テニスのグランドスラム(全豪・全仏・全英・全米)とは?4大大会の獲得ポイントやスケジュール、サーフェスなどを解説

世界のトッププロテニス選手誰もが狙う最大の栄誉がグランドスラム制覇。

並みいるトッププレイヤーたちが一堂に会して優勝を争う4大大会は、まさにテニスの花形といえるものです。

テニス界最高峰の大会であるグランドスラムについてここでは説明していきたいと思います。

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4大大会(グランドスラム)とは?年間グランドスラム、キャリアグランドスラムについても

まず、簡単にグランドスラムについてご説明しましょう。

グランドスラムとは、別名を4大大会といいます。国際テニス連盟が定めた4大大会の事を通称グランドスラムといい、この4大大会全てを同一年度内(1シーズン)に制することを「年間グランドスラム」といい、選手のトータルキャリア(生涯キャリア)無いに全て優勝することを「キャリアグランドスラム(生涯グランドスラム)」といいます。

年間グランドスラムとは、1年間に行われる4大大会すべてで優勝しなければならないので、難易度としては恐ろしいほど高いものです。これまでシングルスでは過去に5人しか達成していない事からもその難易度の高さは窺い知ることができるでしょう。特に4大大会のサーフェス(コートの形状)が4大大会で異なる仕様になって難易度が跳ね上がって以降の達成者は、1988年の女子シングルスのシュテフィ・グラフ(ドイツ)しかいません。今後は達成者がいつ出てくるのか予測も出来ない程に困難なミッションとなっています。

キャリアグランドスラムは過去18選手が達成しています。こちらは年間グランドスラムに比べると随分ハードルは下がりますが、それでも十分に達成困難なミッションです。

現役選手で達成している(シングルス)のは、男子ではロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の3選手、女子ではセリーナ・ウイリアムズ(アメリカ)とマリア・シャラポワ(ロシア)の2選手、合計5選手のみです。

過去ではアンドレ・アガシ(アメリカ)やクリス・エバート(イギリス)、マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)らの名選手が達成していますが、レジェンド級といえるピート・サンプラス(アメリカ)やビョルン・ボルグ(スウェーデン)、イワン・レンドル(チェコスロバキア)、ジョン・マッケンロー(アメリカ)、ジミー・コナーズ(アメリカ)、ボリス・ベッカー(ドイツ)らでも達成できていない現実からも、その難しさが分かっていただけるのではないでしょうか。

キャリアの間に1つ取るだけでも大変な名誉となるこのグランドスラム(4大大会)。プロテニス選手なら誰しも夢見るタイトルなのも頷けるものですね。

全豪、全米、全仏、全英の各大会のポイントは一律 そのポイント数はカテゴリーでは最大

次にグランドスラムで得られる獲得ポイントについて見てみましょう。

まずは、世界ランキングの算定方法やシステムなどについてはこちらの記事をご参照ください。

テニス世界ランキング決め方の仕組み・システム解説 プロスポーツ界一過酷なATPツアーのポイント増減

4大大会での獲得ポイント数は、全豪オープン、全仏オープン、全英オープン(ウインブルドン)、全米オープンの4大会どれも一律同じ基準で付与される事となります。

以下がグランドスラムで得られる獲得ポイント数です。

大会カテゴリー    優勝   準優勝 ベスト4 ベスト8 ベスト16

グランドスラム   2000 1200  720  360  180

ちなみに、先週行われたATP250シリーズのブリスベン国際で準優勝した錦織圭選手の獲得ポイントが150ポイント。4大大会でベスト16まで勝ち進めば、180ポイントのツアーポイントが手に入ります。250シリーズの準優勝よりもグランドスラムのベスト16入りの方が多くのポイントが手に入るという事となるのです。

優勝すれば、何と2000ポイント。マスターズと言われているATP1000シリーズの優勝ポイントが1000ポイントですから、何と2倍。準優勝であっても、マスターズの優勝ポイントを上回るポイントが獲得できるのです。どれだけ世界ランキングの維持・向上に重要な大会か、これでお分かりいただけるのではないでしょうか。

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4大大会のサーフェスに合わせて行われるワールドツアーのスケジュール

次に4大大会の開催時期とサーフェス、開催国名について一覧表にしてみました。

大会名  開催時期  サーフェス  開催国

全 豪   1月   ハード    オーストラリア
全 仏   5月   クレー    フランス
全 英   7月   グラス(芝) イギリス
全 米   8月   ハード    アメリカ

ATPワールドツアーは、基本的にこの4大大会を中心としてスケジュールが組まれているといっても過言ではありません。

例えば、毎年1月にはシーズン最初のグランドスラムとなる全豪オープンが行われますが、ハードコートで行われる全豪に合わせてシーズン序盤はATPの各大会もハードコート中心の大会が組まれています。

そして5月の全仏オープン(ローランギャロス)が近づいてくる4月に入ると、ATPツアーはクレーコートシーズンと呼ばれる時期に入り、大会の多くが全仏と同じクレーコートで行われるようになります。

5月末からの全仏でクレーコートシーズンを終えると、今度は6月末から7月初旬に開幕するグラスコートの全英オープン(ウインブルドン)に向けてグラスコートシーズンへと突入。全英が終われば、最後のグランドスラムとなる8月末開幕の全米オープンに向けて再びハードコートを中心とした大会が続く・・という1年の流れとなっています。

グランドスラムで使用されるサーフェスごとに、前哨戦となるマスターズや500シリーズ、250シリーズ等の大会も合わせて行われているという事なのです。

錦織圭、土居美咲、大坂なおみらにかかる日本人初の4大大会優勝の期待

未だに日本人が誰一人として成し遂げた事のない未知の領域、グランドスラム優勝。

その大偉業に最も近づいたのは、2014年の全米オープンでの錦織圭選手でした。ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、スタン・ワウリンカ(スイス)、ノバク・ジョコビッチなどの格上選手を次々と打ち破り、決勝へと進出。決勝戦では惜しくもマリン・チリッチ(クロアチア)に敗れたものの、見事な成績を収めました。

女子シングルスでは1994年の全豪、1995年の全仏、1996年の全英の3大会でベスト4に進出した伊達公子選手と1973年の全豪でベスト4に進出した沢松和子選手が日本女子選手最高の成績ですが、日本人最高位につける土居美咲選手や、ジャイアントキリングを連発している19歳の新鋭・大坂なおみ選手などには大きな期待がかかっています。

錦織圭選手はすでにグランドスラムをいつとってもおかしくない程のトップ選手となりました。今グランドスラムで優勝したとしても世界の誰も驚きはしないでしょう。

さらに、土居美咲選手は安定した戦いを繰り広げていますし、大坂なおみ選手は将来のトップ5入りは間違いなしとまでいわれている才能の持ち主です。

日本人には夢のまた夢であったグランドスラムですが、そんな時代は過ぎ去っているのは間違いないでしょう。もはや日本人初のグランドスラム優勝は現実として考えられる可能性が高まっているのです。

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