【リオ卓球】女子個人戦組合せ 石川佳純、福原愛とも初戦はカットマンか?中国選手とは準決勝まで対戦無し

リオオリンピック卓球競技の女子シングルスは日本から石川佳純選手(全農)と、福原愛選手(ANA)が出場します。

2人とも16シード以内に入っているので、3回戦からの登場となります。

シングルスのトーナメント表と照らし合わせて、二人の対戦相手や試合展望、対戦成績などを見ていきたいと思います。

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世界ランキング6位石川佳純 中国・丁寧との準決勝までに難敵が待ち構える

初戦は謎に包まれた北朝鮮の新鋭・キム・ソンイ

世界ランク6位の石川佳純選手は、第4シードに入ったため、初戦は3回戦となります。

その3回戦で対戦が有力視されるのが、世界ランキング50位の22歳、キム・ソンイ選手(北朝鮮)です。キム選手はシェークハンドのカット守戦型、いわゆるカットマンです。

石川佳純選手とはこれが初対戦となります。今年行われた世界卓球で、日本チームは北朝鮮チームと2度対戦しているのですが、結局この石川対キムの対戦は実現しませんでした。

この時のキム・ソンイ選手はシングルス2試合に登場し、2度とも伊藤美誠選手との対戦となり、1勝1敗の成績でした。特に印象的だったのは2度目の伊藤選手との対戦。4-11、6-11、7-11と、ほとんど伊藤選手に何もさせずにストレートで勝ってしまいました。

石川選手にとっては実に不気味な相手と言えます。北朝鮮の選手は国際大会に出てくることが極端に少なく、そのために世界ランキングは低い選手が多いです。しかし、その実はどの選手もランキング20位以内の力を有しているといわれています。

データもなく、純粋な挑戦者として向かってくるキム・ソンイ選手に対して、石川選手は焦らないことが重要です。焦れば相手のミスを誘うカットマンの思う壺です。手探りで入り、しっかりと回転を見極める事が重要ですね。どれだけ相手の回転の質やクセに早くなれられるかがポイントとなりそうです。

しかし本当に嫌な相手との初戦ですね。

4回戦はトルコの23位、フ・メレクか?前陣速攻型は石川にとってやりやすいはず

3回戦を突破すると、4回戦で順当であれば当たるのが、トルコの世界ランキング23位、フ・メレク選手です。

この選手はシェークハンドの裏ソフト、表ソフトの前陣速攻型です。世界ランキング上位の常連選手であり、実力者です。元は中国出身で現在はトルコに帰化している選手ですね。

この選手は、初戦のキム・ソンイ選手に比べれば戦いやすい相手と言えるかもしれません。国際大会にも出場している選手ですし、データはたくさんあるはずです。それに石川選手は裏表の速攻型には非常に試合慣れしています。アジアでは多いオーソドックスな速攻型選手ですので、石川選手のペースで試合を進められるはずです。

初戦のキム・ソンイ戦を勝ち上がる事が出来たのであれば、ここはきっちり突破してくるでしょう。

11位の田志希か13位のユ・モンユか?どちらにしても互角の戦いに

4回戦を勝ち上がると、いよいよベスト8、準々決勝となります。

ここでの対戦相手が少々読みにくくなります。

候補が世界ランキング11位の韓国・田志希(チョン・ジヒ)か、世界ランキング13位のユー・モンユ(シンガポール)なのですが、どちらが勝ち上がってきてもおかしくない程実力が拮抗している選手同士です。

ちなみに石川選手との対戦成績をご紹介しておきましょう。

対 田 志希  5勝2敗

対 ユ・モンユ 8勝8敗

田志希には大きく勝ち越している石川選手ですが、ユ・モンユとは全くの互角です。

どちらも大柄でパワーのあるドライブ型で、前陣~中陣での攻撃型ですね。田選手には勝ち越しているといっても紙一重での試合も多く、実力的には互角と言ってもいいでしょう。

ハッキリ言ってどちらが出てきても簡単な試合にならない事だけは確かでしょう。しかし当たり前といえば当たり前です。世界のベスト8ですから。とにかく、ここから先は自分の卓球をした方が勝つといった精神面での力の比重が大きくなってきますね。

準決は中国・丁寧と 初勝利とメダルを掴むためにも第1セットに全てを賭けろ

ベスト8の壁を突破すれば、いよいよメダル獲得に王手をかける事となる準決勝へと進出です。

ここではほぼ確実に世界ランキング2位の中国・丁寧(ていねい/ディン・ニン)と対戦する事となるでしょう。

石川選手の対丁寧との対戦成績は0勝10敗。

一度も勝てていないのが現状です。

しかし、プレッシャーは間違いなく丁寧の方が激しいはず。中国の卓球選手は、大きな国際大会で中国選手以外に負けようものなら、信じられない程の大バッシングを受ける事となります。当然協会や監督コーチなどからの信頼も失墜し、選手としてはピリオドを打たなければならない可能性も少なくありません。

そんな状況下で、いかにこれまで一度も負けていないとはいえ、打倒中国の一番手と言われている石川佳純選手とオリンピックの準決勝で当たるとなればその精神状態は尋常ではないものとなるでしょう。

そこを突ければ石川選手にもチャンスが生まれるはずです。

とにかく相手にプレッシャーをかける意味でも、とにかく第1セットが勝負となります。ファーストセットをものにすれば、必ず丁寧といえども乱れるはず。全ては第1セットにかかっているといってもいいでしょう。

決勝は誰になるか?

そこまでは言及しないでおきましょう。理想は石川佳純と福原愛の日本人対決なのでしょうが・・

ここでは準決勝までにしておきます。とにかく世界の最高峰の戦いに出てくる一流選手たちです。簡単な試合など1試合たりともありません。石川選手には、是非ともこのオリンピックという最高の舞台で今までやぶれなかった中国の壁を突破してほしいですね。

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世界ランキング8位福原愛 リ・チャン、ソルヤ、ファンティアンウェイ・・難敵揃いのブロックだが?

初戦からいきなりのカットマン いきなりの正念場だが、何とか粘り勝ちを!

福原愛選手も第6シードに入ったので、3回戦からの登場となります。

3回戦の相手はポーランドのランキング30位、リ・チャンが有力です。

福原選手が苦手としているカットマンといきなりの対戦となる可能性が高いですね。

福原選手の大きな課題と言われているのがカットマン対策。以前に比べればかなり苦手意識は克服されて来ましたが、それでもカットマンに足元をすくわれる試合は結構目にしますね。

カットマンと対戦するのに最も必要なのは、カット打ちの技術ももちろんそうなのですが、粘り強さと回転の見極めです。一撃で決めるのではなく、甘いカットが来るまで執拗にドライブとツッツキを混ぜながら相手を揺さぶって甘い球を待ち続けなければなりません。ドライブもある程度パワーのあるドライブでなければ相手にプレッシャーを与える事が出来ないため、対カットマンとの試合ではパワーの有無も大きなポイントとなります。日本人選手にカットマンを苦手にする選手が多いのは、日本人選手が海外の選手に比べてパワーで劣っているというのも大きな要素です。

加えて、福原選手のような前陣速攻型は基本的にスピーディな展開で最も力を発揮します。相手の強い打球を利用してのカウンターも得点パターンの一つなのですが、スピーディな展開も相手から強い打球が返ってくることもカットマンとの試合では望めません。つまり、カットマンと前陣速攻型の試合では、速攻型の得意な攻撃パターンが封じられてしまうのです。

カットマンを苦手とするというのは、ある意味日本の前陣速攻型の選手にとっては宿命ともいえる課題かもしれません。

とにかく何とかここは粘り勝ってほしいですね。福原選手にとってはいきなりの正念場となる試合なのは間違いないでしょう。

世界卓球で圧倒されたソルヤが有力 精神面でのアドバンテージを生かせ!

3回戦を突破したとしても、この4回戦でも難敵が待ち構えています。

ドイツのエースへと成長した世界ランク15位のソルヤです。世界卓球団体戦では、福原愛を寄せ付けずにストレート勝ちしたので記憶にある方も多いのではないでしょうか。

とにかくヨーロッパの選手らしく、恵まれた体格を生かしたパワードライブでこれでもかと押してくるパワードライバーです。

福原愛との通算対戦成績は2勝2敗の五分。しかし直近の2試合ではソルヤが2連勝しています。

とにかく中陣からドライブでゴリ押ししてくるソルヤに対して、福原愛が前で捌くという展開になるでしょう。試合としては非常に見ごたえのある、卓球の醍醐味を味わえる試合になる事は間違いありません。

先にペースをつかんだ方が有利になる事は間違いありませんが、ソルヤはオリンピック初出場。経験値ではるかに上回る福原愛の方が、精神面でのアドバンテージは大きいと見ます。先手必勝で思い切った攻撃を仕掛ければ、有利に試合を運べると思います。

準々決勝はロンドン銅メダリスト・馮天薇か?戦績は大きく負け越しているが、実力的には差は無い

4回戦を突破すれば、いよいよ準々決勝となります。

ここでの有力な対戦相手候補は、世界ランキング第4位であり、ロンドンオリンピック女子シングルス銅メダリスト、シンガポールの馮天薇(ファン・ティアンウェイ)。

30歳を迎えたファンですが、未だに全く力は衰えていません。今回のリオ五輪でも打倒中国選手の1番手だといわれています。

福原選手との通算対戦成績は福原選手の3勝14敗。福原選手が最後に勝ったのは2013年の3月。以降は5連敗中という、厳しい対戦相手です。

ロンドンオリンピックの団体準決勝では福原選手が3-1で勝利しており、その雪辱を晴らすべく内心期するものがあるでしょう。モチベーションが高く、経験豊富で実力的にも世界トップレベルと、全く隙の無い難敵ですね。

この試合も何とか先手を取りたいですね。意表を突くロングサーブを多用してペースを乱したり、敢えて打たせてカウンターを狙うといった攻撃も有効かもしれません。相手はセーフティに試合に入ってくるはずです。そこをいつものパターンとは違う方法で攻めれば精神的な焦りを誘う事が出来るはずです。

とにかく強いとは言っても、中国選手に比べればはるかに戦いやすい相手である事は間違いありません。そういった開き直りにも似たプラス思考で試合に臨めば福原選手の力は発揮できるはずです。そして力を発揮できれば勝機は見いだせると思いますね。

準決は福原対李暁霞(りぎょうか)。ジャイアントキリングの舞台は整った!

そして準決勝まで勝ち上がる事が出来れば、そこには卓球王国中国のロンドン金メダリスト、李暁霞(りぎょうか/リシャオシア)選手が待ち構えている事でしょう。

李暁霞選手と福原愛選手との対戦成績は福原選手の1勝9敗。福原選手の唯一の勝ち星は2009年にまでさかのぼらなければなりません。以降は8連敗中の高い壁です。

とは言っても、最後の対戦は3年以上前の2013年3月。以降は対戦がありません。当時の李暁霞選手はまさに選手としてピークを迎えていた時期です。そして、現在も世界のトップレベルで活躍している李選手ですが、間違いなく全盛期に比べれば力は落ちていると感じます。

勝率は高いのですが、内容は全盛期のような相手を圧倒する女王の風格はありません。セットを落として苦戦する事も多く、丁寧選手や劉詩雯(りゅうしぶん/リウシウェン)選手に比べると、日本人選手には戦いやすい選手なのは間違いないでしょう。

プレースタイルも、中国選手らしいスピードを生かした速攻タイプ。同じくスピードを身上とする福原選手とはガッチリかみ合うタイプの選手。やりにくさは感じないはずです。

ここまで来れば失うものがないのは福原選手の方。李選手には勝って当たり前という中国人民の世論などによる計り知れないプレッシャーが押し寄せているはずです。

実はシングルスで最も中国選手を倒す可能性を秘めているのは、この福原愛選手だと思っています。そして対戦相手が李選手である事も含めて、この試合ではその条件がそろっているとも言えます。なんとか府ジャイアントキリングを成し遂げてほしいですね。

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