勝を目指す世界卓球選手権2017ドイツ・デュッセルドルフ大会。個人戦で行われる2017ドイツ大会ですが、ここでは男子シングルスのドロー(組み合わせ)をご紹介しながら、日本選手が対戦可能性のある中国選手ら海外の強豪選手たちを見ていきたいと思います。(記事中の世界ランキングは2017年5月現在のものです)

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世界ランキング6位 水谷隼(みずたにじゅん)

世界ランク6位の水谷準選手。この世界ランキング第6位というのは、中国選手を除いた選手でいうと、世界ランク5位のドイツのオフチャロフ選手の次に高い世界ランキングという事になります。

いってみれば世界的に見ても打倒中国選手の筆頭ともいえる水谷準選手。リオ五輪男子団体戦シングルスでは中国三強の一人、許昕(きょきん/シューシン)を破る等、中国のトップ選手に勝てなかった姿は完全に過去のものであり、現在は中国が最も警戒する選手の一人でしょう。

そんな水谷選手は、何と順当にいけば2回戦で早くも日本人同士の対戦となる可能性があります。相手は怪物中学生の世界ランキング69位・張本智和選手。

張本選手にとっては願ってもない世界の真剣勝負の舞台での日本の大エース・水谷隼という大きく高い壁との対戦となります。ハッキリ言ってこのカードが実現すればマスコミは新旧怪物対決などと煽るのでしょうが、ぶっちゃけると水谷選手が負ける事はまずないでしょう。いくら怪物とはいえ、まだまだ超えられるような存在ではありません。結果よりも内容に注目ですね。

勝ち進んでいくと、4回戦(ベスト16)で対戦濃厚なのが、韓国のランキング13位・鄭栄植(チェン・ヨンスク)選手。シングルスでの対戦成績は3勝1敗と勝ち越していますが、直近の対戦である昨年のITTFワールドツアーグランドファイナルのベスト16でフルゲームの末に敗れているのが気になりますね。前回世界卓球蘇州大会の3回戦でも対戦したこのカード、その時も水谷選手が勝ちましたが、4-3のフルゲームにもつれこんでいます。ハッキリ言って大熱戦となる事は避けられないでしょう。水谷選手にとっては前半の大きなヤマ場となるでしょう。

ここを突破すれば、準々決勝(ベスト8)でいよいよ中国三強の一人、許昕(きょきん/シューシン)との対戦が濃厚となります。リオ団体の再戦です。とはいえ、許昕のヤマには同じ中国の林高遠や日本の中国選手キラー、松平健太などもおり、許昕も簡単にここまで進出できるとは限りません。しかしやはり水谷対許昕の可能性が最も高いのは間違いないでしょう。

ベスト8の壁を破れば、順当であれば世界王者、馬龍が待ち受けている事でしょう。リオ五輪シングルス準決勝の再現、熱い戦いをもう一度見たいですね。

世界ランキング11位 丹羽孝希(にわこうき)

丹羽選手は順当であれば、2回戦で世界ランキング43位の大ベテラン、ガオ・ニン(シンガポール)選手、その次の3回戦では同37位のアルナ(ナイジェリア)や42位・グロート(デンマーク)らとの対戦が有力視されます。しかしこの辺りの選手と丹羽選手では、やはり丹羽選手の方が格上です。足元をすくわれる可能性がなくはないですが、この辺りは問題なく勝ち上がってくると思いますね。

問題は続く4回戦・ベスト16です。

ここで対戦濃厚となるのが、世界ランキング5位のドイツ、ドミトリ・オフチャロフ。

この中国選手以外では最も高い世界ランキングを維持しているオフチャロフ選手に対して、丹羽選手はこれまでの対戦成績が0勝5敗と全く勝てていません。

直近で対戦したITTFツアーのインドオープン準決勝での3-4負け等、どれも完敗という内容ではなく、あと一歩のところで届かずといった試合内容が多いのは救いですが、それにしてもこの対戦成績はやはり不安になってしまいますね。精神的な部分に弱点があると以前から指摘のあるオフチャロフに対し、丹羽としてはやはり接戦に持ち込むことが勝利の鍵を握るのではと思いますね。とにかく何としてもここを突破してほしいですね。

準々決勝はおそらく世界ランキング2位の20歳、中国の樊振東(さいしんとう/ファンジェンドン)で間違いないでしょう。この樊振東にも丹羽孝希は0勝3敗と苦戦を強いられています。丹羽孝希にとっては、上位進出を目指すには何とも相性の悪い敵の揃ったブロックに入ってしまったという印象は否めません。

丹羽孝希選手には天才と呼ばれる卓球でジャイアントキリングを起こして、メダル圏内に進んでもらいたいですね。

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世界ランキング18位 松平健太(まつだいらけんた)

前々回の世界卓球選手権2013パリ大会では、中国の元世界王者の馬琳、ヨーロッパの英雄、サムソノフらの格上を次々と撃破してベスト8に進出した卓球界の「マツケン」こと松平健太。そのセンスあふれるスピード卓球は、しばしば丹羽孝希とともに天才とまで呼ばれるほどです。

そんなマツケンですが、今回の組み合わせは厳しいところに入りました。

まず2回戦ですが、いきなり中国の世界ランキング40位・林高遠(りんこうえん/リンガオユエン)と対戦することとなるでしょう。中国の四天王(馬龍張継科許昕樊振東)の世かランキング1位から4位には大きく水を空けられる世界ランキング40位の選手ですが、これは中国の層の厚さゆえにランキングポイントを獲得する国際大会に出る機会が少ないためです。実際には世界ランキングトップ10選手に相当する実力はある選手です。

いきなり2回戦での正念場を迎える松平健太選手ですが、これまでの林高遠選手との対戦は1度だけ。そのたった1度の大戦である2011年のジャパンオープンでは、最終ゲームにもつれ込む大接戦の末、林選手が4-3で勝利しています。この時の林選手はまだ10代。松平選手も20歳そこそこというなかでの若手時代の対戦でした。

それから6年近くを経ての対戦は、実質的には初対戦といってもいいかもしれません。ここは松平にとって最大の難関ですが、だからこそ突破すれば大きく勢いをつける事が出来るでしょう。相手は強いですが、世界ランク4位までを牛耳る四天王に比べれば力は相当劣ります。頑張ってほしいですね。

林に勝って順当にいけば、4回戦でベスト8進出をかけて許昕が相手となりそうです。さらにその次の準々決勝では水谷準と日本人対決となる可能性も残されています。夢のカードを実現するためにも2回戦の林高遠戦が全てを握っているといっても過言ではない、2017年世界卓球選手権の松平健太選手です。

世界ランキング28位 村松雄斗(むらまつゆうと)

日本代表の世界卓球2017男子選手の中で唯一のカットマン、村松雄斗選手。180cm以上の長身を誇る新世代の超大型カットマンとしてその期待は非常に大きい選手です。

村松選手も2回戦で強敵をしりぞけなければなりません。相手はヨーロッパの卓球強豪国、ポルトガルのモンテイロ。フレイタス、アポローニャと並んでポルトガルの卓球三銃士と呼ばれている人気選手です。パワー溢れるフォアドライブを武器とする選手で、カット打ちも上手です。いかに粘って相手ミスを誘えるか?いきなりの難敵です。

続く3回戦ではさらなる強豪が待ち受けます。台湾の英雄、世界ランキング10位の荘智淵(そうちえん)です。36歳の大ベテランですが、衰え知らずで実力は健在です。村松との対戦は2013年の1度だけで、その時は荘智淵が4-1で勝利しています。

難敵中の難敵、荘智淵・・なのですが、村松雄斗に有利なのが、この荘智淵がカットマンにあまり強くない事です。というよりはっきり苦手にしているといっていいでしょう。世界ランク的には村松にとって格上ですが、勝機は十分だと思いますね。

台湾の英雄、荘智淵を破ったとすれば・・

待ち受けているのは世界ランキング1位、リオ五輪の金メダリスト、中国の馬龍です。本当に村松選手は厳しいブロックに入りました。馬龍選手はカット打ちも非常に上手く、カットマンに対しては自信を持っています。村松選手との対戦は2戦して馬龍の2勝。ともに4-0のストレートです。村松選手には非常に厳しい戦いになるでしょうが、失うものは何もないくらいの無欲でぶつかっていってほしいですね。勝負のカギは村松選手の攻撃だと思います。世界卓球選手権史に残る大番狂わせを演じてほしいですね。

世界ランキング69位 張本智和(はりもとともかず)

将来の日本を背負って立つといわれている未来の世界王者候補の張本智和選手ですが、今回の世界卓球に関しては、世界の真剣勝負という舞台で経験を積ませるという意味合いの強い選考というのが本当の所でしょう。2005年の世界卓球選手権上海大会にも当時15歳の水谷隼選手を抜擢しましたが、その最年少記録を破る、13歳での世界卓球選手権代表となります。

正直言えば、当時の水谷準選手が代表になった当時の日本卓球界と現在のそれとは大きく状況が異なります。2005年は日本はどん底の時期であり、早急に世代交代して次世代の選手を育てる必要がありましたし、またそれが出来る、「悪い意味での」余裕があったと思います。

しかし今の卓球界は当時とは真逆。日本は王者中国を猛追する体制に入っているといえます。張本選手は確かに未来の日本を背負って立つ逸材ですが、彼以外に世界選手権に出て然るべき選手は山ほどいます。無理をして将来の逸材に経験を積ませる必要はないと個人的には考えます。何よりも、張本選手の代表入りによって代表漏れした有力選手たちの感情を考えれば、張本選手本人のためにもこの時期の代表入りはマイナスだと個人的には思いますね。どうしても実績を積ませたいのであれば、次の2019年の世界選手権でもよかったと思います。

とまあ選考に関する不満はこれくらいにしておいて(苦笑)、初の世界選手権でこの怪物・張本智和選手がどんな戦いをするのかというのはマスコミからも大きく注目されるでしょう。

トーナメントではいきなり2回戦で水谷隼選手と当たる公算が大です。実力差はまだ歴然ですが、胸を借りてぶつかっていってほしいですね。

 

女子シングルス、男女及び混合ダブルスについてはこちらの記事をどうぞ。

世界卓球女子シングルスドロー(組み合わせ)

世界卓球男女・混合ダブルスドロー(組み合わせ)

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