リオ最終予選全日本男子選手プロフィールやプレースタイルなど 石川祐希、柳田将洋などウイングスパイカー編

5月28日(土)から始まる男子バレーリオデジャネイロオリンピック最終予選。一足先に女子は全体順位3位、アジア順位1位でリオ行きを決めました。序盤は選手全員の動きが固く、選手本人たちからも凄いプレッシャーだったと言う言葉がありました。セッターの宮下選手などは手が震えていたと言っています。それほど五輪という舞台は特別なのでしょう。

女子に続けとばかりに男子バレーもリオ出場権をかけて世界に挑みます。泣いても笑ってもこの最終予選が最後のチャンス。若い選手たちにはプレッシャーを力に変えて、ベテラン選手たちにはその経験で若い選手たちを導いてほしいものです。

そんな世界最終予選に挑む男子バレー「龍神ニッポン」の選手たちのプロフィールなどをご紹介したいと思います。

セッター、センター、リベロの各選手については以下の記事をご覧ください。

リオ最終予選全日本男子選手プロフィールやプレースタイルなど セッター、ミドルブロッカー、リベロ編

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ウイングスパイカー(セッター対角、オポジット) オリンピックを知る男・清水邦広

まずは現代バレーではチームの点取り屋が入る事の多い、セッター対角の選手から。このポジションはチーム事情によって役割が様々ですが、現在主流となっているのは、このポジションの選手はサーブレシーブに関与せずに攻撃に専念する事が求められているという事です。オポジットとかスーパーエースと呼ばれる事もありますね。

日本代表も概ねサーブレシーブはリベロとレフト2人の計3人で担当するのが基本戦術であり、このセッター対角のウイングスパイカーは得点を取る事を求められます。レシーブが乱れた二段トスなどもここの選手がスパイクする事が多くなり、文字通り困った時に打たなければならない宿命のポジションでもあります。

清水邦広(しみずくにひろ)背番号:1

生年月日 :1986年8月11日生まれの29歳
出 身 地:福井県福井市
身   長:193cm
体   重:94kg
血 液 型:B型
所属チーム:パナソニック・パンサーズ
出 身 校:東海大学

長年日本のエースとして北京オリンピック出場も果たした、通称「ゴリ」こと清水邦広選手。奥さんは歌手の中島美嘉さんです。

全日本のオポジットと言えばこの選手を置いて他にはいないと言っても過言ではないかもしれません。それほど日本代表には無くてはならない存在です。その凄まじいまでの強靭なフィジカルを生かしたスパイクはまさに世界基準。身長は193cmとオポジットとしては小柄な部類に入りますが、日本人離れしたフィジカルでそれを補っています。

恐らくこのセッター対角、オポジットのポジションはケガや極端な不調でもない限り清水で行くはずです。それだけの実績を残してきた選手です。サウスポーから繰り出される跳躍力溢れるスパイクと、破壊力満点のジャンプサーブで間違いなく全日本の最大の得点源となってくれるはずです。

福澤達哉(ふくざわたつや) 背番号:4

生年月日 :1986年7月1日生まれの29歳
出 身 地:京都府京都市
身   長:189cm
体   重:86kg
血 液 型:B型
所属チーム:パナソニック・パンサーズ
出 身 校:中央大学

清水選手の同学年であり、北京オリンピック出場の経験もロンドンに出られなかった悔しさも知っている福澤達哉選手が全日本に帰ってきました。

正直言って福澤選手をこのオポジットに入れるかどうか正直悩みましたが、一応(苦笑)オポジット扱いとしてここに記載します。というのも、福澤選手は本来レセプションに入る選手であるからです。ですが、他の選手を見ても清水選手の代わりにオポジットに入るであろう選手はこの福澤達哉以外にあり得ないからです。それほど攻撃力は清水と匹敵するものがあります。強烈なサーブを持つ海外チームに対して劣勢になった場合に、清水選手に代わって福澤選手を入れ、福沢選手もレセプションに加わって4人体制でサーブレシーブを行うというオプションが南部正二監督の頭の中にあるのかもしれません。

福澤選手は189cmと小柄な体格ですが、その身体能力は全日本でも一番といえるほどです。全身バネと言ってもいいほどのその驚異のジャンプ力から繰り出されるスパイクは切れ味抜群。清水選手のスパイクがナタの切れ味だとすると、福澤選手のそれは日本刀のキレ味といえば分かりやすいでしょうか。

清水選手とともに長年全日本を引っ張ってきた福澤選手。その集大成がこの最終予選であり、本番のリオ五輪という事になるでしょう。

ウイングスパイカー(レフト、レセプション参加) 新世代のスター、石川祐希と柳田将洋ら

ここではウイングスパイカーの中でもレセプション(サーブレシーブ)に参加する選手をご紹介します。攻撃力だけでなく、安定した守備力も求められる攻守の要のポジションですね。レセプションの安定を就任からのテーマとして挙げてきた南部正二監督率いる龍神ニッポンでは肝となるポジションでもあります。

石川祐希(いしかわゆうき)背番号:11

生年月日 :1995年12月11日生まれの20歳
出 身 地:愛知県岡崎市
身   長:193cm
体   重:80kg
血 液 型:AB型
所 属 校:中央大学

昨年のワールドカップバレー2015で一躍トップスター選手となった石川祐希選手。彼を評する言葉にこんな形容詞があります。

「日本バレー史上最高の逸材」

ハッキリ言って天才だという事です。そしてそれは昨年のワールドカップで嫌というほど片鱗を見せてくれました。そのしなやかな跳躍力などのフィジカル面、スパイクやレシーブ、サーブなどおよそバレーに必要な技術全てのスキルの高さ、そして何といってもその天才的なバレーセンス。確かに最高の逸材と言われるのもうなずけるほどの選手です。よくぞこれだけの選手が他のスポーツに行かずにバレーボールの道に進んでくれたと思います。恐らく彼ほどのスポーツ選手ならば、どんなスポーツに進んでいても一流選手になっていたことでしょう。それほどのアスリートです。

まだ大学生ながら、イタリアセリエAのクラブチームに渡るなど向上心も人一倍。才能を生かせる精神面も持ち合わせています。

しかしいくら天才とは言え、まだ二十歳。同い年で石川と同じく昨年のワールドカップでブレイクした女子バレーの新星・古賀紗理那は今回の最終予選で大きな壁にぶつかり、ほとんど活躍できませんでした。石川の場合も、初の五輪への最終予選のプレッシャーは常人では計り知れないほどのものであり、昨年の活躍で相手チームからも徹底的に研究され、マークされるでしょう。しかしそれを乗り越えなければ世界で活躍する道は開けません。この壁を乗り越えた時にこの天才は次への大きなステップを踏み出す事でしょう。

スパイクに関しては何の問題もありません。課題はレセプション(サーブレシーブ)とサーブミスの多いサーブの確実性です。特にサーブの確実性を増せば、柳田、清水、石川と強力なビッグサーバーが3枚揃う事になります。龍神ニッポンの強力な得点源となる事は間違いありません。

日本がリオへ行けるかどうかはこの天才の出来にかかっていると言ってもいいでしょう。

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柳田将洋(やなぎたまさひろ)背番号:8

生年月日 :1992年7月6日生まれの23歳
出 身 地:東京都江戸川区
身   長:186cm
体   重:78kg
血 液 型:O型
所属チーム:サントリーサンバーズ
出 身 校:慶應義塾大学環境情報学部

石川祐希と同じく、昨年のワールドカップで一躍脚光を浴びたのがこの柳田将洋選手です。その甘いルックスから、石川祐希選手と並んで現在の全日本男子バレーの中でも屈指の人気を誇るスター選手です。

身長は186cmと、2mを超える選手が当たり前となっている現在の世界基準で言えばかなり小柄な部類に入ります。しかしこの柳田選手もまた、石川選手と同じくバレーセンスの塊のようなプレーヤーなのです。小さい体ながらジャンプ力を生かしたキレのあるスパイクを叩き込んだかと思えば、相手ブロックを上手く利用してブロックアウトやワンタッチを誘ったりも出来ます。

そして彼の最大の武器、それは何といっても世界でも有数のサーブ力でしょう。その破壊力から「ビッグサーバー」とも呼ばれているほどです。柳田選手のサーブはスピード、パワーを落とすことなく、正確なコントロールで相手の弱いところを狙えるという凄さがあります。速いだけ、威力があるだけ、というサーバーは世界にいますが、それではコンスタントに得点を挙げる事は出来ません。柳田選手のサーブの凄さはその正確性にあると言ってもいいでしょう。間違いなく日本の最大の武器ですね。

ワールドカップではレセプションの不安から途中で米山裕太選手と交代する場面が幾度か見られましたが、ピンチサーバーでもきっちり結果を残しましたね。柳田選手のサーブではブレイク(自チームのサーブ権の時に得点する事)をきっちり計算できるほどでした。こういう選手がいるとチームは非常に楽になりますよね。

この大会で名実ともに世界レベルの選手に飛躍してもらいたい選手ですし、その資格は既に十分備えていると思います。

米山裕太(よねやまゆうた)背番号:18

生年月日 :1984年8月29日生まれの31歳
出 身 地:埼玉県比企郡嵐山町
身   長:185cm
体   重:80kg
血 液 型:A型
所属チーム:東レ・アローズ
出 身 校:日本体育大学

チーム最年長のベテラン選手がこの米山裕太選手です。童顔なのでチーム最年長と言われてもピンと来ませんが(笑)。

この米山選手の持ち味は何といってもその守備力。レセプションもディグ(スパイクレシーブ)も完璧にやってのけます。彼が入るだけで全日本チームの守備力は格段に上がります。その守備力はリベロに匹敵するといってもいいかもしれません。

しかし米山選手の本当の凄さは、それほどの守備力を持ちながらアタッカーとしても優秀である事です。185㎝という身長は海外チームのセッター並みかそれより低い身長です。しかし、技術を駆使して事もなげに決めてしまいます。相手のブロックを利用したスパイクを打たせたら一級品です。

攻撃に守備にと今回も獅子奮迅の活躍が期待される米山裕太選手。彼が出てくるのは、相手サーブに苦しんで日本が苦戦している時。だからこそ米山選手の存在は欠かす事が出来ないのです。目立たないけど確実に仕事をしてくれる選手、まさに「いぶし銀」ってやつですね。

栗山雅史(くりやままさし) 背番号:7

生年月日 :1988年7月14日生まれの27歳
出 身 地:埼玉県比企郡嵐山町
身   長:189cm
体   重:85kg
血 液 型:AB型
所属チーム:サントリー・サンバーズ
出 身 校:専修大学

思い切りのいいスパイクで得点を量産するのがこの栗山雅史選手です。ブロックを利用したブロックアウトを狙ったスパイクや、無理をせずに相手ブロックに当ててリバウンドを拾って再度チャンスを得るという事を重視している南部監督ですが、恐らくこの栗山選手に期待するのは彼の持ち味でもある思い切りのいいスパイクでしょう。

その天性のジャンプ力を駆使して苦しい二段トスを決めきれてしまえるのがこの栗山選手の最大のセールスポイントだからです。

とはいえ、がむしゃらに打つだけの選手というわけではなく、状況によって相手ブロックを利用した打ち方もできるテクニカルなウイングスパイカーです。

常に笑顔を絶やさず、チームのムードメーカー的な存在でもある栗山選手。待望の大きな世界大会での全日本選出がこのリオ行きを賭けた大一番。プレッシャーは相当なものでしょうが、それに負けない精神力を持った選手でもあります。出番が来るときは恐らくチームが上手くいっていない時。だからこそ栗山選手の思い切りのよいアタックとその笑顔はチームの雰囲気を一変させる原動力となるでしょう。

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