[世界卓球男子シングルス]張本智和、丹羽孝希、村松雄斗の3回戦対戦相手と世界ランキング、試合展望や対戦成績

世界卓球選手権2017ドイツ・デュッセルドルフ大会は5月31日からいよいよシングルスの戦いが始まり、初日は男子の1回戦と女子の1・2回戦が行われました。

まずまず順調な滑り出しを見せたとおもわれる日本選手団ですが、もちろん本当の戦いはここから、どんどん世界ランキングの高い強豪選手と対戦していく事を強いられます。

ここでは、男子シングルスの展望6月1日に行われる2・3回戦の展望や対戦相手などをご紹介しましょう。

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まさかの初戦負け!世界ランキング18位の松平健太が格下113位相手に不覚

男子シングルス2回戦と3回戦が行われる予定の6月1日の世界卓球ですが、その前日に行われた5月31日の1回戦に出場した日本人選手5名のうち、世界ランキング18位で日本代表選考会で優勝して出場権を獲得した、「マツケン」こと松平健太選手が敗れて2回戦に進出することが出来ませんでした。

松平健太選手の対戦相手は世界ランク113位のダニエル・ハベソーン(オーストリア)。松平健太選手はシングルス初対戦となったこのベテラン技巧派選手とフルゲームの大接戦の末に3-4で敗れ、早くも世界卓球選手権から去る事となってしまいました。世界的には無名の選手とはいえ、初対戦の相手は本当に厄介なのが卓球というスポーツ。相手の回転の量や質を見極められないと、格下とは言え不覚をとる事は珍しくありません。今回の松平選手はその典型ともいえるかもしれません。残念ですが、残った日本人選手に期待しましょう。ちなみに韓国のエースで世界ランク13位の鄭栄植(チェンヨンスク)も初戦でまさかの黒星を喫して早くも大会を去っています。

他の日本人選手4人はしっかりと格下相手に勝利を収めて2回戦進出を決めました。水谷準、丹羽孝希、村松雄斗、張本智和の4選手はともに1ゲームも落とすことなく4-0で勝利を収め、2回戦へと駒を進めました。4人には松平選手の分も勝ち進んでいってもらいたいものです。

水谷準と張本智和の新旧怪物対決は?3回戦の試合相手は香港か台湾か?

男子シングルス2回戦の注目は何といっても日本の大エースでリオ五輪男子シングルス銅メダリストの水谷準選手と、将来の世界王者との呼び声高い天才卓球少年・張本智和選手との対戦でしょう。

2回戦で実現するにはあまりにももったいない対戦ですね。世界ランクは6位の水谷に対して張本が69位と、格的には全然違います。もちろん現時点での地力も大きく違うのはいうまでもありません。いくら張本が将来の世界王者の器を秘めた怪物といっても、水谷の絶対優位は動かないでしょう。張本選手も最大の武器であるバックハンドでは互角の戦いが出来るかもしれませんが。いかんせんフォアハンドの精度や威力が現時点では違いすぎます。水谷選手はフォアハンドでの対決にもちこもうとするでしょうが、張本選手が上手くバックハンドでのラリーに持ち込めれば勝機は開けるかもしれません。サーブレシーブにせよ、まだまだ差が大きいこの2選手。張本選手は多くのものを吸収する試合としてほしいですね。

この2人の勝者が3回戦で対戦することとなるのが、世界ランキング60位の香港・何鈞傑(かきんけつ/ホカンキ)選手と世界ランキング100位の台湾・廖振珽(りょうしんてい/リャオチェンティン)選手との試合の勝者です。

ハッキリ言ってどちらが出てきてもそう難しい相手ではないといえるでしょう。パワー、スピードなど全てにおいて決定力不足であり、かといって1発勝負で威力を発揮する変則タイプでもなく、ジャイアントキリングを起こすタイプにも思えません。特に全てにレベルの高いオールラウンダーで全ての選手に対応できる水谷選手の敵ではないと思いますね。

6/2追記:台湾期待の若手、世界ランク100位・廖振珽(りょうしんてい/リャオチェンティン)との対戦が決定

世紀の大番狂わせが起きました。日本の大エース、世界ランキング6位の水谷準が、なんとなんと世界69位、中学二年生の張本智和選手に2回戦で敗れたのです。その内容がまた、張本智和選手の完勝といってもいい4-1という結果。水谷準絶対有利などと書いた自分が恥ずかしくて仕方がありません。張本智和という選手が怪物だという事、日々恐ろしい速度で進化している事、そして近い将来に間違いなく日本卓球界に世界タイトルをもたらしてくれる存在であることを再認識させてくれました。

そんな怪物・張本智和選手の3回戦の対戦相手ですが、台湾の廖振珽(りょうしんてい/リャオチェンティン)との対戦となりました。世界ランキングは100位と、格的には張本選手よりも格下といえなくもありません。

しかしこの廖振珽選手はまだ21歳と若く、張本選手と同じく伸び盛りの未知の魅力に溢れた台湾卓球界期待の若手です。実際に1回戦ではヨーロッパを代表するスウェーデンの世界ランク23位、K・カールソンを4-1で寄せ付けずに破っているのです。全くもって油断のならない相手といえるでしょう。

ただし、張本選手が水谷準戦で見せた積極果敢な卓球スタイルを貫けば勝利はゆるぎないと断言します。水谷戦では世界レベルといわれている正確無比のバックハンドはもちろんの事、多彩なサーブ技術、そしてチキータを中心とした超攻撃的レシーブなどもすでに世界レベルである事を示しました。これらを継続して試合で発揮できれば負ける要素はないでしょう。というよりも、水谷準を破った以上、ここで負けるわけにはいかないですよね。

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丹羽孝希を待つシンガポールのベテランとアフリカ王者のパワードライバー

初戦で世界ランキング113位のリベンコ選手(オーストリア)を4-0のストレートで降した世界ランキング11位の丹羽孝希選手も素晴らしいスタートを切りましたね。

そんな丹羽選手の2回戦の相手は、シンガポールの大ベテラン、34歳のガオ・ニン選手。もう卓球ファンにはお馴染みの名選手ですよね。丹羽選手とガオ・ニン選手の対戦成績は丹羽選手の2勝1敗。直近ではアジア選手権男子シングルスで丹羽選手が3-1で勝利しています。丹羽選手唯一の敗戦は丹羽選手がまだジュニア時代の2009年の事であり、丹羽選手にとっては相性のいい選手といってもいいかもしれません。丹羽選手、ガオ・ニン選手ともに一発で相手守備を打ち破るというタイプではないので、非常に戦略的重要性が大きく展開を左右する事となりそうです。大きなラリーの展開は無いかもしれませんが、サーブやレシーブ、さらにはコースの読み合いなど、試合巧者同士らしいシブい試合となりそうです。個人的には非常に楽しみな試合です。

2回戦を突破して3回戦の相手となるのが、37位のアルナ(ナイジェリア)と42位のグロート(デンマーク)の勝者となります。

丹羽選手はアルナとは初対戦、グロートとは1戦1勝という対戦成績となっています。ハッキリ言って、ジュニア時代に対戦したグロートよりもアフリカ王者のアルナの方が嫌な相手ですね。アルナ選手は強烈なフォアハンドを武器に、アフリカ人らしく強靱なフィジカルでゴリ押ししてくるタイプです。粗削りですが、ハマればトップランカーさえ粉砕してしまう破壊力を秘めている選手です。それにプラスして初対戦という不確定要素を加味すれば、いい意味でも悪い意味でも安定感のあるグロート選手の方が計算はしやすいと思いますね。

どちらにせよ、そう簡単な相手ではないでしょう。ですが、丹羽選手のスピードを駆使すれば振り切れる相手だと思います。

6/2追記:デンマークのグロートとの対戦が決定!

2回戦でシンガポールのガオ・ニン選手を4-3のフルゲームの末に撃破した丹羽孝希選手の3回戦の対戦相手はデンマークのグロート・ジョナサン選手に決定しました。上述したように、個人的にはナイジェリアのアルナ選手の爆発力の方が怖かったので、相手としてはグロート選手の方で良かったと思いますね。

丹羽選手とグロート選手の対戦は過去に一度きり。しかも今から6年前の二人ともまだジュニア時代の対戦です。結果は丹羽選手が4-2で勝利していますが、二人のその後の成長を考えれば当てにしない方がいいかもしれません。中陣でガッチリボールを拾ってチャンスを待つオールラウンダーのグロートに対して、前陣でのスピード勝負で挑む丹羽孝希という図式は間違いない試合となるでしょう。グロートの守備を丹羽が打ち破れるか?ここにかかっている試合となります。

カットマン村松雄斗の2回戦はポルトガルの三銃士、3回戦は台湾の英雄・荘智淵か

日本一であり、世界でも有数のカットマン、世界ランク28位の村松雄斗選手。日本人離れしたフィジカルを生かしたその新世代カットマンともいうべきプレースタイルは世界でも注目されている選手でもあります。

初戦のランク155位ストヤノフ(イタリア)戦をストレートで勝ち進んだ村松選手の二回戦の相手は、49位のモンテイロ選手(ポルトガル)。フレイタス、アポローニャと並んでポルトガルの「卓球三銃士」といわれる選手です。

フォアドライブが武器の選手であり、カット打ちも苦にしない厄介な相手ですね。村松選手としては、攻撃を上手く取り入れなければならないでしょう。攻撃的カットマンの村松選手の攻撃力は現役カットマンの中でもトップ級です。守備が強いとは言えないモンテイロ選手に対して、どのタイミングでどれくらいの頻度で攻撃に移るのかが大きなポイントとなりそうです。初対戦となる対戦成績的には、カットの回転に慣れられていない村松選手の有利に働くと思いますね。

3回戦の対戦相手は、台湾の英雄、世界ランキング10位の荘智淵(そうちえん/ジャンジーユアン)と同59位の江天一(こうてんいち/ジャンティエンイ)の勝者となります。

ここは順当に荘智淵の勝ち上がりと見ます。

シングルスでの二人の対戦は村松選手の1戦1敗。しかしその対戦は、村松選手がジュニア時代の既に4年以上も前の対戦であり、その後ラバーやプレースタイルも大きく変化した村松選手は全くの別人といっていいでしょう。

荘智淵は素晴らしい選手ですが、ハッキリ言ってカットマンには弱いです。というかあまりカット打ちが上手な選手ではありません。ここは村松選手にとって大きなチャンスだと思いますね。勝ち上がりは村松雄斗だとわたしは思います。

6/2追記:台湾の世界10位の大ベテラン、荘智淵との対戦決定!4回戦では馬龍が待ち受ける!

ポルトガルの卓球三銃士の一人、モンテイロをフルゲームの末降し、試合後男泣きした村松雄斗選手。それだけ苦しい試合を勝ち上がった村松選手にまた難敵が待ち構えています。

予想通り三回戦の相手は台湾の世界的名選手、荘智淵が順当に勝ち上がってきました。

前述したように、村松選手のプレースタイルが完全に定着した最近での対戦はまだなく、しかもカットマンを苦手としている荘智淵のプレースタイルを勘案すると、村松選手にとっては格上といえる荘智淵といえども、勝利は十分にあると見ます。

相手は台湾卓球界のレジェンドともいえる英雄ですが、村松雄斗選手には何とかここを勝って、4回戦では間違いなく勝ち上がってくるであろう中国の世界王者・馬龍との世界卓球での真剣勝負に臨んでもらいたいですね。

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