男子バレー世界最終予選の日程・テレビ放送予定・放送局・展望など 龍神ジャパンよリオ出場へ5勝2敗を目指せ

女子最終予選が終わって1週間後の5月28日(土)からはいよいよ男子バレーボ―ルの世界最終予選が開幕します。

女子バレーは韓国に敗れ、タイに絶体絶命の危機に追い込まれるなど、中盤までは本来の実力を発揮できずに苦しみましたが、かかるプレッシャーをはねのけてリオへの切符を掴みました。この良い流れを男子も引き継いで、是非とも2008年の北京オリンピック以来2大会ぶりの出場権を獲得してほしいですね。

ここでは男子バレー世界採取予選の展望やライバルチーム、リオ出場への勝敗ライン、放送予定や試合日程などをご紹介したいと思います。

イラン、オーストラリア、中国と争うアジア枠。実力差はなく混戦模様か?

まず、この大会における日本チームのリオ五輪出場権獲得の条件についてはこちらの記事をご覧ください。

バレーボール日本代表のリオ五輪出場条件をシミュレーション 最終予選にアジア大陸予選を兼ねているのがポイント

簡単に言うと、アジア4か国のうちで最上位になるか、出場全8か国のうちで3位以内に入れば無条件で出場が決まるという事ですね(例外もありますが詳細は上記記事をお読みください)。

そこで日本男子チームがこの8か国の中でどのくらいのポジションにいるのか?ライバルとなるチームはどれ程の強さなのか?などを見ていきたいと思います。

まずはアジア出場4か国の顔ぶれです。

  • 日本     (世界ランク14位)
  • イラン    (世界ランク8位)
  • オーストラリア(世界ランク13位)
  • 中国     (世界ランク19位)

以上の4か国の中で最も成績の良かったチームが全体順位に関係なくアジア大陸予選の王者としてリオオリンピック出場を無条件で手に出来ます。

このランキングを見てもらえばわかる通り、日本は非常に厳しいポジションにいます。アジア出場4か国中でランキングはイラン、オーストラリアに次ぐ3位。実際の実力的にもイランはこの中でやや格上で、日本はオーストラリアと同等、やや格下で中国というランク通りと見ていいと思います。ただし、4チームほとんど差はないと言ってもいいほどの実力差です。日本はこの3チームに3連勝の可能性も3連敗の可能性もあると言ってもいいかもしれません。それ程実力伯仲なのです。

まずはイランですが、アジアでもトップの実力を持つチームです。間違いなく日本の最大のライバルです。円熟したチームですが、日本の方が伸びしろはあります。昨年のワールドカップでフルセットの激戦を演じましたが、ひょっとしたら力関係は逆転しているかもしれません。しかし後述するオーストラリア、中国に比べると非常に穴の少ない安定したチームです。経験もあり試合巧者なのでやはり手ごわいです。どちらにしても激戦は間違いないです。

オーストラリアは2m12cmのエース、エドガーを中心とした超大型チームです。ですが、守備に不安があります。柳田将洋や石川祐希、清水邦広らのサーブが決まれば日本有利で試合が運ぶと思います。日本のサーブの出来が大きく試合を左右する事になりそうですね。

中国は前途した2チームと比べると少し力が劣ります。大型チームですが、パワー不足は否めません。実力的に決して侮れるチームではありませんが、リオを目指すのであればこの中国戦は確実に勝っておかなければなりません。失セットを1セット以下に抑えて勝ち点3を確実に取らなければならない相手でしょう。

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ネクスト4を始めとする若手選手の台頭で今回の男子チームは期待感大

女子バレーの記事でも書いたのですが、他の様々なスポーツの世界ランキングと比較しても、バレーボールの世界ランキングは残念ながら非常に信頼性の乏しいものです。女子の世界ランキングと最終予選の順位を照らし合わせてもそれは明らかですね。ただし、男子のランキングは女子に比べると随分と信頼性を得られるランキングとなっていると思います。

残念ながら世界ランキングが正しく反映されているという事は、世界ランク14位の日本男子バレー「龍神ジャパン」にとっては非常に厳しい戦いとなる事を示唆しています。では、アジア最上位か全体順位3位以内というのは現在の日本男子バレーにとって達成不可能なミッションなのでしょうか?

正直言って、前回ロンドンオリンピックの最終予選時の男子バレーチームは、大会が始まる前から無理ゲーだと思っていました。きつい表現ですが、実際奇跡が起きない限りオリンピックは無理なんだろうと予想していました。それくらい世界とは差がありました。

しかし現在の日本男子は違います。十分に世界と戦えるチームになっています。昨年行われたワールドカップを見ればそれは明らかです。4年に1度行われるワールドカップで2003年、2007年、2011年は最高でも3勝しか挙げられなかった日本が、2015ワールドカップでは5勝を挙げました。しかも内容が素晴らしかった。今回のアジアでのライバルとなるオーストラリアを3-1で降し、アジア王者のイランとも2セットを先取した後に3セットを奪われて逆転されましたが、まさに互角以上の戦いでした。それまで手も足も出なかった世界のトップ中のトップクラスであるロシアとはフルセットの大激戦、アメリカ、ポーランドからもセットを奪うなど、世界にも全く引けを取らない内容でした。

これは言うまでもなく、「NEXT4(ネクスト4)」と呼ばれる新世代のバレーボ―ラー達の活躍によるところが大きいです。特に石川祐希と柳田将洋は攻守に渡って大活躍しましたね。山内晶大はスタメンを奪いましたし、出番の少なかった高橋健一郎も大気の片鱗を伺わせてくれました。

長年の課題だったセッターには深津英臣という世界的なセッターが出現し、山内とスタメンを張るミドルブロッカーには出来田敬というこれまた世界基準の選手が台頭してきました。

敵は強敵揃いですが、これだけ夢を見させてくれる男子バレーチームは果たして何年振りでしょうか。世界ランクは14位ですが、これは1年以上更新されていないランキングです。このチームには恐ろしいほどの伸びしろがあります。1年でイランをも凌ぐチームになっている可能性も大いにあります。だからこそ楽しみなのです。

ポーランドが抜けているが、それ以外は団子状態のアジア以外の4か国

話が脱線してしまいましたが、アジア以外の4か国を見てみましょう。

  • ポーランド(世界ランク2位)
  • フランス (世界ランク10位)
  • カナダ  (世界ランク10位)
  • ベネズエラ(世界ランク20位)

ベネズエラ以外は世界ランキング14位の日本よりもランク上位のチームばかりですね。

この中で間違いなくリオへの最短距離にいるのが、世界ランキング2位のポーランド。2015ワールドカップバレーでは10勝1敗という成績を収めながら、セット率で3位に終わってオリンピック出場を決める事が出来ずにこの最終予選に回ってきました。正直、何でここにいるの?ってレベルのチームです。

ポーランドと言えば、2m05cmの世界最強のスーパーエ―ス・クレクを中心とした高さとパワーに溢れたバレーで本番のリオ五輪でも金メダル候補となるほどのチームです。世界ランク2位の日本では太刀打ちできないようにも思えますが、昨年のW杯ではセットを奪うなど、ほぼ互角の勝負を演じています。強いですが、時折脆さも露呈するチームです。もちろんポーランド有利ですが、日本に付け入るスキは十分にあると見ます。

ランク10位のフランスは近年みるみるうちに力をつけてきたチームです。ロシアやポーランドといった他のヨーロッパの強豪に比べれば高さやパワーには劣りますが、非常に安定したチームです。脆さがない分日本にはポーランド以上にやりにくい相手かもしれません。レシーブでいかに粘れるかがカギになりますね。ラリーを制すれば勝機は十分あると考えます。

フランスと同じくランキング10位のカナダ。このチームは高さとパワーが売りのチームです。が、ポーランドよりも技術的には劣り、守備に不安があります。良い時は鬼神のような強さですが、リズムが崩れると非常に脆いチームですね。実際に去年のワールドカップで日本はストレートでこのカナダを降しています。サーブで崩す事が出来れば攻撃は単調になり、日本のブロック網に引っ掛ける事が出来るはずです。ここには絶対に勝っておきたいところですね。

そして最もランキングの低いベネズエラ。このチームも脆さとムラのあるチームです。昨年のワールドカップでは日本にストレート負けを喫しています。ここもきっちり勝たなければいけない相手ですね。

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総括:5勝2敗で見えてくるリオ出場。五輪へのプレッシャーをはねのけられるか?

総括しましょう。非常に厳しい戦いになる事が予想されるのがポーランド戦。ここはこのメンバーでは1枚力が抜けています。余程のことがない限りは五輪出場は固いでしょう。2位争いを演じるのがフランス、イラン、日本、カナダ辺りと見ます。この辺りは大混戦ですね。その下に位置する3チーム、オーストラリア、中国、ベネズエラもそれほど差はありません。2位以下は団子状態の大混戦になる可能性も十分にあります。

女子と同様に、日本は勝つときにはしっかり勝ち点3を取るために失セットを1セット以下に抑え、負ける時には勝ち点1をもぎ取るためにフルセットまで粘り込むという事が最後の最後で明暗を分けるかもしれません。不必要にセットを落とさないという事が重要です。

大混戦だからこそ日本にも大いにチャンスはあります。ポーランドこそこの大会までワールドカップ出場権を手に出来ていないのが不思議なほどの強豪ですが、あとのチームは手の届かない相手ではありません。昨年のワールドカップ並みのパフォーマンスが発揮できれば必ずリオ行きへの道は開けてきます。ただ、ワールドカップとリオ五輪出場をかけた最終予選では選手のプレッシャーが段違いでしょう。女子はそんなプレッシャーが最終予選でのパフォーマンスに大いに影響したと思います。特に五輪経験の無い若手選手ですね。

そうなると、女子以上に五輪経験の無い選手だらけの男子はもっと凄いプレッシャーにさらされる事は間違いありません。

リオへのカギは若い選手たちが、いかに自分たちの実力を発揮できるかにかかっているのかもしれません。

最終予選進出の目安は5勝2敗が目安になるはずです。ここをクリアすれば全体順位3位以内は自ずと見えてくるはずです。勝敗数で並んで勝ち点やセット率の勝負になった時のために不必要にセットを落とさないようにすることも重要となりそうですね。

男子バレー世界最終予選の試合日程・放送予定

対戦相手   放送局     試合日程・放送時間

ベネズエラ   TBS系   5/28(土)19:00~

中国      フジテレビ系 5/29(日)19:00~

ポーランド   TBS系   5/31(火)19:00~

イラン     フジテレビ系 6/1(水)19:00~

オーストラリア TBS系   6/2(木)19:00~

カナダ     フジテレビ系 6/4(土)19:00~

フランス    TBS系   6/5(日)19:00~

日本女子バレー代表「火の鳥ニッポン」は、五輪出場をかけた最後のチャンスという重圧をはねのけ、苦戦しながらもリオ出場を決めてくれました。男子バレー代表「龍神ジャパン」もこの勢いに続いてほしいですね。何度も言いますが、これほど夢を見させてくれる男子バレーの代表は本当に久しぶりです。石川祐希、柳田将洋らの若手選手にはプレッシャーに負けずに自分たちのプレーをしてほしいですね。そうすれば必ずいい結果になると信じています。

わたしの周りにもいますが、「バレーボールは女子しか見ない(キリッ)」なーんていってる人ほど見てほしいですね。女子には女子の、男子には男子の面白さがありますよ、バレーボールには。そんな人が周りにいたら見るように勧めてあげましょう。見なきゃ損だって言ってね。

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