マンU低迷の原因はファン・ハール?スコールズの大胆批判に見るユナイテッドの問題点を独断と偏見でw

スコールズ氏がファン・ハール戦術を手厳しく批判 「創造性がない」「私がプレーしても楽しめない」

 

むうぅ、ユナイテッドのレジェンドが現監督のルイス・ファン・ハールを痛烈に批判してますね。

現時点でのイングランド・プレミアリーグにおけるマンチェスター・ユナイテッドの成績はというと、11試合消化して6勝2敗3分で首位マンチェスター・シティに勝ち点4差の4位というものです。

首位のシティや勝点同数で得失点差による2位につけているアーセナルにしても抜け出す程の勢いは無さそうな現時点においてそうそう難癖をつけるほどの成績でもない・・・

ように思えますね、字面だけ見ると。

 

しかし自分は、「スコールズの御高説ごもっとも」って意見です。

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ルイス・ファン・ハールという男

 

この監督、とかく賛否両論が激しく分かれる監督としても有名なのでありますが(いや、実際は賛成2否定8くらいかもしんない笑)、実態としてはどうなんでしょうか。

ファン・ハールを語るうえで欠かせないのが、彼がこれまで指揮を執ったチームの主力選手による苛烈とも言える批判ですね。

自分が知っているだけでも、バイエルン時代のフランク・リベリー、ミロスラフ・クローゼ、ルカ・トーニ、バルセロナ時代のリバウド、フリスト・ストイチコフ、フアン・ロマン・リケルメ、ジェラール・ピケ、現在のユナイテッドにおいても、アンヘル・ディマリア、ラダメル・ファルカオ、ハビエル・エルナンデス(チチャリート)、ラファエウやロビン・ファン・ベルシーなどなど錚々たる面子からの苦言や罵倒、恨みつらみの数々。

特にリベリーやトーニ、ストイチコフなどはもうボロクソですわw(あ、あと選手じゃないけどサッカー界のレジェンド、ヨハン・クライフとディエゴ・マラドーナも笑)

彼とトラブルがあった選手との軋轢の歴史や発言などを取り上げていたら、このページの文字数がとんでもないことになってしまうので、また別に記事でも書きます、気が向けばw

 

サッカー界で名将と呼ばれる監督には大まかに2つのタイプがいると言われています。

モチベータータイプと戦術家タイプです。

 

モチベータータイプとは、選手のモチベーションを保つのに秀でた監督の事です。

選手とのコミュニケーションを密にとり、選手の士気を高めたり、あまり出番のない選手や控え選手にも細かな気配りを欠かさずに来るべき出番に備えてモチベーションを維持させる事に長けた監督の事を言います。

過密日程になりやすく、選手起用もターンオーバー制を採用しているヨーロッパのメガクラブなどでは特に必要な能力といえるでしょう。

年間の招集日数が限られており、あまり戦術練習に時間を割くことが出来ない代表監督などにもこのタイプの監督が多いと思いますね。

 

一方、戦術家タイプとは、その名の通りチーム戦術に重きを置く監督です。

戦術を決めてその戦術に選手を当てはめるタイプもいれば、使える選手に最も適した戦術を採用するタイプもいますが、どちらにせよ戦術ありきで選手にはあまり自由を与えすぎず、役割を細かく指示する監督が多いですね(一人のスーパープレイヤーに完全なる自由や守備免除特権を与えて、その選手中心のチームを作るという戦術的例外もありますが)。

 

ファン・ハールの場合はどちらかというと、皆さんこの流れだともうお分かりかと思いますが(笑)もちろん後者です。

彼の場合、まずはそのチームの戦術としてシステムを決め(いわゆる4-3-3とか4-2-3-1とかいうやつですね)、そこに選手を当てはめ、そのポジションの選手に明確な役割を与えます。

そのシステムや役割、チームとしての決まり事を理解できない選手や実行できない選手、守れない選手はお役御免となり、非常なる仕打ちが待ち構えています。

そのため、ファン・ハールによってチームから弾き出された選手たちの彼に対する批判は非常に苛烈を極めているとも言えるのでしょう。

 

さらに、彼の特色としては同国人であるオランダの選手を好んで獲得し、使用するというのも大きな特徴といえますね。

バルセロナの監督時代にはクライファートやオーフェルマルス、フランクとロナルドのデブール兄弟、コクーなどオランダの選手を次々と獲得し、一時はスタメンの約半数がオランダ人というような時期もあり、バルセロナのサポーターやメディアに散々叩かれたこともあります。

バイエルン・ミュンヘンや現在のマンチェスター・ユナイテッドでも自ら希望して獲得したオランダ人選手をスタメンで重用していますね。

 

えと、良いことも書かなきゃフェアじゃないですよね(爆汗)

彼の優れた面としては、自分のお眼鏡にかなった選手は実績が無かろうが積極的に試合で使って一流選手へと育てていくという、人材を見抜く眼力と育成の凄さです。

実際、無名の存在でありながら彼に見出されて脚光を浴びた選手はデブール兄弟、クライファート、セードルフ、オーフェルマルス、ダービッツ、シャビ、イニエスタ、ミュラー、プジョル、ライツィハー、バドシュトゥバーなどなど枚挙に暇がありません。

 

自分のサッカー哲学を実践できる選手にはとことん目をかけて育て上げ重用する一方、そうでない選手には冷酷非情ともいえる待遇も辞さないというところが彼に対する賛否両論が別れる最大の所以と言えるでしょう。

得点を取る事の出来ないポゼッションサッカー

 

ユナイテッドの、いやイングランドサッカーのレジェンドでもあるポール・スコールズの記事におけるファン・ハールに対する批判を要約してみると、

「創造性とリスクを冒す勇気が欠けている。今のユナイテッドはタイトな組織力を持っており、相手チームとしてはやりにくいが、監督は選手たちが相手を抜くことを望んではいないように感じる。多分、私がプレーしても楽しむ事の出来ないチームだと思う。ルーニーは動き出しを理解してくれる選手がおらず孤立しているし、彼がゴールできないのは彼自身の問題ではない。過去の名選手であるファン・ニステルローイやアンディ・コール、ドワイト・ヨークやシェリンガムが今のユナイテッドにいても同じ問題に直面するだろう」

まあ簡単に言うと、得点力不足は選手個人ではなくファン・ハールのせいって事ですな(笑)

ファン・ハールという監督はポゼッション志向の高い監督として知られており、スタッツなどにおいても前任者であるモイーズ(笑)の頃よりユナイテッドのボール支配率は高くなっています。

そういう点においては彼の特性が浸透しているのでしょうが、彼はポゼッションにこだわる一方でカウンターに対してのリスクも恐ろしいほど嫌っています。

不用意にボールを奪われてからのカウンターでの失点を嫌うあまり攻撃に人数を割くことを良しとしませんし、相手陣内深くへの鋭く早い縦パス等もパスカットのリスクを高めるためにあまり好まない傾向があります。

スコールズのようにセンターハーフのポジションからガンガン縦やサイドに効果的なパスを繰り出してゲームメークしていた選手からすると、今のユナイテッドのサッカーは歯がゆくて仕方がないってのも頷けますね。

サイドの選手は基本的にサイドに開いての攻撃とそのエリアの守備、センターの選手はセンター、トップは前線に張って相手ボールの時には守備しなはれ・・・って感じで各ポジションの選手が流動的に動いて相手を崩す場面にはあまりお目にかかれません。

結果、前線の選手は個人の能力で得点を奪う事を求められます。

ルーニーのように得点力ももちろんありますが、周りとの連携でスペースを作ったりそこに飛び込んだり、決定的なラストパスを出したりするような万能型FWにとっては非常に相性の悪い監督といえなくもないかもしれません。

 

自分が思うに、ファン・ハールが志向する現在のユナイテッドのポゼッションサッカーの最大の問題点は、ポゼッションが得点を奪うためのポゼッションではなく、相手にボールを奪われないためのポゼッションになってしまっているところにあるような気がします(もちろん、ポゼッションにはそういった守備的側面もありますが)。

そして、そんな今のユナイテッドのサッカーは、かつての力でねじ伏せていた黄金時代を知るOBやファンから見れば、「なにやってんだ」って感じなのではないでしょうか。

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相対的に浮き上がるサー・アレックス・ファーガソンの凄さかな

 

現在のファン・ハールユナイテッドがレジェンドやサポーターからこれだけ叩かれるのにはもうひとつ、大変大きな要因があると思っています。

それは、ファン・ハールが就任して以降の巨大な戦力補強です。

ファン・ハールは自身の就任以降、ディ・マリアやロホ、エレーラ、ブリント、ルーク・ショー、ファルカオ、デパイ、マルシアル、シュナイデルランなど、自らが望んで多くのトップ選手を獲得してきました。

前監督であったモイーズの時の補強費が約6700万ポンド(約121億円)だったのに対して、ファン・ハールはすでに約2億5000万ポンド(約450億円)という数字からもそれは明らかです。

それだけの補強をしながら、1年目はギリギリチャンピオンズリーグ出場に届いた4位であり、2年目の現在もリーグ戦4位、チャンピオンズリーグは比較的組み合わせに恵まれたといわれている予選B組において1勝1敗1分の3位という体たらくでは批判されても致し方ないと言わざるを得ません。

しかし、彼はいくら選手を補強をしても

「まだ我々には補強が足りていない」

と言い、成績の事を問われると

「チームを立て直すには時間が3年必要なんだ」

と、自己弁護とも取れる発言を繰り返しています。

これだけお金を使って自分の意を汲んだ補強をしてもらいながら2年目にもなってのこの成績で、しかも言い訳じみた発言ではよっぽど人間が出来ている人でもイライラするのではないでしょうか。

しかも、自分が望んで獲得したディマリアやファルカオなんて1年で放出、ロホやデパイなんかも来年はいるかどうか分からないくらい干されてる状況を見ると、金の無駄使いと言われてもしょうがないかと。

 

そう考えると、前々任者のアレックス・ファーガソンは凄かったとしか言いようがないですね。

そんなに目立つような補強もせずに常にユナイテッドを優勝争い出来るチームに育て上げていたんですから。

彼は各ポジションの柱となれる選手にはお金を掛けましたが、それ以外は基本的に見どころのある若手を安いうちに手に入れて育てるという手法に長けていました。

さらに、モチベーターとして特に優れた監督であり、ターンオーバーも選手から不平不満が出ないように上手く回したり、控え選手も出ればきっちり仕事を果たすなど、今にして思えばやはり名将と呼ぶにふさわしい監督であったと、モイーズとファン・ハールの後だけに一層強く思うものです(遠い目)。

 

どちらにせよ、リーグ戦やCLでこのままの低空飛行(内容的にも)が続くとなれば、ファンやメディアからの更に厳しいバッシングにさらされるのは避けられないと思われます。

3年契約だからと予防線を張っていますが、解任という荒療治も充分あり得るかと思っています。

香川真司の幸運とあの男の言葉w

 

2シーズン前まで在籍していた香川真司はこのチームを出てホントに良かったとつくづく感じます。

恐らく、今のこのチームに香川がいても今のドルトムントでのように輝くことは出来なかったでしょう。

それは、スコールズが言うようにファン・ハールのサッカーには創造力が著しく欠けているからです。

今のドルトムントは、香川と共にギュンドアンやヴァイグル、ロイスにムヒタリアン、オバメヤンと創造力溢れるタレントが縦横無尽に走り回る魅力的な攻撃サッカーであり、同じく攻撃的サッカーを自称するファン・ハールのサッカーとは比べるのも失礼なほどです。

いや、ホントに放出してくれたファン・ハールには日本人としてお礼が言いたいですな。

 

とまあ、色々書いてきまして長文を最後まで読んでくれた方にはもうニュアンスとしてビンビンに伝わってるかと思いますが・・・

 

ええ、わたくし、ファン・ハールが大っ嫌いですよwww

 

そりゃ、もうバルセロナの1期目からムカついている筋金入りのアンチアゴ無しですもの。

それでは最後にあのサッカー界のレジェンドがファン・ハールを評した言葉を紹介して締めますね。

 

ファン・ハールは良い男じゃない。悪魔に近い人間だ

 

byディエゴ・マラドーナwww

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