リオ最終予選全日本男子選手プロフィールやプレースタイルなど セッター、ミドルブロッカー、リベロ編

リオデジャネイロオリンピック出場を目指す全日本男子バレーチーム「龍神NIPPON」。

その中でも今回はセッター、ミドルブロッカー、リベロの各選手をご紹介したいと思います。

石川祐希、柳田将洋、清水邦広など、現在の全日本の人気選手はウイングスパイカーに集まっている感もありますが(苦笑)、それ以外のポジションも個性的且つ実力派が目白押しです。これまで知らなかった方たちには最終予選を機会に是非覚えておいていただきたいと思います。

ウイングスパイカーについてはこちらの記事をご覧ください。

リオ最終予選全日本男子選手紹介 天才・石川祐希、ビッグサーバー・柳田将洋、不動の大砲・清水邦広などウイングスパイカー編

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セッター 全日本男子待望の正セッター・深津英臣は世界トップクラス

セッターというポジションは、まさにチームの心臓部と言ってもいい存在です。かつての全日本にも、猫田勝敏、真鍋正義、宇佐美大輔といった名セッターが攻撃の指揮を揮うコンダクターとして君臨していました。高さで世界に劣る日本にとっては相手を翻弄する多彩なコンビバレーは生命線ともいえるものです。その生命線の中心にいるのがセッターというポジションなのです。

深津英臣(ふかつひでおみ) 背番号:10

生年月日 :1990年6月1日生まれの25歳
出 身 地:愛知県豊田市
身   長:180cm
体   重:70kg
所属チーム:パナソニック・パンサーズ
出 身 校:東海大学

宇佐美大輔引退後に全日本の正セッターとなったのがこの深津英臣選手です。石川祐希、柳田将洋が全日本男子の女性ファン人気ナンバー1だとするならば、男性人気断トツ№1はこの深津選手(笑)。いやいや本当に愛されています。あの辛辣なネット民に愛されているのですから本当に凄い(笑)。

25歳とは思えぬ薄毛(失礼っ汗)が印象的な深津選手ですが、プレーも25歳とは思えぬ老獪なセッターです。パナソニックと全日本の先輩でもある宇佐美選手とは少しタイプの違うセッターですね。宇佐美選手は高速セッターとして速いトス回しが特徴的でしたが、この深津選手はアタッカーに合わせたトスを上げる選手ですね。どちらが優れているとかではないですが、現在の全日本には深津選手の方が合っているような気がしますね。

身長は180cmと、大型化が進む世界のバレー界ではかなり小柄な部類ですが、セッターはやはりトスが命。そういう意味ではこの深津選手はトス技術では世界でもベスト3に入る選手だと思います。ゆくゆくは日本の伝説的セッター、故・猫田勝敏氏に並び称されるセッターになる可能性も十分秘めていると思います。

技術だけではなくキャプテンシーにも溢れており、苦しい時でも選手を鼓舞し雰囲気を作り、そしてプレーでもチームを引っ張っていける選手です。将来的には全日本のキャプテンを務める事になると個人的には断言します。それほど心技両面で現在の全日本の中心にいる選手です。

大会中の6月1日には26歳の誕生日を迎える深津英臣選手。全日本男子がリオに行けるかどうかは、ようやく日本に現れたこの世界基準の名セッターの出来にかかっているのかもしれません。

関田誠大(せきたまさひろ) 背番号:17

生年月日 :1993年11月20日生まれの22歳
出 身 地:東京都
身   長:176cm
体   重:73kg
血 液 型:B型
所属チーム:パナソニック・パンサーズ
出 身 校:中央大学

サプライズ選出となったのが、この関田誠大選手。所属は同じく全日本男子不動のセッターである深津選手と同じパナソニック。パナソニックからは関田、深津の他にも清水邦広、福澤達哉、山内晶大、永野健の合計六人が選ばれ、チーム毎では最多の全日本選出数となっています。

セッターとして最も重要なのが、アタッカーとの相性。トスとアタッカーが合わなければどんな優れた選手でも生かす事が出来ません。そういう意味では全日本にこれだけ多数の選手を輩出しているパナソニックからセッターを選ぶというのは非常に理に適っている選出といえるでしょう。

しかしそれだけではもちろんありません。この関田選手は176cmとリベロ並みに小柄な選手ながら、そのトス能力は強豪・中央大学時代から注目されていたほどの天性のセンスがあります。さらにはピンチサーバーでも度々起用されているように、そのサーブは相手守備を乱してブレイクを狙える重要な得点源となり得るほどの武器となります。

深津英臣というあまりに大きな壁の存在もあり、なかなかセッターとしてのチャンスはこの大会では巡ってこないかもしれませんが、強い精神力のある選手でもあり、ここ一番では必ず仕事をしてくれる勝負強い選手です。ピンチサーバーで出てきた関田選手のサーブに是非ご期待ください。

ミドルブロッカー 山内、出来田と高さと攻撃力で世界と戦えるセンター陣

ミドルブロッカーもここ数年は全日本女子同様に男子も層の薄さが目立つポジションでした。国民の平均身長的に世界よりも劣る日本人にとって、世界基準の身長に達している日本人が少ないうえに、その数少ない高身長選手がバスケットボールやサッカー、野球など他スポーツに取られてしまっていたという事情もあり、非常に厳しいのは致し方のない事です。

世界のミドルブロッカーの選手は2m超えは当たり前、2m10cmに迫る勢いにまでなっています。そんな中で奮闘している日本のミドルブロッカー陣。長らく懸案であった全日本男子のミドルブロッカーにも素晴らしい選手がようやく現れてきました。

山内晶大(やまうちあきひろ) 背番号:6

生年月日 :1993年11月30日生まれの22歳
出 身 地:愛知県名古屋市
身   長:204cm
体   重:72kg
所属チーム:パナソニック・パンサーズ
出 身 校:愛知学院大学

石川祐希、柳田将洋、高橋健太郎とともに「NEXT4」(次世代の全日本男子バレー界を担う4人という意味)の一人として期待と注目を集めているミドルブロッカーがこの山内晶大選手です。

2m04cmという、世界に通用する身長が大きな武器である山内選手。ようやく日本に現れた世界に通用するミドルブロッカーの若手選手です。

武器は何といってもその身長を生かしたブロック。これまではブロックの上から打ち抜かれる事もあった日本のブロック網でしたが、山内選手の出現によって確実に相手チームのスパイカーに対する脅威は増しました。高さと速さを生かしたクイックも大きな武器です。その全てに天性の才能を感じさせる選手です。

しかしこの山内選手、バレーボールを始めたのは高校1年生の時。バレーを始めてからまだわずか7年しか経っていないのです。それでいて既に全日本に選ばれて堂々とスタメンを張っているのです。恐るべき才能としか表現しようがありません。若い選手が多い今の全日本の中でも、これからの伸びしろはこの選手が断トツではないでしょうか。数年後には恐ろしいほどの選手になっているかもしれません。

フィジカルの強化など課題も指摘される山内選手ですが、それらの課題を克服した時にどのような選手になるのか本当に楽しみですね。

富松崇彰(とみまつたかあき) 背番号:5

生年月日 :1984年7月20日生まれの31歳
出 身 地:宮城県大崎市
身   長:191cm
体   重:85kg
血 液 型:B型
所属チーム:東レ・アローズ
出 身 校:東海大学

頼れるベテランが帰ってきてくれましたね。昨年のワールドカップ2015では惜しくもメンバーに選ばれなかった「トミー」こと富松崇彰選手が全日本「龍神NIPPON」に帰ってきました。

ロンドンオリンピックを逃した悔しさを知っている選手の一人として、若い選手の多い日本のミドルブロッカー陣の精神的支柱となってくれるでしょう。

身長191cmはミドルブロッカーとして世界的に見てもかなり小柄です。しかし富松選手の一番の武器はブロックです。その秘訣は身長の低さを補うジャンプ力と的確な技術力。ブロックはただ身長が大きければ決められるのではないという事を富松選手のプレーは身をもって教えてくれていますね。

もう一つ、強力なジャンプサーブも大きな武器です。ウイングスパイカーのサーブに比べるとサーブの弱いミドルブロッカーが多いですが、この富松選手のサーブは強力な武器となるでしょう。さすがは元ウイングスパイカーだっただけの事はあります。

頼れるセンター、トミーがロンドンの無念を晴らせるのか注目しましょう。

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出来田敬(できたたかし) 背番号:12

生年月日 :1991年8月13日生まれの24歳
出 身 地:北海道札幌市
身   長:200cm
体   重:88kg
血 液 型:A型
所属チーム:堺ブレイザーズ
出 身 校:筑波大学

出来田敬選手の筑波大学から堺ブレイザーズという経歴、どこかで見た事ありませんか?そう、かつての全日本のスーパーエース、中垣内祐一さんと同じなのです(ブレイザーズは当時は新日鉄堺)。偉大なる大先輩に続けとばかりにここ数年でめきめきと頭角を現してきた有望株です。

ミドルブロッカーの話題は新生・山内晶大選手に集まる事が多いのですが、この出来田敬選手も山内選手以上の逸材です。パワフルなアタックと高さとパワーを生かしたブロックで海外選手にも力負けしないのがこの出来田選手の一番の強みです。外国人選手の強力なスパイクもきっちりシャットアウトしてしまいます。身長も2mと大きく、その上パワーも外国人並みであるという、まさに日本人離れした大型選手です。出来田選手と山内選手がコートに立てば、相手チームにはかなりの威圧感となる事は間違いないでしょう。

実はこの出来田選手は非常に頭脳明晰な事で有名です。何とその偏差値は70だそうです。ついた異名が「秀才バレーボ―ラー」。ブロックなどの読みの鋭さなどを見てもその片鱗が伺えますね。2020年の東京オリンピックの強化指定選手にも指名されている出来田選手。ブレイクは一足早く、今年のリオオリンピックになってもおかしくありません。

傳田亮太(でんだりょうた) 背番号:19

生年月日 :1991年7月3日生まれの24歳
身   長:191cm
体   重:88kg
血 液 型:A型
所属チーム:トヨタ合成トレフェルサ
出 身 校:中央大学

この男子バレーボール世界最終予選のメンバー選定においての一番のサプライズがこの傳田亮太選手なのかもしれません。それもそのはず、このリオへの大一番で初招集された選手なのです。しかしバレーファンやバレー関係者の間ではサプライズでもなんでもなく、むしろ当然との声が大きいのだそうです。実は彼が所属する豊田合成トレフェルサは2015-16シーズンのVプレミアリーグチャンピオンであり、傳田選手はその立役者ともいえる程の活躍を見せている選手なのです。

彼も富松選手同様191cmとMBとしては小柄なのですが、やはりその恵まれたセンスと運動神経でその弱点を補っている選手です。特に彼のセールスポイントは攻撃力。そのスピードあふれる速攻は、リードブロックではなかなかついていけません。速攻でセッターとミドルブロッカーの息が合わないと感じた時などにはこの傳田選手の出番が来るかもしれません。

ひょっとしたら出来田選手や山内選手をおしのけてスタメンを奪っているのはこの傳田選手という可能性も十分に考えられる程勢いと実力のある選手ですね。

リベロ 不動の守護神・永野と頼れるベテラン・酒井で守備は万全

男子・女子ともに日本バレーの伝統といえば、世界一とも称されるその鉄壁の守備。そんな昔からの伝統は今もなお脈々と受け継がれています。当然今回の最終予選も世界に誇る日本の守護神たちがコートに立ちはだかります。最も苦しいところでチームを助ける縁の下の力持ち、それがリベロというポジションなのです。

永野健(ながのたけし) 背番号:3

生年月日 :1985年7月11日生まれの30歳
出 身 地:長崎県佐世保市
身   長:176cm
体   重:65kg
血 液 型:A型
所属チーム:パナソニック・パンサーズ
出 身 校:筑波大学

説明不要の日本の守護神・永野健選手です。その熱き魂の咆哮ともいえるレシーブは、コート内にいる選手にとって何より士気を鼓舞してくれるものとなるでしょう。

昨年のワールドカップバレー2015における全日本男子の躍進は、石川祐希や柳田将洋らの影に隠れがちでしたが、間違いなくこの永野選手の存在が大きかったことに異論はないと思います。男子バレーに復活の兆しが見えるのは、石川、柳田、山内といったニュージェネレーションの勢いとともに、心臓部であるセッター・深津英臣と最後の砦であるリベロ・永野健という精神的支柱の存在なしには語れません。

今回もその闘志あふれる「魂のレシーブ」でコートにいる選手、観客、視聴者を熱くさせてくれることでしょう。あと余談ですが、めっちゃいい声なんですよね。あの美声でヒーローインタビュー受けてほしいですよね(笑)。

酒井大祐(さかいだいすけ) 背番号:14

生年月日 :1981年10月22日生まれの34歳
出 身 地:福島県南相馬市
身   長:180cm
体   重:76kg
所属チーム:サントリー・サンバーズ
出 身 校:東海大学

こちらも頼れる大ベテラン・酒井大祐選手。昨年のワールドカップバレー2015に続いての全日本入りです。

この酒井選手も永野選手と同様にチームの守備の要と若いチームをまとめる役割を期待されている選手です。リベロとしての実力はもう説明する必要もないでしょう。酒井選手の安定感は同時に安心感をチームにもたらします。と同時に、若手選手たちに積極的に声をかけてチームの雰囲気を作り、選手同士のパイプ役になるなど、コートの外でも決して外せない選手となっています。

前回の最終予選では惜しくもメンバーに選出されなかった酒井選手。恐らくはラストチャンスになるであろうこのリオ五輪最終予選で見事大輪の花を咲かせてほしいですね。

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