中国男子歴代最強選手の馬龍(まりゅう/マロン) 世界卓球代表のプレースタイルや実績、プロフィール

ここ数十年にわたって世界の卓球界を支配し続ける卓球王国・中国。

そんな中国は国策ともいえる強化策によって熾烈ともいえる国内の競争を作り出し、恐るべき中国国内のレベルの高さを勝ち抜いた中国卓球選手たちは、世界の卓球界を席巻してきました。世界で勝つよりも中国国内で勝ち抜いて代表になる方がよほど困難であるとまでいわれています。

そんな中国が生み出した現在の男子卓球界の王者がここでご紹介する馬龍(まりゅう/マロン)なのです。

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世界ランキング1位・馬龍(まりゅう/マ・ロン) 右シェークハンドドライブ型

生年月日  :1988年10月20日生まれの28歳
出 身 地 :中国遼寧省
身    長:176cm
体    重:70kg
効 き 腕 :右
グリップ  :シェークハンド
ラケット  :狂飚龍W968
フォアラバー:国狂NEO3ブルースポンジ
バックラバー:狂飙NEO3(キョウヒョウネオ3)
タ イ プ :ドライブ攻撃型
世界ランク :1位(2017年4月時点)

中国遼寧省出身の現在の世界王者、馬龍選手です。

卓球界では知らぬ者はいない程の超有名選手でしたが、ここ日本でもリオデジャネイロオリンピック男子シングルス準決勝での水谷準との死闘で一躍有名になりました。特にリオ五輪準決勝での水谷準との「神ラリー」は永遠に語り継がれるほどの名ラリーです。

「大満貫」の孔令輝や劉国梁、張継科らを超える馬龍の「全満貫」とは?

現在最強の世界王者・馬龍(まりゅう)。中国読みではマ・ロン選手と呼びます。当然最新の世界ランキングでは1位に輝いています。

もはや説明不要の卓球界のスーパースターですが、その実績は圧倒的です。

「世界卓球選手権」「オリンピック」「卓球ワールドカップ」の世界三大卓球大会のシングルス全てで優勝する事を中国では“大満貫(だいまんがん)”といい、卓球選手にとっては最大の名誉であるタイトルなのですが、それを達成した中国史上4人目の選手がこの馬龍なのです。馬龍以外の男子の大満貫達成選手は、孔令輝(こうれいき/コンリンホイ)、劉国梁(りゅうこくりょう/リュウグオリャン)、そして数多くのタイトルを争っている宿命のライバル、張継科(ちょうけいか/ジャンジイカ)という、まさに卓球界のレジェンドとも呼べる選手ばかりなのです。

さらに馬龍が凄いのは、これに加えてITTFプロツアーグランドファイナル、アジア競技大会、アジア選手権、アジアカップ、中華人民共和国全国運動会、全中国卓球選手権という、国内外の主要9タイトル全てで優勝するという、「全満貫」を達成した卓球史上唯一の選手なのです。

孔令輝や劉国梁らのかつての卓球王国中国の名選手を既に超えてしまっているといってもいいのが、この馬龍という選手なのです。

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精神的な弱点を克服して無敵の完璧選手となったプレースタイル。馬龍に弱点なし?

長きに渡る世界卓球史においても最強ではないかといわれている現在の馬龍。かつては精神面の脆さが大きな課題とされていましたが、リオ五輪でのシングルス・団体での大車輪の活躍からはそんな課題ももはや杞憂と呼んでもいいものとなりました。まさに唯一の課題を克服して隙のない完璧な王者となったのが今の馬龍と呼んでもいいのかもしれません。

身長176cm・体重70kg(公称)という鍛え抜かれたその肉体はユニフォームの上から見ても分かるほどに筋骨隆々で、卓球選手らしからぬ程に鍛え上げられています。そんな極上のフィジカルから繰り出される両ハンドのパワードライブは後陣からでも相手ブロックを突き破れる威力があります。特に馬龍の代名詞ともいえるフォアハンドドライブは、前陣でのブロックを得意とする選手でさえ押さえる事が出来ずにオーバーしてしまうほどの回転力と威力を兼ね備えている、文句なしの世界一のフォアハンドドライブです。

加えてサービスはフォアハンド、バックハンドから様々なバリエーションで種々の回転を繰り出す器用さも持ち合わせており、劣勢になってもサービスでキッチリと試合を立て直せる強みも持っています。

中国の選手らしく、もちろん前陣でのスピード勝負にも対応できますし、卓上技術も卓越しています。前陣・中陣・後陣、どこででも勝負できるオールラウンドな超攻撃的選手。そんな近現代的、モダンな卓球選手像である馬龍は現在の卓球選手の理想形といっても過言ではないかもしれません。

ハッキリ言って今の馬龍にはほとんど死角らしい死角はないといっていいでしょう。以前はパワーの馬龍に対してスピードで対抗する日本人屈指のスピードスター、丹羽孝希に苦杯をなめた事がありましたが、今ではそんな苦手なスタイルの選手も完全に克服しつつあります。日本人選手がこの馬龍に勝つためには、相手を惑わせるような新戦術や新サーブなど、奇抜な戦い方が必要となってくるかもしれません。とにかくなるべく後になるまで絶対に当たりたくない選手でしょう。それほどに今の馬龍は強すぎるのです。

リオ五輪で完全体となった馬龍相手に真っ向勝負を挑んで互角の勝負をした水谷準の凄さ

2017年の世界卓球ドイツ大会、馬龍が狙うのはもちろん、前回の蘇州大会に続く2大会連続のシングルス優勝、そしてドイツの英雄、ティモ・ボルと組んだ男子ダブルスでの2011年ロッテルダム大会以来となる優勝でしょう。

男子シングルス、男子ダブルスともに悲願の世界卓球金メダルを狙う日本にとっては悲願達成のためには絶対に倒さなければならない大きな壁、とてつもなく強いラスボスです。

リオ五輪での団体・シングルスの二冠達成によって、馬龍は卓球史にその名を残すレジェンド選手となりました。そのレジェンド選手は実力的にも今そのピークを迎えているといっていいでしょう。樊振東(さいしんとう/ファンジェンドン)という、中国史上最強の天才が現れましたがまだまだ王座を渡す気は毛頭なさそうです。同年代の張継科許キンなどに関しては言わずもがなでしょう。

しかしだからこそ日本にとっては超えがいがあるともいえます。かつての日本卓球界の栄光を取り戻すのに超える壁としてはこれ以上ないほどの存在といえるでしょう。そしてそレほど高い壁だからこそ価値があるともいえます。

リオ五輪のシングルス準決勝で水谷準はこの完全無欠の世界王者に対して正面から打ち合う真っ向勝負を挑み、2ゲームを奪取するという戦いを見せました。あの時、間違いなく水谷準はこの完全王者と互角に渡り合う時間を過ごしました。だからこそ、この世界卓球では超えてほしいのです。完全体となったこの無敵の世界王者を。

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One Response to “中国男子歴代最強選手の馬龍(まりゅう/マロン) 世界卓球代表のプレースタイルや実績、プロフィール”

  1. たけやん より:

    始めてまして!見ていてワクワクする選手紹介ですね!
    とても面白いです!

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